アラン・ホールズワース(Allan Holdsworth)

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ジャズCDの個人ページ」by K. Kudo

 

ロック関係の好きな友人がおりまして、その昔アラン・ホールズワースを聴かされてそのときは「ふーん。」だったのですが、90年代に入ってからまた聴くようになりました。ロックファンでアラン・ホールズワース・ファンは多いそうですが、さて、ジャズ・フュージョンの方からファンになると、どうなるのでしょうか。ジャンル分けはあまりしたくないのですが、いちおうロック寄りかフュージョン(ジャズ)寄りかは、書いておきます。

(注)ジャズ・フュージョン寄りの視点からアルバムを取り上げているので、ロック・プログレ方面のアルバムがリストに出ていない可能性があります。

最終更新日:2007/03/07

リーダー・アルバム

Velvet Darkness/Allan Holdsworth(G)(CTI) - Recorded May and June 1976. Alan Pasqua(P), Alphonse Johnson(B), Narada(Ds) - 1. Good Clean Filth 2. Floppy Hat 3. Wish 4. Kinder 5. Velvet Darkness 6. Karzie Key 7. Last May 8. Gattox

最初のアルバムは何とCTIからでした。本人は非常に不満足だったそうですが、ここではアルフォンソ・ジョンソンのフレットレス・ベースがバカテクですごいです。ギンギンのロックの場面もありますが、ハード・フュージョンとして、トライバル・テックに負けてはいません。

Touching On/Allan Holdsworth(G) Session(Jimco) - Recorded May 19, Sepermber, 1977. Jeff Young(P), Ron Mathewson(B), John Stevens(Ds) - 1. Touching On 2. Home 3. Finally 4. Ah!

4曲目にはアラン・ホールズワースは参加していません。このアルバムはジャズです。1曲目と3曲目はけっこうフレーズの自由度が高いようで、ギターの理論と調性をを超越した 速弾きフレーズが妙にジャズとマッチしています。フリー・インプロヴィゼーションまでもう少し、という感じです。

Conversation Piece/Allan Holdsworth(G) Session(Jimco) - Recorded November 15, 1977. Gordon Beck(P), Jeff Clyne(B), John Stevens(Ds) - 1. Conversation Piece Part 1   2. Conversation Piece Part 2   3. Fill 4. Home

3、4曲目にはアラン・ホールズワースは参加していません。ジャズ、というよりはほぼフリー・インプロヴィゼーション、といっていいかもしれません。ECMだとありそうです。速いフレーズの応酬はスリルがあります。ゴードン・ベックは、ジャズ・ピアニストです。(けっこう有名)

The Things You See/Allan Holdsworth(G) & Gordon Beck(P)(Jimco) - Recorded 1979-1980. Jean Francois Jenny Clark(B), Aldo Romano(Ds) - 1. Golden Lakes 2. Stop Fiddlin 3. The Things You See 4. Diminished Responsability 5. She's Lookin I'm Cookin 6. At The Edge 7. Up Country 8. The Gathering 9. Halfway House 10. Sunbird 11. Second Summer

ここでは、1−7曲目がピアノとのデュオで、速弾きもスローな曲もけっこう渋いです。ジャズ度ややあり。8−11曲目は「サンバード」というアルバムからのカップリングでクァルテットの演奏です。欧州ではすごいメンバーですね。こちらは完全にジャズです。一度聴いてみてもいいかも。

i.o.u./Allan Holdsworth(G)(Alfa International) - Released 1982. Paul Williams(Vo), Paul Carmichael(B), Gary Husband(Ds) - 1. The Things You See (When You Haven't Got Your Gun) 2. Where Is One 3. Checking Out 4. Letters Of Marque 5. Out From Under 6. Temporary Fault 7. Shallow Sea 8. White Line

これは、ジャズやフュージョンの要素はないロックのアルバム(ロック・ヴォーカルの曲もついています)なわけですが、ギターに思いっきり弾いてもらわなければ、ということならばこのアルバムは満足です。うねうねした速いフレーズ満載で、これでもか、と攻めてきます。

