パット・メセニー(Pat Metheny)

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コンプリートなディスコグラフィーではない事をご了承ください。
ジャズCDの個人ページ」by K. Kudo

 

ECM時代の最後のほうからリアルタイムで聴いていました。最初出会ったアルバムがブライト・サイズ・ライフとリジョイシングだったので、他のアルバムを、何だか想像しているサウンドと違うな、と思って聴いているうちにはまってしまいました。もっぱら自己のバンド活動に時間を取られているせいか、思ったほどには参加アルバムはあまり多くありません。しかし、1アーティスト1ジャンルの世界を築いてしまったのはスゴいことです。

最終更新日:2008/03/10

リーダーアルバム

Bright Size Life/Pat Metheny(G)(ECM) - Recorded December 1975. Jaco Pastorius(B), Bob Moses(Ds) - 1. Bright Size Life 2. Sirabhorn 3. Unity Village 4. Missouri Uncompromised 5. Midwestern Nights Dream 6. Unquity Road 7. Omaha Celebration 8. Round Trip/Broadway Blues

8曲目以外はパット・メセニーの曲。ギター度は当然のことながら高いです。ジャコパストリアスの参加にも注目で、彼のフレットレス・ベースも縦横無尽に泳ぎ回ります。ノリの良い、明るい印象的なテーマを持つ1曲目、水彩画を見ているようなハーモニーとメロディに導かれていくスローテンポの2曲目、ギターの多重録音で味わい深く聴かせる3曲目、かなり勢いがあってジャズっぽいノリもけっこうイケる4曲目、時々紡ぎ出されるメロディが淡々と曲の中にある哀愁を語っていく5曲目、元気があるのだけれど曲調のマイナーさ加減とそのメロディが調和をもたらしている6曲目、8ビート的なノリで軽快に進んでいく7曲目、オーネット・コールマン作で4ビートの形をとりながらけっこう自由度の高い8曲目。(02年9月19日発売)

Water Colors/Pat Metheny(G)(ECM) - Recorded February 1977. Lyle Mays(P), Eberhard Weber(B), Dan Gottlieb(Ds) - 1. Watercolors 2. Icefire 3. Oasis 4. Lakes 5. River Quay 6. Suite: 1 Florida Greeing Song 2 Legend Of The Fountain 7. Sea Song

全曲パット・メセニーのオリジナルで、様々なサウンドが混在するアルバム。1曲目はノリが良く、初期のパット・メセニー・グループのようなサウンドでせまってきます。サウンドの色彩も豊かで、まさに水彩画的。ギター1本(15弦ハープギター?)でその冷めた幻想的な世界を表現している2曲目、しっとりと視覚的にせまってきて不思議な静寂を示すサウンドの3曲目、リズミカルでテンポ良く陽気に聴かせてくれる4曲目、やはりメロディアスにポップな雰囲気が伝わってくる5曲目、ドラムスとのダイナミックかつ繊細なデュオを展開する6曲目のパート1、ソロギターで美しく表現している同パート2、静かで表情の豊かな海をサウンドで視覚的に表現している、叙情的で時間が過ぎ去っていくような10分台の7曲目。(02年9月19日発売)

Pat Metheny Group(G)(ECM) - Recorded January 1978. Lyle Mays(P), Mark Egan(B), Dan Gottlieb(Ds) - 1. San Lorenzo 2. Phase Dance 3. Jaco 4. Aprilwind 5. April Joy 6. Lone Jack

邦題「思い出のサン・ロレンツォ」。初のグループ名義。3曲がパット・メセニーのオリジナル、そして3曲がライル・メイズとの共作。おおらかなカントリー・フュージョンとでも言うべき作品。でも奥は深そう。マーク・イーガンのフレットレス・ベースも雰囲気にピッタリとマッチ。雄大な自然や風景、変化していくサウンドなどを感じながら聴くことができて物語性のある10分台の1曲目、ノリが良く、かつ陰影に富んでいて車で走っている時に聴きたい2曲目、ジャコ・パストリアスに捧げられていますが、テーマや曲調がポップで渋くて快調な3曲目、ギターで淡く彼の色に染めている小品の4曲目、メロディ良し、リズム良し、そしてサウンドの色彩感が豊かな5曲目。速いテンポが心地良くノレるゴキゲンな6曲目は中間部のピアノも渋い。(02年9月19日発売)

New Chautauqua/Pat Metheny(G, B)(ECM) - Recorded August 1978. - 1. New Chatauqua 2. Country Poem 3. Long Ago Child/Fallen Star 4. Hermitage 5. Sueno Con Mexico 6. Daybreak

全曲パットメセニーのオリジナル。一人多重録音によるアルバムなので、フュージョン、フォーク色の強いものから、静かなサウンドまでさまざまな曲がありますが、やや内側を向く傾向。1曲目はエレキベースも交えてノリの良いゴキゲンな、パット風フュージョンとでも言うべきタイトル曲で、リードギターもいつものペースで冴え渡っています。アコースティック・ギターでほのぼのと牧歌的で詩情豊か、まさにカントリー的な2曲目、スペイシーな中に幻想的な和音が響き渡って、淡々とメロディが綴られていく10分台の3曲目、しっとり系のフォークとでも言うべき、哀愁漂う4曲目、やはり淡く蒼めの色彩感覚でせまってくるフォーク調の5曲目、しっとりと静かにはじまって、後半エレキベースも入って印象的なメロディで進んでいく6曲目。(02年9月19日発売)

American Garage/Pat Metheny Group(G)(ECM) - Recorded June 1979. Lyle Mays(P), Mark Egan(B), Dan Gottlieb(Ds) - 1. (Cross The) Heartland 2. Airstream 3. The Search 4. American Garage 5. The Epic

全曲パット・メセニーとライル・メイズの合作。比較的初期の大らかな明るいパット・メセニー・グループを聴くのにはいいかも。しっかり彼ら流のフュージョングループしています。1曲目は全体的に明るいノリが良く、爽やかで印象的ですが、中間部のベースのソロも味わいがあります。広がりのあるテーマを持っていてアメリカの大地や空を感じることができるような2曲目、やはり彼らのグループらしいメロディがつまっていて、繊細なライルのピアノも美しい3曲目、ロックのテイストもあふれていて、ビートの効いたノリの良さで勝負しているタイトル曲の4曲目、サウンドの変化していく具合が何ともカッコ良くて、ある時はシャープ、ある時はソフトな印象のある12分台の5曲目。ECMのレーベルカラーとは異なる感触。(02年9月19日発売)

80/81/Pat Metheny(G)(ECM) - Recorded May 26-29, 1980. Charlie Haden(B), Jack DeJohnette(Ds), Dewey Redman(Ts), Mike Brecker(Ts) - 1. Two Folk Songs. 1st, 2nd 2. 80/81 3. The Bat 4. Turn Around 5. Open 6. Pretty Scattered 7. Every Day (I Thank You) 8. Goin' Ahead

パット・メセニーが本気で取り組んだ彼風味のジャズアルバム。2人のテナー・サックスも面白い。ほとんどが彼のオリジナル。前半がパット流の元気なフォーク・ジャズ、ドラム・ソロを挟んで後半がチャーリー・ヘイデン作の20分にも及ぶ1曲目、やはり彼のジャズの世界をソロでもサウンドでも表現しているタイトル曲の2曲目、メロディの印象的なバラードの3曲目、ギター・トリオでオーネット・コールマン作の有名な4曲目、メンバーが交互にフリー・インプロヴィゼーションを展開し、盛り上がっていく14分台の5曲目、比較的自由度の高い「ジャズ」の演奏が聴ける6曲目、叙情味あふれるメロディアスかつドラマチックな13分台の7曲目、アコースティックギターの多重録音で優しくフォークソングのように語りかけてくる8曲目。(02年9月19日発売)

As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls/Pat Metheny(G, B) & Lyle Mays(P, Synth, Org)(ECM 1190) - Recorded September 1980. Nana Vasconcelos(Per, Dr, Vo) - 1. As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls 2. Ozark 3. September Fifteenth (Dedicated To Bill Evans) 4. "It's For You" 5. Estupenda Graca

パット・メセニーとライル・メイズのデュオ(全曲2人での作曲)に、ナナ・ヴァスコンセロスが参加したアルバム。ライル・メイズの色が濃く出ていると思います。この中で注目すべきはタイトル曲の20分もある1曲目で、アメリカの情景を思わせるようなゆったりした広大なサウンドが、場面によって哀しみ、喜びなどの感情をあらわしながら物語性を帯びて聴く人の心にせまってきます。ピアノやギターが細かいフレーズを連射しつつも、表情を変えながらも明るいサウンドで楽しい2曲目、サブタイトルで「ビル・エヴァンスに捧ぐ」とあって、しっとりした印象的なメロディを陰影に富んだ表情で淡々と綴っていく3曲目、グループでの演奏の雰囲気に近い、後半ノリの良い曲調の4曲目、ヴォイスのメロディが印象的で牧歌的な5曲目。(02年9月19日発売)

Offramp/Pat Metheny Group(G)(ECM) - Recorded October 1981. Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Dan Gottlieb(Ds), Nana Casconcelos(Per) - 1. Barcarole 2. Are You Going With Me? 3. Au Lait 4. Eighteen 5. Offramp 6. James 7. The Bat Part 2

