ことのは工房線路脇の暮らし>いえの外(1)


(1) 笹(?)との闘い

外構がようやくできた頃。2002年5月。家の外にはマンションから持ってきた植木鉢が少しと、玄関脇に外構屋さんがサービスで植えてくれた花(ベゴニアにバコパなど)があるだけ。あとは花も木もなく、家の周囲は茶色い真砂土で、いかにも新築!という状態だった。しかし、そこは自然のなせるワザ、きれいにならしてある土の合間から、次第に雑草が伸びてくる、という頃のことである。

工事をしてくれた外構屋さんが、最後の頃「これは、早い目にしっかり根っこから取って置いた方がいいよ〜」とアドバイスしてくれたものがあった。見ると家の北側、線路との境界フェンス沿いに、笹らしきモノがちらほらと顔を出している。
「これは繁殖力が強くてねぇ、お正月の寄せ植えなんかに入っているのを、何の気ナシにちょいと庭に植え替えたりして、あとで大変なことになることも多いんだよ〜」とのことだった。

外構屋さんの言葉通り、工事が終わり、緑萌える季節になると、見る間に笹はぐんぐんと成長。これはマズイ、と、夫が笹との闘い(?)に乗り出した。まず、ホームセンターでスコップを購入。マンション暮らしには、小さなスコップしか必要なかったが、これは大きなヤツである(スコップに足をかけてぐっと掘り起こしたりするヤツ)。実際、笹の地下茎、というのか根っこはすばらしく強固で、かつ深くにしっかり根を張っている。横に横にとつながっていて、なかなか切れることがない。北側のフェンス沿い、特に西半分は、休みの度に夫が掘り起こし、ほとんど掘り返してしまう羽目になった。

夫はもちろんぐったり。でも、心なしか楽しそうである。何しろガーデニングなんて全く無縁な生活だったのだ。でも、笹と闘いながら、その後タバコをくわえつつ、家の回りをぐるりと回る、というのは、実は夫の楽しみになったかもしれない。ともかく、なんとか笹は退治した。その頃には、また他の雑草が出てきているのだが、まあ普通の雑草ならよしとしよう。

ちなみに、これを書くに当たって、あれって笹だった?竹だっけ?と悩み、ちょっと調べてみた。それによると、一般的に背が高いものは竹、低いものは笹。あるいは筍の皮がはがれ落ちるのが竹、ずっとはがれないのが笹、という区別もあるらしい。しかし背の低い竹・高い笹あり、皮のはがれない竹や、すぐ皮の剥がれ落ちる笹もあり‥‥結局よくわからずじまい。諸説入り乱れている、というところか。


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