ラルフ・ピーターソン(Ralph Peterson)

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ジャズCDの個人ページ」by K. Kudo

 

はじめてラルフ・ピーターソンの名前を知ったのは、「OTB」のアルバムだったと思います。メインストリーム系のグループにしては曲作りが非常に新鮮で、ラルフ・ピーターソンの提供している曲も、すばらしいなあと思ったのがきっかけです。叩き方がはでなのか、音数が多いのか分かりませんが、けっこううるさく感じます。でも、やはり俺が俺が、というタイプのドラマーもいいのではないでしょうか。最近は参加作品が少ないのが残念。

最終更新日:2007/03/07

リーダー・アルバム

V/Ralph Peterson Quintet(Ds)(Somethin'else) - Recorded April 19-20, 1988. Terence Blanchard(Tp), Steve Wilson(As, Ss), Geri Allen(P), Phil Bowler(B) - 1. Enemy Within 2. Monief 3. The Short End Of The Stick 4. Soweto 6 5. Viola's Dance 7. Bebopskerony

ラルフ・ピーターソンは個性的なドラマーであり、このアルバムをはじめて聴いたとき非常にそのサウンドが印象に残りました。メインストリーム系の(新しい)サウンドの中にひときわ際立つピアノのフレーズです。どちらかといえば、私はこういうサウンドをジェリ・アレンにはイメージしてしまいます。

Triangular/Ralph Peterson(Ds)(Somethin'else) - Recorded April 20, August 21-22, 1988. Geri Allen(P), Essiet Okon Essiet(B), Phil Bowler(B) - 1. Bemsha Swing 2. Triangular 3. Water Colors 4. Princes 5. Just You, Just Me 6. Move 7. Splash 8. Smoke Rings

ラルフ・ピーターソンは、マーヴィン・スミッティ・スミスより音数が少ないと思うのですが、彼の方がうるさく感じます。今度はトリオなので、ジェリ・アレンのカラーがもっと出ています。メロディアスだったりフリーっぽかったり、変幻自在といったところでしょうか。

Volition/Ralph Peterson(Ds)(Somethin'else) - Recorded February 28-28, 1989. Terence Blanchard(Tp) Steve Wilson(As, Ss), Geri Allen(P), Phil Bowler(B) - 1. Volition 2. Seven Of Swords 3. On My Side 4. Forth And back 5. Back To Stay 6. In Step 7. The Benevolent One 8. Sasquatch

「V」と同じメンバーによる録音です。ラルフ・ピーターソンの曲作りは、うまいものだと実感。ソロを順番にまわしていく構成らしく、全曲でピアノソロの部分があり、楽しめます。こちらの方は、ドラムソロも、かなりの曲でやっています。ちょっとうるさい?

Ralph Peterson(Ds) Presents The Fo'tet(Somethin'else) - Recorded December 22-23, 1989. Don Byron(Cl, Bcl), Bryan Carrott(Vib), Melissa Slocum(B), David Murray, Frank Lasy(Tb, Flh) - 1. Urban Omen 2. Thabo 3. Homecoming (For Lee Morgan) 4. Axis Mundi 5. Ballad For Queen Tiye 6. Miss Lady 7. I Can Dream, Can't I? 8. Confrontation 9. Johnny Come Lately

基本的にクラリネット(曲によりバス・クラ)、ヴァイブラホンとのクァルテットなので、かなり個性的なサウンド。そこに絡んでいく主張の大きいドラムスという構図。2、6、8曲目にデヴィッド・マレイとフランク・レイシーがゲストで参加。多少のアンサンブルはあるにしても、ベテランの味のある、いくらかアグレッシヴな部分もあるソロが展開されています。1曲目から現代モダンジャズ的なクラリネットが炸裂しますが、クラリネットということで希少価値はあるかも。前半6曲目まではラルフ・ピーターソンまたは他のメンバーのオリジナルで、やはりノリやフレーズが現代的。7、9曲目はスタンダードです。結果、一番目立っているのはリーダーのドラムスなので、やはり彼のリーダー作という雰囲気はあります。

Ornettology/Ralph Peterson(Ds, Cor)(Somethin'else) - Recorded August 7-9, 1990. Don Byron(Cl, Bcl), Bryan Carrott(Vib), Melissa Slocum(B) - 1. Ornettology 2. The Substance Of Things Hoped For 3. Nemesis 4. Iris 5. Status Flux 6. I Mean You 7. Sneak Attack 8. Congenilaity 9. There Is No Greater Love

同じメンバーでの2枚目で、ここでは完全に4人だけの演奏。個性的な編成とサウンドで、新しい何かが生まれている感じがします。ウエイン・ショーター(4曲目)、セロニアス・モンク(6曲目)、オーネット・コールマン(8曲目)の曲も取り上げています。タイトル曲でオリジナルの1曲目は、オーネット・コールマンに捧げつつも響きはもっと現代的な、スピーティーなスリルのある曲の仕上がり。ボッサなのだろうけれど、不思議な浮遊感のある2曲目。繊細な楽器のフロントながらアップテンポでバランスの良い曲も多く、4曲目のようなスローで落ち着いた曲も印象的です。構築の中に自由奔放なイメージもある5曲目、アップテンポの7曲目。やはりドラムスは独特。ラスト9曲目で彼のコルネットも聴けます。

Art/Ralph Peterson(Ds) Quintet(Somethin'else) - Recorded March 18-20, 1992. Graham Haynes(Cor), Steve Wilson(Ss, As), Michele Rosewoman(P), Phil Bowler(B), Ku-umba Frank Lacy(Tb), Craig Handy(Ts) - 1. Free For All 2. Sonora 3. Art Of Blackey 4. Central Park West 5. When You Wish Upon A Star 6. Bon Marie 7. I Remember Bu 8. Where It's Come From 9. People Make World Go Round

アート・ブレイキーに捧げられたアルバム。ただし、ラルフ・ピーターソンは自分流にパワフルに叩いています。1曲目はセプテットの演奏で、ジャズ・メッセンジャーズでも演奏されたウェイン・ショーター作の曲。4曲目のジョン・コルトレーンの曲も非常に美しい。あとはクインテット編成。メロディアスなボサノヴァの2曲目、おなじみのファンキーなリズムの、オリジナルの3曲目、意表をついてリハーモナイズされた元気なスタンダードの5曲目、リズミックでメロディアスな6曲目、グッとシットリくるバラードの7曲目、ミシェル・ローズウーマン作の骨太な8曲目。そして9曲目は何とスタイリスティックスの作品。知らなければオリジナルに聞こえます。全体を通してミシェル・ローズウーマンのピアノがスパイシーにキマります。