基本的にはパット・メセニーとライル・メイズの共作。ナナ・ヴァスコンセロス参加の影響なのか、ベースがメンバーチェンジしたせいなのか、グループのサウンドには変化が。効果的にギター・シンセサイザーを使用して、ゆったりとはじまりインプロヴィゼーションも見せて彼の世界を表現している1曲目、渋めのメロディが淡々と続いていって、ギターシンセのソロが心の中に入り込んでくる2曲目、浮遊感の漂う出だしから、ほのかな温かみのあるメロディが静かに紡ぎ出されていく3曲目、ロック・ビートを基調に印象のある旋律を挟みながら元気のある4曲目、過激で起伏のあるインプロヴィゼーションのタイトル曲の5曲目、すんなり頭に入ってくるメロディの、爽やかな6曲目、映画音楽あるいは穏やかな海の風景のような7曲目。(02年9月19日発売)

Travels/Pat Metheny Group(G)(ECM) - Recorded July, October, November 1982. Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Dan Gottlieb(Ds), Nana Casconcelos(Per) - 1. Are You Going With Me? 2. The Fields, The Sky 3. Goodbye 4. Phase Dance 5. Straight Ahead 6. Farmer's Trust 7. Extradition 8. Goin' Ahead - As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls 9. Travels 10. Song For Bilbao 11. San Lorenzo

ライヴの演奏。いつもツアーを続けているメンバーにはスタジオ録音と変わらないような、あるいはもっと臨場感のあふれる出来。既出のアルバムからの曲と新曲がほぼ半々といったところ。作曲もパット・メセニー単独とライル・メイズとの共作が半々。ギターシンセサイザーを含め、ギターのサウンドがカラフルにチェンジされていき、曲もメロディやサウンドが印象的なものが多いです。既出の曲(1、4、8(メドレー)、11曲目)は、オリジナル録音とはメンバーの変わっているものが多いので、違う演奏でどう勝負をしているかが気になるところ。5曲目のラテンノリのパーカッシヴなリズムなどは新機軸かもしれない。6曲目、8曲目前半、9曲目のタイトル曲のようなしっとり系バラードが、ライヴの中で映えています。(02年9月19日発売)

Rejoicing/Pat Metheny(G) with Charlie Haden(B) & Billy Higgins(Ds)(ECM) - Recorded November 29-30, 1983. - 1. Lonely Woman 2. Tears Inside 3. Humpty Dumpty 4. Blues For Art 5. Rejoicing 6. Story From A Stranger 7. The Calling 8. Waiting For An Answer

元オーネット・コールマン・バンドのベース、ドラムスと、オーネットの曲3曲(2−3、5曲目)を交えての演奏。ここでのパット・メセニーは、曲によって十分ジャズしています。彼のオリジナルは3曲(6−8曲目)。ホレス・シルバー作の渋く、哀愁漂うギターの音色のきれいなバラードの1曲目、オーソドックなジャズの枠組の中でギターが飛翔する2曲目、演奏をはじめるとやはりパット色に染まってしまう、それそれのソロも面白い3曲目、チャーリー・ヘイデン作のテーマもソロも心地良いブルースの4曲目、ドラムスとギターとのスピーディなやり取りが聴けるタイトル曲の5曲目、しっとり系のグループ風サウンドの路線が展開する6曲目、ギターシンセがものものしくフリーなサウンドでせまる7曲目、映画音楽のような小品の8曲目。(02年9月19日発売)

First Circle/Pat Metheny Group(G)(ECM) - Recorded February 15-19, 1984. Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Pedro Aznar(Voice, Per), Paul Wartico(Ds) - 1. Forward March 2. Yolanda, You Learn 3. The First Circle 4. If I Could 5. Tell It All 6. End Of The Game 7. Mas Alla 8. Praise

ECM最後のパット・メセニーのアルバム。彼単独のオリジナルが3曲、ライル・メイズとの共作が5曲。ヴォイスが印象的で、ドラマチックな曲が多いです。ここまでの集大成といった感じ。調子ハズレのマーチで冒頭を飾る1曲目、ノリが良くてメロディも分かりやすく、すんなり入ってくる2曲目、ヴォイスも入る変拍子路線の有名曲で、ハートにグッとくるタイトル曲の3曲目、限りない優しさをこめて紡ぎ出されていくバラードの4曲目、日本人好みで哀愁を誘ってギターもピアノもフレーズが鋭い、やはりヴォイス入り変拍子ドラマ路線の5曲目、穏やかな進行の上に分厚いサウンド、ギターシンセやピアノがのる6曲目、ゆったりした曲でヴォイスのメロディが決め手となる7曲目、ラストらしく、盛り上がる曲調で大団円を迎える8曲目。(02年9月19日発売)

Song X: Twentieth Anniversary/Pat Metheny(G)/Onette Coleman(As, Vln)(Nonesuch) - Recorded December 13-14, 1985. Charlie Haden(B), Jack DeJohnette(Ds), Denardo Coleman(Ds, Per) - 1. Police People 2. All Of Us 3. The Good Life 4. Word From Bird 5. Compute 6. The Veil 7. Song X 8. Mob Job 9. Endangered Species 10. Video Games 11. Kathelin Gray 12. Trigonometry 13. Song X Duo 14. Long Time No See

全曲オーネット・コールマンの作曲またはパット・メセニーとの共作(インプロヴィゼーション)。彼から影響を受けたというメセニーの、 本人との初めての共演盤で、チャーリー・ヘイデンも参加。しかし、スゴいメンバー。オーネットの演奏を知らない人には、これらの曲が少々きつい可能性も?個人的には好きですが。今回、リミックス&リマスターで1−6曲目を追加して発売。完全フリーもある程度あって、アメーバのようなノリやサウンドは明らかにオーネット側の演奏ですが、パット側のギターフレーズが完全に同調して感じるのは、やはり影響が大きかったからでしょうか。今回追加された曲も、特に優劣はなくて、単に当時のLPの収録時間の問題だったと思われます。フレーズを勝手なように吹き(弾き)つつ、突き進みます。(05年9月28日発売)

Still Life/Pat Metheny Group(G)(Geffen) - Recorded March - April, 1987. Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Paul Wartico(Ds), Armando Marcal(Per, Voice), David Blamires(Voice), Mark Ledford(Voice) - 1. Minuano (Six Eight) 2. So May It Secretly Begin 3. Last train Home 4. (It's Just) Talk 5. Third Wind 6. Distance 7. In Her Family

J-WAVEでよくかかっていた曲もあったり(Pazz&Jopsでしたっけ?)、ブラジルへの傾倒(ミルトン・ナシメントでしょうか?)をかなり見せながらも、他には無いポップな(?)サウンドで聴くものを圧倒します。セールスにもかなり結びつくだけのことはあります。よくラジオなどで耳にしました。

Letter From Home/Pat Metheny Group(G)(Geffen) - Recorded Spring 1989. Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Paul Wartico(Ds), Pedro Aznar(Per, Voice, etc.), Armando Marcal(Per) - 1. Have You Heard 2. Every Summer Night 3. Better Days Ahead 4. Spring Ain't Here 5. 45/8  6. 5-5-7  7. Beat 70  8. Dream Of The Return 9. Are We There Yet 10. Vidala 11. Slip Away 12. Letter From Home

グループとしてアルバムを出すのは間隔が開いていますが、それだけ内容が濃く、サウンドは変拍子があったりするのによりポップになじみやすくなってきています。売れるわけです。そしてパット・メセニー自身のギターがだんだん凄みを見せて、フレーズ中心に聴いていても納得。

Question And Answer/Pat Metheny(G) with Dave Holland(B) & Roy Haynes(Ds)(Geffen) - Recorded December 21, 1989. - 1. Solar 2. Question And Answer 3. H & H 4. Never Too For Away 5. Law Years 6. Change Of Heart 7. All The Things You Are 8. Old Folks 9. Three Flights Up

ありそうで少なかったギタートリオ編成(しかもベテラン2人と!)で、しかもスタンダードなども演奏しているという、待ちかねていた作品です。この緊密でリラックスした演奏とノリは皆ただ者ではありません。個人的にはパット・メセニーのアコースティックなスタンダード集をもっと聴いてみたいです。

The Road To You/Pat Metheny Group(G)(Geffen) - Recorded July 1991.Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Paul Wartico(Ds), Armando Marcal(Per, Voice, etc.), Pedro Aznar(Voice, Per, etc.) - 1. Have You Heard 2. First Circle 3. The Road To You 4. Half Life Absolution 5. Last Train Home 6. Better Days Ahead 7. Naked Moon 8. Beat 70  9. Letter From Home 10. Third Wind 11. Solo From "More Travels"

ライヴです。これを聴いてもスタジオ録音と比べてぜんぜん音質やクオリティが落ちていないのが素晴らしいと思います。従って、出た当初の時点での最近のアルバムのベスト盤的聴き方をできるのがいいところです。個人的にはECM時代の「ファースト・サークル」の再演がうれしいです。

