ジャック・ディジョネット(Jack
DeJohnette)
|
トップページ > ジャック・ディジョネット > ジャック・ディジョネット リーダーアルバム
コンプリートなディスコグラフィーではない事をご了承ください。
「ジャズCDの個人ページ」by K. Kudo
スペシャル・エディションで興味を持ったわけですが、キース・ジャレット・トリオやその他いろいろなところでセッションをやっていて、その柔軟性とマルチ・プレイヤーとしても有名です。本人のアルバムを追っていくとやりたいことはコマーシャルでない部分にあるような気もしていて、ちょっと追いかけてみたくなりました。
ジャック・ディジョネット Jack DeJohnette共演・参加作1(〜’89年)へ ジャック・ディジョネット Jack DeJohnette共演・参加作2(’90年〜)へ
リーダーアルバム |
| Have You Heard?/Jack DeJohnette(Ds, P)(Sony) - Recorded April 7, 1970.
Bennie Maupin(Ts, Bcl, Fl), Gary Peacock(B), Hideo Ichikawa(P) - 1. Have You Heard? 2. For
Jane 3. Neo Philia (Love Of The New) 4. Papa Daddy 東京での録音。4曲中3曲がジャック・ディジョネットの作曲。ディジョネットのリズムの叩き方に注意しながら聴くと、脱帽 かも。23分もあるタイトル曲の1曲目など、パワーがすごいです。フリーの部類で、前半はアップテンポの4ビートを刻みつつ、サックスも咆哮していて、それぞれのパートが全開で突っ走っている感じ。後半ベース・ソロ以降では静かになりますが、ドラムス、奇妙なヴォイスも続き、再び皆が寄り集まります。ディジョネットがエレキピアノを弾いて、メロディアスなバラードの2曲目、ベニー・モウピン作のバス・クラリネットがエキゾチックで、静けさから徐々に叙情的に盛り上がっていく3曲目、ドラム・ソロではじまり、ドラマチックでやや統制の取れたインプロヴィゼーションになだれ込む20分台の4曲目。 |
| Time & Spaces/Jack DeJohnette(P, Voice, Ds, Per, etc.)(Venus) -
Recorded June 16, 1973. David Holland(B, Voice, Per) - 1. Turned Around 2. Farah's Song 3.
The Rain Forest 4. Hegwineeway 5. Lydia 6. Papa Daddy Revisited 7. Stride Vibes 8. Outside
- Inside Blues 9. Time & Space 東京での2人の多重録音によるアルバム。 2曲(1、3曲目)がデイヴ・ホランドのオリジナルで、他の曲はジャック・ディジョネットの作曲。ひょうきんなヴォイスだけの曲(4曲目)もあったりしますが、当時から自由奔放で、しかもマルチプレイヤーであったわけでした。エレキ・ピアノとエレキ・ベースも入って当時のファンクを思わせるような、カッコ良い1曲目、マリンバだけで明るく素朴な2曲目、ベースとマリンバ、パーカッションで明るいカリプソの3曲目、エレキ・ピアノのソロでのバラードの5曲目、ピアノの出だしでベース、ドラムスが加わる本格的でドラマチックなトリオ(?)の13分台の6曲目、マリンバのみで淡々と描き出す7曲目、メロディカのソロで勝負する8曲目、最後はドラム・ソロでのタイトル曲の9曲目。 |
| Jackeyboard/Jack DeJohnette(P, Melodica)(P.J.L.) - Recorded August 6,
1973. George Otsuka(Ds), Mitsuaki Furuno(B) - 1.McCoy's Tune 2. Fun Calypso 3. Minority
Blues 4. Jack's Blues ここでの目玉は何と言ってもジャック・ディジョネットがピアノ(4曲目ではメロディカを使用していますが)という鍵盤楽器のみを弾いているということ。やっぱりパーカッシヴなピアノかなあ、と思うとそれは先入観かもしれないですが。全4曲で、すべて10分以上の長尺の曲を、決して趣味のレベルにとどまらずに弾ききっているところがいい。1曲目はマッコイ・タイナーの曲をそれっぽく 演奏していますが、生半可ではそれっぽくならないのがスゴいところ。2曲目はカリプソ風のオリジナルがけっこう陽気な雰囲気を醸し出しています。3曲目のブルースもけっこう渋めでよく歌っているし、4曲目はメロディカ一本で勝負して盛り上がっているしで、なかなか面白い感じではあります。 2−4曲目はディジョネットのオリジナル。(00年12月20日発売) |
