最初に、念珠(ねんじゅ)は念誦(ねんじゅ)に通じると言いました。真言宗徒が念珠を手にし、一心に仏に帰依し 名号(みょうごう)や真言をお唱えするとき、その行為は身(み)と口(くち)と意(こころ)の三密行(さんみつぎょう) にほかなりません。それは、百八煩悩を滅除(めつじょ)する百八尊の智恵をさとる行為であることを忘れるべき ではありません。念珠の一珠、一珠には金剛界百八尊いわば法身(ほっしん)大日如来の加持力(かじりき)が 込められているからです。弘法大師もまた仏を念誦する三密行を通して、わたしたちにそのような念珠の加持力 と仏の智恵を明かしておられます。 |