Road Games/Allan Holdsworth(G)(Gnarly Geezer)(輸入盤) - Released 1983. Jeff Berlin(B), Chad Wackerman(Ds), Jack Bruce(Vo), Joe Turano(Vo), Paul Korda(Vo), Paul Williams(Vo) - 1. Three Sheets To The Wind 2. Road Games 3. Water On The Brain - PT. 2   4. Tokyo Dream 5. Was There? 6. Material Real

(02/05/03)わずか24分台のアルバム。印象に残る曲が多いです。ジャンルとしてはロックですが、ジェフ・バーリン(B)を加えたトリオなので、けっこう興味深いサウンド。当然の事ながら、最初から最後までギターは全開。1曲目は浮遊感のある、メロディアスな展開。2曲目のタイトル曲はノリが良く、ヴォーカルも入っていてギターの露出度も高いです。ラストのベースのメロディが彩りを添えます。3人が盛りあがっていて、長めのベースソロを含めてテーマもカッコ良い3曲目、どう聴いてもテーマのギターが「モケケ、ソケケ、カケケ」と聞えてしまう(でも好きな曲ですが)4曲目、ジャック・ブルースのヴォーカルが入った変幻自在に攻めまくる5曲目、こちらもヴォーカル入りで、やはり浮遊感のあるメロディで盛り上がる6曲目。

Metal Fatigue/Allan Holdsworth(G)(Alfa International) - Released 1985. Jimmy Johnson(B), Chad Wackerman(Ds), Paul Williams(Vo), Alan Pasqua(Key), Gary Willis(B), Gary Husband(Ds), Mac Hine(Ds), Paul Korda(Vo) - 1. Metal Fatigue 2. Home 3. Devil Take The Hindmost 4. Panic Station 5. The Un-Merry-Go-Round 5. In The Mystery

ゲイリー・ウイリスを調べていったら、なんとアラン・ホールズワースと接点がありました。やっぱりこれはロックという事になるのでしょうか。ジャズではないので、そういう立場から変な期待をして買うと後悔をする事になります。もちろんギター・フリークにはおすすめです。

i.o.u. Live/Allan Holdsworth(G)(Pangea Music) - Recorded 1985. Chad Wackerman(Ds), Jimmy Johnson(B), Paul Williams(Vo) - 1. Road Games 2. White Line 3. Panic Station 4. Letters Of Marque 5. Material Real 6. Metal Fatigue 7. Where Is One 8. The Things You See 9. Was There (Something)

現在聴くことのできる数少ない日本でのライヴ。「i.o.u.」と’83年の「ロード・ゲームス」からの曲が多いようで、これも完全にロック・アルバムです。ここでも、全体のパワーはものすごいものがあります。誰にも真似できないようなギターの指使いを一度見てみたい気がするのですが...。

Atavachron/Allan Holdsworth(G, Synthaxe)(Alfa International) - Released 1986. Jimmy Johnson(B), Gary Husband(Ds), Billy Childs(Key), Chad Wackerman(Ds), Tony Williams(Ds), Rowanne Mark(Vo) - 1. Non Brewed Condiment 2. Funnels 3. The Dominant Plague 4. Atavachron 5. Looking Glass 6. Mr. Berwell 7. All Our Yesterdays

これもロック・アルバム、ですが、5曲目でトニー・ウィリアムスが参加していて、再開セッションをしています。やっぱり叩き方が違う。変拍子なのに、すごい。でも、ロック。ただ、この頃から使いはじめた、シンタックスというギター・シンセサイザーはあまり好みではありません。

Sand/Allan Holdsworth(G, Synthaxe)(Cream)(輸入盤) - Released 1987. Jimmy Johnson(B), Gary Husband(Ds), Alan Pasqua(Key), Chad Wackerman(Ds, Per), John England(Computer), Biff Vincent(B) - 1. Sand 2. Distance Vs. Desire 2. Pud Wud 4. Clown 5. The 4.15 Bradford Executive 6. Mac Man

