ことのは工房第2章>(4)


(4)妊娠中に読んだ本

妊娠中、体調が悪い時はあったが、そうはいっても時間はある。で、自然と読書へと心が傾く。せっかくだからいろんな本を読みたい。過去に読んでいない日本や世界の名作も読みたい、新しい分野の本も‥などと思っていた。がしかし。足が向くのは、本屋でも図書館でも妊娠・出産コーナーや育児コーナー。悲しいくらい、そこしか興味が行かないのである。

まあ、なんと言われようと、アンテナがそこにしか向かないから仕方ない。そんなわけで、妊婦御用達ともいえる雑誌「たまごクラブ」(ベネッセ)も買ったし、オーソドックスな妊娠・出産の解説本も読んだ。それにワーキングマザーになるための本、有名人の体験本。その中から、私の心に残った本をいくつか挙げてみたい(価格などは当時のものもあるので、参考程度に‥)。

■「はじめての妊娠と出産」池下育子監修/ナツメ社 1200円
「ふたりで一緒に読んでください」と表紙にあるのと、わかりやすそうなのが気に入って、何度も読んだ。実際には、夫は一度も読まなかったが(多分)、それでもわかりやすくて良かった。

■「ワーキングマザー宣言!働く女性の出産・育児」 前田己治子&スタッフWW著/双葉社 1500円
仕事はずっと続けていく‥というのはずっと前から決めていたので、この本を買ったのは、実は出産より3年前。ネットも知らなかった私にとって、元気の出る本だった。

■「働く女性のマタニティブック」たけながかずこ著/大和書房 1240円
赤ちゃんと仕事、どちらも素敵!と副題にあるとおり、どちらも大切にしたい、というベテラン母さん&仕事を続けてきたひとの言葉は、とても気持ちに入りやすい。

■「笑う出産」まついなつき著/情報センター出版局 1020円
数ある出産体験記モノで、一番最初に買った本。私はイラストレーターとは違うが、まあ似たような仕事ではあるので、親近感も覚えつつ、気持ちがふっと楽になれた。この後、筆者は子どもが小学生になる今も本を出しているが、どれもちょうど自分のところとリンクしていて面白い。

■「赤ちゃんが来た」 石坂 啓著/朝日文庫 462円
絵(マンガ)がうまい‥と思っていたら、かつては手塚治虫のアシスタントをしていたとか。道理で。朝日新聞に掲載されていた頃、少し読んでいたが、いざ自分が妊娠して、やっぱり買ってしまった。イラスト入りでわかりやすいし、猫がいるけど、子どもも欲しい‥と悩んでいる人にもおすすめ。

■「フーミンのお母さんを楽しむ本」柴門ふみ著/PHP研究所 530円
恋愛の神様ともいわれるひとが、実はこんなに早く子どもを生んで育てていたなんて!でも、やっぱり仕事を休んだり、逆に仕事のためには子どもはジャマと言いきってしまうあたり(でも、子育てを楽しんでいる)、すごいなーと思いつつ、ホッとできる一冊。


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