The Reclamation Project/Ralph Peterson(Ds) Fo'tet(Evidence)(輸入盤) - Recorded November 28 and 29, 1994. Steve Wilson(Ss), Bryan Carrott(Vib, Marimba), Belden Bullock(B) - 1. Further Fo 2. Song Of Serenity 3. Long Journey Home 4. Insanity 5. Bottom 6. Turn It Over 7. Just For Today 8. Acceptance 9. For All My Tomorrows 10. Keep It Simple

(06/08/26)全曲Ralph Petersonの作曲。「Fo'tet」ははじめてではないですが、形になってきたかな、というサウンド。ドラムスが相変わらず前面に出てます。やや不安定なサウンドがあってグングンとドラムスがバックで押しまくる1曲目、「処女航海」にサウンドカラーやリズムが似ている2曲目、静かなメロディでせまってくる(ドラムスは出てますが)3曲目、サックストリオでフリー的かと思ったらモーダルなアップテンポの4曲目、変拍子で不安をあおるようなサウンドの5曲目、温度感は高くないけどバリバリとアップテンポでせまる6曲目、都会的な夜の静けさのようなワルツの7曲目、変則ビートで淡々と進んでいく8曲目、グッと抑えこんだサウンドのバラードの9曲目、変拍子のノリの良いサンバノリで醒めた雰囲気もある10曲目。

The Fo'tet Plays Monk/The Ralph Peterson(Ds) Fo'tet(Evidence)(輸入盤) - Recorded November 20 and December 19, 1995. Steve Wilson(Ss), Bryan Carrott(Vib), Belden Bullock(B) - 1. Jackie-ing 2. Skippy 3. Epistrophy 4. Played Twice 5. Light Blue 6. Cirss Cross 7. Four In One 8. Monkin' Around 9. Spherically Speaking 10. Well You Needn't 11. Brilliant Corners

(06/08/26)Ralph Petersonの曲が8曲目、Bryan Carrottの曲が9曲目で他は全部セロニアス・モンクの曲。ピアノレスで独自の雰囲気なところが面白いかも。やはり題材か。ドラムスが前面にでしゃばってフロントを押しまくる1曲目、アップテンポでスリリングな展開を見せる2曲目、有名な曲を8分の7拍子で料理する3曲目、小気味良く切れるテーマにドラムスが割り込むややアップテンポの4曲目、8分の6拍子でバタバタした感じの5曲目、アップテンポでクルクルと流れるように進んでいく6曲目、サックス・トリオでウネウネとフレーズが出てくる7曲目、スピーディーな緊張感がある8曲目、ちょっとまったりした雰囲気のミディアムの9曲目、有名曲を切れ味良く料理している10曲目、モッサリした浮遊感が心地良く感じる11曲目。

Back To Stay/Ralph Peterson Jr(Ds, Per) And The Fo'tet(Sirocco Jazz)(輸入盤) - Recorded May 5-6 and June 6, 1999. Ralph Bowen(Ss), Bryan Carrott(Vib, Marimba), Beldon Bullock(B), Michael Brecker(Ts) - 1. Back To Stay 2. From Within 3. Apple's Eye 4. Did You Notice 5. Miles' Mode 6. Surrender 7. Soul Eyes 8. Is That So 9. Inner Evolution 10. Hidden Treasures

(00/08/29)落ち着いてきたかなあ、という印象もありますが、相変わらずやかましい?ドラムス。曲によっては変拍子が強調されているものも。タイトル曲の1曲目からノリが良く、2曲目はテーマが8分の7拍子。ゆったりと聴かせる8分の6拍子の3曲目、複雑なメロディとリズムの展開をみせる4曲目、おなじみの曲をドラムスがアグレッシヴに料理した5曲目、軽快(でもドラムスは重量級)でどことなくエキゾチックな6曲目、ホーンのアンサンブル(ラルフ・ピーターソンは多重録音でコルネットを吹いているフシがある)が厳かにキマる7曲目、デューク・ピアソン作で曲をヴァイブをメインに据えた8曲目、スピード感のある9曲目。そしてけっこう盛りあがる展開を示す10曲目。マイケル・ブレッカーは1、7曲目に参加。

Triangular 2/Ralph Peterson(Ds)(Sirocco Jazz)(輸入盤) - Recorded December 1999. Dave Kikosky(P), Gerald Cannon(B) - 1. Jean's Dream 2. Peri 3. Night & Day 4. Games 5. Blues For Jones 6. I Remember Bu 7. Red's Brazilian Fantasy 8. If I Were Bell

(01/03/17)ラルフ・ピーターソンのトリオ作2作目ですが、メンバーは一新。相変わらず普通の曲を演奏するのでもうるさいドラム。ただ、全体的にはややオーソドックスか。8曲中2曲がスタンダードで、他はメンバーのオリジナル。特に1曲目など、メロディアスなマイナー調の曲ですが、ドラムが頑張って雰囲気を変えている感じ。テーマが哀愁漂い、美しくせまるバラードの2曲目、軽快かつドラムが重厚なノリのスタンダードの3曲目、不思議なテーマのメロディーラインを持ち盛り上がる4曲目、ブルースとはいえ比較的アップテンポで洗練されている5曲目、静かに聴かせるバラードの6曲目、やっぱり盛り上がってしまったか、と思わせるサンバノリの7曲目。そして、彼らしくこれでもかというアップテンポでのスタンダードの8曲目。

The Art Of War/Ralph Peterson(Ds) Quintet(Criss Cross)(輸入盤) - Recorded January 16, 2001. Jeremy Pelt(Tp), Jimmy Greene(Ts, Ss), Orrin Evans(P), Eric Revis(B) - 1. The Art Of War 2. Inner Sanctum 3. Freight Train 4. All My Tomorrows 5. Apocalypse 6. A Choice Not Taken 7. Smoke Rings 8. Portrait Of Jenny 9. Monief 10. Big Jimmy

