― 檀信徒から僧侶まで ―



念珠の種類は、経典によって異なりますが、『金剛頂瑜伽念珠経(こんごうちょうゆがねんじゅきょう) 』は
上品(じょうぼん)千八十珠(顆(か)とも言います)、最勝百八珠、中品(ちゅうぼん) 五十四珠、下品(げぼん)
二十七珠の四種類、『数珠功徳経』は百八珠(顆)を以て満数とし、五十四珠、二十七珠、十四珠の四種類の
念珠をあげています。その他、経典によっては、四十二珠、三十六珠、二十一珠、十八珠の念珠を説くものが
あります。したがって、大体、九種類の念珠があると考えてよいでしょう。
真言宗では、百八珠(しゅ)の念珠を本連(ほんれん)、五十四珠を半連(はんれん)、二十七珠を四半連(しはんれん)
と呼んでいます。百八を三分した三十六珠の念珠は浄土宗で、十八珠は禅宗でそれぞれ携帯用として使われて
います。念珠の数は、仏教の深い意味を表わしています。百八珠は、百八煩悩(ぼんのう) あるいはそれらを
滅除(めつじょ)する百八智や金剛界百八尊を、五十四珠は仏道修行の菩薩(ぼさつ)の五十四位を、四十二珠は
同じく菩薩の四十二位を、二十七珠は二十七賢聖(げんじょう)、二十一珠は本有(ほんぬ)(本来のままのあり方)
と修生(しゅしょう)(修行で得られるあり方)の十地(じゅうじ)(菩薩の修行の最後の十の段階)に仏果(ぶっか)
(仏のあり方)を加えた表示であり、十八珠は十八界の表示とされています。



<男持ち 略式片手念珠> <女持ち 念珠> <菩提珠・木珠と貴石(道具)の組み合わせ例>
*各宗派によって、念珠の形は違うので 一般壇信徒は写真のような略式念珠が
 どの宗派でも使えるので便利と言えます。



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