チャーリー・ヘイデン(Charlie
Haden)
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コンプリートなディスコグラフィーでないことをご了承下さい。
「ジャズCDの個人ページ」by K. Kudo
最初にチャーリー・ヘイデンのことを意識したのは忘れましたが、弦や張り方によると思われる力強い、ある意味で粘り気のあるベース音が印象に残りました。アヴァンギャルトなものからオーソドックスなものまで、オールラウンドなプレイヤーです。
チャーリー・ヘイデン Charlie Haden共演・参加作へ
リーダー・アルバム |
| Liberation Music Orchestra/Charlie Haden(B)(Impulse) - Recorded 1969.
Perry Robinson(Cl), Gato Barbieri(Ts, Cl), Dewey Redman(As, Ts), Don Cherry(Cor, Fl), Mike
Mantler(Tp), Roswell Rudd(Tb), Bob Morthern(Flh, Per), Howard Johnson(Tuba), Paul
Motian(Per), Andrew Cyrille(Per), Sam Brown(G), Carla Bley(P, Per, Arr) - 1. The
Introduction/Song Of the United Front 2. El Quinto Regimiento/Los Cuatro Generales/Viva La
Quinte Brigada 3. The Ending To The First Side 4. Song For Che 5. War Orphans 6. The
Interlude 7. Circus '68 '69 8. We Shall Overcome 政治的なことを音楽の世界に持ち込むことの是非はともかく、普通のビッグ・バンドでは成し得ないようなサウンドがそこにはあります。アンサンブルとフリーの妙味。普通〜長い曲と短めの曲がだいたい交互に配置。哀愁満載でマーチ風の後半を持つ1曲目、トラディショナルを組み合わせた何と21分にも及ぶクライマックスとも思える、スペインの空気感とフリーが場面によって漂っている2曲目、幻想的でややアヴァンギャルドな小品の3曲目、チャーリー・ヘイデン作の悲しみ満点のベースが中心の4曲目、しっとりしたメロディが漂いながら混沌と盛り上がるオーネット・コールマン作の5曲目、ヘイデン作のやはりベースの出だしでフリーキーなアンサンブルがまとわりついていく7曲目。6、8曲目は印象に残る小品。 |
| Closeness/Charlie Haden(B)(A & M) - Recorded January 26, March 18 and
21, 1976. Keith Jarrett(P), Ornette Coleman(As), Alice Coltrane(Harp), Paul Motian(Per) -
1. Ellen David 2. O.C. 3. For Turiya 4. For A Free Portugal 全曲チャーリー・ヘイデンの作曲。4人を相手にそれぞれ1曲ずつデュオで勝負しています。4人が4人とも個性があって、ビッグ・ネームでもあるし存在感があります。1曲目はキース・ジャレットとのデュオで、スペイシーな空間の中を比較的自由なゆったりとしたテンポでメロディが流れていく、美しいバラードの曲。2曲目はオーネット・コールマンとアップテンポで、まさに彼のフリーな世界を飛翔するようにサウンドを切り裂いていきます。3曲目、アリス・コルトレーンはハープを使用しても、エキゾチックでもあり、ヘイデンのもったりしたベースとで、なかなか独創的で美しいバラードになっています。4曲目はなんとポール・モチアン(Per)とチャーリー・ヘイデンのデュオ。多重録音で歌声や銃声が録音されていて、変化に富んでいます。 |
| The Golden Number/Charlie Haden(B)(A & M) - Recorded June 7, August
21, December 10 and 20, 1976. Don Cherry(Tp, Fl), Archie Shepp(Ts), Hampton Hawes(P),
Ornette Coleman(Tp) - 1. Out Of Focus 2. Shepp's Way 3. Turnaround 4. The Golden Number やはり、4人を相手に、それぞれ1曲ずつデュオで勝負しています。ハンプトン・ホーズだけオーソドックスな感じのミュージシャンですが、他のひと癖もふた癖もある相手を向こうにまわして、アルバムとしてはまとまっています。ジャケットにテーマの楽譜が書いてあって、親切です。 |
| Gitane/Charlie Haden(B)(Dseyfus) - Recorded September 22, 1978. Chriscian
Escoude(G) - 1. Django 2. Bolero 3. Manoir De Mes Reves 4. Gitane 5. Nuagess 6. Dinette 7.
