ゲイリー・ウィリス(Gary Willis)

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ジャズCDの個人ページ」by K. Kudo

 

ジャズというよりも、完全にハード・フュージョンとなっておりますが、アラン・ホールズワースほどではないけれどもそれにポップ性を加えたようなスコット・ヘンダーソンのギターと、フレットレス・ベースを駆使した 速弾きベーシストのゲイリー・ウイリスのコンビは、最強のコンビと言えるのではないでしょうか。

最終更新日: 2007/09/22

リーダーアルバム(含 トライバル・テック)

Spears/Scott Henderson(G) & Tribal Tech(Passport Jazz) - Recorded June 1985. Pat Coil(Key), Gary Willis(B), Steve Houghton(Ds), Brad Dutz(Per), Bob Sheppard(Sax, Fl) - 1. Caribbean 2. Punking Head 3. Ivy Towers 4. Trabal 5. Spears 6. Island City Shuttle 7. Big Fun

完全にフュージョン・アルバムですが、一部4ビートが出てくる事もあります。内容的には当時としてもハードな方だったと思いますが、少々マイルドな感じもいたします。ギター、ベースの音色とフレーズで、これ以後「トライバル・テック」を追いかける事になりました。

Dr. Hee/Scott Henderson(G) & Tribal Tech(Passport Jazz) - Recorded March-April 1987. Bob Sheppard(Sax, Fl), Brad Dutz(Per), Pat Coil(Key), Gary Willis(B), Steve Houghton(Ds), Will Boulware(Key) - 1. Dr. Hee 2. Outskirts 3. Mango Prom 4. Solemn 5. Salsa Lastra 6. Twilight In Northridge 7. Seek And Find 8. The Rain 9. Ominous

グループとしてのまとまりも強くなり、コンビネーションもさらに複雑になり、なかなかいいアルバムです。ただし、聴く人によっては完全にロック寄りのアルバムだと思う人もいるでしょう。むしろこの後に参加するウエザー・リポートとのサウンドの共通点が多い気もいたします。

Nomad/Scott Henderson(G) & Tribal Tech(Relativity Combat) - Recorded April 1988. Gary Willis(B), Brad Dutz(Per), David Goldblatt(Key), Steve Houghton(Ds) - 1. Renegade 2. Nomad 3. Robot Immigrants 4. Tunnel Vision 5. Elegy For Shoe 6. Bofat 7. No No No 8. Self Defense 9. Rituals

リラティビティ・レーベル移籍第一弾で、ジャズ系からロック系のレーベルに移籍するも、大筋では変わらないサウンドです。何となくザウィヌル・シンジケートの影響も見え隠れしますが、この時すでに参加していたかどうか、定かではありません。

Tribal Tech/Scott Henderson(G) & Gary Willis(B)(Relativity Combat) - Recorded November and December 1990. David Goldblatt(Key), Joey Heredia(Ds), Brad Dutz(Per) - 1. Signal Path 2. Big Girl Blues 3. Dense Dance 4. Got Tuh B 5. Peru 6. Elvis At The Hop 7. The Necessary Blonde 8. Fight The Giant 9. Sub Aqua 10. Formula One 11. Wasteland

2人の名義のアルバムになってから、曲やサウンドが渋くなってきて、特にゲイリー・ウイリスのベースの速弾きが目立ってきて、好みのサウンドになってきました。逆に言うと単純明快なサウンドではなくなってきましたが、細かい立てノリがいい感じです。

Illicit/Tribal Tech  Scott Henderson(G) & Gary Willis(B)(Bluemoon) - Recorded April 1992. Scott Kinsey(Key), Kirk Convington(Ds) - 1. The Big Wave 2. Stoopid 3. Black Cherry 4. Torque 5. Slidin' Into Charlisa 6. Root Food 7. Riot 8. Paha-Sapa 9. Babylon 10. Aftermath