(04/09/19)1曲を除きラルフ・ピーターソンかメンバーの作曲。相変わらずドラムスのパワーとインパクトはスゴい。1曲目のタイトル曲からパワフルで現代的なジャズでせまります。都会的で内省的なバラードがゆったりと展開している2曲目、9拍子系のテーマでズンズンと前進していくようなリズムとフレーズの3曲目、やや温度感が低いけれども浮遊感としっとり感の間で漂うバラードの4曲目、アップテンポでこれぞ現代的な乾いたジャズの5曲目、淡く柔らかめのアンサンブルのテーマが印象的な6曲目、オーソドックスな4ビートにもかかわらずドラムスが飽きさせない7曲目、唯一彼らの曲でない、静かなバラードの8曲目、これでもか的な攻撃性を見せてくれる9曲目、テーマがちょっと冷めた感じで中間部はアツい10曲目。

Subliminal Seduction/Ralph Peterson(Ds) Quintet(Criss Cross)(輸入盤) - Recorded December 19, 2001. Jeremy Pelt(Tp, Flh), Jimmy Greene(Ts, Ss), Orrin Evans(P), Eric Revis(B) - 1. Trials Of Trust And Treachery 2. The Vicious Cycle 3. The Fifth Insight 4. Tears I Cannot Hide 5. Essence Of The Wizard 6. But I Never Left 7. The Seventh Insight 8. Social Response 9. I Only Miss Her When She's Gone 10. Synergy 11. Subliminal Seduction

(04/12/01)同じメンバーで2作目。11曲中9曲がラルフ・ピーターソンのオリジナル。相変わらずドラマーに似合わず都会的で複雑な曲を書いています。ややこしそうなテーマを持ちながらアドリブの部分はストレートな1曲目、ややゆっくりめのペースながらスリリングなソロが展開する2曲目、スパイスの効いたドラム・ソロの小品の3、7曲目、ゆったりと叙情的で、しかしややシリアスな4曲目、アップテンポでエッジの効いている10分台の5曲目、スマートで流れていくようなメロディで後半盛り上がる6曲目、この中ではオーソドックスな現代4ビートジャズと思える8曲目、スタンダードをしっとりとホーンが奏で上げていく9曲目、ちょっとややこしそうなフィギュアを持っているジャズの10曲目、ハーモニーが美しいタイトル曲の11曲目。

Tests Of Time/Ralph Peterson(Ds) Quintet(Criss Cross)(輸入盤) - Recorded December 10, 2002. Jeremy Pelt(Tp), Jimmy Greene(Ts, Ss), Orrin Evans(P), Eric Revis(B) - 1. Respect For Truth 2. tests Of Time 3. I Love You 4. Telepathy 5. Neo Terra 6. Ballad For Queen Tiye 7. Prayer For Columbine 8. When I Fall In Love 9. Question 10. Cheryl 11. Dark Prince

(04/10/12)ラルフ・ピーターソンの作曲は11曲中4曲ですが、メンバーの作曲が4曲あり、他の3曲はスタンダードなど。前回と同じメンバーでの録音。ドラムス度も高いです。都会的でカッコ良いメロディとサウンドでせまる1曲目、意外にも薄暮のようでスマートなゆったりしたメロディの、タイトル曲の2曲目、スタンダードだけれどもオリジナルのように響く3曲目、渋めのジャズですが浮遊感のあるテーマの4曲目、フレディー・ハバード作のアップテンポで10分を超える5曲目、フルート中心でやはり都会的なバラードの6曲目、緩急が繰り返しくる7曲目、静かに語りかけてくるスタンダードの8曲目、ユニゾンのテーマとアドリブのコントラストがある9曲目、クールなメロディのワルツの10曲目、アップテンポで破天荒ぎみな11曲目。

The Fo'tet Augumented/Ralph Peterson(Ds)(Criss Cross)(輸入盤) - Recorded December 9, 2003. Don Byron(Cl, Bcl), Bryan Carrott(Vib), Belden Bullock(B), Eguie Castrillo(Per) - 1. Shade Of Jade 2. Surrender 3. The Burning Sands 4. Johnny Come Lately 5. Status Flux 6. Beautious B 7. Acceptance 8. The Commute 9. Keep It Simple

(04/11/20)クラリネットとヴァイブラホンがフロントの変則編成ですが、かつて同じような編成で何枚かあります。ラルフ・ピーターソン作は9曲中7曲。過去の再演曲もあり。1曲目のジョー・ヘンダーソンの曲では、エスニック風味がありつつも前に進んでいく感じで、後半のリズムのデュオもなかなか。流れるようでいてドラムスが突っかかってくるような感じもある軽めの2曲目、ちょっと中近東風味もある変拍子系の3曲目、ビリー・ストレイホーン作だけれどもオリジナルのようにドライな4曲目、やはりスーパードライでフリーキーな部分もある5曲目、ソフトな感じのバラードの6曲目、リズムを叩く上を流れているメロディ、というような7曲目、ちょっとミステリアスなテーマを持つ8曲目、7拍子の軽快なラテンタッチで進んでいく9曲目。

 

共演・参加作品

Discernment/Terence Blanchard(Tp)/Donald Harrison(As)(Concord) - Recorded December 1984. Mulgrew Miller(P), Phil Bowler(B), Ralph Peterson Jr(Ds) - 1. Worth The Pain 2. When The Saints Go Marching In 3. When I Fall In Love 4. Directions 5. Discernment 6. Are You Sleeping? 7. Akira 8. Dorchester House

邦題「聖者の行進」。あの有名な曲ですね。2曲目のタイトル曲は、オリジナルのメロディーに対して斬新にコードやアドリブなどアレンジしており、なかなかスリルがある曲に仕上がっています。当時は新しい響きを求めて好んで聴いていました。それにしてもちょっとドラムがうるさいかも。

Out Of The Blue(Blue Note) - Recorded June 7-8, 1985. Ralph Bowen(Ts), Ralph Peterson(Ds), Michael Philip Mosman(Tp, Flh), Harry Pickens(P), Kenny Garrett(As), Robert Hurst(B) - 1. RH Factor 2. Eastern Love Village 3. Output 4. Reunited 5. Git In There 6. Blue Hughes 7. OTB