Secret Story/Pat Metheny(G)(Geffen) - Recorded Fall 1991 - Winter 1992. Charlie Haden(B), Nana Vasconcelos(Per), Armando Marcal(Perc), Lyle Mays(P), Steve Ferrone(Ds), Mark Ledford(Voice), Dany Gottlieb(Cymbal Roll), Will Lee(B), Steve Rodby(B), Paul Wartico(Ds), Gil Goldstein(Accordion), Sammy Merendino(Ds), Andy Findon(Fl), Toots Thielemans(Harmonica), Michael Mossman, Mike Metheny, Ryan Kisor(Tp, Flh), Tom Malone(Tb), Dave Taylor(Btb), Dave Bargeron(Btb, Tuba), John Clark(French Horn), Anthony Jackson(B), Akiko Yano(Voice, Lylics), Skaila Kanga(Harp), Members Of The London Orchestra, etc. - 1. Above The Treetops 2. Facing West 3. Cathedral In A Suitcase 4. Finding And Believing 5. The Longest Summer 6. Sunlight 7. Rain River 8. Always And Forever 9. See The World 10. As A Flower Blossoms 11. Antonia 12. The Truth Will Always Be 13. Tell Her You Saw Me 14. Not To Be Forgotten

個人名義の作品。曲によってメンバーを代え、オーケストラ付きでしかもワールドワイドの音を使用している何とも贅沢な作品。演奏者名を見ると、製作にかかった費用を心配しますが、内容も今まで表現できなかったであろう部分も思いっきり出しているので、おそらく買い!です。

Zero Tolerance For Silence/Pat Metheny(G)(Geffen) - Recorded December 16, 1992. 1. Part 1  2. Part 2  3. Part 3  4. Part 4  5. Part 5

通常レコード会社側でストップがかかりますが、売れていると何でも出せてしまうことの証明。完全にアヴァンギャルトでキレているアルバムですが、発売日にかなりの枚数が店頭に置いてありました。個人的には面白いと思いますが、「ニュー・シャトゥーカ」を期待して、怒り出した人もいたのでは。

We Live Here/Pat Metheny Group(G)(Geffen) - Recorded 1994. Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Paul Wartico(Ds), David Blamires(Vo), Mark Ledford(Vo, Flh, Tp, etc.), Luis Conte(Per) - 1. Here To Stay 2. And Then I Knew 3. The Girls Next Door 4. To The End Of The World 5. We Live Here 6. Episode D'azur 7. Something To Remind You 8. Red Sky 9. Stranger In Town

サウンドはいつもの厚みのあるサウンドですが、何だかリズムがいつもと違ってややタイト(というよりフュージョン・ビートとでも言うのでしょうか)かな、と思ったら、中南米・ブラジル色が薄れていました。ほとんどの曲がライル・メイズとの共作です。一時期けっこう聴いておりました。

Quartet/Pat Metheny Group(G)(Geffen) - Recorded May 1996. Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Paul Wartico(Ds) - 1. Introduction 2. When We Were Free 3. Montevideo 4. Take Me There 5. Seven Days 6. Oceania 7. Dismantling Utopia 8. Double Blind 9. Second Thought 10. Mojave 11. Badaland 12. Glacier 13. Language Of Time 14. Sometimes I See 15. As I Am

このアルバムがいつもと違うのは、4人だけで演奏している事、楽器の使用が比較的アコースティック寄りでシンプルな(それでもたくさん使っていますが)事。いつもの分厚いサウンドとは違いますが、実験的というか、独特なアプローチも一部にはあります。

The Sign Of 4/Derek Bailey(G)/Pat Metheny(G)/Gregg Bendian(Per)/Paul Wartico(Per)(Knitting Factory Works) - Recorded December 13-14, 1996. - Disc1: A Study In Scarlet   Disc2:  1. Evidently 2. Untidy Habits 3. The Rule Of Three 4. Strange Story 5. The Aurora 6. Tracks 7. A Break In The Chain 8. One Object 9. Euclid 10. Fortune   Disc3:  1. Poisoned Arrows 2. Trichinopoly 3. Ransom 4. Antecedents 5. In Quest Of A Solution

3枚組で3千円ちょっとだったので、パット・メセニーの名で買った人がいると思いますが、怒っているの人もいるのでは。完全なフリーミュージック(フリージャズでなく)なので。私は何でも受け入れてしまうタイプなので、これはこれで楽しめました。(ジョン・ゾーンの「コブラ」といい勝負?)

Imaginary Day/Pat Metheny Group(G)(Warner Bros.) - Recorded Spring 1997. Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Paul Wartico(Ds), Mark Ledford(Vo, Tp, Btp), David Blamires(Vo, g, Vln, Tp, etc.), Mino Cinelu, David Samuels, Glen Velez, Don Alias(Per) - 1. Imaginary Day 2. Follow Me 3. Into The Dream 4. A Strory Within The Story 5. The Heat Of The Day 6. Across The Sky 7. The Roots Of Coincidence 8. Too Soon Tomorrow 9. The Awakening

何も書かなくても、「あの」パット・メセニーが新作(しかもワーナー移籍第1作目)であれば、それだけでいいのでは、という気がしてきました。何度も聴き返しました。ただ、この盤が出た1ヶ月半後に特別付録つきデジパック仕様(CDの内容は同じ)を出すのは、ちょっと困ります。(注)98年9月25日にリミックスCDを1枚プラスしてまた再発売。どうなっているのでしょうか?

A Map Of The World/Pat Metheny(G, Key)(Warner Bros) - February 1999. Steve Rodby(B, Org), David Samuels(Per), Gil Goldstein(Org) and Orchestra - 1. A Map Of The World 2. Family 3. North 4. Home 5. Sisters 6. Childhood 7. Fall From Grace 8. Memory 9. Gone 10. Flight 11. Alone 12. Outcasts 13. Sunday 14. Discovery 15. Acceptance 16. Realization 17. Soliloquy 18. Night 19. Sunrise 20. Resolution 21. Pictures 22. Patience 23. Transition 24. Reunion 25. Renewal 26. Homecoming 27. Forgiving 28. Holding Us

映画「ア・マップ・オブ・ザ・ワールド」に使用された曲に加え、映画にインスパイアされて作曲されたトラックを加えてできたアルバムだそうです。ジャズ色は非常に薄く、上質のややヒーリング系のミュージックで、ジャケット写真や中に挿入されている写真の、のどかな風景がそのまま浮かび上がってくるような視覚的な音楽です。最初から最後までほとんどゆったりしています。場面によってはパット・メセニーの曲らしいところもありますが、聴いていて引きこまれるのはより静かな場面。ギターもメロディ重視で奏でられていて、これをBGMにゆったりした時間を過ごすのもいいかもしれない。 1曲目がタイトル曲で、サウンドトラックなだけに全28曲中ほとんどが短めの曲です。でも、自然な流れになっています。(99年11月25日発売)

Trio 99->00/Pat Metheny(G)(Warner Bros) - Recorded August 1999. Larry Grenadier(B), Bill Stewart(Ds) - 1. (Go) Get It 2. Giant Steps 3. Just Like The Day 4. Soul Cowboy 5. The Sun In Montreal 6. Capricorn 7. We Had A Sister 8. What Do You Want? 9. A Lot Of Livin' To Do 10. Lobe Jack 11. Travels

全11曲中8曲がパット・メセニーのオリジナル 、またはライル・メイズとの共作。中にジャイアント・ステップスやウェイン・ショーターの曲があったり、ラストの2曲はパット・メセニー・グループの再演曲があったりとうれしい構成。最初は何となく彼の他のギター・トリオのアルバムに比べて地味かなあと思ったりしましたけれど、全体のサウンドが微妙なところでまとまっていて、ハマッてしまいました。この3人でなければ得られない 、なかなかスゴい世界が広がっています。特にビル・スチュワートがいい。1曲目からギターも全開で、その露出度も高いです。ただ、ゆったりと全体で聴かせる曲の方がどちらかというと好みかも。 派手ではない分、スルメ状態のヘヴィーローテーションになっていくような気がします。(00年2月23日発売)

Trio->Live/Pat Metheny(G)(Warner Bros) - Recorded 1999 and 2000. Larry Grenadier(B), Bill Stewart(Ds) - 1. Blight Size Life 2. Question And Answer 3. Giant Steps 4. Into The Dream 5. So May It Secretly Begin 6. The Bat 7. All The Things You Are 8. James 9. Unity Village 10. Soul Cowboy 11. Night Turns Into Day 12. Faith Healer 13. Counting Texas

このツアーでの演奏で何テイクも録音してあるもののうち、ベストな演奏を集めた2枚組。再演曲は多いのですが、ライヴならではで長くなった曲もあります。リズム隊は一見地味なのですけれど、なかなかどうしてスゴい組み合わせ。このメンバーだからこそ出来た、このトリオ独自のグルーヴ感や柔軟性。それが証拠かどうかは分かりませんがパットメセニーの古い曲、新曲やスタンダード、アヴァンギャルドな曲をとりまぜ、全方位的に曲を集めて演奏しています。1曲目が「ブライト・サイズ・ライフ」ではじまっているのがうれしい。ラスト3曲目が新曲だそうですが、これらこそ彼らがやりたかった事なのではないかな、と思います。サウンドは少々好みが分かれるかもしれません。 なかなか味のあるアルバム。(00年12月13日発売)

Speaking Of Now/Pat Metheny(G) Group(Warner Bros) - Recorded 2001. Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Richard Bona(Vo, Per), Cuong Vu(Tp, Vo), Antonio Sanchez(Ds) - 1. As It Is 2. Proof 3. Another Life 4. The Gathering Sky 5. You 6. On Her Way 7. A Place In The World 8. Afternoon 9. Wherever You Go 10. Epilogue