1作ごとにどんどん強力になっていきますが、どれぐらい強力かは、まず1曲目を聴いて、そのバンドの音数の多さを確認してくださいというほかはありません。当然ベースソロも強力です。グラマビジョン時代の強力なジョン・スコフィールド・バンドが好きな方は抵抗無く入っていけるかも。

Face First/Tribal Tech  Scott Henderson(G) & Gary Willis(B)(Bluemoon) - Recorded April-May 1993. Scott Kinsey(Key), Kirk Convington(Ds) - 1. Face First 2. Canine 3. After Hours 4. Revenge Stew 5. Salt Lick 6. Uh... Year Ok 7. The Crawling Horror 8. Boiler Room 9. Boat Gig 10. The Precipice 11. Wounded

やはり何となく全体的にザヴィヌル・シンジケートの影響もあり、それでいてもっと強力でバンドとしてはいいまとまりを見せています。ベースの小刻みなフレーズがバンドのサウンドに個性を持たせています。ブルームーン・レーベル以降のトライバルテックは全部おすすめ(と勝手に決めました)。

Reality Check/Tribal Tech(Blue Moon) - Recorded November 1994. Scott Henderson(G), Gary Willis(B), Scott Kinsey(Key), Kirk Convington(Ds) - 1. Stella By Starlight 2. Stella By Infra-red High Particle Newtron Beam 3. Nite Club 4. Speak 5. Worlds Waiting 6. Susie's Dingsbums 7. Jakarta 8. Hole In The Head 9. Foreign Affairs 10. Premonition 11. Reality Check

1曲目にさらりと「星影のステラ」が入っていたり、4ビートの曲があったりと、ジャズの影響を感じつつ、ひたすらハード・フュージョン路線を走っています。一番好きなアルバムですが、まあ、聴いてみてくださいといっても、ロック的なサウンドが好きでないと、だまされた、と思うかも。

No Sweat/Gary Wills(B)(Alchemy)(輸入盤) - Released 1997. Dennis Chambers(Ds), Steve Tavaglione(Sax, Ewi), Scott Kinsey(Key) - 1. No Sweet 2. Knothead 3. The Everlasting Night 4. Stagger 5. Liquified 6. Easy Street 7. 'Til The Cows Come Home 8. Knothead 2    9. Ancient Promise 10. Hymn

デニス・チェンバースとの超重量級セッションであればぜひ聴きたい!と思っていました。期待通りのスーパー・テクあり、ちょっと抑えて渋めの曲もありという構成です。こういうフレットレスベースの音が好みで、自分の中ではこの音が基準になっているような気もします。

Bent/Gary Willis(B)(Alchemy)(輸入盤) - Recorded May-July 1998. Scott Kinsey(Key), Dennis Chambers(Ds), Kirk Covington(Dr), Steve Tavaglione(Ss, EWI), Bob Berg(Ts) - 1. Hipmotize 2. Armageddon Blues 3. Bent 4. It's Only Music 5. Do The Math 6. Bowlegged 7. Cadillac 8. Everything's Cool 9. Big Time 10. Before Your Eyes 11. Emancipation

デニス・チェンバースが1−3、5−7、9、11曲目に参加。このメンバーなので超強力なハード・フュージョン・アルバムに仕上がっています。トライバルテックよりは肩の力が抜けている感じではあります。ゲイリー・ウィリスの超絶ソロもそれ以外も楽しめます。

Thick/Tribal Tech(Victor) - Recorded June and July, 1998. Scott Henderson(G), Gary Willis(B), Scott Kinsey(Key), Kirk Convington(Ds) - 1. Sheik Of Encino 2. Party At Kinsey's 3. Jalapeno 4. Clinic Troll 5. Thick 6. You May Remember Me 7. Slick 8. Somewhat Later 9. What Has He Had?