レーベル企画で新人を集めてグループを組ませたものですが、このCDが出たときは何気なく買ってしまいましたが、いまやビッグ・ネームになっている人もいます。演奏が良いだけでなく、メンバーの作曲能力もすごいものだと感心しました。当時の愛聴盤でした。

Moon Alley/Tom Harrell(Tp, Flh) Quintet(Criss Cross)(輸入盤) - Recorded December 22, 1985. Kenny Garrett(As, Fl), Kenny Barron(P), Ray Drummond(B), Ralph Peterson(Ds) - 1. Blues In Six 2. Change Of Pace 3. Rapture 4. Twenty Bar Tune 5. Open Air 6. Moon Alley 7. Scrapple From The Apple 8. Rapture (Take 1)

(05/03/26)全8曲中6曲がTom Harrellの作曲。若手が中心のメンバーで、やはり新しめなサウンドか。1曲はミディアムのテンポでの6拍子のブルースで、ケニー・バロンのピアノもさすが。ケニー・ギャレット作の、フルートやフリューゲル・ホーンでのメロディが非常に美しいバラードの2曲目、アップテンポのラテンノリで、それでいてテーマの旋律がゆったりしていてソロに入るとスリリングな3曲目、フロント2管で印象的なテーマのあとにそれぞれの個性的なソロで勝負する4曲目、8分の6拍子でメロディアスに奏でていくややセンチメンタルな5曲目、ボッサ的で哀愁を感じるようなテーマから、ソロへと移っていく流れが印象的な6曲目、チャーリー・パーカー作を’80年代のフレーズで演奏するとどうなるか、といった感覚の7曲目。

Nascence/Donald Harrison(As)/Terence Blanchard(Tp)(Sony) - Recorded January 28-31, 1986. Mulgrew Miller(P), Phil Bowler(B), Ralph Peterson Jr(Ds) - 1. Guardians Of The Flame 2. Albama 3. Chong Chang 4. Tacit Approval (Of Desmond's Plight) 5. Heritage Call 6. She's Oue Of My Life 7. Let's Go Off

2人の移籍第一弾。伝統に根ざしてはいますが、グループ全体のサウンドの組み立て方が独特で、良く言えばハーモニーやフレーズが新鮮で渋い、悪く言えば頭でっかちなところもあると思います。そのサウンドにラルフ・ピーターソンの個性的なドラミングも一役買っています。

Royal Garden Blues/Branford Marsalis(Ts)(Sony) - Recorded March 18-20, 1986. Ellis Marsalis(P), Ron Carter(B), Ralph Peterson(Ds), Kenny Kirkland(P), Charnett Moffett(B), Jeff "Tain" Watts(Ds), Larry Willis(P), Herbie Hancock(P), Al Foster(Ds), Ira Coleman(B), Marvin "Smitty" Smith(Ds) - Swinging' At The Haven 2. Dienda 3. Strike Up The Band 4. Emanon 5. Royal Garden Blues 6. Shadows 7. The Wrath Of Tain

1曲目に参加。エリス・マルサリスとロン・カーターとのクァルテット。相変わらずうるさい(笑)。それにしてもブランフォード・マルサリスは、このアルバムで豪華なメンバーをとっかえひっかえ演奏していますが、それだけ才能があるし、このアルバム自体、いい仕上がりです。

Inside Track/Out Of The Blue(Blue Note) - Recorded June 19-20, 1986. Ralph Bowen(Ts), Ralph Peterson(Ds), Michael Philip Mosman(Tp, Flh), Harry Pickens(P), Kenny Garrett(As), Robert Hurst(B) - 1. Inside Track 2. Cherry Pickens 3. Hot House 4. E Force 5. Nathan Jones 6. Isolation 7. Elevation

アウト・オブ・ザブルー2枚目。1枚目がけっこう評判だったようですが、演奏や曲については、ここでも本当に文句なしです。ダッド・ダメロンの曲が1曲だけ入っています。ただし、皆器用すぎるくらいなので、アクの強さが欲しい方にはどうかな、とも思いますが。

Live At Mt. Fuji/Out Of The Blue(Blue Note) - Recorded August 31, 1986. Ralph Bowen(Ts), Ralph Peterson(Ds), Michael Philip Mosman(Tp, Flh), Harry Pickens(P), Kenny Garrett(As), Kenny Davis(B) - 1. Tribute To Bud Powell - a. Parisian Throughfare b. Celia c. Over The Rainbow d. Blue Pearl 2. Nathan Jones 3. Elevation 4. OTB

日本でのライヴです。前半はピアノ・トリオでの演奏、2−4曲目(正確には5−7曲目)がセクステットによる演奏です。こういうライヴを見たかったですが、残念。後半は前2作の曲と同じ演奏ですが、ライヴならではの勢いがこちらの方にあり、聴き比べてみるといいかも。

Blackout In The Square Root Of Soul/Craig Harris(Tb, Vo) And Tailgater's Tails(JMT) - Recorded November 1987. Eddie E.J. Allen(Tp), Don Byron(Cl, Bs), Anthony Cox(B), Ralph Peterson Jr(Ds), Jean-Paul Bourelly(G), Clyde Criner(Key) - 1. Blackout In The Square Root Of Soul:  1-1 Phase 1 1-2. Phase 2   2. Generations 3. Free 1   4. Love Joy 5. Blues Dues 6. Dingo 7. Awakening Ancestors

(99/08/15)今思えばなかなか興味深い参加メンバー の、けっこう強力なアルバム。全曲オリジナルで、ややトンガリ気味のサウンドになっています。それでもレーベル全体がトンガっているJMTの中では平凡な方かもしれません。2−3管の編成。1曲目はアフリカ風ヴォーカルではじまって多彩に変化する10分ほどの組曲。 ファンクの雰囲気もあれば4ビートもあります。2曲目はやや落ち着いた?バラード。3曲目はアフリカっぽいリズムが強調された実験的なパーカッシヴな曲という感じ。4曲目はメロディアスな8分の6拍子の曲。5曲目はトロンボーンのソロの曲ですが、特には印象なし。比較的オーソドックスな4ビートの6曲目。そして7曲目は、ラルフ・ピーターソンのマレットさばきが印象的なゆったりとした曲。