久しぶりのパット・メセニー・グループとしてのアルバム。メンバーが半分入れ替わっていますが、それでもあのパット・メセニー・グループのサウンドが聴ける、というところがパットの偉大さかも しれません。しかも、あのリチャード・ボナがコーラスとパーカッションで参加という、非常に贅沢な参加の仕方。ベトナム出身のクン・ヴーのトランペットも個性的に響いてきます。特に2曲目では彼らならではのインプロヴィゼーションを聴くことができます。こういうジャズの方向があっても良いかも。4曲目など、ギターが全開の場面もあって、スゴいことをやっているんだろうなあ、と思いつつ。曲によって、叙情的な景色が浮かんでは消えていく彼らの音世界は、より一層ジャンルを越えて普遍的になりつつあります。(02年2月27日発売)

One Quiet Night/Pat Metheny(G)(Warner bros) - Recorded November 24, 2001 and January 2003. - 1. One Quiet Night 2. Song For The Boys 3. Don't Know Why 4. Another Chance To Be 5. And Time Goes On 6. My Song 7. Peace Memory 8. Ferry Cross The Mersey 9. Over On 4th Street 10. I Will Find the Way 11. North To South, East To West 12. Last Train Home 13. In All We See

バリトン・ギターという音域の低いアコースティック・ギターでのソロ・アルバム。オリジナルが中心ですが、その中にノラ・ジョーンズの「ドント・ノー・ホワイ」(3曲目)やキース・ジャレットの「マイ・ソング」(6曲目)などがはさみこまれていて、きれいなメロディが印象的。テンポがどの曲もだいたい一定していてそれほどはやくなく、アルペジオ中心でメロディアスな曲が多く、しかも適度な低音が心地良い、ということでBGMとしても楽しめるのでは、と思います。しっとりとして、癒される感じも。全体的には繊細なイメージ。そんな中で2、9曲目はメロディアスながらギターをかき鳴らすタイプの曲。ただし、それほどうるさくはありません。12曲目にパットのおなじみの曲があるのもうれしいところ。13曲目はボーナス・トラック。(03年5月28日発売)

The Way Up/Pat Metheny(G, Synth) Group(Nonesuch) - Recorded 2003 and 2004. Lyle Mays(P, Key), Steve Rodby(B, Cello), Cuong Vu(Tp, Voice), Gregoire Maret(Harmonica), Antonio Sanchez(Ds), with Richard Bona(Per, Voice), David Samuels(Per) - 1. Opening 2. Part 1   3. Part 2    4. Part 3

国内盤では72分収録。4トラックあるものの、実はたった1曲の構成になる壮大な叙事詩。グループでのオーケストレーションのようなサウンド、メロディアスで各楽器のバランスがとれていて、表情を次々に変えていくドラマチックな展開。随所にあらわれるメロディが印象的で、物語のドラマを飽きさせず聴かせます。時折り見せる静かな部分にもある程度の緊張感が広がっていて、聴きのがすことはできません。ほんの一部分に4ビートやジャズっぽい部分が出てきますが、結局は1アーチスト1ジャンルの世界で、独特なカラーのメセニー・ワールドが広がっています。いつもながらの素晴らしいギターにスポットを当てて聴いても良いし、サウンドの流れで聴いても良いのですが、まずアルバムを通して集中して聴くことが必要かも。(05年2月9日発売)

Day Trip/Pat Metheny(G) with Christian McBride(B) & Antonio Sanchez(Ds)(Nonesuch) - Recorded October 19, 2005. - 1. Son Of Thirteen 2. At Last You're Here 3. Let's Move 4. Snova 5. Calvan's Keys 6. Is This America? (Katrina 2005) 7. What Nor (Bonus Track) 8. When We Were Here 9. Dreaming Trees 10. The Red One 11. Day Trip

全曲パット・メセニーの作曲で、国内盤は7曲目がボーナス・トラック。ドラムスやベースもいいですが、主役はもちろんパットで、ギター・トリオの自由な展開。浮遊感のあるスピーディなラテンノリとでも言うべき1曲目、しっとりとした淡い情感のあるバラードでやや盛り上がりもある2曲目、フレーズがけっこう速くてスピーディかつスリリングな3、7曲目、ボッサの上をギターが踊りまわる4曲目、ブルース的だけど凝った部分もある5曲目、牧歌的なアコースティック・ギターがフォーク的な印象の6曲目、ミディアムの8分の6拍子で渋いサウンドを聴かせる8曲目、静かにアコースティック・ギターで心象風景をつづるバラードの9曲目、ギターも歪ませファンク的にせまてくる10曲目、アップテンポで複雑かつメカニカルなラテンの11曲目。(08年2月6日発売)

 

共演・参加アルバム

Jaco/Jaco Pastrius(B), Pat Metheny(G), Bruce Ditmas(Ds), Paul Bley(P)(DIW) - Recorded June 16, 1974. - 1. Vampira 2. Overtoned 3. Jaco 4. Batterie 5. King Korn 6. Blood

ポール・ブレイ、カーラ・ブレイ、アーネット・ピーコックのオリジナルばかりということで、ベテランの彼が中心なのだろうと思います。ちょっと音があまり良くないと思うのですが、当時からジャコ・パストリアスのフレットレス・ベースのテクニックにはすごいものがありました。

Ring/The Gary Burton Quintet(Vib) with Eberhard Weber(B)(ECM) - Recorded July 23 and 24, 1974. Mick Goodrick(G), Pat Metheny(G), Steve Swallow(B), Bob Moses(Per) - 1. Mevlevia 2. Unfinished Sympathy 3. Tunnel Of Love 4. Intrude 5. Silent Spring 6. The Colours Of Chloe

マイケル・ギブスの曲が3曲、カーラ・ブレイの曲と、参加メンバーの曲で成り立っています。パット・メセニーが参加していますが、ギターはミック・グッドリックもいるので、あまり目立ってはいません。曲によって2人のベーシストが同時参加。ヴァイブラホンを中心に全体で聴かせるようなサウンド。ゆったりとしているようでエキゾチックなメロディを持って進んでいく1曲目、やはりエキゾチック路線で不思議なビートで迫ってくる2曲目、静かですが2人のベースで浮遊感とともに語りかける3曲目、前半がドラムソロで、不思議なビート感のギター度も高い4曲目、カーラ・ブレイ作でしっとりと哀愁度の高い、10分台の5曲目、エバーハルド・ウェーバー作で彼のアルバムでもおなじみの、印象的な展開の6曲目。

Dreams So Real/Gary Burton Quintet(Vib)(ECM) - Recorded December 1975. Mick Goodrick(G), Pat Metheny(G), Steve Swallow(B), Bob Moses(Per) - 1. Dreams So Real 2. Ictus/Syndrome 3. Jesus Maria 4. Vox Humana 5. Doctor 6. Intermission Music

カーラ・ブレイの作品集。ホンワカした、それでいて温度感があまり高くないグループのサウンドと、カーラ・ブレイの曲のメロディアスさがうまくマッチしています。そのホンワカムードとメロディアスという要素でゆったりとはじまる1曲目、テーマがけっこうハードで面白く、ややフリー的な展開からノリの良い4ビートに移ってのギターソロやヴァイブラホンのソロが面白い、2曲メドレーでの10分台の2曲目、ヴァイブラホンのみでしっとりと静かに語りかけてくる3曲目、メロディもノリも、ソロまでもがポップス的で陽気な4曲目、スピーディなメロディ展開なのだけど浮遊間を伴う不思議なメロディの5曲目、メロディアスさと複雑さが入り混じったような曲調で聴かせてくれる、やや哀愁路線の6曲目。ギター度は少し上がったかも。

Passengers/Gary Burton Quartet(Vib) with Ebarhard Weber(B)(ECM) - Recorded November 1976. Pat Metheny(G), Steve Swallow(B), Dan Gottlieb(Ds) - 1. Sea Journey 2. Nacada 3. The Whopper 4. B & G (Midwestern Nights Dream) 5. Yellow Fields 6. Claude And Betty

だんだんパット・メセニーがクローズアップされてきて、6曲のうち3曲はパットの曲が取り上げられています。ただしギター度はあまり高くない感じがします。また、スティーヴ・スワロウのベースがルートを弾きながら、エバーハルト・ウェーバーのベースがメロディを弾くという場面も出て くるので、少々変わったサウンドになっています。1曲目はチック・コリア作で、哀愁を感じながらも快調に飛ばして曲が進んでいきます。スローでメロディアスなしっとりしたナンバーの2曲目、浮遊感のあるテーマを奏でてテンポも良い感じの3曲目、パットの曲で有名な、やはり哀愁路線の4曲目、ウェーバー作のドラマチックな盛り上がりのある5曲目 。そしてスワロー作のスローで不思議な雰囲気のあるワルツの6曲目で幕を閉じます。

Shadows And Light/Joni Mitchell(Vo, G)(Elektra) - Recorded September 1979. Jaco Pastrius(B), Don Alias(Ds), Pat Metheny(G), Lyle Mays(Key), Michael Brecker(Ts), The Persuasions(Vo) - 1. Introduction 2. In France The Kiss On Main Street 3. Edith And The Kingpin 4. Coyote 5. Goodbye Pork By Hat 6. The Dry Cleaner From Des Moines 7. Amelia 8. Pat's Solo 9. Hejira 10. Black Crow 11. Don's Solo 12. Dreamland 13. Free Man In Paris 14. Band Introduction 15. Furry Sings The Blues 16. Why Do Fools Fall In Love 17. Shadows And Light 18. God Must Be A Boogie Man 19. Woodstock