フリー・インプロヴィゼーションの演奏を、テープを回しっぱなしにした録音をもとに編集し、さらに多重録音をしてできたアルバム。そういえば、ウェザー・リポートと共通したサウンドの雰囲気が少しありま す。曲によっては即効演奏そのままで編集しなかったものもあるとのこと。メロディの点などで派手さや分かりやすさがちょっと少ないものの、 完成度はけっこう高いです。 マニアックな感じがしながらも、曲を作って通常通りスタジオ録音をしたと言ってもそのまま通用しそうな、やはり彼らならではの世界のサウンド。4、6曲目のようにいかにも多重録音をして作ったという感じの曲も、それはそれで楽しい。同様な感じの11分台の5曲目がタイトル曲なのも、象徴的。7曲目はこの中でもスピーディーでパワフル。(99年2月24日発売)

Rocket Science/Tribal Tech(Victor) - Recorded May and June 2000. Scott Henderson(G), Gary Willis(B), Scott Kinsey(Key), Kirk Convington(Ds) - 1. Saturn 5   2. Astro Chimp 3. Song Holy Hall 4. Rocket Science 5. Sojlevska 6. Mini Me 7. Space Camel 8. Moonshine 9. Cap'n Kirk 10. The Econoline

ハード・フュージョン・サウンドのアルバム。全曲がドラムスを除く全員の合作となっているので、もしかしたら前作のようにテープを回しながらの録音を編集、皆で順番に多重録音をしていった部分もあるかもしれませんが、詳細は不明。各曲のタイトルもロケットやSFをもじっているようで、相変わらずトンガッています。ウェザー・リポートの現代版かつロック版風味と言うと分かっていただけるでしょうか。えらいハード。 グループとしてのサウンドの完成度が高まってきた反面、ちょっと袋小路にハマってきたかな、とも思える部分も。音についてはマネができないマニアックさ。サウンド全体も個々の楽器のフレーズも聴き応えがあるし、ストレス解消には良いかもしれない。そんな中で5曲目のようなバラードがホッとします。(00年9月21日発売)

Actual Fiction/Gary Willis(B, Everything Else)(Abstract Logix)(輸入盤) - Released 2007. Kirk Covington(Ds on 1-2, 5, 9-10), David Gomez(Ds on 3, 7) - 1. Cartoon Fetish 2. Smells Like A Party 3. PodCast 4. Say Never 5. Eye Candy 6. Take Me To Your Leader 7. Mean Streak 8. If Only Could Talk 9. Tio Loco 10. Based On A True Story

(07/09/16)全曲Gary Willisの作曲。元々彼のWebサイトだけで販売されていたもの。打楽器系など、打ち込みや多重録音も目立っていますが、ドラムスが入っている曲も多いです。そして、一番の特徴は、全編にわたりフロント楽器にあたるサウンドがソロとしてほとんど入っていないこと。シーケンサー的な入り方もあるけれども。さまざまなサウンド表現で、打ち込みや生音の打楽器とベースを中心としたサウンドで勝負しています。なので、好みはけっこう分かれるんじゃないかと思います。5、7、9曲目のようにドラムスとベースの生音中心で勝負しているような曲もありますけど、全体的に実験的な要素を感じます。ベースのテクニックは相変わらずスゴいものを聴かせてくれますが、良くも悪くもマニアックなベース・アルバム。

 

共演・参加アルバム

Phantom Navigator/Wayne Shorter(Ts, Ss, Vo)(Sony) - Released 1987. Gary Willis(B), Mitchel Forman(Synth), Tom Brechtlein(Ds), John Patitucci(B), Stu Goldberg(Synth), Chick Corea(P), Scott Roberts(Per), Bill Summers(Per), Alphonso Johnson(B), Jime Beard(Key), Jeff Bova(Key), Gregor Goldberg(Vo) - 1. Condition Red 2. Mahogany Bird 3. Remote Control 4. Yamanja 5. Forbidden, Plan-It! 6. Flagships