Grown Folk Bizness/Orrin Evans(P) Trio(Criss Cross 1175)(輸入盤) - Recorded June 5, 1998. Rodney Whitaker(B), Ralph Peterson(Ds), Ralph Bowen(As, Ts on 7, 9), Sam Newsome(Ss on 8-9) - 1. Rocking Chair 2. Firm Roots 3. That Old Feeling 4. The Elm 5. Bernie's Tune 6. Volution 7. Rhythm-A-Ning 8. Toy Tune 9. Route 80 East

(06/10/18)ほとんどジャズメン・オリジナルかスタンダードと、Orrin Evansには珍しい選曲。7−9曲目は管入り。黒っぽさもあるし、変わったピアノが印象的。もったりしたようなソロ・ピアノで訥々と語っていく、静かな割にはインパクトのある1曲目、アップテンポで目まぐるしい展開をする自由で変幻自在な2曲目、黒っぽかったり軽かったりする硬軟取り合わせた3曲目、リッチー・バイラーク作をそれらしく自己流を交えて表現する4曲目、バシッと気持ちよくキメがキマるアップテンポの5曲目、Ralph Peterson作をモーダルで変化に富んだ演奏をする6曲目、セロニアス・モンクと似た個性と言えば言える7曲目、ウェイン・ショーター作のちょっとミステリアスなミディアムの8曲目、クインテットで自由度の高いややアップテンポの9曲目。

Occation To Rise/Michele Rosewoman(P, Vo) Trio(Somethin'else) - Recorded September 13-15, 1990. Rufus Reid(B), Ralph Peterson(Ds) - 1. Occation To Rise 2. Prelude To A Kiss 3. Weird Nightmare 4. First Trip 5. We Are 6. Nite Flite 7. Eee-Yaa 8. Lazy Bird 9. The Sweet Eye Of Harricane Sally 10. West Africa

邦題は「薔薇の女」。 10曲中5曲が彼女の作曲です。ややフリーがかったアグレッシヴなピアノは健在。サムシンエルスになってやや丸くなったかな、という気も。1曲目はモンクを意識したようなパーカッシヴなサウンド。2曲目はカラフルで骨太なピアノソロ。3人のリラックスした演奏の3曲目、ノリの良い4ビートの4曲目。5曲目はオリジナルのバラードでヴォーカルも聴けます。モーダルでパワフルな6曲目、彼女らしい変拍子で複雑なオリジナルの7曲目、ジョン・コルトレーン作のノリが良くてドラマチックな8曲目、微妙なバランスの上にフリーの手前でとどまっている9曲目。10曲目はドラムとベースが印象的なリズムとフレーズをたたき出し、3人が絡み合います。それにしてもラルフ・ピーターソンは目立つ。

Tuskegee Experiments/Don Byron(Cl, Bcl) - Recorded November 1990 and July 1991. Bill Frisell(G), Lonnie Plaxico(B), Ralph Peterson(Ds), Reggie Workman(B), Edsel Gomez(P), Greta Buck(Vln), Pheeroan AkLaff(Ds), Joe Berkovitz(P), Richie Schwarz(Marimba), Kenny Davis(B), Sadiq(Poet) - 1. Waltz For Ellen 2. Tuskegge Strutter's Ball 3. In Memoriam: Uncle Dan 4. Next Love 5. Tears 6. Mainstem 7. Diengo Rivera 8. Tuskegee Experiment 9. "Auf Einer Burg"

曲によってメンバーは異なりますが、いろいろな曲がこのアルバムに集まっています。クラリネット・ソロで哀愁深く聴かせる1曲目、ギターが見せ場のひとつを作っているピアノレス・クァルテットの2曲目、バス・クラリネットでベースとの語り合い的な渋いデュオの3曲目、ラテンノリで独特な盛り上がりを見せる4曲目、マイナーでスペイシーに展開していく5曲目、デューク・エリントン作にしてはモダンでアヴァンギャルドな6曲目、ヴァイオリンとのクァルテットでフリー・インプロヴィゼーション的な7曲目、ラップ入りのファンクで屈折した感じもする8曲目、シューマン作のクラシックの曲をピアノとのデュオで聴かせる9曲目。ビル・フリゼールとラルフ・ピーターソンは2、4−6曲目に参加していて、けっこう2人とも全開。

Notes From Big Sur/Charles Lloyd(Ts)(ECM) - Recorded November 1991. Bobo Stenson(P), Anders Jormin(B), Ralph Peterson(Ds) - 1. Requiem 2. Sister 3. Pilgrimage To The Mountain -Part1 Persevere 4. Sam Song 5. Takur 6. Monk In Paris 7. When Miss Jessye Sings 8. Pilgrimage To The Mountain -Part2 Surrender

全曲チャールス・ロイドの作曲。ドラムスに音数の多いラルフ・ピーターソンが参加していますが、ここでは叙情的に、メンバーに合わせた演奏をしています。ヨーロッパ勢の2人がサウンドのかなめで、やはりまったりした温度感の低い演奏。哀愁を漂わせた淡い、しかしはっきりとしたメロディの1曲目、優しいメロディを持つ、自由なサウンドのバラード系でも時に盛り上がる2曲目、出だしの静かなサックスの咆哮が印象に残る、自由な進行の3曲目、ちょっと浮遊感がありながらも軽めに盛り上がっていく4曲目、神秘的な雰囲気でメロディがせまってくる5曲目、モンク的なサウンドにはならず、ロイド節が聴こえる6曲目、彼流のスピリチュアルで自由な進行の7曲目、3曲目と同様な雰囲気で静かに神秘的に進んでいく8曲目。

Sphere Music/Uri Caine(P)(Bamboo) - Recorded April and May 1992. Graham Haynes(Cor), Don Byron(Cl), Anthony Cox(B), Kenny Davis(B), Gary Thomas(Ts), Ralph Peterson(Ds) - 1. Mr. B.C. 2. This Is A Thing Called Love 3. When The Word Is Given 4. 'Round Midnight 5. Let Me Count The Ways 6. Jelly 7. Just In Time 8. We See 9. Jan Fan