その昔レーザーディスクも出ていたのですが、入手しそびれてしまいました。それにしてもこのメンバー、どうやってそろえたのでしょうか。特にジャコ・パストリアスのベースが全体の印象を決定づけていますが、パット・メセニーのギターも当時の音色とフレーズを奏でています。

Under Fire (Original Sound Track)(Warner Bros.) - Released 1983. Pat Metheny(G), Jerry Goldsmith(Condust) - 1. Bajo Fuego 2. Sniper 3. House Of Hammocks 4. Betrayal 5.  19 De Julio 6. Rafael 7. A New Love 8. Sandino 9. Alex's Theme 10. Fall Of Managua 11. Rafael's Theme 12. Nicaragua

パット・メセニーがかなりの曲で、オーケストラをバックにアコースティック・ギターのみを弾いています。 曲調も哀愁を帯びたものが多く、CDのみでも聴いている価値があると思います。ただ、いつもの手くせアドリブ(失礼!)が無いのも少々残念な気もします。映画も見たいなあと思いつつ。

The Falcon And The Snowman (Original Sound Track)(EMI Manhattan) - Recorded 1984. Pat Metheny(G), Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Paul Wartico(Ds), Pedro Aznar(Voice), David Bowie(Vo), National Philharmonic Orchewstra - 1. Psalm 121/Flight Of The Falcon 2. Daulton Lee 3. Chris 4. "The Falcon" 5. This Is Not America 6. Extent Of The Lie 7. The Level Of Deception 8. Capture 9. Epilogue (Psalm 121)

サウンドトラックではありますが、オーケストラもいっしょに演奏しているいつものパット・メセニー・グループという趣きがあります。これだけの演奏なのですが、日本盤で出たことがあるのかどうか記憶にありません。輸入盤で入手しました。

Steve Reich/Different Trains/Kronos Quartet & Steve Reich/Electric Counterpoint/Pat Metheny(G)(Elektra/Nonesuch) - Recorded September 26 - October 1, 1987.   Different Trains: 1. America - Before The War 2. Europe - During The War 3. After The War    Electric Counterpoint: 4. Fast 5. Slow 6. Fast

スティーヴ・ライヒは現代音楽の人でミニマル・ミュージックの創始者だそうですが、その人の作品集。後半3曲がパット・メセニーの一人多重録音による演奏ですが、反復する音符の洪水が押し寄せてくるという感じで、集中して聴いているとちょっとつらいものがありますが...。

Michael Brecker(Ts, EWI)(Impulse) - Recorded 1987. Jack DeJohnette(Ds), Charlie Haden(B), Kenny Kirkland(P), Pat Metheny(G) - 1. Sea Glass 2. Syzygy 3. Choices 4. Nothing Personal 5. The Cost Of Living 6. Original Rays 7. My One And Only Love

ようやく出たマイケル・ブレッカーの初リーダー作。彼の作曲または共作は7曲中3曲(1−2、6曲目)。メンバーもスゴいし演奏もエキサイティング。AKAIのSTEINER HORN(EWI)も操りますが、テナーも十分堪能できます。映画音楽のようなワルツでゆったりから、どんどん中盤盛り上がる1曲目、ドラムスとのデュオの勝負ではじまる勢いのある変幻自在な曲調の2曲目、マイク・スターン作のミステリアスな雰囲気のファンクの3曲目、ドン・グロルニック作のトリッキーなテーマと続くソロが渋く熱いジャズの4曲目、哀愁の情緒路線で切なく語りかけるバラードの5曲目、EWIの出だしで浮遊感とリズム感のある世界が現出し、後半はテナーに持ちかえてメロディアスな16ビートの6曲目、スタンダードが泣かせるバラード路線の7曲目。

Parallel Realities/Jack DeJohnette(Ds)(MCA) - Recorded December 1988. Pat Metheny(G), Herbie Hancock(P) - 1. Jack In 2. Exotic Isles 3. Dancing 4. Nine Over Reggae 5. John McKee 6. Indigo Dreamscapes 7. Parallel Realities

大物3人によるアルバム。ベースは打込み。パット・メセニー(3、5、7曲目)とジャック・ディジョネット (1−2、5曲目)が半分ずつ (うち4曲目は共作)作曲。演奏は非常に緊密で、変則編成でも十分楽しめます。比較的ストレートでマイナーかつドラマチックなフュージョンになっていて、ソロも聴かせる1曲目、浮遊感のあるパステルカラーの2曲目、ベースシンセがなく、スピーディーでスリリングなソロが続いている3曲目、基本が9拍子(?)になっていて、ちょっと陰影の部分もあるレゲエの4曲目、 やや渋めのジャジーなカラーを持つ5曲目、美しいメロディを持っているフュージョンタッチの6曲目、揺らぎのあるテーマで、前半・ラストは不思議感覚でスペイシー、中盤戦はリズミカルに盛り上がる11分台のタイトル曲の7曲目。

Reunion/Gary Burton(Vib)(GRP) - Recorded May 6-10, 1989. - Pat Metheny(G), Mitchel Forman(P), Will Lee(B), Peter Erskine(Ds) - 1. Autumn 2. Reunion 3. Origin 4. Will You Say You Will 5. House On The Hill 6. Panama 7. Chairs And Children 8. Wasn't Always Easy 9. The Chief 10. Tiempos Felice (Happy Times) 11. Quick And Running

パット・メセニーとゲイリー・バートンの再開セッション。以前はゲイリー・バートンのサウンドという趣きが強かったのですが、パットお得意のフュージョンサウンド(リズム隊がいい)をバックに抑制がききながらも存在感のあるギターです。昔のアルバムを彷彿とさせるような曲もあったりします。

The Rainbow Colored Lotus - A Big Hand For Hanshin(Polydor) - Recorded (Dec 21, 1989), December 9. 1992, February 24, 1993, November 28, 30, December 17, 1994 and February 4, May 12, 30, June 1995 and Released 1995. - 1. Paint My Heart Red: Keith Jarrett(P), 2. Nardis: Ralph Towner(G), Gary Peacock(B) 3. Little Peace: Charles Lloyd(Fl), Bobo Stenson(P), Anders Jormin(B), Billy Hart(Ds) 4. No More Blues: Makoto Ozone(P) 5. Alone Together: Richie Beirach(P), Dave Holland(B), Jack DeJohnette(Ds) 6. Forthcoming: Miroslav Vitous(B) 7. Change Of Heart: Pat Metheny(G), Dave Holland(B), Roy Haynes(Ds) 8. Dance Of The Broken Doll: Oscar Deric Brown(P) 9. Boy And Beauty: Kiyoto Fijiwara(B), Allen Won(Ss), Thomas Chapin(Fl), Peter Madsen(P), Shunsuke Fuke(Ds) 10. Sweet Revenge: Ryuichi Sakamoto(Synth, Prog) 11. Mbatu Mbatu: Lo-Tutala Masiditewa(G, Vo), Lo-Tutala Nianga(B, Vo), Bouced Thierry(Vo), Mino Cinelu(G, Vo) 12. From Tom To Tom: Toninho Horta(G, Vo), Yuka Kido(Fl) 13. I Fall In Love Too Easily: Sali Oguri(Vo), Secar Deric Brown(Key, P, Ds, Vo), Brother James(Per) 14. Mbanza Mquena: Kiala Nzavotunga(Vo, G, Kalimba), Stephane Mickoel Blaess(B), Udoh Essiet(Per) 15. Navigate: Wayqay(Souling Chants, Calls, Tam Tam), Strafe(Ds, Synth, Prog, Per, G, Chorus, Vo), Kathy Waters(Cho, Vo, Melodic Tail Out), Deborah Cole(Cho, Vo), Wayne Betancourt(B, Cho, Vo), Rayder(Per) 16. Juju: Herbie Hancock(Synth), Darrell Smith(Cynth, Prog), Will "Roc" Griffin(Prog, Ds Loop), Will Kennedy(Ds), Lazaro Galarraga(Vo, Bata), Nengue Hernandez(Bata), Mas Lasar(Key) 17. Passoa Quese Certa: Seigenn Ono(Charango), Eugenio Dole(Vo, G), Chikara Tsuzuki(Harmonica) 18. An Illusion In The Sound: Norico(Vo), Oscar Deric Brown(Key, P), Ronny Drayton(G), Brother James(Per), Camin Rojbas(B) 19. Naturally: Kalapana 20. Nature's Collin' '95Maldie Sexton(Vo) 21. Requiem For Hansin: Naoki Nishimura(Synth), The Monx(Vo, Cho)