1、2曲目に参加。今回クレジットを見て、こんな意外なところに参加しているとは思いませんでした。この1曲目がかなり迫力ある曲で、ウエイン・ショーターは当時から最先端を行っていたのではないのかと思います。2曲目のフレットレスベースの音色が渋いです。

Metal Fatigue/Allan Holdsworth(G)(Alfa International) - Released 1985. Jimmy Johnson(B), Chad Wackerman(Ds), Paul Williams(Vo), Alan Pasqua(Key), Gary Willis(B), Gary Husband(Ds), Mac Hine(Ds), Paul Korda(Vo) - 1. Metal Fatigue 2. Home 3. Devil Take The Hindmost 4. Panic Station 5. The Un-Merry-Go-Round 5. In The Mystery

5曲目に参加。調べていったら、なんとアラン・ホールズワースと接点がありました。やっぱいこれはロックという事になるのでしょうか。ジャズではないので、そういう立場から変な期待をして買うと後悔をする事になります。もちろんギター・フリークにはおすすめです。

Come Together/Guitar Tribute To The Beatles(NYC) - Released 1993. (4曲目のパーソネル) Steve Khan(G), Marc Johnson(B), Peter Erskine(Ds), Nana Vasconcelos(Per),  (7曲目のパーソネル) John Abercrombie(G), Marc Johnson(B), Peter Erskine(Ds), (8曲目のパーソネル) Allan Holdsworth(G), Gordon Beck(P), Gary Willis(B), Kirk Covington(Ds) - 1. Come Together 2. She's Leaving Home 3. Here, There & Everywhere 4. Within You, Without You/Blue Jay Way 5. Eleanor Rigby 6. Blackbird 7. And I Love Her 8. Michelle 9. Norwegian Wood 10. Something 11. Yesterday

邦題「ザ・ギタリスト/プレイズ・ビートルズ」。11曲を11人のギタリストが1曲ずつ弾いています。 これだけのギタリストの録音を集めるのはなかなか大変だったんではないかと思います。スティーヴ・カーンは4曲目に参加。彼が例によって例のごとく、独特の浮遊感のあるギターのフレーズで、8分にも及び渋い空間表現をしています。ジョン・アバークロンビーは7曲目に参加して、その「アンド・アイラブ・ハー」ではこの時期おなじみのトリオでの演奏。例によって甘く、静かめの演奏で、しかも十分ジャズしています。アラン・ホールズワースは8曲目に参加。まさかアラン・ホールズワースが「ミッシェル」を演奏するとは。結局やりたい放題なのね、という気がしますが。チェックがもれやすいアルバムなので、要注意です。

None Too Soon/Allan Holdsworth(G)(Verve Forecast) - Recorded December 1994-December 1995. Gordon Beck(P), Gary Willis(B), Kirk Covington(Ds) - 1. Countdown 2. Nuages 3. How Deep Is The Ocean 4. Isotope 5. None Too Soon Part 1, Interlude, None Too Soon Part 2 6. Norwegian wood 7. Very Early 8. San Marcos 9. Inner Urge

ジョン・コルトレーン、ジャンゴ・ラインハルト、ジョー・ヘンダーソン、ビル・エヴァンス等のスタンダードが聴けるアラン・ホールズワースのアルバムです。それだけでも、聴いてみたいとは思いませんか?完全に独自の解釈ですが、素晴らしい演奏です。ゴードン・ベックの趣味の選曲かも?