(99/09/02)シンタックス(ギターシンセ)が全開のロックアルバム。 アラン・パスクァのソロ以外はキーボードを使用していないとの記述が。1曲目などやはりギター・トリオには聞こえず、キーボードかと思うくらい。2曲目はソロでシンタックスの多重録音(と思われる)の曲。ゆったりたゆたうサウンド。3曲目はジミー・ジョンソンのベースソロもあって、それなりには良い。やはりいつものウネウネしたギターソロも聴ける変化に富んだロックの曲。4ビートの部分もちょっとあり。シンタックスだけれどもソロのフレーズにはスリルのある彼ら流ロックの4、5曲目。こういうサウンドは彼ならでは。6曲目はコンピュータ(MAC)を全面的に使用しているらしい。そう言えば何となく打ち込み系の気も。結論。やっぱりギターが聴きたいぞ。

With A Heart In My Song/Allan Holdsworth(G, Synthaxe) & Gordon Beck(P)(Jimco) - Recorded May and June 1988. - 1. Equus 2. 54, Duncan Terrace 3. Ain't No Grief 4. With A Heart In My Song 5. 999  6. Sundays 7. So, So, Calypso

ゴードン・ベックとのデュオ再開アルバム。ここでは、シンタックスというギター・シンセサイザーが多用されていて、これがデュオなのに不思議な厚みのあるサウンドに仕上がっています。でも、ギターを思いっきり聴いてみたいという欲求はあります。ジャズでもロックでもない不思議な世界。

Secrets/Allan Holdsworth(G, Synthaxe)(Cream Records)(輸入盤)- Released 1989. Jimmy Johnson(B), Vinnie Colauta(Ds), Rowanne Mark(Vo), Alan Pasqua(P), Steve Hunt(Key), Bob Wackerman(B), Chad Wackerman(Ds, Key), Clair Holdsworth(Vo), Jefrey Ocheltree(Hammer), Craig Corpeland(Vo) - 1. City Nights 2. Secrets 3. 54 Duncan Terrace 4. Joshua 5. Spokes 6. Maid Marion 7. Peril Premonition 8. Endomorph

(05/05/14)Allan Holdsworthの作曲(共作含む)は4曲で、他は友人らの曲。相変わらずの彼ならではの世界を展開。ヴィニー・カリウタが6曲目まで参加しているのが珍しい。1曲目は浮遊感を交えつつ、ギターで彼らしい押し出しの良さと浮遊感をうまく組み合わせた演奏。ヴォーカルが出だしと後半にあって、シンセサイザーのようなシンタックスが駆け巡るタイトル曲の2曲目、アコースティック・ピアノがあってメランコリックなタッチでせまる3曲目、キーボードが入ってドラマチックな展開の4曲目、シンタックスのメロディやサウンドが耳に残る5曲目、ゆったりとしつつもフレーズは速い場面が多い6曲目、効果音とセリフの後はいつもどおりの展開の彼らしい曲になる7曲目、ヴォーカル入りでシンタックスなどの多重録音の8曲目。

Then!/Allan Holdsworth(G)(Polydor) - Recorded May 5, 1990. Jimmy Johnson(B), Gary Husband(Ds), Steve Hunt(Key) - 1. Zone 1   2. Proto-Cosmos 3. WhiteLine 4. Atavachron 5. Zone 2   6. Pud Wud 7. House Of Mirrors 8. Non-Brewed Condinent 9. Zone 3   10. Funnels