Pictures/Jack DeJohnette(Ds, P, Org)(ECM) - Recorded February 1976. John Abercrombie(G) - 1. Picture 1 2. Picture 2 3. Picture 3 4. Picture 4 5. Picture 5 6. Picture 6 構築されたものがもともとあったのか、フリー・インプロヴィゼーションなのかどうか判断はつきませんが、1枚のアルバムがトータルサウンド的な作りになっているようです。 多重録音の部分もあります。3曲目のみジョン・アバークロンビーとの共作で、それ以外はジャック・ディジョネットのオリジナル。ドラムスのビートの上にかぶさるオルガンサウンドの図式の1曲目、淡々としたテンポのあるドラムスのみで8分弱を勝負している2曲目、ギターとのノリの良い自由なやり取りの3曲目、波間を漂うような静かな掛け合いの4曲目、アコースティック・ギターが渋い味わいを持つ5曲目、しっとりしたピアノを中心に叙情的に、かつ淡々と進んでいく6曲目。ジョン・アバークロンビーは3−5曲目に参加しています。 |
New Directions/Jack DeJohnette(Ds, P)(ECM) - Recorded June 1978. John Abercrombie(G, Mandolin), Lester Bowie(Tp), Eddie Gomez(B) - 1. Bayou Fever 2. Where Or Wayne 3. Dream Stalker 4. One Handed Woman 5. Silver Hollow 4人の組み合わせが意外ですが、うまくまとまっています。ジャック・ディジョネットのオリジナルと、フリー・インプロヴィゼーション( 3−4曲目) で成り立っています。比較的ハードな基調のドラムス、ベースの上を、哀愁の漂うギターやトランペットのメロディーが立ちのぼっていき、モーダルに流れていく1曲目、やはり愁いを帯びたメロディのテーマが印象的でソロも後半盛り上がり、ドラムスの小刻みなビートにも勢いのある12分台の2曲目、しっとりとした情景の中であまりフリーだという事を感じさせずに4人の音がサウンドを織りなしている3曲目、フリーとは思えないほど緩急自在のレスポンスと構築がしっかりしている、ビート感もある11分台の4曲目、ディジョネットがピアノに持ち替えて、叙情的なサウンドでせまる5曲目。 |
Special Edition/Jack DeJohnette(Ds, P, Melodica)(ECM) - Recorded March 1979. David Murrey(Ts, Bcl), Arthur Blythe(As), Peter Warren(B, Cello) - 1. One For Eric 2. Zoot Suite 3. Central Park West 4. India 5. Journey To The Twin Planet その後メンバーを変えながら長く活動する事になるスペシャル・エディションのファースト・アルバム。当時のメンバーはそうそうたるメンバーです。 5曲中3曲はジャック・ディジョネットのオリジナル。1曲目は出だしのバス・クラリネットでのエキゾチックなソロがスリリングな、けっこう明るくて分かりやすいテーマが印象的。そして広いスペースの中をやや過激に舞い踊るホーンのソロ。ユーモラスで個性的なテーマを持つ、ちょっと引っ掛かりを持つリズムで中途に静かな場面のある11分台の2曲目。3曲目と4曲目はジョン・コルトレーンの曲。美しいハーモニーの3曲目、そしてちょっと軽めでエキゾチックな「インディア」の4曲目。そして静かな場面やアグレッシヴな場面があって、ドラマチックに展開していく5曲目。 |
Jack DeJohnette(Ds, P) New Directions In Europe(ECM) - Recorded June 9, 1979. John Abercrombie(G), Lester Bowie(Tp), Eddie Gomez(B) - 1. Salsa For Eddie G. 2. Where Or Wayne 3. Bayou Fever 4. Multo Spiliagio スイスでのライヴ録音。以前出た「ニュー・ダイレクションズ」と2曲 (2−3曲目)重なっています。4曲目が4人のフリー・インプロヴィゼーションの他は、全てジャック・ディジョネットの作曲。出だしで長いドラム・ソロがあって、その後に印象的なテーマ(5拍子?)、ラテンタッチのアドリブ部分と続き、哀愁を感じつつノリの良い8分の7拍子の16分台の1曲目。哀愁のあるテーマで、ロックビート的な部分、静かな部分を経て、メンバーがソロをとりながらラストでまとまる12分台の2曲目、厳かな長めのピアノではじまり、やはり切なげなメロディが展開していき、時々盛り上がりながらマイナーのまま淡々と進んでいく18分台の3曲目、かなりスピーディーなインプロヴィゼーションがスリリングに展開していく4曲目。 |