Out Of Sight/Kiyomi Otaka(Org)(Zizo) - Recorded October 26 and 27, 2001. Gary Willis(B), Dave Weckl(Ds) - 1. #26  2. Still Moment 3. Bugs 4. Departure 5. Like A Sandglass 6. Central Junction 7. Kid's Doors 8. Commodore Funk

大高清美の第3作とのことで、メンバーがメンバーなだけに、けっこう強力でヘヴィーなファンク・アルバムに仕上がっています。全8曲中、彼女の作曲が7曲あり、キメの多いファンク的曲調がカッコ良い。ジャズというよりはフュージョン調の構成。ベースとドラムスのメンバーの、個性の強いセッション的なアルバムですが、これでもか、的な展開が聴いていてスッとします。オルガンは超絶技巧というよりはメロディやサウンドの流れで聴かせるような印象。外向的で元気な曲が多い中でも5曲目の比較的静かなバラードは渋くて泣かせます。個人的には各曲であらわれるゲイリー・ウィリスのカッコ良いベース・ソロとデイヴ・ウェックルのタイトなドラムの重ね合わせがジーンときます。 でも、この2人の顔合わせははじめてらしい。(01年12月21日発売)

Uncle Moe's Space Ranch/Brett Garsed(G), T.J. Helmerich(G), Gary Willis(B), Dennis Chambers(Ds), Scott Kinsey(Key)(Seven Seas) - Released 2002. - 1. Colliding Chimps 2. tjhelmerich@earthlink.net 3. Swarming Goblets 4. SighBorg 5. He's Havin' All That's His To Be Had 6. Minx 7. I Want A Pine Cone 8. A Thousand Days

強烈なハード・ファンク・アルバム。参加メンバーを見るとベースにゲイリー・ウィリス、ドラムスにデニス・チェンバースと、このメンバーを見ただけでワクワクします。空間に炸裂するギター、ベース、ドラムスにキーボード。これでもかとせまりくるフレーズ。フュージョンよりはもっとハードな超重量級の世界ですが、2人のギタリストもけっこうスゴい と思います。フレーズが滑らかで、しかも速弾きも多く、個性的。T.J.ヘルメリッチの方は写真で見ると両手を使ったタッピング奏法での演奏のようです。このメンバーならば盛り上がらなければ損だ、というほどに縦横無尽にサウンドが展開しています。スペシャリストが5人集まったスゴ腕ファンクをじっくり堪能したいところ。最後の最後にはお遊びの場面もあったりします。(02年7月24日発売)

Outbreak/Dennis Chambers(Ds)(Victor) - Recorded February and April, 2002. Jim Beard(Key), John Scofield(G), Michael Brecker(Ts), Randy Brecker(Tp), Bobby Marach(Bs, Ts), Jon Herington(G), Nick Moroch(G), Dean Brown(G, B), Will Lee(B), Gary Willis(B), Rodney "Skeet" Curtis(B), Matthew Garrison(B), Danny Sadownick(Per), Arto Tuncboyaciyan(Per), Michael Davis(Tb), Jim Hynes, Aaron Heick(As) - 1. Roll Call 2. Otay 3. Groovus Interruptus 4. Paris On Mine 5. In Time 6. Plan B 7. Outbreak 8. Baltimore, DC 9. Talkin Loud And Sayin Nothin

ゴキゲンで出演ミュージシャンの豪華なファンクアルバム。参加メンバーのオリジナルが中心で、そこにジェームス・ブラウンの曲などがはさみこまれています。ベーシストの違いによるグルーヴ感の違いも面白いですが、カギはデニス・チェンバースのヘヴィーなドラムスで、ドラム・ソロがあまりない割には圧倒的な存在感です。また、ジョン・スコフィールドが2、8曲目で自分の曲を演奏していて、最近では他人のアルバムでこれだけ露出度があるのは珍しいかも。タイトル曲の7曲目はスリリングで体力勝負。楽しんで聴けますが、ハマるとコワいかも。ランディ・ブレッカーは1、5−6、9曲目に、マイケル・ブレッカーは1、3、7曲目に、ジョン・スコフィールドは2、8−9曲目に、ゲイリー・ウィリスは2、7−8曲目に参加。(02年10月23日発売)