アラン・ホールズワースにしては非常に珍しいライヴ録音。公式盤ではこの頃のライヴはありませんでした。曲の間に挟みこまれる「ゾーン1〜3」(1、5、9曲目)のみはスタジオでのフリー・インプロヴィゼーション。これらの曲はまとまりが良く、スペイシーでやや静かかつ内省的にせまってきて、盛り上がる場面もあります。とはいうものの、他のライヴの曲のアプローチはロックに近いハード・フュージョンで、ギターのみならず、全員のバカテクによって過激に突っ走っていきます。やはりライヴならではで、他のアルバムで聴いた事がある曲が多いのもうれしいところ。このCD全体として完成されている面もあって、ライヴを意識せずに通して聴くのも楽しい。10曲目は日本盤のみのボーナス・トラック。(03年12月25日発売)

Wardenclyffe Tower/Allan Holdsworth(G)(Polydor) - Released 1993. Jimmy Johnson(B), Chad Wackerman(Ds), Gary Husband(Ds), Steve Hunt(Key), Naomi Star(Vo), Vinnie Colauta(Ds), Gordon Beck(Key) - 1.  5 to 10  2. Sphere Of Innocence 3. Wardenclyffe Tower 4. Dodgy Boat 5. Zarabeth 6. Against The Clock 7. Questions 8. Oneiric Moor 9. Tokyo Dream 10. The Unmerry Go Round Part 4   11. The Unmerry Go Round Part 5

このあたりからジャズの雑誌にもCD評が出るようになったかと思いますが、ハード・フュージョンと言うには次のアルバムを待ったほうがいいようです。でも6曲目にヴィニー・カリウタがドラムだったりしますが、ちょっと音が軽いです。9−10曲目にはゴードン・ベックも参加。

Hard Hat Area/Allan Holdsworth(G, Synthaxe)(Polydor) - Released 1993. Steve Hunt(Key), Skuli Sverrisson(B), Gary Husband(Ds) - 1. Prelude 2. Ruhkukah 3. 3. Low Levels, High Stakes 4. Hard Hut Area 5. Tullio 6. House Of Mirrors 7. Postlude

「トライバル・テック」だっているんだから、このアルバムをハード・フュージョンの位置付けにしてしまいます。ギター(シンタックスもあります)・ソロは、全曲で思いっきり聴けます。ベースのスクリ・セバンソンのソロもありましたが、けっこう渋いです。ゲイリー・ウイリスといい勝負。

None Too Soon/Allan Holdswarth(G)(Verve Forecast) - Recorded December 1994-December 1995. Gordon Beck(P), Gary Willis(B), Kirk Covington(Ds) - 1. Countdown 2. Nuages 3. How Deep Is The Ocean 4. Isotope 5. None Too Soon Part 1, Interlude, None Too Soon Part 2 6. Norwegian wood 7. Very Early 8. San Marcos 9. Inner Urge

ジョン・コルトレーン、ジャンゴ・ラインハルト、ジョー・ヘンダーソン、ビル・エヴァンス等のスタンダードが聴けるアラン・ホールズワースのアルバムです。それだけでも、聴いてみたいとは思いませんか?完全に独自の解釈ですが、素晴らしい演奏です。ゴードン・ベックの趣味の選曲かも?

The Sixteen Men Of Tain/Allan Holdsworth(G, Synthaxe)(Polydor) - Released 1999. Dave Carpenter(B), Gary Novak(Ds), Walt Fowler(Tp), Chad Wackerman(Ds) - 1. 0274 2. The Sixteen Men Of Tain 3. Above And Below 4. The Drums Were Yellow  - Improvised Duet For Tomy 5. Texas 6. Downside Up 7. Eidolon 8. Above And Below (Reprise)

何とベースはアコースティックベースで、ギター・トリオが中心のアルバム。ギターの弾き方はいつもの延長線上なのでロックと言えばロックか。超絶技巧のところも当然ありますが、フォーマットから見ればほとんどジャズの世界。これをジャズと言えるかどうかはともかく、個人的にはジャズ側からも聴いて欲しいアルバム。全曲本人かメンバーによるオリジナル になっているのもジャズらしからぬかも。4曲目はギターとドラムのデュオで壮絶なインプロヴィゼーションが展開されています。サブタイトルでトニー・ウィリアムスに捧げられたものらしい。曲によっては叙情性の高い静かな部分もあります。個人的には超絶ソロに目がいってしまいますが。シンタックスが少々ギターらしからぬサウンドを創出しています。問題作。(99年12月1日発売)