邦題「レインボー・ロータス」。阪神大震災基金のためのベネフィットCD。ジャズ、特にECM関係のミュージシャンの参加が多いです。キース・ジャレットが1曲目、ゲイリー・ピーコックが2曲目、リッチー・バイラークが5曲目、デイヴ・ホランドが5、7曲目、ジャック・ディジョネットが5曲目、ミロスラフ・ヴィトウスが6曲目、パット・メセニーが7曲目、ハービー・ハンコックが16曲目と非常に豪華。このために作曲された曲か既成の曲かは別にして、ここでしか聴けない録音が多いです。どちらかと言うと、CD2枚組みのうち、1枚目が好みのミュージシャンが多く、2枚目はジャズとは少し離れた曲が多い。ハービー・ハンコックも電気サウンドバリバリの演奏です。これだけの演奏者の未発表曲が揃うのも非常にまれ。そういう意味では貴重。

Till We Have Faces/Gary Thomas(Ts, Ss, Fl)(Bamboo) - Recorded May 8-14, 1992. Pat Metheny(G), Tim Murphy(P), Anthony Cox(B), Ed Howard(B), Terri Lyne Carrington(Ds), Steve Moss(Per) - 1. Angel Eyes 2. The Best Thing For You 3. Lush Life 4. Bye Bye Baby 5. Lament 6. Peace 7. It's You Or No One 8. You Don't Know What Love Is

邦題「ゲイリー・トーマス&パット・メセニー・プレイズ・スタンダーズ」。ところが2人のアプローチはやはり過激路線なので、かなりエキサイティングなプレイ。パット・メセニーはこの時スコアを一切見なかったのだとか。1曲目はいきなりここまでやるか、の路線。緊張感があります。2曲目はソロでウネウネしたフレーズが続きます。サックスが歌っていて、生ギターとのデュオのバラードが泣かせる3曲目、オーソドックスにはじまってだんだん個性的なフレーズが続く4曲目、最初から最後までブレイクしっぱなしの5曲目、フルートやギターが美しい6曲目、ピアノレストリオでけっこうアグレッシヴな7曲目。8曲目も有名な曲ですが、8分の7拍子で攻めていて、けっこう過激。パット・メセニーは7曲目以外に参加。

Wish/Joshua Redman(Ts)(Warner Bros.) - Recorded 1993. Pat Metheny(G), Charlie Haden(B), Billy Higgins(Ds) - 1. Turnaround 2. Soul Dance 3. Make Sure You're Sure 5. We Had A Sisiter 6. Moose The Moche 7. Tears In Heaven 8. Whittin' 9. Wish (Live) 10. Blues For Pat (Live)

比較的新人なのに、すごいメンバーを従えたアルバムです。ジョン・コルトレーン色が非常に薄く、豪快な太い音色のテナーが魅力ですが、ジャズのまっただ中といった感じのサウンドでのパット・メセニーの演奏も珍しいです。3曲目のアコースティック・ギターが泣かせます。

I Can See Your House From Here/John Scofield(G) & Pat Metheny(G)(Blue Note) - Recorded December 1993. Steve Swallow(B), Bill Stewart(Ds) - 1. I Can See Your House From Here 2. The Red One 3. No Matter What 4. Eberybody's Party 5. Message To My Friend 6. No Way Jose 7. Say The Brother's Name 8. S.C.O. 9. Quiet Rising 10. One Way To Be 11. You Speak My Language

まさかこの大物2人が共演するとは思ってもみませんでした。説明不要の素晴らしいアルバムです。ここでもリズム隊の特異な?(変というわけではないです。)音使いが印象に残ります。どちらか1人でも買い!なので、2人だと、当然!ですね。

Carnegie Hall Salutes The Jazz Masters(Verve) - Recorded April 6, 1994. Don Alias(Per), Tom Barney(B), Dee Dee Bridgewater(Vo), Ray Brown(B), Kenny Burrell(G), Betty Carter(Vo), Peter Delano(P), Al Foster(Ds), Charlie Haden(B), Omar Hakim(Ds), Herbie Hancock(P, Key), Roy Hargrove(Tp), Joe Henderson(Ts) Bruce Hornsby(P, Key), Antonio Carlos Jobin(P, Vo), J.J. Johnson(Tb), Hank Jones(P), Abbey Lincoln(Vo), Jeff Lorber(Vo), Christian McBride(B), John McLaughlin(G), Jackie McLean(As), Pat Metheny(G), Art Porter(As), Renee Rosnes(P), Stephen Scott(P), Jimmy Smith(Org), Gary Thomas(Ts), Kenny Washington(Ds), Vanessa Williams(Vo), Yosuke Yamashita(P),   The Carnegie Hall Jazz Band: Randy Brecker(Tp), Earl Gardner(Tp), Lew Soloff(Tp), Byron Stripling(Tp), Slide Hampton(Tb), Douglas Purviance(Tb), Steve Turre(Tb, Shells), Dennis Wilson(Tb), Jerry Dodgion(As), Frank Wess(As), Alex Foster(Ts), Willie Williams(Ts), Gary Smulyan(Bs), Dennis Irwin(B), Special Guests: Don Sickler(Cond) - 1. Tea For Two 2. Tangerine 3. Shiny Stockings 4. Willow Weep For Me 5. I Must Have That Man 6. Desafinado 7. Manteca 8. Parisian Throughfare 9. How High The Moon 10. Turn Out The Stars 11. The Eternal Triangle 12. How Insensitive 13. Down By The Riverside 14. Yellow Stone 15. It's About That Time 16. Now's The Time

邦題「ジャズ・マスターズに捧ぐ−Verve50周年記念カーネギー・ホールコンサート・ライブ」。これでもかというくらいに新旧豪華な顔合わせのコンサートです。ハービー・ハンコックは1、10、15−16曲目に、チャーリー・ヘイデンは5−6曲目に、パット・メセニーは11−12曲目に、ゲイリー・トーマスは15曲目に参加。1曲1曲は比較的コンパクトになっていて、演奏しているのはけっこうオーソドックスなジャズだけれども、それぞれフィーチャーされたソロイストたちの演奏は個性的でなかなか。ハンコックのピアノはちょっとトンガっていて聴いていると面白いです。バックバンドのメンバーも名前を知っているような腕っこきが多数います。総花的ではあるけれども、こういうセッションもなかなか貴重なので、聴いておいて損はないかも。

Wilderness/Tony Williams(Ds)(Eau) - Recorded December 1995. Pat Metheny(G), Michael Brecker(Ts), Herbie Hancock(P), Stanley Clerk(B), Lyle Workman(G), David Garibaldi(Per) John Van Tongeren(Key) - 1. Wilderness Rising 2. China Town 3. Infant Wilderness 4. Harlem Mist 5. China Road 6. The Night You Were Born 7. Wilderness Voyager 8. Machu Pichu 9. China Moon 10. Wilderness Island 11. Sea Of Wilderness 12. Gambia 13. Cape Wilderness

よくぞここまで大物ミュージシャンを集めてくれました。まさに職人芸の世界。また、うまくオーケストラを効果的に使っています。バンド主体の曲とオーケストラ主体の曲に分かれ、さらにオーケストラなしの曲も。曲によって印象がバラバラなのが少々残念ですが、一聴の価値はあると思います。このあと、トニー・ウィリアムスが帰らぬ人となってしまうのが非常に残念ではあります。

Beyond The Missouri Sky/Charlie Haden(B) & Pat Metheny(G)(Verve) - Recorded 1996. - 1. Waltz For Ruth 2. Our Spanish Love Song 3. Message To A Friend 4. Two For The Road 5. First Song 6. The Moon Is A Harsh Mistress 7. The Precious Jewel 8. He's Gone Away 9. The Moon Song 10. Tears Of Rain 11. Cinema Paradiso(Love Theme) 12. Cinema Paradiso(Main Theme) 13. Spiritual

ジャズというよりも、ベースとギターの空間を聴いているという感じ、しかも抽象的ではなくメロディアスなデュオです。チャーリー・ヘイデンのお得意デュオ試合ですが、2人の歩み寄りが見事。曲によってはかなり哀愁が漂っていて、本当に渋い。それにしてもCDジャケットの装丁の豪華なこと。

Tales From the Hudson/Michael Brecker(Ts)(Impulse) - Recorded 1996. Pat Metheny(G), Jack DeJohnette(Ds), Dave Holland(B), Joey Calderazzo(P except 3, 5), McCoy Tyner(P on 3, 5), Don Alias(Per on 3, 5) - 1. Sings And Arrows 2. Midnight Voyage 3. Song For Bilbao 4. Beau Rivage 5. African Skies 6. Introduction To Naked Soul 7. Naked Soul 8. Willie T. 9. Cabin Fever

マイケル・ブレッカー作ないし共作は9曲中6曲(1、4−7、9曲目)。久しぶりのジャズが全開のアルバム。しかも有名なサイドメンばかりです。アップテンポで全開で飛ばしていく迫力のあるジャズを展開している1曲目、ジョーイ・カルデラッツォ作で哀愁路線の渋いミディアムの4ビートの2曲目、パット・メセニー作のラテンノリでマッコイ・タイナーの重厚なピアノもバッチリと合う曲調の3曲目、アメリカの広大な台地のような大らかさを持ったバラードの4曲目、8分の6拍子でモーダルな、まさにアフリカンの5曲目、7曲目のイントロでサックスとベースの小品の6曲目、内省的な情念のあるサウンドでソロを綴っていくバラードの7曲目、渋めの4ビートでせまるミディアムの8曲目、アップテンポでこれでもかと攻めまくっていく9曲目。