Kinesthetics/Scott Kinsey(P, Synth, etc)(Intuition)(輸入盤) - Recorded February 11 and 12, 2004. Steve Tavaglione(Ts, Ss on 1-10, 12), Tim Hagans(Tp on 4, 12), Walt Fowler(on 3), Scott Henderson(G on 4, 11), Michael Landau(G on 12), Jinshi Ozaki(G on 4), Jimmy Earl(B on 4, 8, 11), Gary Willis(B on 2), Abraham Laboriel Sr.(B on 3, 10), Armand Sabal-Lecco(B on 7, 10), Robert Hurst 3rd(B on 5), Paul Shihadeh(B on 1, 12), Brad Dutz(Per on 1, 4, 7, 9-10), Alex Acuna(Per on 2), Arto Tuncboyaciyan(Per on 2), Satham Ramgorta(Per on 10), Kirk Covington(Ds on 1-3, 7-10, 12), Cyril Atef(Ds on 3-4, 8), Vinnie Colaiuta(Ds on 5), Ronald Bruner Jr.(Ds on 11) - 1. Kinesthetics 2. This Is That 3. Sometimes I... 4. The Combat Zone 5. Quartet 6. Wishing Tree 7. Big Rock 8. Uncle Pat's Gypsy Van 9. Under Radar Intro 10. Under Radar  11. Shinjuku 12. One For Jinshi

(07/03/24)3曲目を除きScott Kinseyの作曲または共作。非常に豪華なミュージシャンを入れ替わり使っています。曲ごとの感想をいうよりも、ミュージシャンが入れ替わっているにもかかわらず、全体のイメージがかなりウェザー・リポートのある部分に近いというか、トライバルテックのある部分にも近いというか、そんな感じでアルバム一連として聴かせる感じ。スマートにフュージョンらしくキメ技を使ったり、パーカッションを混ぜて混沌とした感じを作り上げたりと、時にエスノな感じもある飽きさせないハードフュージョンが展開します。まあ集合体としてのオリジナリティもあると思います。キーボードもなかなか。音の傾向としては偏りがあるのですが、曲によって緩急や変化がついていて、そこが魅力。こういう方面が好きな方向け。

Mysterious Voyages - A Tribute To Weather Report(Tone Center)(輸入盤) - Released 2005. (6曲目のパーソネル) Scott Henderson(G), Gary Willis(B), Scott Kinsey(Key), Kirk Convington(Ds), (12曲目のパーソネル) Gary Willis(B, Key), Steve Tavaglione(EWI), Dennis Chambers(Ds), (20曲目のパーソネル) Tony Grey(B), Romain Collin(Key), Walter Smith 3rd(Sax), David Fiuczynski(G), Kenwood Dennard(Ds) -1. Big Rock/Scott Kinsey 2. Teen Town/Marcus Miller 3. Memory Of Enchantment/Michiel Borstlap & Yori Honing 4. Weather Is Changing/Trinity 5. Pinocchio/Michael Wolff 6. You May Remember Me/Tribal Tech 7. Three Views Of A Secret/Jon McLean 8. Queen Of Cups/Kai Eckhardt 9. Corner Pocket/Ahgel Calada 10. Travels/Richard S. & Vibe Tribe 11. On THe Milky Way Express/Rachel Z 12. Emancipation/Gary Willis 13. Bombay/White House 14. A Remark You Made/Terje Gewelt & Christian Jacob 15. Havona/Rocco Zifarelli 16. Fever/Jim Beard 17. Birdland/Acoustic Mania 18. Scarlet Woman/Torsten De Winkel 19. Palladium/Karizuma 20. White Woods/Tony Grey 21. American Tango/Alex Gunia 22. Overlook Hotel/Slop Shop 23. Mysterious Traveller/Mantra 24. Beat 17/Clive Stevens