Flattire - Music For A Non-existent Movie/Allan Holdsworth(G)(Megazoidal Records)(輸入盤) - Released 2001. Dave Carpenter(B) - 1. The Duplicate Man [Intro] 2. The Duplicate Man 3. Eeny Meeny 4. Please Hold On 5. Snow Moon 6. Curves 7. So Long 8. Bo Beep 9. Don't You Know

(02/07/01)3、8曲目のみベースのデイヴ・カーペンターとのデュオで、他の曲は一人での多重録音。曲は全曲アラン・ホールズワース作曲。多重録音が随所にあります。「存在しない映画の音楽」とサブタイトルがあるように、何となく映画音楽のような雰囲気もありますが、サウンド的にはやや安っぽいつくりかも。ただ、ギター(ギター・シンセサイザー?)の露出度はあちこちでかなり高いので、彼のファンにはこたえられないかも しれません。5曲目のようにソロが彼らしいフレーズで素早く延々と続くさまはスリルがあります。個人的にはデュオの2曲が彼にしてはジャズ寄りのフレーズかな、と思い、けっこう好みです。ただしバップフレーズではありませんが。音楽性をうんぬんするよりは、彼のファン向け?

All Night Wrong/Allan Holdsworth(G)(SMEJ) - Recorded May 5, 2002. Jimmy Johnson(B), Chad Wackerman(Ds) - 1. Lanyard Loop 2. The Things You See 3. Alphrazallan 4. Funnels 5. Zone 6. Water On The Brain Pt. 2   7. Above & Below 8. Gas Lamp Blues

全曲アラン・ホールズワースのオリジナル。六本木ピットインでのライヴ収録で、公式盤では初のライヴ録音とのこと。いかにもライヴというような音で、臨場感があります。かって録音されたことのある曲と、今回はじめて出る曲がバランス良く配列されています。おなじみの2曲目や6曲目があるのはうれしいところ。3人ともテクニシャンですが、超絶技巧のギターワークの露出度が高く、アルバムの最初から最後まで楽しめます。5曲目はドラムソロからはじまるフリー・インプロヴィゼーションとのことですが、意外な調和感があります。7曲目の出だしはシンセサイザーかと思うような空間。全体を通して、ジャズ・フュージョンというよりは彼のミュージックそのもののサウンド。ギターフリークや彼のファン向けか。(02年9月4日発売)

Against The Clock/The Best Of Allan Holdsworth(G, Synthaxe)(Alternity Records) - Releaeed 2005 (1985 - 2001). - (2枚目12曲目のパーソネル)Jimmy Johnson(B), Chad Wackerman(Ds), (13曲目のパーソネル)ギターの多重録音。(CD1)Guitar: 1. Tokyo Dream 2. Sphere Of Innocence 3. Rukakha 4. Low Levels High Stakes 5. How Deep Is The Ocean 6. Nuages 7. Devil Take The Hindmost 8. Home 9. Peril Premonition 10. The Sixteen Men Of Tain 11. Mr. Berwell 12. Looking Glass 13. Pud Wud   (CD2)Synthaxe: 1. Spokes 2. Distance VS. Desire 3. MacMan 4. Against The Clock 5. Eeny Meeny 6. Secrets 7. Bo Peep 8. Postlude 9. All Our Yesterdays 10. Eidolon 11. Sundays 12. Let's Throw Shrimp 13. Shnandoah