Improvisation ジャンゴ・ラインハルトの曲が5曲も取り上げられていますが、哀愁漂うギターとゆったりしたヘイデンのベースが絡み合い、2人のインタープレイを楽しみつつもリラックスした不思議な空間が漂っている感じです。 |
The Ballad Of The Fallen/Charlie Haden(B)(ECM) - Recorded November 1982. Carla Bley(P), Don Cherry(Tp), Sharon Freedman(Flh), Mick Goodrick(G), Jack Jeffers(Cuba), Michael Mantler(Tp), Paul Motian(Ds), Jim Pepper(Ts, Ss, Fl), Dewey Redman(Ts), Steve Slagle(As, Ss, Cl, Fl), Gary Valente(Tb) - 1. Els Segadors 2. The Balld Of The Fallen 3. If You Want To Write Me 4. Grandola Vila Morena 5. Introduction To People 6. The People United Will Never Be Defeated 7. Silence 8. Too Late 9. La Pasionaria 10. La Santa Espina 邦題「戦死者たちのバラッド」。’60年代のインパルス盤に続く2枚目の位置づけ 。アレンジはカーラ・ブレイ。ECMには珍しくビッグバンドで、しかも思想的でメロディアスな感じの曲が続きます。曲としてだけ聴いてもその完成度は高く、聴きごたえがあるアルバム。哀しみに満ちたトラディショナルの1曲目ではじまります。エルサルバドルの民謡というタイトル曲の2曲目も心に深く入り込み、そのままテンポの速い3曲目に。マーチなのだけれどもメッセージ性を感じる4曲目、ブレイ作の哀愁たっぷりの5曲目、悲しいメロディの小品の6曲目、ヘイデン作の静かに語りかけてくる7曲目、ブレイ作の静かにメッセージを送る8曲目、そして10分を超えるヘイデン作の哀愁満載のクライマックスの9曲目、明暗取り混ぜたラストの10曲目。 |
| Quartet West/Charlie Haden(B)(Verve)(中古盤) - Recorded December
22 and 23, 1986. Ernie Watts(Ts, As, Ss), Alan Broadbent(P). Billy Higgins(Ds) - 1.
Hermitage 2. Body And Soul 3. The Good Life 4. In The Moment 5. Bay City 6. My Foolish
Heart 7. Passport 8. Taney County 9. The Blessing 10. Passion Flower (00/07/08)その後このメンバーによって録音を重ねることになりますが、その第1作目。 チャーリー・ヘイデンのオリジナルは10曲中4曲あります。アーニー・ワッツの滑らかでメロディアスなサックスが印象的。スタンダードやジャズメン・オリジナルも多く、比較的聴きやすいジャズに仕上がっています。まだ、あまり古き良き時代の渋めなジャズやハードボイルドがかったジャズサウンドを追求しているわけではありませんが、それなりに渋めな感じ。メンバーの取り合わせの妙かもしれません。3、9曲目がオーネット・コールマンの曲ですが、4曲目のオリジナルの方がフリーっぽくてそれっぽい感じではあります。8曲目のベースソロの曲も牧歌的で良い感じ。9、10曲目はCDのみのボーナス・トラック。 |
| Etudes/Charlie Haden(B)/Paul Motian(Ds)(Soul Note)(輸入盤) -
Recorded September 14 and 15, 1987. Geri Allen(P) - 1. Lonely Woman 2. Dolphy's Dance 3.
Sandino 4. Fiasco 5. Etude 2 6. Blues In Motion 7. Silence 8. Shuffle Montgomery 9.
Etude 1 (01/04/01)このトリオでの録音の第1作。やっぱりこのメンバーだから出来るタイム感覚や色調というものがあります。重々しくスタートするオーネット・コールマン作の9分台の1曲目が大いなる幕開け。不思議なメロディやフレーズでありながらスウィングする2曲目、ここぞとばかり哀愁が思いっきり漂うバラードの3曲目、ややテンポが速くフリーっぽい展開の4曲目、メロディが渋いタイトル曲でのインタールードの5曲目、ひとクセありながらも比較的オーソドックスなブルースで勝負する6曲目、タイトル通り静かで、それでいて柔軟なフレーズの7曲目、ハービー・ニコルズ作の元気でオーソドックスな8曲目。9曲目でタイトル曲の印象的なフレーズの小品にもう一度戻って幕を閉じます。それにしても一筋縄ではいかないジャズ。 |
In Angel City/Charlie Haden(B) Quartet West(Verve) - Recorded May 30 - June 1, 1988. Ernie Watts(Ts), Alan Broadbent(P), Larance Marable(Ds) - 1. Sunday At The Hillcrest 2. First Song 3. The Red Wind 4. Blue In Green 5. Alpha 6. Live Your Dreams 7. Child's Play 8. Fortune's Fame 9. Tarantella 10. Lonely Woman クァルテット・ウエストでの2枚目。3枚目以降に見られるような、昔の録音をオーヴァーラップさせるような作りではなく、また、全体的に哀愁が漂う感じでもないのですが、様々な曲が選曲されています。個人的にはこの後のアルバムからが、トータルな渋さを感じます。 |
| In The Year Of The Dragon/Geri Allen(P), Charlie Haden(B), Paul
Motian(Ds), Juan Lazaro Mondolas(Bamboo Fl)(JMT) - Recorded March 3-10, 1989. - 1.