Tin Can Alley/Jack DeJohnette's Special Edition(Ds, P, Org, Per, Vo)(ECM) - Recorded August 1980. Chico Freeman(Ts, Fl, Bcl), John Purcell(Bs, Fl, As), Peter Warren(B, Cello) - 1. Tin Can Alley 2. Pastel Rhapsody 3. Riff Raff 4. The Gri Gri Man 5. I Know 5曲中4曲はジャック・ディジョネットのオリジナル。フロントのサックスがそっくり変わっても、ちゃんとスペシャル・エディションしています。曲によってテナーとバリトンのフロントなので、けっこうな重量感。浮遊感を伴うような重いテーマがあり、自由かつメロディアスなフレーズで4ビートで進んでいく1曲目、出だしで静かにフルートがささやいて、ソロ・ピアノを経て、サックスに切り替わり徐々に展開していく14分台のバラードの2曲目、バス・クラとバリ・サクで、不思議感覚のアヴァン・バップともいうような浮遊感のあるピーター・ウォレン作の3曲目。4曲目は ディジョネットの一人多重録音で、パーカッシヴかつ不安のオルガン。ヴォーカルも入ってサーカスの音楽のようなユーモアのあるテーマの、ブルージーに盛り上がる5曲目。 |
Album Album/Jack DeJohnette's Special Edition(Ds, P)(ECM) - Recorded June 1984. John Purcell(As, Ss), David Murrey(Ts), Howard Johnson(Tuba, Bs), Rufus Reid(B) - 1. Ahmad The Terrible 2. Monk's Mood 3. Festival 4. New Orleans Strut 5. Third World Anthem 5. Zoot Suite 2曲目以外はジャック・ディジョネットの作曲。再びデヴィッド・マレイが復帰し、フロントも3管になってさらに強力になった作品。単なるアドリブ一発バンドでない事は、変化していく緻密な曲や 、2曲目の「モンクス・ムード」でのアンサンブル中心のハーモニーの美しさにあらわれています。フリーでアグレッシヴなフレーズと楽しいサウンドがところどころ出てきます。 テーマが複雑で知的、かつディジョネットのピアノも聴ける1曲目、陽気なメロディとアンサンブルのテーマで、ニューオリンズ的に楽しくせまってくる3曲目、ニュー・オリンズのタイトルですが、ウェザー・リポート的にも聴こえる4曲目、構築された部分とアドリブの対比が面白い10分台の5曲目、「スペシャル・エディション」からの再演曲で、やっぱり一味違う6曲目。 |
Zebra/Jack DeJohnette(Synth)(Transheart) - Recorded May 8-10, 1985. Lester Bowie(Tp) - 1. Ntoro 2. Jongo 3. Kpletso 4. Aho 5. Ntoro 2 アルファ・レコードから出ていたものの再発で、写真家の内藤忠行氏のビデオ作品用に作成された音楽。曲は全曲ジャック・ディジョネットによるオリジナル。シンセサイザーのメロディと打ち込みのドラム・パーカッションが、アフリカの草原のイメージで迫ってきます。とりわけリズムのパターンが際立っています。そこに1、3、5曲目でかぶさるレスター・ボウイのトランペットも雰囲気が出ていてなかなか映像的。哀愁を感じさせる1曲目、シンセサイザーがアフリカを伝える2曲目、素朴な自然を伝える3曲目、タイトルのしまうまが走っているような4曲目、やはり哀愁路線の5曲目。音の創り方がちょっと時代を感じさせる部分もあるのですが、この表現力は素晴らしい。ジャズとは違う音楽かもしれませんけれど。 |
| Irresistible Forces/Jack DeJohnette's Special Edition(Ds, Key)(Impulse) -
Recorded January 1987. Mick Goodlick(G), Greg Osby(As, Ss), Gary Thomas(Ts, Fl), Lonnie
Plaxico(B), Nana Vasconcelos(Per, Vo)- Introduction 1. Irresistable Forces 2.