’85年から’01年にかけて発売されたアルバムからのベスト集。(Metal Fatigue '85, Atavachron '86, Sand '87, Secrets '89, Wardenclyffe Tower '92(米ヴァージョンと日本ヴァージョン), With A Heart In My Song '92, Hard Hat Area '94, None Too Soon '96, The Sixteen Men Of Tain '00, Flat Tire '01)ロックの雰囲気のものから、モロに4ビートを演奏しているものまでさまざま。1枚目がギターで、2枚目がギター・シンセサイザーであるシンタックス、というところがミソです。そして2枚目12、13曲目が未発表曲。こちらはギターとシンタックスの併用か。12曲目は重量級のファンクで、甘さがないかなりハードな展開になっています。13曲目はギターとシンタックスの多重録音で、オーケストラのようなサウンドを出しながら牧歌的。(05年4月21日発売)

(注)「ベスト・ワークス・コレクション」(Jimco)が出ていますが、上記ジムコからのアルバムの他に、「バンドルズ/ソフトマシーン」から2曲「トゥルース・イン・シュレッディング/ザ・マーク・ヴァーニー・プロジェクト」から1曲入っていました。

(その他リーダー作)リ・タッチ/アラン・ホールズワース ’77年(Touching On ’77年と同じ音源かどうかは不明)

 

共演・参加アルバム

Believe It/The New Tony Williams(Ds) Lifetime(Columbia)(輸入盤) - Released 1975. Allan Holdsworth(G), Alan Pasqua(P, Cl), Tony Newton(B) - 1. Snake Oil 2. Fred 3. Proto-Cosmos 4. Red Alert 5. Wildlife 6. Mr. Spock 7. Celebration 8. Letsby

(05/07/13)7−8曲目はボーナス・トラック。まるっきりロックのアルバムと言ってもいいくらいのサウンド。アラン・ホールズワース作が3曲(2、6、8曲目)あり、トニー・ウィリアムス作は5曲目のみ。ギター度、ドラムス度はけっこう高し。重たいビートにノリながらテーマのフレーズを繰り返すような感じでギター・ソロもある1曲目、速いビートにノリつつゆったりとメロディが舞うテーマの2曲目、ギターの彼らしさが全開になっているアップテンポの3曲目、また重いロックノリでせまってくる4曲目、ロックながらやや大らかな感じで後半は盛り上がる感じの5曲目、リズムがウネッてクロスオーヴァーっぽい展開になり、ドラムスも活躍する6曲目、ちょっと大味ながらもちゃんとロックしている7曲目、やはり重いクロスオーヴァー系になる8曲目。

Million Dollar Legs/The New Tony Williams(Ds) Life Time(Sony) - Recorded June 1976. Alan Holdsworth(G), Tony Newton(B, Vo), Alan Pasqua(Key) - 1. Sweet Revenge 2. You Did It To Me 3. Million Dollar Legs 4. Joy Filled Summer 5. Lady Jade 6. What You Do To Me 7. Inspirations Of Love

これはメンバー構成からいっても完全にロックアルバムです。これはこれで好きな人にはこたえられないアルバム。アラン・ホールズワースがメンバーで参加しています。思いっきりギターがバリバリフレーズを弾きまくっているという感じではないですが、彼のファンなら押さえておきたいところ。

U.K./U.K.(Virgin) - Released 1978. Eddie Jobson(Vln, Key), John Wetton(Vo, B), Allan Holdsworth(G), Bill Bruford(Ds) - 1. In The Dead Of Night 2. By The Light Of Day 3. Presto Vivace And Reprise 4. Thirty Years 5. Alaska 6. Time Of Kill 7. Nevermore 8. Mental Medication

参加メンバーが有名なことから、ロック・プログレ方面ではかなり知られているアルバム。純粋なプログレというよりは、ややポップな要素も折り込んだアルバムといえば良いのか。それにしても格調高いブリティッシュ・プログレ。5曲目を除いてヴォーカル入りとはいうものの、ドラマチックな展開や変拍子が出てくる、超絶技巧のアルバム。曲の中での場面展開も変幻自在で、もちろんゆったりとした場面もあります。個人的には1曲目が強い印象で、何度も聴き返しました。ソロのアルバムほどでないにしろ、ギターも要所要所で全開になリます。そのフレージングは当時からワン・アンド・オンリーでした。曲は全曲オリジナルで、合作が多いです。 このアルバムはジャズではないですが、その音楽性は極めて高いと思います。