Oblivion 2. For John Malachi 3. Rollano 4. See You At Per Tutti's 5. Last Call 6. No More
Mr. Nice Guy 7. Invisible 8. First Song 9. In The Year Of The Dragon このメンバーによるトリオ第2作(第1作はSoul Noteより)。ジェリ・アレンは大物2人を相手に堂々と演奏していて、まさに個性と個性のぶつかり合い。3人とも独特なリズム感を持っているので、そういう意味でも楽しめました。メロディアスな曲が多かったのですが6曲がオリジナルでした。1曲目はバド・パウエルの曲をノリも良く料理しています。きれいなメロディを静かに奏でる個性的な2曲目、ケーナも入って牧歌的な3曲目、ジャズっぽいテーマの4曲目、モッタリした加減が逆に良いフリーに近い5曲目、骨ぼったいサウンドの6曲目、オーネット・コールマン作のノリの良い7曲目、やたら渋いスローな8曲目。9曲目のタイトル曲は3人が寄り添って自由かつメロディアスに対話しているような感じです。 |
| Segments/Geri Allen(P), Charlie Haden(B), Paul Motian(Ds)(DIW) - Recorded
April 6-8, 1989. - 1. Law Years 2. You'll Never Know 3. Marmaduke 4. Cabala/Drum Music 5.
Home 6. I'm All Smiles 7. Segment 8. La Pasionaria 9. Rain トリオ第3作。こちらはチャーリー・ヘイデンがある程度前面に出ている気がします。 メンバーによるオリジナルは9曲中4曲で、うち2曲はポール・モチアン作。オーネット・コールマンやチャーリー・パーカーの曲やスタンダードが半分以上を占めていますが、フリーっぽくなる部分があったりと、トリオによる自由奔放な演奏が繰り広げられています。とにかくネバりまくる1曲目、バラードでベースのテーマが渋い2曲目、けっこうノリの良い3曲目、フリーっぽくてエキゾチックな4曲目、牧歌的にゆったりと絡み合う5曲目、オーソドックスに響く6曲目、タイトル曲は重量級でメロディアスな7曲目、言わずもがなの哀愁漂う名曲の8曲目。9曲目がけっこう美しく静かな曲で幕を閉じます。 なかなか味のあるメンバーです。 |
| The Montreal Tapes/Charlie Haden(B)/Joe Henderson(Ts)/Al
Foster(Ds)(Verve) - Recorded June 30, 1989. - 1. Round Midnight 2. All The
THings You Are 3. In The Moment 4. Passport 一連のチャーリー・ヘイデンのモントリオール・ライヴの初日にあたる作品。テナー・トリオでの全4曲を67分と、どれも長尺な演奏。もったりしたヘイデンのベースと、円熟味を増して時にメロディアス、時に饒舌なジョー・ヘンダーソンの味のあるサックスの対比が面白い。1曲目「ラウンド・ミッドナイト」はどことなく沈んだ、それでいて都会的な色合いの夜景をもたらしてくれます。2曲目「オール・ザ・シングス・ユー・アー」はサックスがメロディを唄いつつも、時おり アドリブの奥深いところへ彷徨っていき、ベース、そしてドラムスとソロで引き継いでいく19分台の曲。3曲目はヘイデン作のきわめて自由な広がりと展開を見せる彼らしい14分台の曲。4曲目は延々20分におよぶチャーリー・パーカー作のノリの良い曲。(04年1月21日発売) |
| The Montreal Tapes/Charlie Haden(B)/Geri Allen(P)/Paul Motian(Ds)(Verve)
- Recorded July 1, 1989. - 1. Blues In Motian 2. Fiasco 3. First Song 4. Dolphy's