Passagio Per Il Paradiso/Pat Metheny(All Instruments)(Geffen) - Released 1996. - 1. Theme From "Passaggio Per Il Paradiso" 2. Marta's Theme 3. The Roards Of Marche 4. Marta's house Story 5. Wolf Story 6. Marta's Stag Story 7. Learning On The Road 8. Private Eye 9. Marta On The Bus, Marta In The Fields 10. Remembering Home, Meeting The Kids 11. Renato's Theme 12. Finale (It's Always Worth The Trouble) 13. Don't Forget (Renato's Theme)

ジャケットを見ても演奏者が最初わからなかったのですが、1人多重録音による演奏(しかも全曲パット・メセニーによる作曲)と判明しました。ただ、これは映画音楽らしいゆったりとした音楽といった感じで、いつもの演奏とは趣きがだいぶ違います。

The Elements: Water Give Of Life/David Liebman(Ss, Ts, Wood Fl)(Arkadia) - Recorded January 1997. Pat Metheny(G), Billy Hart(Ds), Cecil McBee(B) - 1. Water 2. White Caps 3. Heaven's Gift 4. Bass Interlude 5. Reflecting Pool 6. Storm Surge 7. Guitar Interlude 8. The Baptismal Font 9. Ebb And Flow 10. Water Theme (Reprise)

メセニー度は高いですが、全体のサウンドはデイヴ・リーブマン色が強いので、デイヴ・リーブマンのファンは、「おッ、いい感じ」なのですが、ポップ路線のパット・メセニーのファンにはちょっとつらい部分があるかもしれない。ソロやデュオもあり、静かで、深い部分ものぞかせます。

Like Minds/Gary Burton(Vib)/Chick Corea(P)/Pat Metheny(G)/Roy Haynes(Ds)/Dave Holland(B)(Concord) - Recorded December 15-17, 1997. - 1. Questions And Answer 2. Elucidation 3. Windows 4. Futures 5. Like Minds 6. Country Roads 7. Tears Of Rain 8. Soon 9. For A Thousand Years 10. Straight Up And Down

何ともスゴいメンバーでの録音。曲はパット・メセニーが4曲(1−2、7、9曲目)、チック・コリアが3曲(3−4、10曲目)、ゲイリー・バートンが2曲(5−6曲目)で、スタンダードが1曲。再演の曲もあって、演奏はジャズか。ヴァイブラホンで曲調がややクールに。8分の6拍子の哀愁を帯びたメロディアスな1曲目、明るめのアップテンポが心地よい2曲目、淡い哀愁のメロディで8分の6拍子の3曲目、しっとり感が漂うバラードの4曲目、ファンク的なビートでちょっと綾織り系メロディのタイトル曲の5曲目、ちょっとゆったりあっさりという感じの6曲目、都会の静かな夜をあらわすような7曲目、明るくて一番ジャズという感じで演奏される8曲目、優しい8分の6拍子がメロディアスな9曲目、アップテンポでメカニカルさが印象的な10曲目。

The Sound Of Summer Running/Marc Johnson(B)(Verve) - Released 1998. Bill Frisell(G), Pat Metheny(G), Joey Baron(Ds) - 1. Faith In You 2. Ghost Town 3. Summer Running 4. With My Boots On 5. Union Pacific 6. Porch Swing 7. Dingy-Dong Day 8. The Adventures Of Max And Ben 9. In A Quiet Place 10. For A Thousand Years

素晴らしいメンバー。2人のギタリストの共通する、カントリー色というかフォーク色の強い世界が広がっています。パット・メセニー色がやはり強いですが、ビル・フリゼールも負けていません。 マーク・ジョンソン作が7曲、あとは他のメンバーの作曲。ジャスというよりはノリの良いカントリーを想起させる1曲目、ビル・フリゼール作の牧歌的なロックというような2曲目、健康的ながら印象的なメロディがある、タイトル曲とも言える3曲目、16ビートのフォーク・ロック的な味わいを持つ4曲目、爽やかめのブルースのような体に良い5曲目、ゆったりとした明るい3拍子の6曲目、軽いサウンドでロックビートの7曲目、フリゼール作のスペイシーでアヤシげな8曲目、静かでメロディアスな9曲目、メセニー作の乾いた温かさのある10曲目。

By Arrangement/Jim Hall(G)(Telarc Jazz) - Recorded January and March, 1988. Scott Colley(B), Terry Clarke(Ds), Tom Harrell(Flh), Joe Lovano(Ss, Cl), Pat Metheny(G), The New York Voices(Vo), Greg Osby(As), Jamie Finegan(Tp), Lew Soloff(Tp), Alex Brofsky(French Horn), Jim Pugh(Cond, Tb), Conrad Herwig(Tb), Marcus Rojas(Tuba), etc. - 1. Django 2. Waltz For Debby 3. Ruby My Dear 4. Goodbye 5. Art Song 6. October Song 7. Wendy 8. The Wind 9. Whisper Not

基本がギタートリオで、曲ごとに豪華なゲストを迎えての演奏。しかも、曲によってブラス、ストリングス・セクション入りとこれまた豪華。ジャズメン・オリジナルが中心。ジム・ホールのアレンジが独特でちょっと実験的、抽象的な音世界の部分もあり、そのチャレンジ精神は素晴らしいです。ギターはちょっと聴くと地味なのだけれど、なかなか味のある世界。いつものあの音色です。パット・メセニーは1曲目に参加して、ジム・ホールとの渋いフレーズのやり取りを聴くことができます。グレッグ・オズビーはニューヨーク・ヴォイセスといっしょに8曲目に参加。さりげなくきれいなメロディを吹いています。ニューヨーク・ヴォイセスは有名な2曲目でも印象的なコーラスを聴かせています。どの曲も捨てがたいと思います。

Traveling Miles/Cassandra Wilson(Vo)(Blue Note) - Recorded (December 1997), May and September 1998. Dave Holland(B), Lonnie Plaxico(B), Olu Dara(Cor), Steve Coleman(As), Pat Metheny(G), Marvin Sewell(G), Kevin Breit(G), Doug Wamble(G), Eric Lewis(P), Jeffrey Haynes(Per), Mino Cinelu(Per), Marcus Baylor(Ds, Per), Perry Wilson(Ds), Cecilia Smith(Marimba), Vincent Henry(Harmonica), Regina Carter(Vln), Stefon Harris(Vib), Angelique Kidjo(Guest Vo) - 1. Run The VooDoo Down 2. Traveling Miles 3. Right Here, Right Now 4. Time After Time 5. When The Sun Goes Down 6. Seven Steps 7. Someday My Prince Will Come 8. Never Broken(ESP) 9. Resurrection Blues(Tutu) 10. Sky And Sea(Blue In Green) 11. Piper 12. VooDoo Reprise 13. Prancing

10曲目に参加。詳細はゴールド・ディスクを斬るをどうぞ。(99年3月3日発売)

Jim Hall(G) & Pat Metheny(G)(Telarc) - Recorded July and August 1998. - 1. Lookin' Up 2. All The Things You Are 3. The Birds The Bees 4. Improvisation No. 1    5. Falling Grace 6. Ballad Z 7. Summertime 8. Farmer's Trust 9. Cold Spring 10. Improvisation No. 2   11. Into The Dream 12. Don't Forget 13. Improvisation No. 3   14. Waiting To Dance 15. Improvisation No. 4   16. Improvisation No. 5   17. All Across The City

今や2人とも巨匠になってしまっているため、ありそうでなかった2人だけのフル・アルバム。実は以前、ジム・ホールの「バイ・アレンジメント」というアルバムで1曲だけ共演したこともあります。 ジム・ホールの曲が4曲、パット・メセニーの曲が4曲。2人のコラボレーションは絶妙な味わい。それぞれのギターがうまく溶け合っているように感じます。スタンダードの方が親しみやすいということもありますが、「インプロヴィゼーションNo.1−5」という完全即興演奏と思われる 5曲も素晴らしいものがあります。2人の演奏を一部を除いて緊張感ではなく安らぎをもって受け入れられます。技巧はすごいんでしょうけれど 、余裕を持った演奏が展開しています。有無を言わさずに押さえておきたいと思うアルバム。(99年5月22日発売)

Time Is Of The Essence/Michael Brecker(Ts)(Impulse) - Recorded 1999. Pat Metheny(G), Larry Goldings(Org), Ervin Jones(Ds), Jeff "Tain" Watts(Ds), Bill Stewart(Ds) - 1. Arc Of The Pendulum 2. Sound Off 3. Half Past Late 4. Timeline 5. The Morning Of This Night 6. Renaissance Man 7. Dr Slate 8. As I Am 9. Outrance 10. Lunations

詳細はゴールド・ディスクを斬るをどうぞ。(99年10月20日発売)

Nocturne/Charlie Haden(B)(Verve) - Recorded October 27-31, 2000. Gonzalo Rubalcaba(P), Ignacio Berroa(Ds), Pat Metheny(P), David Sanchez(Ts), Federico Britos Ruiz(Vln), Joe Lovano(Ts) - 1. En La Orilla Del Mundo (At The Edge Of The World) 2. Noche De Ronda (Night Of Wandering) 3. Nocturnal 4. Moonlight (Claro De Lina) 5. Yo Sin Ti (Me Without You) 6. No Te Empenes Mas (Don't Try Anymore) 7. Tranparence 8. El Ciego (The Blind) 9. Nightfall 10. Tres Palabras (Three Words) 11. Contigo En La Distancia/En Nosostros (With You In The Distance/In Us)