(07/03/17)さまざまなミュージシャンによるウェザー・リポートのトリビュート集。ウェザー・リポートの曲を演奏することもあれば、自作曲を彼らに捧げることもあり、フュージョン畑の曲や純ジャズの曲など、さまざま。書ききれなかったけれど、クレジットには曲によって有名なミュージシャンも参加することがあります。そういう意味では非常に豪華なアルバム。6曲目は、この時期のトライバルテックの演奏の録音と思ったら、「Thick」(’98年録音)の再リリース。4人での彼ららしい幻想的なインプロヴィゼーション。12曲目はフレットレス・ベースでのミステリアスなフレーズ全開のウェザー・リポートっぽいオリジナル。20曲目はメリハリのあるミステリアスなオリジナルで後半盛り上がります。変化に富んでいて聴きどころが多いアルバム。

Slaughterhouse 3/Gary Willis(B), Llibert Fortuny(Sax, Reeds, Key), Kirk Covington(Ds)(Abstract Logix)(輸入盤) - Recorded July 11 and 12, 2005. - 1. Slaughterhouse 3  2. Life Story 3. Let's Go 4. Toxic 5. Booty Duty 6. Another Chance 7. Trapeze/Nobody's Friend 8. Stinky 9. Sleep Deprivation 10. Moof 11. Interactive Show

(07/08/11)全曲3人の合作。グループ名は邦題で「堵殺場(とさつじょう)トリオ」。サックス(多重録音?やシンセサイザーもあり)・トリオでのファンク。ただしグループ名とは印象は異なり、ややハードで自由なファンクの路線を行きます。この中ではグループ名の1曲目が一番ハードかなと思わせます。トライバル・テックでのベースとドラムなので、そこの複雑なビートの上に、少しまったりした浮遊感のあるサックス(シンセ)が絡むという構図が多め。少しミュートが効いた感じながらもバリバリと弾きこなすゲイリー・ウィリスのベースは相変わらず。ギターのように聴こえる部分があるけれど、クレジットを見るとシンセサイザーのようです。静かな場面も彼ら独特の雰囲気。11曲目後半はヴォイス(歌)入りの4ビートっぽいサウンド。

Moe's Town/Uncle Moe's Space Ranch(Tone Center)(輸入盤) - Released 2007. Brett Garsed(G), T.J. Helmerich(G), Dennis Chambers(Ds), Scott Kinsey(Key), Gary Willis(B), Ric Fierabracci(B on 6 and 8), Virgil Donati(Ds on 9), Djemel Chergui(Electronica, Vo on 8) - 1. Valentimes Day 2. Moe's Town 3. Ella's Hotel 4. Audio Rhumba 5. Dads Speakers 6. Inspired Weak 7. Snout! 8. Path To Aesthesis 9. Nitro Squirrel (Multipule Moe)

(07/06/09)ギター勢が(おそらく)ロック、他がハード・フュージョン畑という、ハードなバンドの2作目。出てくる音も半分が機関銃かというロック・サウンド。作曲はギターの2人が中心で、時にキーボードが共作。タイトにキマっているリズムと豪快に攻めてきて変幻自在な1曲目、重量級のミディアムのアプローチでけっこう盛り上がっていく2曲目、アップテンポでこれでもかと破壊的に突き進む場面もある3曲目、リズムが自在に変化して重量感もその都度変わっていく4曲目、やはりドコドコいうリズムに押されて突き進む5曲目、ややファンクタッチと思ったら盛り上がってしまう6曲目、ヘヴィーなロックのようなリズムで豪快な7曲目、これでもやや少しおとなしめなエスニック調の8曲目、ドラム・ソロ中心でヘヴィーな展開の9曲目。

(その他の主な参加CD)プロビデンス/ウエストン(G)&フリント(Vo)’92年(Soul Coast)、マラゲーニャ/ヒューバート・ロウズ(Fl)’92年(Music Masters)、ザ・ウエイ・イン/ジェフ・リッチマン(G)’99年(Sunshine Digital)、

 

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