2012年社会人野手候補

神奈川

氏名 身長・体重 コメント 将来性
田畑 秀也
(桐蔭学園−
新日本石油ENEOS)
178・70
右・左
二塁手
1年目
昨年の夏に大ブレイクした天才的プレーヤー。昨年の県大会では打率.621をマークし、大会記録あと1本に迫る4本塁打を打ちました。私はこの選手を高く評価しており、いずれは日本を代表する大型セカンドになるのではないかと思ってみておりました。そしてスポニチ大会から彼はものの違いを見せ付けます。
JR東日本東北戦、ENEOSは8回の裏まで1−2で負けていました。ワンアウト二塁となったところで代打として登場。まさかこの場面で登場するとは思いませんでした。彼は1球目からフルスイング。ファールとなってワンストライク。2ストライク目から低めに入った変化球を一閃。打球はバックスクリーン横に運んでいきました。ここまで高卒1年目の選手をみていきましたが、確かバックスクリーンに運んだパワーと技術は凄いですが、高校時代の打撃をそのまま実践していることが素晴らしいですね。甲子園で大ブレークした河合が木製バットの対応に苦しんでいるのをみてきただけに、この順応力の高さには驚きました。
先ほども述べたように技術的な部分は全く変わっていません。オープンスタンスで構えて、グリップの位置を高めにセットしている選手。投手の足を降ろしたところから始動を仕掛けていき、足を回しこんで上げていきます。この選手のスイング軌道はいわゆるアッパー気味で、すくい上げる選手です。ですが、遠回りしている印象はなく、仕掛け次第は速いので、付いて行くことができているのです。イチローを尊敬しているようですが、打ち方は非常に似ていますね。以前は頭が動く癖があったのですが、この動画をみると、それほど動いていないと思います。
とにかくデビューとなるこの打席でバックスクリーンに運んだのをみると、何かを持っている選手だと思います。実力云々よりも強運を持った選手ですね。そして彼は続く明治安田生命戦でもコールドを決める3ランを放ち、凄いとしかいいようがありません。
守備も無難にこなしており、ショート樋口とのゲッツーのコンビネーションは中々なものでした。守備はすぐに社会人で通用すると思います。
彼はプロに入るためではなく、即戦力として働くために社会人の道を進んだのですから、一気にレギュラーを獲得して、ENEOS不動のトップバッターになってほしいですね。フルスイングできるところは素晴らしいですが、トップバッターになると雑な打撃はNG。横浜出身の白井はそういう傾向があっただけに、彼は大事なところではチーム打撃に徹するところを見せて欲しいです。
観戦記でも述べましたが、彼のド派手なデビュー戦を生で見られたことを幸運に思います。これからも我々の度肝を抜く活躍を期待したいですね。
(10年4月 プライセスさん情報)