Preludio Pra Nana 3. Herbie's Hand Cocked 4. Osthetics 5. 47th Groove 6. Silver Hollow 7.
Interlude/Ponta De Areia 8. Milton 9. 3rd World Anthem Conclusion 変拍子を多用したり斬新な事をやっても、やはりスペシャル・エディションと分かります。そこがジャック・ディジョネットの偉大なところ。自由なスペースは十分与えられていて、初参加のグレッグ・オズビーとゲイリー・トーマスの個性も光ります。曲はさまざま。1曲目はエレクトリックでノリが良く、印象に残る曲。メロディアスながらよく聴くと変拍子の2曲目、ハービー・ハンコックを題材にした?個性的な3曲目、彼のこれからがうかがえる複雑でエネルギッシュなグレッグ・オズビー作の4曲目。フュージョン的展開を見せる5曲目、きれいなメロディの6曲目。ミルトン・ナシメントの有名な曲が少し出たあと、8曲目に彼に捧げるブラジルの香りがするオリジナル。ボーナストラックの9曲目は爆裂?しています。けっこうな大作。 |
| Audio-Visual Scapes/Jack DeJohnette's Special Edition(Ds, Key)(Impulse) -
Recorded February 1988. Mick Goodlick(G), Greg Osby(As, Ss), Gary Thomas(Ts, Fl, Bcl),
Lonnie Plaxico(B) - 1. PM's AM 2. Donjo 3. Master Mind 4. Slam Tango 5. The Sphinx 6. One
For Eric 7. Brown Warm & Wintery 8. Audio-Visual Scapes 8曲中4曲はジャック・ディジョネットの作曲。親しみやすい?曲もある(1、5、6曲目)ので、けっこう好きなアルバム。多重録音も効果的に使用されている模様。ポップな1曲目はパット・メセニーに捧げた曲らしい。2、3曲目はグレッグ・オズビーの作品で、スローでエキゾチックな曲とホーンによる複雑なテーマでビートの効いた曲が続きます。タイトルに反してなぜタンゴか分からない4曲目、オーネット・コールマン作で凝っている展開の5曲目(何と15分の長尺もの)、「アルバム・アルバム」でも演奏されていた6曲目。ラストのタイトル曲は14分台の大作で全員の名前がクレジットされていますが、ある程度の打ち合わせはあったのでしょうか。それにしても、ディジョネットの人材選びはたいしたものです。 |
| Parallel Realities/Jack DeJohnette(Ds)(MCA) - Recorded December 1988. Pat
Metheny(G), Herbie Hancock(P) - 1. Jack In 2. Exotic Isles 3. Dancing 4. Nine Over Reggae
5. John McKee 6. Indigo Dreamscapes 7. Parallel Realities 大物3人によるアルバム。ベースは打込み。パット・メセニー(3、5、7曲目)とジャック・ディジョネット (1−2、5曲目)が半分ずつ (うち4曲目は共作)作曲。演奏は非常に緊密で、変則編成でも十分楽しめます。比較的ストレートでマイナーかつドラマチックなフュージョンになっていて、ソロも聴かせる1曲目、浮遊感のあるパステルカラーの2曲目、ベースシンセがなく、スピーディーでスリリングなソロが続いている3曲目、基本が9拍子(?)になっていて、ちょっと陰影の部分もあるレゲエの4曲目、 やや渋めのジャジーなカラーを持つ5曲目、美しいメロディを持っているフュージョンタッチの6曲目、揺らぎのあるテーマで、前半・ラストは不思議感覚でスペイシー、中盤戦はリズミカルに盛り上がる11分台のタイトル曲の7曲目。 |
| Earth Walk/Jack DeJohnette's Special Edition(Ds)(Somethin'else) -
Recorded June 18-21, 1991. Greg Osby(As, Ss), Gary Thomas(Ts, Fl), Michael Cain(P, Synth),
Lonnie Plaxico(B), Joan Henry(Synth) - 1. It's Time To Wake Up And Dream 2. Blue 3. Where
Or Wayne 4. Priestesses Of The Mist 5. Earth Walk 6. On Golden Beams 7. One On One 8.