Dance 5. For John Malachi 6. In The Year Of The Dragon 邦題は「ライヴ・アット・モントリオール3」。オリジナルのみの構成 で、メンバーがそれぞれ2曲ずつ提供しています。他のアルバムでもおなじみの曲ばかりなので、どういう風に違う演奏なのか聴き比べをしてみるのもおもしろいかも。やはりこのメンバーでの演奏は非常にインパクトの強い演奏です。オーソドックスなブルースにも聞こえる1曲目、フリーのようでいて統制がとれているようにも感じる2曲目、哀愁漂うメロディアスな渋めの3曲目、タイトル通りの雰囲気の4曲目、やはり美しいメロディで語りかけるような5曲目、メロディが印象的なけっこう渋めのアプローチの6曲目。 個性的な3人が集まって演奏するとこうなる、という演奏を満喫できます。個人的にはこのシリーズの中では一番興味があるメンバー。 |
| The Montreal Tapes/Charlie Haden(B)/Don Cherry(Pocket Tp)/Ed
Blackwell(Ds)(Verve) - Recorded July 2, 1989. - 1. The Sphinx 2. Art Deco 3. Happy House
4. Lonely Woman 5. Mopti 6. The Blessing 7. When Will The Blues Leave? 8. Law Years 邦題は「ライヴ・アット・モントリオール1」。8曲中6曲がオーネット・コールマンの曲で、残り2曲がドン・チェリーの曲です。ドン・チェリーのミュート・トランペットはなかなか良い音をしています。当時のオーネット・コールマン・バンドの演奏を思い出しますが、オーソドックスな演奏も素晴らしいです。 |
| The Montreal Tapes/Charlie Haden(B)/Gonzalo Rubalcaba(P)/Paul Motian(Ds)(Verve) - Recorded July 3, 1989. - 1. Vignette 2. Bay City 3. La Pasionaria 4.
Silence 5. The Blessing 6. Solar ゴンサロ・ルバルカバの演奏は、よりメロディアスで力強いのですが、3曲目の「ラ・パッショナリア」の何とも哀愁を帯びたピアノのメロディが印象に残ります。考えてみると彼のサムシンエルスからのアルバム発売以前の時点でのライヴなんですね。腕はすでにベテランの域です。(98年1月14日発売) |
| In Montoreal/Charlie Haden(B) & Egberto Gismonti(G, P)(ECM) -
Recoreded July 6, 1989. - 1. Salvador 2. Maracatu 3. First Song 4. Palhaco 5. Silence 6.
Em Familia 7. Loro 8. Frevo 9. Don Quixote 全9曲中7曲がエグベルト・ジスモンチの、2曲がチャーリー・ヘイデンのオリジナル。西洋的でもブラジル的でもある、彼らの独特なコラボレーションがそこにあります。不思議な色をなしてギターとベースが融合する1曲目、叙情的にせまってくるピアノが印象的な2曲目、おなじみヘイデン作の強烈な哀愁が漂ってくる3曲目、きれいなフレーズの演奏を聴かせている4曲目、ピアノをバックにベースがメロディを奏で、淡々とベースとピアノとでアドリブが続くヘイデン作の5曲目、ギターが音のかたまりとして元気に耳に飛びこんでくるような6曲目、個性的なピアノが聴ける7曲目、ピアノとベースがスリリングに展開していく8曲目。そして、美しいドラマチックなバラードの9曲目。 ヘイデンの連続していたコンサートの、ある一日の風景。(01年8月22日発売) |
| The Montreal Tapes/Charlie Haden(B)/Paul Bley(P)/Paul Motian(Ds)(Verve) -
Recorded July 7, 1989. - 1. Turn Around/When Will The Blues Leave? 2. New Begining 3.
Crossroads 4. So'far So Good 5. Ida Lupino 6. Latin Genetics 7. Body Beautiful 8.