Truth In Shredding Featuring Allan Holdsworth(G, Synthaxe)/Frank Gambale(G)/The Mark Varney Project(Seven Seas) - Released 1990. Jimmy Earl(B), Freddy Ravel(Key), Steve Tavaglione(Sax, EWI) - 1. Rocks 2. Humpty Dumpty 3. The Fall 4. Not Ethiopia 5. New Boots 6. Ana Maria 7. Bathsheba

フランク・ギャンバレがプロデュースとアレンジを担当し、アラン・ホールズワース以外のメンバーで録音してからアランが後からギターの音を重ね合わせて録音したとのこと。こういう録音でもスゴ腕の2人のギタリストがそれぞれの個性でバリバリとギター(場面によってアランはシンタックス)を弾きまくっているので、ハード・フュージョン・ファンにはたまらない内容。曲もオリジナルは少なく、ランディ・ブレッカー、マイケル・ブレッカー(というよりも3曲がブレッカー・ブラザースの作品)、チック・コリア、ウェイン・ショーター作と、けっこう楽しめて、うれしいラインナップ。2−3 、5曲目のように、ベースはエレクトリックながらビートは4ビートというものも。3曲目はアコースティック・ギターも出てきます。 ラテンっぽい曲もあってカラフル。(04年1月21日発売)

Come Together/Guitar Tribute To The Beatles(NYC) - Released 1993. (4曲目のパーソネル) Steve Khan(G), Marc Johnson(B), Peter Erskine(Ds), Nana Vasconcelos(Per),  (7曲目のパーソネル) John Abercrombie(G), Marc Johnson(B), Peter Erskine(Ds), (8曲目のパーソネル) Allan Holdsworth(G), Gordon Beck(P), Gary Willis(B), Kirk Covington(Ds) - 1. Come Together 2. She's Leaving Home 3. Here, There & Everywhere 4. Within You, Without You/Blue Jay Way 5. Eleanor Rigby 6. Blackbird 7. And I Love Her 8. Michelle 9. Norwegian Wood 10. Something 11. Yesterday

邦題「ザ・ギタリスト/プレイズ・ビートルズ」。11曲を11人のギタリストが1曲ずつ弾いています。 これだけのギタリストの録音を集めるのはなかなか大変だったんではないかと思います。スティーヴ・カーンは4曲目に参加。彼が例によって例のごとく、独特の浮遊感のあるギターのフレーズで、8分にも及び渋い空間表現をしています。ジョン・アバークロンビーは7曲目に参加して、その「アンド・アイラブ・ハー」ではこの時期おなじみのトリオでの演奏。例によって甘く、静かめの演奏で、しかも十分ジャズしています。アラン・ホールズワースは8曲目に参加。まさかアラン・ホールズワースが「ミッシェル」を演奏するとは。結局やりたい放題なのね、という気がしますが。チェックがもれやすいアルバムなので、要注意です。

Heavy Machinery/Anders Johansson(Ds), Jens Johansson(Key) & Allan Holdsworth(G)(Heptagon) - Released 1997. 1. Joint Ventures 2. Beef Cherokee 3. On The Frozen Lake 4. Mission: Possible 5. Good Morning, Mr. Coffee 6. Siouxp Of The Day 7. On The Fritz 8. Tea For One And A Half 9. Never Mind Our Weather 10. Macrowaves 11. The Moose And marching

このアルバムはロックのジャンルでしたが、アラン・ホールズワースはいったいどっちなんでしょう。論理を超越したかのような曲がりくねった長いフレーズがいいと思うのですが。全体的に、ものすごいパワーです。