Lydia 9. Monk's Plumb 10. It's Time To Wake Up And Dream ピアノが不在だったジャック・ディジョネットのバンドにマイケル・ケインが加入。シンセサイザーも使用してサウンドに広がりが出ています。このアルバムはいわゆるコンセプト・アルバムらしい。1曲目の出だしからピアノの個性的な演奏。テーマは明るい。2曲目はECM盤でも聴いた渋めの曲。エキゾチックなサックスとピアノが印象的な3曲目、やはり神秘的な4曲目、タイトル曲の5曲目は動物の鳴き声が効果的に配されたノリの良い大作。ある種フュージョンのような印象でソロは深い6曲目、インプロヴィゼーション度の高い7曲目、ピアノトリオで厳かに奏でられる再演の8曲目、曲調はアヴァンギャルドでファンクっぽいモンクにトリビュートされた9曲目。そして最初の曲が一部最後(10曲目)で繰り返されて幕を閉じます。 |
| Music For The Fifth World/Jack DeJohnette(Ds, Per, Vo,
Synth)(Eau) - Recorded February
1992. Michael Caine(P), Will Calhoun(Ds, Vo), Joan Henry(Vo), Lonnie Plaxico(B), John
Scofield(G), Vernon Reid(G), Farah DeJonette(Vo), Ethel Calhorn(Vo), Robert
Rosario(Vo) - 1. Fifth World Anthem 2. Dohiyi Circle 1 3. Miles 4.
Two Guitar Chant/Dohiyi 5. Deception Blues 6. Witchi Tia To 7. Darkness To Light 8. Dohiyi
Circle 2 9. Aboriginal Dream Time 9曲中6曲がジャック・ディジョネットの作曲。ロック畑のリヴィング・カラーから2人を迎え、ジャンルを超えた仕上がり。2ギター、2ドラムの迫力はホント、重量級。ディジョネットのアルバムの流れからすると、ちょっと異色。変拍子もある重量級ロック・ヴォーカルアルバムで、メロディも明快な1曲目、5声のヴォーカルのみの素朴な2、8曲目、タイトルどおりマイルス・カラーのファンクの3曲目、出だしがアフリカン・エスニック・ヴォーカルの4曲目、レゲエ・ファンクのヴォーカル曲の5曲目、やや素朴なポップ・ヴォーカル曲の6曲目、ドラマチックな進行でロック的に盛り上がる12分台の7曲目、変拍子ファンクとでもいうべき9曲目。ジョン・スコフィールドは1、3−5、7、9曲目に、マイケル・ケインは3−5、7、9曲目に参加。 |
| Extra Special Edition/Jack DeJohnette(Ds)(Somethin'else) - Released 1994.
Michael Cain(P), Lonnie Plaxico(B), Gary Thomas(Ts, Ss, Afl), Bobby McFerrin(Vo), Marvin
Sewell(G), Paul Grassi(Per) - 1. Numoessence 2. Elmer Wudd? 3. Then There Was Light 4. You
Can Get There 5. Inside The Kaleidoscope 6. Ha Chik Kah 7. Seventh D 8. Rituals Of Spring
9. Liquid Over Tones 10. Speaking In Tongues 11. Summertime 12. Memories Of Sedona ボビー・マクファーリンがゲストで大きくフィーチャー(1−6、10曲目)されています。1、4−5曲目のようにフリー・インプロヴィゼーションを思わせる曲もありますが、まとまりが見事。2曲目はベースパートをヴォーカルがとる部分もあり、アドリブで盛り上がります。緊張感のあるピアノとヴォーカルのデュオの3曲目、ラップ風でノリの良い6曲目、彼らにしてはシンプルな演奏の7曲目、メロディアスで美しい8曲目、エキゾチックな10曲目。11曲目だけ彼ら流のスタンダード。パーカッション中心で旋律がたゆたう12曲目でアルバムは幕を閉じます。ゲイリー・トーマスは1、4−8、10、11曲目に、マイケル・ケインは2−4、6−8、10−12曲目に参加。また、マーヴィン・スーウェルのギターが極めて個性的。 |