自在にさまざまなサウンドを見せていて演奏者としても、作曲面でもうまい。ちょっと器用すぎかも。1曲目はマッコイ・タイナーを思わせるようなピアノ、2曲目もピアノトリオで快調に演奏します。クインテットの3曲目、ドン・バイロンとのデュオで有名な曲をフリー風に料理している4曲目、トリオで美しい5曲目、ちょっとアグレッシヴなクラリネットも聴けるファンキーな6曲目、スタンダードのはず?の7曲目、さまざまな弾き方で料理している8曲目と続きます。9曲目はクインテットで飛ばしまくります。ゲイリー・トーマスは3、7、9曲目に、ドン・バイロンは1、4、6曲目に、グレアム・ヘインズは3、9曲目に参加、ラルフ・ピーターソンは4曲目を除き参加。特にラルフ・ピーターソンの豪快なサウンドも大きい役割を果たしていると思います。

Toys/Uri Caine(P)(Bamboo) - Recorded Fenruary and March 1995. Don Byron(Cl, Bcl), Gary Thomas(Ts, Fl), Dave Douglas(Tp), Joshua Roseman(Tb), Dave Holland(B), Ralph Peterson(Ds), Don Alias(Per) - 1.Time Will Tell 2. The Prisoner 3. Herbal Blue 4. Or Truth? 5. Yellow Stars In Heaven 6. Over+Out 7. Dolphin Dance 8. Toys 9. Cantaloupe Island 10. Woodpecker 11. I'm Meshugah For My Sugah (And My Sugah's Meshugah For Me)

ユリ・ケインはコンポーザー、アレンジャーでもあるので、どの曲も少々アグレッシヴで凝っています。曲によって編成はさまざま。ここではハービー・ハンコックの曲を4曲(2、7−9曲目)演奏。当然アグレッシヴな曲もあります。1曲目はテーマの独特なベースラインとパーカッションが印象的。ピアノトリオで浮遊感のあるバラードの3曲目、トリオの迫力あるアップテンポの4曲目、混沌としたリズムの上にのる美しいメロディの5曲目、テンポよくはじまりフリーに突入する6曲目、フリーっぽい小品の10−11曲目。メンバーもスゴい。ゲイリー・トーマスは1、2、6、8曲目に、ラルフ・ピーターソンは1−6、8、10曲目に、ドン・バイロンは2、9曲目に参加、デイヴ・ホランドは9曲目と11曲目以外に参加 しています。

Music For Six Musicians/Don Byron(Cl, Bcl)(Nonesuch) - Released 1995. Graham Haynes(Cor), Edsel Gomez(P), Kenny Davis(B), Jerry Gonzalez(Per), Ben Wittman(Ds), Sadiq(Voice), Bill Frisell(G), Lonnie Plazico(B), Ralph Peterson(Ds), Andy Gonzalez(B) - 1. "Uh-Oh, Chango!"/While History Month  2. Shelby Steele Would Be Mowing Your Lawn 3. (The Press Made) Rodney King (Responsible For The LA Riots) 4. "I'll Chill On The Marley Tapes..." 5. Sex/Work 6. La Estrelita 7. "...That Sucking Soung..." (For Ross Perot) 8. Crown Heights 9. The Allure Of Entanglement 10. The Importance Of Being SHARPTON

さまざまな曲がありますが、前半ファンク的色彩の曲もあって、そこに絡むジェリー・ゴンザレスのコンガが印象的です。1曲目はナレーションが入っている短い曲。ゆったりしたパーカッション入りファンクで中間色的なテーマを持つ2曲目、哀愁を帯びたテーマとややアヴァンギャルドなサウンドを持つ3曲目。ビル・フリゼールとラルフ・ピーターソンが4曲目に参加していて、ゴキゲンラテン系ですが、この曲はやりたい放題。渋めで印象的なテーマを持つ淡々とした5曲目、クラリネット・ソロの小品の6曲目、パーカッションの上をさまよう管楽器というイメージの7曲目、ゴキゲンカリブ系(?)途中ドシャメシャの8曲目、ピアノとのデュオでしっとりと聴かせる9曲目、再びファンク(やや内省的)に戻った10曲目。

Activism/George Colligan(P) Trio(Steeple Chase) - Recorded November 1995. Dwayne Burno(B), Ralph Peterson(Ds) - 1. United 2. Gaslight 3. Peace 4. Green Chimneys 5. Lazy Bird 6. Jitterbug Waltz 7. Activism 8. Estate 9. On The QT

ジョージ・コリガン作は7曲目のみ。他はジャズメン・オリジナル。3人の個性の妙があります。ウェイン・ショーター作で8分の6拍子のやや明るめの要素と起伏がある1曲目、ゆったりと弾きはじめ、速いフレーズもちりばめて絡み合うデューク・ピアソン作の2曲目、静かにゆったりとメロディが流れていくホレス・シルバー作の3曲目、セロニアス・モンク作を独自の個性でリズミカルかつメカニカルに進む4曲目、ジョン・コルトレーン作を旋律転換法のようにひねくれた旋律を弾く5曲目、ファッツ・ウォーラー作をやはり現代流に料理する6曲目、極めてメカニカルなアプローチのタイトル曲の7曲目、パット・マルティーノ作のしっとりとした哀愁ボッサやや盛り上がりの8曲目、フレディー・ハバード作でアップテンポかつカチッとした9曲目。

Mind Over Matter/Mark Shim(Ts)(Blue Note) - Recorded February 19-20, 1997. Geri Allen(P), David Fiuczynski(G), Curtis Lundy(B), Eric Harland(Ds), Ralph Peterson(Ds, Tp) - 1. Arrival(Intro) 2. Mind Over Matter 3. Snake Eyes 4. Dumplin' 5. The Dungeon(Interlude) 6. Oveida 7. Crazy 8. The Chosen Ones 9. Remember Rockefeller At Attica 10. Mass Exodus (Outro)

24歳マーク・シムの初リーダー作で、全10曲中7曲が彼の作曲。人選もあって聴きごたえのあるアルバム。イントロの1曲目とアウトロの10曲目は小品。王道を行くややアップテンポのタイトル曲の2曲目は、いかにも現代ジャズらしい香りに満ちています。8分の6拍子でダイナミックに盛り上がっていく3曲目、ラルフ・ピーターソン作で、彼がトランペットも吹いているミディアムの4曲目、フリーの雰囲気の小品の5曲目、しっとりとしたスローなバラードの6曲目、やや複雑なテーマでアップテンポの7曲目、クァルテットの演奏の8曲目、チャールズ・ミンガス作のアップテンポの9曲目。ジェリ・アレンは1−8、10曲目に、デヴィッド・フュージンスキーは1−2、5−7、9−10曲目に、ラルフ・ピーターソンは4、6、8曲目に参加。