キューバやメキシコのバラード集に、オリジナルを加えた構成とのこと。哀愁漂う曲もあれば、和める曲もあって、さすがチャーリー・ヘイデンのアルバム、と思いました。いわゆる4ビートジャズではなくて、穏やかな美しいメロディの曲が満載といった内容。モロにキューバやメキシコという感じでもなく、やや洗練されたサウンドではあります。ここでのゴンサロ・ルバルカバはしっとり感の高いゆったりとしたピアノ。トリオを中心にゲストが適材適所で参加。オリジナルも他の曲と違和感なく溶け込みます。 ヘイデンのこのところのアルバムの傾向ですが、癒し、と言うか、夜のくつろいだ時間にこんなアルバムをかけてみたい、という気にも。パット・メセニーは2曲目に参加。ゆったりしたメロディアスなギターが良い感じ。(01年4月21日発売)

Nearness Of You : The Ballad Book/Michael Brecker(Verve) - Recorded December 18-20, 2000. Pat Metheny(G), Herbie Hancock(P), Charlie Haden(B), Jack DeJohnette(Ds), James Taylor(Vo) - 1. Chan's Song 2. Don't Let Me Bo Lonely Tonight 3. Nascente 4. Midnight Mood 5. The Nearness Of You 5. Incandescence 7. Sometimes I See 8. My Ship 9. Always 10. Seven Days 11. I Can See Your Dreams 12. Say It

ものすごいメンバーなのですが、さらにこのメンバーでバラードばかりを演奏するという贅沢さ。とは言うもののスタンダードは半分以下で、マイケル自身やハービー・ハンコック、パット・メセニーらのオリジナルも演奏、さらにはジェイムス・テイラーが2曲ヴォーカルで加わっていて今風なバラードという感じ。曲によってはパットのギターがさらに現代的な彩りを添えています。静かな中にもふつふつと情熱が溢れるような曲もあり、それぞれのメンバーの演奏を聴いても鋭いメロディーやハーモニーのセンス。ただし、気楽に聴くことも許してくれる世界があります。やっぱりマイケル・ブレッカーのサックスはスゴい、ということを改めて認識しました。 バラードを全面に出して、バラードの意義も変えつつある、ということでしょうか。(01年6月6日発売)

Metheny Mehldau/Pat Metheny(G)/Brad Mehldau(G)(Nonesuch)(輸入盤) - Recorded December 2005. Larry Grebadier(B on 4, 7), Jeff Ballard(Ds on 4, 7) - 1. Unrequited 2. Ahmid-6   3. Summer Day 4. Ring Of Life 5. Legend 6. Find Me In Your Dreams 7. Say The Brother's Name 8. Bachelors III 9. Annie's Bittersweet Cake 10. Make Peace

(06/09/23)Brad Mehldau作が3作(1、5、9曲目)で、他の7曲はPat Metheny作。4、7曲目にはドラムス、ベース参加。メセニーの方が主流か。地味だけれども変拍子の曲もあり、さりげなくスゴいことをやっている印象。しっとりとしつつ不思議なリズム感と共に流れていく1曲目、ややテンポが速くなって2人のスリリングなやり取りが聴ける2曲目、2人の演奏が絡み合い、浮遊感と淡い季節感を伴って進む3曲目、リズム隊参加で変拍子が小気味良く進む4曲目、沈みつつも流暢なフレーズで進む5曲目、ゆっくりと進む静かな切ないバラードの6曲目、ラテンのリズムでノリ良く進む7曲目、8分の6拍子でちょっとジャジーかなとも思える8曲目、綾織り系の絡み合いで進んでいく9曲目、爽やかな香りもあり盛り上がる10曲目。(’06年9月27日発売)

Quartet/Pat Metheny(G)/Brad Mehldau(P)(Nonesuch)(輸入盤) - Recorded December 2005. Larry Grenadier(B), Jeff Ballard(Ds) - 1. A Night Away 2. The Sound Of Water 3. Fear And Trembling 4. Don't Wait 5. Towards The Light 6. Long Before 7. En La Tierra Que No Olivida 8. Santa Cruz Slacker 9. Secret Beach 10. Silent Movie 11. Marta's Theme (from "Passagio Per Il Paradiso")

(07/03/20)2、4、6、11曲目がデュオ、1曲目が2人の共作、2、4−7、10−11曲目がパット・メセニー作、3、8−9曲目がブラッド・メルドー作。3分の2をクァルテットが占めるので、ノリは割といいと思います。ただ、このメンバーなので4ビート・ジャズにはなりません。しっとりした曲もあり。1曲目で16ビート的な展開をしていて、そこから起伏のある組曲を聴いている感じで進んでいきます。2人を中心に、4人のコンビネーションもなかなか見事。パットはさまざまな種類のギターを使っていて、彼のグループのような気がすることもありますが、メルドー度も高く、やっぱりこのメンバーだよねと思わせるところがなかなか。デュオの曲は2人の繊細なやり取りがここでも聴けます。アヴァンギャルドまたはメカニカルなフレーズも少し。 (07年3月28日発売)

Pilgrimage/Michael Brecker(Ts, EWI)(EmArcy) - Recorded August 2006. Pat Metheny(G), Herbie Hancock(P on 1, 5, 8-9), Brad Mehldau(P on 2-4, 6-7), John Patitucci(B), Jack DeJohnette(Ds) - 1. The Mean Time 2. Five Months From Midnight 3. Anagram 4. Tumbleweed 5. When Can I Kiss You Again? 6. Cardinal Rule 7. Half Moon Lane 8. Loose Threads 9. Pilgrimage

邦題「聖地への旅」。全曲マイケル・ブレッカーの作曲。スゴいメンバーで、ピアノは交替で参加。精神性か、ハードな部分もありますが、最高の音。アップテンポで目まぐるしく変化していくメロディとアドリブが一筋縄ではいかない複雑な1曲目、薄暮系のやや淡いサウンドで5拍子系を含んだ進行の2曲目、タイトルのようにリズムもサウンドも目くらましにあったかのような変幻自在の3曲目、ファンク的なビートに乗っかってソロが動きまわる4曲目、美しいゆったりとしたバラードで盛り上がりもある5曲目、勢いも浮遊感も併せ持つメロディとビートの6曲目、淡色系のサウンドとノリの良さ、やや起伏のある7曲目、ジャズロック系のリズムと浮遊感もあり、盛り上がる各楽器の8曲目、研ぎ澄まされたサウンドを持つタイトル曲の9曲目。(07年5月16日発売)

Migration/Antonio Sanchez(Ds)(CAM Jazz) - Recorded January 10-11 and 21, 2007. Chris Potter(Ts, Ss), David Sanchez(Ts), Scott Colley(B), Guest: Pat Metheny(G on 3, 9), Chick Corea(P on 1, 8) - 1. One For Antonio 2. Did You Get It? 3. Arena (Sand) 4. Challenge Within 5. Ballade 6. Greedy Silence 7. Inner Urge 8. The Hummingbird 9. Solar

アントニオ・サンチェス作は4曲(2、4ー6曲目)。基本は2テナーのフロントで、その他に曲によりゲスト参加。自由に飛翔する演奏。チック・コリア作の変拍子で複雑なメカニカルな曲をピアノトリオで自由に演奏する1曲目、途中からアップテンポになりでウネウネとサックスから速いフレーズが飛び出す2曲目、パット・メセニー作のゆったりと湿った哀愁を含む空気から盛り上がっていく3曲目、8分の9拍子基調でドラムスの自己主張の強い4曲目、温度感が低く、静かに語りかけるバラードの5曲目、やはり変拍子系で緩急自在、キメと自由が交錯する6曲目、ジョー・ヘンダーソン作がまるでオリジナルに聴こえる7曲目、チック・コリア作のスパニッシュな雰囲気のトリオ作の8曲目、ギターとドラムスのデュオが炸裂している9曲目。(07年9月5日発売)

(他の主な参加CD) ウェルカム・バック/矢野顕子(Vo、P)’88−89年(Midi)、ムーン・ストーン/トニーニョ・オルタ(G、Vo)’89年(Verve Forecast)、木漏れ日の窓辺にて/トゥリオ・モーラン(Key)’91年(Saude! Brazil)、ザ・イン・アンド・ヨー/ポール・ワーティコ(Dr)’92年(Canyon International)、クレイジー・セインツ/トリロク・グルドゥ(Ds、Per)’93年(CMP)、アイ・ヒア・ア・ラプソディー/アーニー・ワッツ(Ts、As)’93年(JVC)、Noa/ノア(Vo)’94年(Geffen)、タートルズ・ドリーム/アビー・リンカーン(Vo)’94年(Verve)、テ・ヴ!/ロイ・ヘインズ(Ds)’94年(Dreyfus)、追求 PURSUANCE−コルトレーンに捧ぐ/ケニー・ギャレット(As)’96年(Warner Bros)、シンプリー・セッド/ケニー・ギャレット(As、Ss)’99年(Warner Bros)、ドリームス/フィリップ・ベイリー(Vo)’99年(Heads Up)、

レブランス/リチャード・ボナ(B)’01年(Sony)、夢の男/ミシェル・ンデゲオチェロ(Vo、B、G、Hi-hat)’07年(EmArcy)、

 

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