| Dancing With Nature Spirits/Jack DeJohnette(Ds, Per)(ECM) - Recorded May
1995. Michael Cain(P, Key), Steve Gorn(Bansuri-fl, Ss, Cl) - 1. Dancing With Nature Spirits 2.
Anatolia 3. Healing Song For Mother Earth 4. Emanations 5. Time Warps ジャック・ディジョネット が久々にECMに戻ってきました。ここでは合作(フリー・インプロヴィゼーション)または参加メンバーに作曲を任せています。いきなり最初から民族音楽ともフリー・インプロヴィゼーションともとれる曲。スペイシーな中に土着的なフルートの音がゆったりと鳴り響 き、ピアノも民族的なエキゾチックさをたたえつつ少ない音数から、3人で盛り上がっていく20分台のタイトル曲の1曲目、 スティーヴ・ゴーン作の、エスニックかつ幽玄に音が漂っていく12分台の2曲目、タイトルのようにヒーリングと、緊張感を感じる部分もあって後半盛り上がる22分台の3曲目、浮遊感がありつつもはっきりしたメロディのテーマを持つ4曲目、唯一ポップな(?)テーマやメロディの、爽やかさを少し感じつつ進んでいく5曲目。 |
| Oneness/Jack DeJohnette(Ds, Per)(ECM) - Recorded January 1997. Jerome Harris(G, B), Don Alias(Per), Michael Cain(P) - 1. Welcome Blessing 2. Free Above Sea 3.
Priestesses Of The Mist 4. Jack In 5. From The Heart/C.M.A. 5曲中3曲(うち1曲がインプロヴィゼーションとのメドレー)がジャック・ディジョネットのオリジナルで、他の2曲(半)は参加者のインプロヴィゼーション。通常のジャズの域からは大きくはずれていて、どの楽器もパーカッシヴなサウンド。空間的に広く、その緊張感は高 めです。1曲目はドン・アライアスとのパーカッションでのデュオの小品。2曲目は4人でのフリーだけれども、その研ぎ澄まされた冷たいサウンドが見事で、特にピアノの存在が大きい。3、4曲目は再演曲。神秘性もあって、静かに語りかけてくる15分台のバラードの3曲目、以前のヴァージョンと全然違ったアプローチの、ポップさが消えた12分台の4曲目、アフリカンにゆったりはじまり、4ビートもあったりやや自由な方向へも行く、メドレーで27分台の5曲目。 |
| The Elephant Sleeps But Still Remembers/Jack DeJohnette(Ds,
Per, Vo, P)(Golden Beams)(輸入盤) - Recorded October 31, 2001. Bill Frisell(G,
Banjo), Ben Surman(Additional Production) - 1. The Elephant Sleeps But Still
Remembers 2. Cat And Mouse 3. Entranced Androids 4. The Garden Of
Chew-Man-Chew 5. Otherworldly Dervishes 6. Through The Warphole 7. Storm
Clouds 8. Cartune Riots 9. Ode To South Africa 10. One Tooth Shuffle 11.
After The Rain (06/07/02)ライヴ録音。ラストのみジョン・コルトレーンの曲で、ピアノで穏やかに進みます。他は出演者の即興演奏の色彩が強いです。短い曲とやや長めの曲が混在。Ben Surmanの役割はシンセ・ベースなどか(3人の演奏は1、5、9曲目)。1発もので意外にギターの鋭い面も見せている3人でのタイトル曲の11分を超える1曲目、バンジョーとパーカッションのフリーの2、10曲目、この後も、リズミカルだったりそうでなかったり、けっこうインプロヴィゼーションで聴かせる曲もあります。確かにアヴァンギャルドか。やはりバンジョーでエスニックな香りの4曲目、ファンク的なノリの5曲目、荘厳な雰囲気から牧歌的に移るピアノの7曲目、彼らしいドラムスに合わせてノリ良く明るいアフリカンな感じで進行していく10分台の9曲目。 |
(注)70年代の、前期ECM時代などのリーダー・アルバムは、国内盤でCD化されていないものもあり、また、購入を逃しているものもあり、まだチェックからもれていると思います。The DeJohnette Complex(Milestone)'68, Untitled(ECM1074)'76, New Rags(ECM1103)'77, Inflation Blues(ECM1244)'82 The Jack DeJohnette Piano Album(Landmark)'85など
このホームページに記載されている内容の無断引用・無断転載・編集等を禁じます。©1997 Kazuyuki Kudo