Turnaround 邦題「ライヴ・アット・モントリオール2」。8曲中4曲がオーネット・コールマンの曲です。ピアノトリオでオーネット・コールマンの曲を演奏するには最強の編成かもしれないと思いつつ、時々緊張させるフレーズが出てきますが、美しいピアノが印象に残ります。音も良いです。 |
| The Montreal Tapes/Charlie Haden(B) Liberation Music Orchestra(Verve) -
Recorded July 8, 1989. Tom Harrell(Tp), Stanton Davis(Tp), Ken McIntyre(As), Ernie
Watts(Ts), Joe Lovano(Ts), Ray Anderson(Tb), Sharon Freeman(Frh), Joe Daley(Tuba), Mick
Goodrick(G), Geri Allen(P), Paul Motian(Ds) - 1. La Pasionaria 2. Silence 3. Sandino 4. We
Shall Overcome 邦題「ライヴ・アット・モントリオール5」。このアルバムの4曲ともリベレーション・ミュージック・オーケストラの3枚のアルバムからの曲で、いずれも印象的な曲。また、’90年録音の3作目「ドリーム・キーパー」と参加メンバーが多く重なっているのも興味深いところ。哀愁漂うメロディとアグレッシヴなサウンドとフレーズが同居しています。1曲目はサックスのフレーズをはじめ、ジェリ・アレンのピアノなど、各パートのソロがスゴい。しかも24分の長尺もの。2曲目はホーンがゆっくりと盛り上がっていって厳かなベースソロで締めくくります。3曲目は映画音楽になりそうな短調の曲と思いましたが、実際に映画用に作曲されたもの。4曲目はトラディショナルで、これも大作。ですがアドリブ合戦で盛り上がった曲。(99年8月1日発売) |
| Dialogues/Charlie Haden(B)/Carlos Paredes(Portuguese G)(Polydor) -
Recorded January 28-29, 1990. - 1. Asas Sobre O Mundo/Nas Asas Da Saudage 2. Danca Dos
Camponeses 3. Marionetas 5. Song For Che 6. Balada De Coimbra 7. Divertimento8. Variacoes
Sobre O Fado De Artur Paaredes I Goncalo Paredes 9. Verdes Anos ポルトガルのギタリスト(ジャズミュージシャンではありません)とのデュオで、異色なアルバムかもしれませんが、何となくメロディーのはっきりしているエグベルト・ジスモンチ(例えがあまり良くないですが)ポルトガル版、と言うような感じもします。異国情緒があって、渋いです。 |
| Dream Keeper/Charlie Haden(B) And The Liberation Music Orchestra(DIW) -
Recorded April 4-5, 1990. Carla Bley(Cond), Dewey Redman(Ts), Joe Lovano(Ts), Branford
Marsalis(Ts), Ken McIntyre(As), Tom Harrell(Tp, Flh), Earl Gardner(Tp), Sharon
Freeman(French Horn), Ray Anderson(Tb), Joe Daley(Tuba), Amina Claudine Myers(P), Mick
Goodrick(G), Paul Motian(Ds), Don Allias(Per), Juan Lazzaro Mendolas(Pan Pipes, Wood Fl) -
1. Dream Keeper 2. Rabo De Nube 3. Nkosi Sikelel'i Africa 4. Sandino 5. Spiritual リベレーション・ミュージック・オーケストラ第3作目 。かなり間隔を置いての登場 。再びカーラ・ブレイのアレンジ。参加したメンバーも興味深い人たちが多いです。この独特なサウンドは、ブレイによるところが大きいかも。哀愁度は高めで、アンサンブル重視、しかもコーラスが入っています。クライマックスは8つの部分からなる16分台の組曲の1曲目か。カーラ・ブレイの作曲とトラディショナルが交互にあらわれてきます。この曲のみカレン・マントラーの編曲でキューバの作曲家のやや哀愁もあり大らかさのある2曲目、アフリカの党歌だというテーマが明るさがあって、中間部はアップテンポのジャズになる10分台の3曲目、ヘイデン作のマイナー系のメロディが強い4曲目、やはり彼の作曲の明るいメロディが印象的な5曲目。 |
| Live At The Village Vanguard/Geri Allen(P), Charlie Haden(B), Paul
Motian(Ds)(DIW) - Recorded December 21-22, 1990 - 1. A Prayer For Peace 2. Obtuse Angels
3. It Should Have Happened A Long Time Ago 4. For Turiya 5. Fiasco 6. In The Year Of The
Dragon 7. Vanguard Blues 8. Mumbo Jumbo 9. Song For The Whales トリオ第4作でヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴ。今回は全曲オリジナル。どの曲もライヴとは思えないくらい緊密度が高く、曲として完成されているので、さすがこのメンバーの演奏はすごい、と思いました。 そして、3人の個性的な部分も聴き所かも。静かで美しい1曲目、新しめのオーソドックスなジャズと言った感じの2曲目、叙情的に静かに迫ってくる3曲目、インタールード的な4曲目、ライヴならではのけっこうフリー寄りな5曲目、ライヴならではの自由な雰囲気かつメロディアスな6曲目、けっこうオーソドックスに迫ってくる7曲目、フリーに近く3人が絡み合う8曲目、鯨の鳴き声を模したベースのアルコと静寂の中のピアノで鯨の世界の雰囲気を出している9曲目。 やはりこのトリオはライヴを聴くべきか。 |
| Haunted Heart/Charlie Haden(B) Quartet West(Verve) - Recorded October
27-28, 1991. Ernie Watts(Ts), Alan Broadbent(P), Larance Marable(Ds) - 1. Introduction 2.