Captain Black/Orrin Evans(P) Ortet(Criss Cross 1154)(輸入盤) - Recorded October 9, 1997 and June 5, 1998. Ralph Bowen(Ts on 4, 8, As on 2, Ss on 1, 3, 7), Tim Warfield(Ts on 1, 3, 7), Antonio Hart(As on 1, 4, 6-7), Sam Newsome(Ss on 8), Avishai Cohen(B), Rodney Whitaker(B on 8), Ralph Peterson(Ds) - 1. Explain It To Me 2. Captain Black 3. Big Jimmy 4. Come 5. Calvary 6. My Romance 7. Don't Fall Off The L.E.J. 8. Four

(06/07/22)全8曲中Orrin Evans作は5曲(1−4、7曲目)。曲によってメンバーが変わります。やや素直でない曲とピアノは相変わらず。 リズムの2人が個性的。アップテンポで黒っぽさと現代感覚、モーダルなソロなどが印象的でこちらにどんどんせまってくる1曲目、ワン・ホーンで明るめながら自由なスペースがあってソロが泳ぐタイトル曲の2曲目、ミステリアスながらアップテンポでバリバリとフレーズがせまり来る3曲目、しっとりと湿り気を帯び、ちょっと渋めな11分台の後半盛り上がるバラードの4曲目、 トラディショナルをソロ・ピアノで起伏のある演奏をする5曲目、スタンダードをボッサ(ラテン)と少しの変拍子を交えた6曲目、変拍子とメカニカルな展開で意表をつく7曲目、マイルス・デイヴィス作をアップテンポで進む8曲目。

Blue Wail/Uri Caine(P) Trio(Winter & Winter) - Recorded December 1-2, 1997. James Genus(B), Ralph Peterson, Jr(Ds) - 1. Honeysuckle Rose 2. Loose Trade 3. The Face Of Space 4. Digature Of The Line 5. Blue Wail 6. Stain 7. Sweat Potato 8. Bones Don't Cry 9. Poem For Shulamit 10. Fireball 11. Honeysuckle Rose

1、11曲目以外はユリ・ケインのオリジナル。ジェームス・ジナスとラルフ・ピーターソンという強力なリズムに囲まれた、ユリ・ケインのはじめてのピアノ・トリオでのアルバム。 しかも演奏しているのは純ジャズ。1曲目のソロ・ピアノで誰風でもない強力な彼のピアノが主張してきます。ちなみに11曲は同じ曲の別テイクの演奏。粘り気のあるドラムスとのテーマを経てモーダルに進んでいく2曲目、ある意味でメロディアスに、ある意味で複雑に進んでいく3曲目、ノリが良く比較的オーソドックスな4曲目、ブルース的感触をもつゆったりめの5曲目、ラテン複雑系とでも言うような6曲目、いかにも普通のジャズ的な7曲目、ノリが良く軽快なラテン系の8曲目、叙情的な語り合いのある9曲目、トンガリ具合とノリが良い10曲目。

The Goldberg Variations/Uri Caine(P) Ensemble(Winter & Winter) - Recorded October, 1999 - January, 2000. Vittorio Ghielmi(Gamba), Arno Jochem(Gamba), Paul Plunkett(Tp), Annergret Siegel(Vln), Gregor Hubner(Vln), Kettwiger Bach Ensemble, David Moss(Vo), Dean Bowman(Vo), Ralph Alessi(Tp), Don Byron(Cl), Ralph Peterson(Ds), Josh Roseman(Tb), Bob Stewart(Tuba), Koln String Quartet, Cordula Breuer(Recorder), Michael Freimuth(Lute), Drew Gress(B), Greg Osby(As), Quertetto Italiano Di Viole Da Gamba, Barbara Walker(Vo), Reggie Washington(B), James Genus(B), Todd Reynolds(Vln), Reid Anderson(B), Marco Bermundez(Vo), Milton Cardona(Per), Paulo Puraga(Ds), Vinicius Cantuaria(Vo), Sadiq Bey(Poet), Joerg Reiter(Accordion), Tracie Morris(Poet), Liz Allessi(Bassoon), Ernst Reijseger(Cello) - 1. Aria 2. Variation 1   3. Variation 2  4. The Introitus Variation 5. The Dig It Variation 6. Logic's Invention 7. The Stuttering Variation 8. Variation 3, Canon At The Unison 9. The Hot Six Variation 10. Variation 5[+8] 11. Rachmaninoff 12. The Dr. Jekyll & Mr. Hyde Variation 13. Vivaldi 14. Variation For Saxphone & Piano 15. Variation 4  16. The Waltz Variation 17. The Carol Variation 18. Variation 6, Canon At The 2nd 19. The Stomp Variation 20. The Nobody Knows Variation 21. Canon At The 3re 3/4  22. Variation 7, Gigue  23. Variation 8, Canon At The 3rd 24. Variation 10, Fughetta 25. Variation 11   26. Variation For Violin & Piano 27. Variation 12, Canon At The 4th 28. Variation 13  29. The Hallelujah Variation 30. The Verdi Piano Duet Variation 31. Luther's Nightmare Variation 32. Canon At The 6th 6/4  33. the Jaybird Lounge Variation 34. Variation 14  35. Variation 15, Canon At The 5th 36. The Contrapunto Variation 37. Variation For Piano Solo No.1  38. Canon At The 5th 5/4  39. The Chorale Variation 40. Variation 16, [Overture] 41. Don's Variation 42. Variation For Vinicius 43. Olive's Remix 44. The I Poem Variation [Fughetta For 4 Voices] 45. Variation 17 46. Variation 18, Canon At The 6th  47. Mozart 48. Canon At The 7th In 7/4   49. The Minimal Variation 50. The Tango Variation 51. The Boxy Variation 52. Variation 19  53. Variation 21, Canon At The 7th 54. The Wedding March Variation [For Ralph & Liz] 55. Variation 22  56. Variation For Gamba Quartet 57. Canon At The 4th In 4/4  58. Variation For Piano Solo No.2  59. Variation On B-A-C-H 60. Variation For Cello Solo 61. Handel 62. Variation 23  63. Variation 25  64. Variation 26  65. Variation 29  66. Variation 30 Quodlibet 67. Variation 30 Quodlibet/The Dinking Party 68. Logic's Organ Prelude 69. Uri's Organ Prelude 70. The Blessings Variation 71. Aria 72. The Eternal Variation

