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2007年10月21日
松本善明さんの著書、「ちひろ」出版記念会
すでに何冊か出版していますが、いわば、ちひろさんの集大成ともいうべきものではないでしょうか。私から見ると松本善明さんの「ちひろ」研究ともいえると本です。
私は、下記に記したメッセージを事前に送りましたが、メッセージ集に載せていただきました。 《《メッセージ》》 松本善明さんの著書、「ちひろ」出版記念会おめでとうございます。 わたしにとってのいわさきちひろさんは、やわらかな線でかかれた水彩画では知っていましたが、直接、印象に残っているのは善明さんの国政演説会の会場から聴衆があふれている廊下で隣に居合わせたときのことでした。 当時、わたしは日本共産党の専従になって間もないときで、赤旗渋谷分局で仕事をしながら選挙などで渋谷地区委員会の仕事を手伝う程度でしたから、あまり話を交わすときはなかったのです。ちひろさんは、そんな私に演説会が成功したことが良かったということで声をかけてくださったのです。以来、たちまち、ちひろファンになったのです。 「ちひろ」を読み出して驚いたのは、松本善明さんが、奥さんであるちひろさんを実に客観的に観察し、その深い思想まで分析していることでした。いわば、松本善明さんの「ちひろ」研究ともいえる著書ではないか、そこにご夫婦としての思い、日本共産党の代表的な政治家である善明さんの思慮深い分析が重なって読む者に感動と納得を与えてくれます。 党とともに歩んできたちひろさんに、「あなたは共産党員なのにどうしてこんな美しい絵が描けるのですか」という質問が多く寄せられたそうですが、「共産党員だから描けるのです」と答えたそうです。わたしは、この中に秘められたちひろさんの強い信念を、十分には理解していませんでした。 「ちひろ」の本の中で、「鉄の棒を真綿でくるんだような人」(妹)という表現に触れて、絵の中にあるものが、強い愛や平和への信念、女性差別や不正への断固とした姿勢が理解できました。 女性の意思を考慮しない最初の結婚感や空襲など多くの国民を犠牲にする戦争を直視した経験、先輩芸術家との学習会などから多くのことを学び、たけくらべの樋口一葉の生き方やイーハトープの世界を描く宮沢賢治の思想に傾倒するなどを経て自ら日本共産党に入党したこと。そして、日本共産党のポスターを描くために日本共産党の宣伝芸術学校で学び、芸術家として生きていく人生を選んだからこそ善明さんと出会って共に歩んできたのだと思います。だからこそ、ちひろさんが最期に「革命家の妻ですもの」という言葉を残すことができたのだと感動をもって読みました。 善明さんが政治活動とこうした著書を通じて、人間としての生き方に多くの示唆を与えてくれます。今後とも、一層のご活躍に期待しております。 2007年10月 日本共産党都議会議員 植木こうじ |
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