Hello My Lovely 3. Haunted Heart 4. Dance Of The Infidels 5. The Long Goodbye 6. Moonlight
Serenade 7. Lennie's Pennies 8. Ev'ry Time We Say Goobye 9. Lady In The Lake 10. Segment
11. The Bad And The Beautiful 12. Deep Song 最初がワーナーブラザース映画ファンファーレと「マルタの鷹」サウンドトラックではじまり、途中にジョー・スタッフォード、ビリー・ホリデイらの昔の録音がオーヴァー・ラップしたりと、凝っています。レイモンド・チャンドラーを意識しているそうですが、気にしなくても、そういう渋さが出ています。 |
| Always Say Goodbye/Charlie Haden(B) Quartet West(Verve) - Recorded July
30 and August 1, 1993. Ernie Watts(Ts), Alan Broadbent(P), Larance Marable(Ds) - 1.
Introducsion 2. Always Say Goodbye 3. Nice Eyes 4. Relaxin' At Camarillo 5. Sunset
Afternoon 6. My Love And I (Love Song From Apache) 7. Alone Together 8. Our Spanish Love
Song 9. Background Music 10. Ou Es-Ts, Mon Amour! (Where Are You, My Love?) 11.
Avenue Of Stars 12. Low Key Lightly (Variation On The Theme Of Hero To Zero) 13. Celia 14.
Everything Happens To Me 15. Ending チャーリー・ヘイデンで一番好みはクァルテット・ウエストですが、この渋さはただものではない、と思うわけです。このアルバムには、ジョー・スタッフォード、ジャンゴ・ラインハルトその他のミュージシャンの昔の録音が何ヶ所もそのままちりばめられていて、しかも違和感がありません。 |
| Now Is The Hour/Charlie Haden(B) Quartet West(Verve) - Recorded July
18-20, 1995. Ernie Watts(Ts), Alan Broadbent(P), Larance Marable(Ds) - 1. Here's Looking
At You 2. The Left Hand Of God 3. Requiem 4. Back Home Blues 5. There In A Dream 6. All
Through The Night 7. Detour Ahead 8. Blue Pearl 9. When Tomorrow Comes 10. Palo Alto 11.
Marable's Parable 12. Now Is The Hour 古き良き時代のジャズの渋さとカッコ良さを味わうためのアルバム。といっても、モダンジャズというよりも哀愁を帯びた昔の映画音楽を味わう感覚です。部屋を暗くして、煙草とコーヒーと、なんて。聴いたことはなくても懐かしいメロディです。 |
| The Art Of The Song/Charlie Haden(B, Vo) Quartet West(Verve) - Recorded
February19-22, 1999. Ernie Watts(Ts), Alan Broadbent(P), Larance Marable(Ds), Shirley
Horn(Vo), Bill Henderson(Vo), Murray Adler(Cond, Vln), etc - 1. Lonely Town 2. Why Did I
Choose You 3. Moment Musical Opus 16 n゚3 In B Minor 4. In Love In Vain 5. Ruth's Waltz
6. Scenes From A Silver Screen 7. I'm Gonna Laugh You Right Out Of My Life 8. You My Love
9. Prelude En La Mineur 10. The Folks Who Live On The Hill 11. Easy On The Heart 12. Theme
For Charlie 13. Wayfaring Stranger 2人のヴォーカリストを起用し、チャーリー・ヘイデン本人のヴォーカル(13曲目)を含め、合計9曲がヴォーカルの曲になっています。また、ストリングスがもっと前面に出てきたことで、古き良き時代をしのばせる、ゆったりとした渋い演奏が繰り広げられています。その渋さ度は、前作にも増して強いもので、セピア色にくすんだ古い映画の音楽を聴いているような味わいは一度聴くと病みつきになってしまいます。曲も見た限り有名なものではないようです。合間にアレンジされたクラシックのインストルメンタルの曲(3、9曲目)などが挟み込まれていて、それがまた渋い。 懐かしい映画音楽を聴いている感じで、いわゆるモダンジャズとは別ものですが、こういう音楽を求める人は多いのではないでしょうか。(99年8月1日発売) |
| Nocturne/Charlie Haden(B)(Verve) - Recorded October 27-31, 2000. Gonzalo
Rubalcaba(P), Ignacio Berroa(Ds), Pat Metheny(P), David Sanchez(Ts), Federico Britos
Ruiz(Vln), Joe Lovano(Ts) - 1. En La Orilla Del Mundo (At The Edge Of The World) 2. Noche
