俳 句

俳句の起こりは、「俳諧の連歌」つまり「連句」の最初の五・七・五を独立させたものです。俳句は、もともと「古今集」にその端を発し、15世紀頃には日本では、「俳諧の連歌」が隆盛をきわめていました。
「連歌」は五・七・五だけでなく、五・七・五を発句として、次に七・七をつけ、この繰り返しを三十六回行う「連句」だったのです。この「連句」の「発句」と呼ばれる五・七・五の部分を独立させたものです。「連歌」の発句には季語を入れるのがマナーとされていましたので、俳句(発句)でも季語を入れることが必須となりました。

近世の俳人の代表は松尾芭蕉(1644〜1694)、与謝蕪村(1715〜1783)、小林一茶(1763〜1827)などです。近代(明治・大正)の俳人の代表は正岡子規(1867〜1902)、高浜虚子(1874〜1959)などです。
昭和の俳人の代表は水原秋桜子(1892〜1981)、阿波野青畝(1899〜1991)、高野素十(1893〜1976)、山口誓子(1901〜1994)などです。

私は、多くの偉大な俳人のなかでも松尾芭蕉が好きである。三重県(伊賀上野)で生れたが、滋賀県ともかなり繋がりがある。大津市の国分にある「幻住庵」で「幻住庵記」を成し、大阪で51歳で死去後遺言により大津市の「義仲寺」に埋葬されている。この地理的な繋がりより、芭蕉が俳句の道を求めて、生涯旅に明け、旅に暮れ、詠句のなかで「自然の力の偉大さ」を伝えているからである。

従って、ここでは松尾芭蕉を取り上げ、偉大な足跡や滋賀県で詠まれた句などを紹介したい。
また、俳句については若輩の私の俳句ものせて、多くの先輩からご指導ご鞭撻をいただければ幸いです。