Riptyde/Sonic Undertow(Alternity Records) - Recorded August 2001, April 2004 and 1994. Chris Hoard(P, Synth, Chapman Sticks, B), Amon Freon(Ds, Loop, Sample), Ekow Asare(Voice), 4Zone(Rap Vo), Allan Holdsworth(G) - 1. Prelude: Undertow 2. Time To Move On 3. Still Movin' 4. Time Off In Tannu Tuva 5. Free Da Radicals 5. Pearls Of Intuition 7. Changing Tsunamis 8. Long Voyage Home 9. Jurrassic City 10. C'mon Ovaya 11. Forgotten Planet Suite - Part 1   12. Forgotten Planet Suite - Part 2   13. Shinjuku Schemes 14. Coda: Undertow

クリストファー・ホードのプロデュース、作曲した演奏の中にアラン・ホールズワースが何曲かで客演している内容。全14曲中、8曲(2、4−5、7−9、11−12曲目)に参加しています。他の曲でもギターが参加しているように聴こえる曲がありますが、シンセサイザーでの代用かどうか。打ち込みも多くラップや詩(ポエム)もかぶさっている曲もあるため、方向性としてはジャズ・フュージョンから大きく外れてしまっていて、プログレ、ロック、ラップの混ぜ合わさったような不思議なサウンドになっていますが、それでもアランのギターが出てくると彼の世界になってしまうのが面白いです。ギターが出てくる場面では彼にスペースを大きく与えていて、ギターの効果を大きく出しています。彼のギターを聴くためにあるようなアルバムかも。(05年4月21日発売)

Abracadabra/Soft Works(Universal) - Recorded June 7 and 8, 2002. Elton Dean(As, Key), Allan Holdsworth(G), Hugh Hopper(B), John Marshall(Ds) - 1. Sevev Formerly 2. First Trane 3. Elsewhere 4. K Licks 5. Baker's Treat 6. Willie's Knee 7. Abracadabra 8. Madame Vintage

かつて「ソフトマシーン」に参加していたメンバーによるアルバム。何だ、プログレやんけ、と思った人もいるでしょうが、サックスも多く登場していて、 リズムもユルめなので、意外にもジャズ・フュージョン的な感触もあります。 スペイシーな部分、変拍子も比較的多く登場しているのですが、超絶技巧でこれでもか、というようなアプローチは目立たず、リラックスした演奏を聴くことができます。彼らならではの世界なので、気分良く、その世界に浸りました。 アラン・ホールズワースのギターはバッキングでのシンセサイザー的な音使いが目立ちますが、ソロになるといつものウネウネフレーズがまたたまりません。ギターの露出度も高いです。やっぱりギターで聴くアルバム? 4曲目のみフリーなアプローチになっているのが興味深い。(03年3月5日発売)

(他の主な参加CD)秘なる海/ジャン・リュック・ポンティ(Vln)’77年(Atlantic)、イフ・ジス・ベース・クッド・オンリー・トーク/スタンリー・クラーク(B)’88年(Portrait)、サイレント・ウィル/アンドレア・マルセリ(Ds、Cl、Synth)’89年(Verve Forecast)、ワンネス/アンドレア・マルセリ(Ds、Cl)’90年(Verve Forecast)、フォーティ・リーズンズ/チャド・ワッカーマン(Ds)’91年(CMP)、ザ・ビュー/チャド・ワッカーマン(Ds)’93年(CMP)、

(主にロック方面のアルバム)イギンボトムズ・レンチ/イギンボトム ’69年、アップ・アンド・オン/テンペスト ’73年、バンドルズ/ソフトマシーン ’75年、テンペスト/テンペスト ’77年、ガズーズ/ゴング ’77年、フィールズ・グッド・トゥ・ミー/ビル・ブラッフォード ’77年、エスプレッソ/ゴング ’78年、タイム・イズ・ザ・キー/ゴング ’79年、サンバード/ゴードン・ベック ’79年、ワン・オブ・ア・カインド/ビル・ブラッフォード ’79年、ランド・オブ・コカイン/ソフトマシーン ’81年、インディヴィジュアル・ショイス/ジャン・リュック・ポンティ ’83年、サーファー/ゴングジラ ’95年、

 

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