2009年2月の「整体生活のヒント」 of Seitai-Kumpusha

2009.2.24

 体との対話

 自分のやっていることを難しそうに表現するのは気が引けるのですが、読んだ方が、「整体は面白そうだ」と思ってくれたら、という思いから、ちょっと書きます。
 悟りを開いたような特別な人は別として、だれでも「自分」というものを持っていて、一人の人の体・心というのは一つの世界であり宇宙であると言えます。それは、

 「変わりたい」「成長したい」

 という要求を持っているようでいて、一方に、

 「変えたくない」「安定を保ちたい」

 というものも持っているようです。

 そして、多くの場合、

 「何を、何故変えたいのか・変えたくないのか」

 というのは自分ではわかっていないのです。それは、無意識の体の動きの積み重ねや知らずに心に入り込んだ洗脳が元にあるからなのでしょう。

 ところが、病気をする、それがなかなか治らないとなると、

 「変わりたい。変わらなければ」

 という要求が表に出てきます。それは、

 「そろそろ変わらないといけないよ」

 という体からのメッセージでもあるからです。病気をきっかけとして自分の体を見つめて欲しいというのはそのためです。
 でも、「どこを、どうやって」というところは自分ではなかなか判り難いのです。それは私自身でも同じ。

 整体指導の目的は、体の発しているそんなメッセージをその人自身に知らせること、そのためにメッセージを受け取りにくくしている箇処の感受性を高めること、「こうしたい」と思ってもそのように働かないところを少し手助けしてあげることです。

 整体指導は、指導者と指導を受ける方との

 「体を通した対話」

 です。

 「おつきあい」

 のようなものです。

 これに真剣に取り組んで、お互いに通じ合い、その方が自分の体の可能性を再発見し、健康な体に戻って行く過程にかかわるのはとても嬉しいことです。のみならず、私自身もまた指導を通じて体の可能性に気づき、勇気づけられるのです。 

2009.2.17

まずいなあ

 昨日、十年以上前に買ったきつい服を着てほんの少し外出したら、その夜からあちこちが筋肉痛になりました。
 「あれくらいの事でこんな事になるものかなあ。体ってのは微妙なものだなあ」
 などと感心していたら、今朝は猛烈に目がかゆくなり、くしゃみが連続。この間、
 「元花粉症患者」
 なんて書いた手前、まずいなあと思いましたが、五反田の指導室に向かう途中で何事も無かったかのように症状は治まりました。念のため、薫風舎につ いてから体を点検して動きが鈍い両足首と右腰、右肋骨を整体体操の動きで緩めてから午前中の指導を開始。現在、外出しようが部屋に居ようがいつもと同じ状 態に戻っています。
 私自身の体験上、「花粉症」と喧伝されているのに、花粉が多そうな日、場所でも何も起きない場合があり、逆に花粉がいかにも少なそうな時に猛烈に症状が出たり、そして年々花粉が増えていると言われる中で症状が治まって行ったというようなことから、いつの日か、
 「スギ花粉が主原因ではありませんでした」
 という結論になることを確信しています。
 花粉という外的環境要因に対して、「環境をコントロールして体を守る(ゴーグル・マスク・空気清浄機)」のか、「そのような外的刺激に反応しない体を作る(薬)」手法をとるのか。
 やはり、
 「外的要因を受け入れつつ順応して正常な状態を保てる体を作る」
 という整体の道筋が正しいと思います(とは言っても、たとえ目がかゆくて鼻水が少々出ても今すぐ命には関わらないという前提がありますが)。
 なぜなら、環境の変化などというものはそれこそ千変万化、何が起こるか分からないけれども、「順応できる体」さえあれば、これ一つで(その能力の限界を超える異常な変化でない限り)全て解決してしまうからです。
 他のものに頼るのはそれからでも遅くありません。

20090214

今日も空は青い

 いわゆる「花粉症」の季節になりましたね。
 ここ数年、毎年、

 「今年は昨年の2倍から3倍の飛散量」

 と言われているように思うのは私だけでしょうか。少なくとも3年前の8倍から12倍位の花粉が飛んでいるはずですが、空が黄色く染まっているわけでもないし……。

 そんな時、先日のNHKニュースで聞き捨てならぬコメントがありました。
 それもよりによって、「今日の花粉情報」の後にですね、

「ところで、今のところ花粉の飛散量と花粉症の症状の重さについての因果関係ははっきりしていません。最新の研究についてお知らせします」

 なんですか、こりゃ?
 そうだろうとは思っていたけれど、はっきりしないのに、杉の品種改良したり、空気清浄機を勧めたりしていたのかい、君たちは?

 元「花粉症」患者のこの私、確かに今でも「目がちょっとかゆいな」と思うと、「花粉が飛び始めました」という知らせが入りますので、何らかのアレ ルギー反応があるのは確かなようです。でも、整体を始めてやっとここ数年、「病気」と言われるような症状とは無縁に春を迎えています。

 その番組に出演していた医師が言われていたように、花粉症の原因は「自律神経の失調」ということなのですから、自律神経の働きを正常にすることが治療であるはずですが、実際はどうなのでしょう。

 整体では、神経系統の働き、またはその不調からくる体内の器官(たとえば、のどや鼻の粘膜)の過敏は体の極端な硬直(部分的なものを含む)から生じるものと見ます。

 確かに時間をかけて硬直した体を徐々に緩めていくのは時間がかかり根気が要ります。しかし、実際に自分で克服してみると、整体の対処法をお勧めしたくなります。
 お悩みの皆さん、まず「蒸しタオル法」から始めてみましょう。

(1) 厚手のフェイスタオルを四つ折りにして、十分水に浸した上で固く絞ります。
(2)四つ折りの状態に戻して電子レンジで約1分半くらい加熱(機種により加減してください)。体に当てて「気持ちいい」という温かさより、やけどをしない程度の「熱さ」の方が効果があります。くれぐれも火傷に注意!
(3)目が辛かったら目、鼻が辛かったら鼻など、痛みや不快感がある個所に当てるのが基本です。首から上の症状は後頭部に当てる方法もあります。冷めたら同じタオルをまた加熱して当てます。この待ち時間がミソ。手際よく代りをもう温めて置くという必要はありません。
(4)2-3回くらいが標準ですが、当てて気持ち良ければまだやっても良いし、1回当ててもうやりたくない感じがすればそれで終わったらいいのです。終わったら皮膚の水気は拭き取ってください。

 やってみた方から体験談などいただくと嬉しいです。よろしく。

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