クラシックのジャンルのアルバムなのですが、そのまんまクラシックの曲もあれば、そこにナレーションなどが入った曲、ジャズっぽい曲、DJによる打ち込みやサンプリングの世界の曲など、非常に変化に富んでいます。これがバッハのゴルトベルク?とクラシックファンは怒り出すことはほぼ間違いはないだろうなあ、と思います。 それをやってしまうのもスゴい。それにしても有名無名とりまぜて、各方面からの参加者が非常に多く、充実。 有名なミュージシャンも混ざっています。曲が短いので、2枚のCDに72曲入っています。実に壮大なアルバムなので、やっている方は大真面目かも しれないのですけれど、通して聴くほうは、ゴチャマゼ・ミュージックなので冗談色が強いような気もしています。かなり聴く人を選ぶのでは。(00年10月29日発売)

As Long As You're Living Yours/The Music Of Keith Jarrett(RCA) - Released 2000. (3曲目のパーソネル)John Scofield(G), Dennis Irwin(B), Ralph Peterson(Ds), (5曲目のパーソネル)Nadja Salerno-Sonnenberg(Vln), Bob James(P), (11曲目のパーソネル)Don Byron(Cl), Drew Gress(B) - 1. Backhand 2. U Dance 3. Coral 4. Innocence 5. Book Of Ways No.9  6. So Tender 7. Starbright 8. Book Of Ways No.10  9. The Cure 10. Shades Of Jazz 11. Somewhere Before 12. Prism 13. Everything That Lives Laments 14. Dancing

オムニバスのキース・ジャレット曲集。とはいうものの、実は即興演奏家としてのキース・ジャレットに対し、印象に残る彼のメロディというのが私の中で あまり出てこないのでした。だから今回はオリジナルの演奏をあまり 聴かずに比べないで聴いています。曲は多種多様なサウンドのものが収められていますが、ニューオリンズやらラテンやら、あるいはピアノソロやら、斬新な解釈のものからオーソドックスなものまで色々あって、元歌を知らなくてもけっこう楽しめる雰囲気ではあります。(3曲目について)ギタートリオの編成で奏でられるこの曲は、抑制が効いていてけっこう渋いぜ、と思わせる仕上がり。ドラムも自由度は高い感じでサポートしています。やはりキースにあまりとらわれずに聴きたい曲。(00年6月21日発売)

Ultimatum/George Colligan(P) Quartet(Criss Cross)(輸入盤) - Recorded December 20, 2001. Gary Thomas(Ts. Fl), Drew Gress(B), Ralph Peterson(Ds) - 1. Ultimatum 2. Ancestral Wisdom 3. Catalyst 4. Was It Not Meant To Be? 5. Shiva's Dance 6. Silkscreen 7. Accross... 8. Wishful Thinking 9. Lords Of Justice

(04/07/17)全曲George Colliganの作曲。浮遊感覚を伴うような曲やピアノのフレーズが多いです。誰風でもないややメカニカルなピアノがゲイリー・トーマスのホーンにマッチしていますが、ちょっととっつきにくい面もあるかも。1曲目からややアップテンポで現代的な演奏が繰り広げられています。微妙な色彩感覚に包まれながらもだんだん盛り上がっていく2曲目、淡いメロディアスなテーマにモーダルな雰囲気を加えた3曲目、フルートもあって空間を生かしつつ静かな4曲目、急速調で切れ味の良いスリリングな5曲目、ソロ・ピアノで美しいメロディを聴かせる6曲目、フレーズは速いながらも浮遊感があってリズムはミディアムの7曲目、ゆったりとしてしっとり感のあるバラードの8曲目、やや重たい進行で聴かせる9曲目。

Insight/Jeremy Pelt(Tp, Flh) Sextet(Criss Cross)(輸入盤) - Recorded May 29, 2002. Jimmy Greene(Ts, Ss), Myron Walden(As), Rick Germanson(P, Wurlitzer), Vincente Archer(B), Ralph Peterson(Ds) - 1. Ides Of March 2. In My Grandfather's Words 3. The Glass Room 4. Spherical Inclination 5. Remembrance Of The Lost 6. Madness 7. I Wish You Love 8. Sisyphus 9. From Within

(07/02/22)Jeremy Pelt作は9曲中7曲(1−5、8−9曲目)。当時ラルフ・ピーターソンのバンドにもいて、彼のリーダー作のような仕上がり。アップテンポで3管のハーモニーが心地良くて、バリバリとドラムスにプッシュされつつ進む1曲目、8分の6拍子で大らかにゆったりと進みつつリズムも強調される2曲目、ホーンも凝っているけれどもドラムソロが目立つところに据えてある3曲目、ミステリアスな雰囲気でややアップテンポの4ビートの4曲目、ゆったりと3管で盛り上がるバラードで小品の5曲目、ハービー・ハンコック作のスリリングかつモーダルな展開の6曲目、唯一のスタンダードをしっとりかつ華麗に料理したバラードの7曲目、メカニカルでスピーディーな曲調の8曲目、淡いボッサでハーモニーもいい、ゆったりめの9曲目。

(他の主な参加CD)ディープ・リバー/デビッド・マレイ(Ts、Bcl)’88年(DIW)、ラバーズ/デビッド・マレイ(Ts)’88年(DIW)、バラッズ/デビッド・マレイ(Ts)’88年(DIW)、テナーズ/デビッド・マレイ(Ts)’88年(DIW)、スピリチュアルズ/デビッド・マレイ(Ts、Bcl)’88年(DIW)、ゴッドステイブ・ア・ベター・ウエイ/ジェームス・スポールディング(As、Fl)’88年(Muse)、イントゥ・ザ・ファディスフィア/ジョン・ファディス(Tp)’89年(Epic)、スコーピオ・ライジング/ウォルター・デイビスJr(P)’89年(Steeple Chase)、ダイアモンド・イン・ザ・ライフ/ロイ・ハーグローブ(Tp)’89年(Novus)、フォーク・ソングス・フォーク・テイルズ/ケビン・ブルース・ハリス(B)’93年(Enja/Tiptop)、

 

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