De Ronda (Night Of Wandering) 3. Nocturnal 4. Moonlight (Claro De Lina) 5. Yo Sin Ti (Me
Without You) 6. No Te Empenes Mas (Don't Try Anymore) 7. Tranparence 8. El Ciego (The
Blind) 9. Nightfall 10. Tres Palabras (Three Words) 11. Contigo En La Distancia/En
Nosostros (With You In The Distance/In Us) キューバやメキシコのバラード集に、オリジナルを加えた構成とのこと。哀愁漂う曲もあれば、和める曲もあって、さすがチャーリー・ヘイデンのアルバム、と思いました。いわゆる4ビートジャズではなくて、穏やかな美しいメロディの曲が満載といった内容。モロにキューバやメキシコという感じでもなく、やや洗練されたサウンドではあります。ここでのゴンサロ・ルバルカバはしっとり感の高いゆったりとしたピアノ。トリオを中心にゲストが適材適所で参加。オリジナルも他の曲と違和感なく溶け込みます。 ヘイデンのこのところのアルバムの傾向ですが、癒し、と言うか、夜のくつろいだ時間にこんなアルバムをかけてみたい、という気にも。パット・メセニーは2曲目に参加。ゆったりしたメロディアスなギターが良い感じ。(01年4月21日発売) |
| American Dreams/Charlie Haden(B) with Michael Brecker(Ts)(Verve) -
Recorded May 14-17, 2002. Brad Mehldau(P), Brian Blade(Ds) with String Orchestra - 1.
American Dreams 2. Travels 3. No Lonely Nights 4. It Might Be You 5. Prism 6. America The
Beautiful 7. Nightfall 8. Ron's Place 9. Bittersweet 10. Young And Foolish 11. Bird Food
12. Sotto Voce 13. Love Like Ours 14. Some Other Time ストリング・オーケストラも参加しているバラード・アルバム。パット・メセニー、キース・ジャレット、デイヴ・グルーシンらの曲もあり、リラックスした演奏を聴くことができます。ここに参加している4人の演奏が悪かろうはずがなく、相変わらずチャーリー・ヘイデンの包みこむような、ねばる音色のベースも心に残ります。そして、バラードでありながらやさしく語りかけてきて、曲によっては燃え上がるマイケル・ブレッカーのサックスも印象的。ピアノも当然のことながらサウンドにマッチしています。11曲目のオーネット・コールマンの曲はバラードではありません。これはこれで面白く、曲の配列は自然。より広い購買層を意識した作りになっているようですが、その美しいメロディには心を奪われます。 広い層で聴けます。(02年9月28日発売) |
| Land Of The Sun/Charlie Haden(B) with Gonzalo Rubalcaba(P,
Per)(Verve) - Recorded December 19-22, 2003. Ignacio Berroa(Ds, Per), Joe
Lovano(Ts), Miguel Rodriguez(Tp, Flh), Oriente Lopez(Fl), Larry Koonse(G),
Lionel Loueke(G), Juan De La Cruz(Bongo) - 1. Fuiste Tu (It Was You) 2.
Sueno Solo Con Tu Amor (I Only Dream Of Your Life) 3. Cancion De Cuna A
Patricia (Lullaby For Patricia) 4. Solamente Una Vez (You Belong To My
Heart) 5. Nostargia 6. De Siempre (Forever) 7. Anoranza (Longing) 8. Cuando
Te Podre Olvidar (When Will I Forget You) 9. Esta Tarde Vi Llover (Yesterday
I Heard The Rain) 10. Cancion A Paola (Paola's Song) オリジナルはなく、メキシコの作曲家ホセ・サブレ・マロキンの曲がほとんど。激しい曲は姿を見せず、しっとりとしたゆったりめのラテンの曲が多く登場します。キューバ人ピアニストのゴンサロ・ルバルカバのアレンジ。不思議な異国情緒をたたえつつも、哀愁感覚はやや少なめ。その中でも6、8、10曲目は哀愁が強いメロディ。各楽器のソロの場面もメロディと違和感なく登場させていて、4ビートはないにしてもジャズのアイデンティティをさりげなく織り込んでいます。1曲目からその優しいメロディに心を奪われ、温かい空気を感じることができます。バラード、素朴、温かみ、ラテン。居心地の良い空間にいかに各楽器がソロをどう展開していくかが楽しみでもあるし、BGMとしてかけても違和感がないようなアルバムです。(04年9月22日発売) |
| Not In Our Name/Charlie haden(B) Liberation Music
Orchestra(Verve) - Recorded July 19-22, 2004. Carla Blay(P, Arr, Cond),
Michael Rodoriguez(Tp), Seneca Black(Tp), Curtis Fowlkes(Tb), Ahnee Sharon
Freeman(French Horn), Joe Daley(Tuba), Miguel Zenon(As), Chris Cheek(Ts),
Tony Balaby(Ts), Steve Cardenas(G), Matt Wilson(Ds) - 1. Not In Our Name 2.
