路線バスの旅が好きな方に読んでほしい本
平成19年6月10日修正

バスに関する本の中で、バス趣味やバス研究とは違う切り口の本をご紹介します。版元に品切れの本は、図書館等でご覧になるか古書店で探してみてください。
本の名称 著者、出版社 コメント
バスドライバー 宗森登美男著、鳥影社 バス運転手というと、乗客の接客や運転には気を遣うものの、腕一本の職業で、同僚や上司との人間関係は他の職業ほど大変でないように思えます。それがそうでもないというのがわかる作品です。この作品の中で、優秀なアルバイトガイドが、不可解な理由で会社を去らないといけなくなる場面などは、う〜んと考えさせられました。
心配するな工夫せよ―岩切章太郎翁半生を語る 岩切章太郎著・杉谷昭人構成、鉱脈社 宮崎交通の生みの親でもあり育ての親でもある岩切章太郎さんの半生が語られている本です。バス会社の経営者という枠をはるかに越え、いかに宮崎県を一級の観光地にしていくかに情熱を注ぎ、さまざまなアイデアを実行してきたことを知ることができる一冊です。
ばすくん みゆきりか作・なかやみわ絵、教育画劇 バス車体がリアルに描いてある絵本です。ストーリーも含めてマニアの琴線に触れます。
さくら道 中村儀朋著、風媒社 国鉄バス名金線車掌佐藤良二さんが名金線沿線に桜の木を植え続けた物語です。映画でも上映されました。
倒産から奇跡の復活劇−従業員による会社の買収・建て直し− 野間直彦著、新風書房 従業員の手によって「中央観光バス」から「ZIPANG」に再生させた大阪の観光バス事業者の物語です。著者は渦中にいた当事者のひとりです。
萌の朱雀 仙頭直美著、幻冬舎文庫 国鉄バス阪本線沿線を舞台にした山間部の昔ながらの家庭を描いた作品です。映画を小説化したものです。
版元は品切れのようです。
少女地獄 夢野久作著、角川文庫 この本に収録されている「ユメの銀河」は、バスの女子車掌が、恋人である同僚の運転手から殺されるまでの心理状態が描かれています。映画でも上映されました。
バスが来ない 清水義範著、徳間文庫 停留所でバスが来なくて待っている人の心理を描いている短編小説です。
版元は品切れのようです。
誰も書かなかった沖縄 関広延著、講談社文庫 「沖縄のバスと大虐殺の文明」という章があります。本土の人が自分たちの論理で沖縄の人のやり方を非難したらいかんと主張しています。
版元は品切れのようです。
盲人重役 城山三郎著、角川文庫 地方の中小鉄道・バスの経営者を主人公にした小説です。あらゆる苦難を乗り越え、オンボロ鉄道・バス会社を健全会社にするため頑張りぬくという内容です。
版元は品切れのようです。
都市と交通 岡並木著、岩波新書 「バスはよみがえるか」という章があって、発売当時はバスについて論述された本が少なかったので飛びつくように買いました。
1981年に発行された本ですが、今でも新鮮な内容です。
版元は品切れのようです。
山村を歩く 岡田嘉秋著、河出文庫 全国各地の山村を旅した紀行記です。おそらく著者は路線バスに乗って山村へ行っていると推測されます。
版元は品切れのようです。
虎と狼 熊王徳平著、日本経済新聞社 昭和30年代に起きた山梨交通株争奪戦を小説化した作品です。
版元は品切れのようです。
イーグルよ翔べ 福屋嘉平著、驢馬出版 下津井電鉄の経営をめぐる物語を記述している貴重な作品です。
入手方法は驢馬出版ホームページでどうぞ。

※この表をまとめてみて、版元の品切れがこんなに多いとは驚きです。

☆バス事業者の社史で販売中と思われるものです。
頸城の足として90年 頸城自動車株式会社 平成15年に発行されました。主に最近10年の同社の動きを写真も交えて紹介しています。
入手方法は頸城自動車ホームページをどうぞ。
東武鉄道百年史(正史) 東武鉄道株式会社 平成10年に発行されました。重厚な内容と装丁の本です。東武鉄道バスの歴史を知るための基本書です。
入手方法は東武博物館ホームページでどうぞ。


☆復刻版でつぎのような本が刊行されています。(大学、図書館向け)
・公営交通事業沿革史 戦前篇(クレス出版刊)
・戦間期都市交通史資料集(復刻版)・第3期(丸善 学術情報ナビゲーション事業部刊)
入手方法は、各社のホームページをご覧下さい。

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