鳥人儀礼の聖地・オロンゴ


鳥人儀礼

島民は昔から鳥人の姿をしたマケマケという神を崇拝していた。
島民たちは、毎年春になるとオロンゴに集まり、鳥人を選ぶ儀式を行っていた。これが、”鳥人儀礼”である。儀式は、各氏族から代表の戦士が選ばれ、それぞれの従者に、写真奥の小島”モツ・ニュイ”に泳いで行かせ、その島に産み付けられた最初の海鳥の卵を持ち帰らせるといった方法で行われたそうである。海鳥が渡ってくる前に、島に着いた従者は島の断崖で海鳥が渡って、そして、卵を産むのをじっと待ち、その間戦士をはじめとした他の人たちは、岩屋の前で連夜酒宴を開き、自分の氏族の従者が卵を持ち帰るのを待っていたという。そして、死ぬような思いで従者が持ち帰った最初の卵を受け取った戦士がそのときから鳥人と呼ばれ称えられ記念に岩に鳥人像が彫られたという。一生懸命卵を取りに行った従人はどうなったか、ガイドに聞いたがお酒を飲ませてもらえたぐらいだろうとの事・・・・・・いつの世にも不条理な事はあるものです。


岬の突端にある見張り用の穴、ここからモツ・ニュイを見張り自分の従者が卵を持ち帰るのを待っていた
オロンゴ岬に幾つもある石造りの家、屋根まで薄い石の板を積み重ねて出来ている。儀礼を取り仕切る神官などが住んでいた
鳥人の像が彫刻された岩。鳥人の他、人の顔、生殖器、タコなど様々な彫刻がされた岩があり、野外彫刻展示場の様。


ラノカオ火口湖

オロンゴのもう一つの魅力は、葦とちいさな青い水溜まりが微妙に交じり合った火口湖を持つラノオカ火山である。私は知らなかったが、世界でも有名な美しいカルデラ湖で、火口湖の直径は、1.6km湖面までの深さは200m、水溜まりの様に見える湖も深いものは10m以上もあるという大きなカルデラ湖である。



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