This Is Not America 3. Blue Anthem 4. America The Beautiful(Medley) - A.
America The Beautiful B. America The Beautiful C. Lift Every Voice And Sing
D. Skies Of America 5. Amazing Grace 6. Goin' Home 7. Throughout
8. Adagio チャーリー・ヘイデンのビッグ・バンド作品。ライヴを除き4作目。彼の作曲はタイトル曲の8分の6拍子の1曲目のみですが、非常にメロディアスでほどよく哀愁を帯びていて覚えやすい。パット・メセニー、デヴィッド・ボウイらの作品のマイナーなレゲエ調の2曲目、カーラ・ブレイ作のやや憂いを帯びた加減がなかなかの3曲目。4曲目は16分にもわたるメドレーになっていて、テーマは「アメリカ・ザ・ビューティフル」。様々な人の曲を取り上げていますが、その4番目にはオーネット・コールマンの作品も。言わずと知れた「アメイジング・グレイス」をあまり崩さずに演奏する5曲目、そしてドヴォルザークの「家路」も、印象が似ている6曲目、ビル・フリゼール作のアメリカ的な素朴さのある7曲目、しっとりとした感じの演奏の8曲目。(05年8月24日発売) |
| Family & Friends - Rambling Boy/Charlie Haden(B, Vo) -
Recorded January 5-12, April 12, 14 and 26, 2008. Josh Haden(Vo), Rachel
Haden(Vo)m Ptra Haden(Vo), Tanya Haden(Vo, Cello), Ruth Cameron(Vo), Jack
Black(Vo), Pat Metheny(G), Bruce Honsby(Vo, P), Vince Gill(Vo), Dan
Tyminski(Vo, Mandolin), Ricky Skaggs(Vo, G, Mandolin, Fretless Banjo), Jerry
Douglas(Dobro), Bryan Sutton(G), Sam Bush(Mandolin), Stuart Duncan(Fiddle),
Buddy Greene(Harmonica), Russ Barenberg(G, Mandolin), Bela Fleck(Banjo),
Buck White(P), The Whites(Sharon & Cheryl)(Vo), Elvis Costello(Vo), Rosanne
Cash(Vo), John Levebthal(G) - 1. Single Girl, Married Girl 2. Rambling Boy
3. 20/20 Vision 4. Wildwood Flower 5. Spiritual 6. Oh, Take Me Back 7. You
Win Again 8. The Fields Of Athenry 9. Ocean Of Diamonds 10. He's Gone Away
11. A Voice From On High 12. Down By The Salley Gardens 13. Road Of Broken
Hearts 14. Is This America? (Katrina 2005) 15. Tramp On The Street 16. Old
Joe Clark 17. Seven Year Blues 18. Old Haden Family Show 1939 19. Oh,
Shenandoah 20. The Fox Chase (Bonus Track) ヴォーカル付きのカントリー、ブルーグラスの曲がほとんどで、ジャズ色なしのアルバムです。曲数もボーナストラックを含めて20曲も。ミュージシャンもナッシュビルのミュージシャンが大半で、録音もそことニューヨークとロスアンジェルスと3ヶ所。ベースもかなり気楽に余裕を持って奏でている感じ。チャーリー・ヘイデンの家族(親族?)も出演していて、ほのぼのとしたカントリー・ミュージックを聴くことができます。たまには気まぐれでこういうアルバムを作ってもいいのかも。その中でもパット・メセニーの参加曲が4、7−8、10、12、14、19曲目にありますが、彼のソロになるとパット色が出てくるのがうれしい。彼が作曲に絡むのは10、14曲目。でも、基本的にはカントリー・ミュージックとしてリラックスして聴くアルバムでは。(08年10月1日発売) |
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