湖東三山

(松峰山 金剛輪寺) [近江西国三十三観音霊場、第十五番札所]
今から1,200年前、大仏様を建立された聖武天皇と行基菩薩により天平13年(741)開山された天台巨刹です。本堂は鎌倉時代の代表的な和様建造物として国宝に指定されています。堂内には秘仏本尊聖観音さまをはじめ、阿弥陀如来像、十一面観音像等、十一体の重文指定の仏像が安置され、三重塔(待龍塔)および二天門も国重文建造物であり、国指定の名勝庭園は桃山から江戸期の作庭です。春は新緑、アジサイが咲き乱れ、秋の「血染めの紅葉」は有名です。参道には千体の地蔵さんがまつられ、多くの信者さんが参拝されています。

黒  門 参  道
二天門(重要文化財) 本 堂 (国宝)
本堂内部 本 堂(別角度から)
鐘 楼 三重塔(重要文化財)
千体地蔵 地蔵堂
明寿院庭園入口 茶室 水雲閣
桃山時代庭園(名勝) 江戸初期庭園(名勝)
江戸中期庭園(名勝) 歌  碑

龍應山 西明寺) [西国薬師霊場、第三十二番札所]
平安時代初期の承和元年(834)、三修上人が仁明天皇の勅願により開創された、天台宗寺院で「日本100の古寺」の中に選ばれた古刹です。本堂は鎌倉時代の代表的な建造物で、国宝第一号に指定されています。本堂内には秘仏本尊薬師如来(重文)、釈迦如来(重文)、不動明王(重文)などが安置され、なかでも頭に十二支の動物の顔をのせた十二神将はユーモラスな親しみやすさが特徴で、自分の生れ年の干支の十二神将に願いを託す参拝者も多く、「えと寺」として有名です。三重塔は総檜造りの優美な塔として国宝に指定され、初層内部に極彩色で描かれた法華経の極楽世界の壁画はまさに圧巻です。国指定の名勝庭園「蓬莱庭」は四季折々の変化が見られ秋には境内一円に1000本を数える楓が紅葉し、11月に満開となる天然記念物の「不断桜」とのコントラストが楽しめます。


西明寺入口 参道脇の美しい苔のジュータン
十一面観音 二天門(重要文化財)
山門の仁王像(向かって右側) 山門の仁王像(向かって左側)
本堂(国宝、屋根を葺替中) 鐘  楼
三重塔(国宝) 三重塔(別角度)
不断桜(天然記念物) 名勝庭園「蓬莱庭」入口
地泉回遊式庭園(名勝) 名勝庭園

釈迦山 百済寺) [近江西国三十三番観音霊場、第十六番札所]
今から1400年前の推古14年(606)に、渡来人のために聖徳太子さまが創建された近江の最古刹です。像高2.6mの十一面観音を本尊とし、御堂は百済の「龍雲寺」を模して創建され、開闢法要には高句麗僧恵慈を咒願とし、百済僧道欽や暦を伝えた観勒も永く住したと伝えられております。その後、鎌倉時代からは「天台別院」と称され、1300人が居住する巨大寺院となりましたが、惜しくも天正元年4月11日に信長の焼き討ちに遭いました。しかし、往時の姿は(石垣参道)、棚田のような(坊跡遺構)や(千年菩提樹)をはじめ樹齢数百年の巨杉、山桜、椿群から偲ぶ事が出来ます。近江の歴史舞台である湖東平野と比叡・比良を一望できる(天下遠望の名園)や広大な緑・自然と歴史の調和した(先心のお寺)として脚光を浴び、なだら坂としての(脇参道)も完備しております。


百済寺三百坊跡図 参  道
山  門 山門の木像(向かって右)
山門の木像(向かって左) 本  堂(重要文化財)
本  堂(別角度) 本堂内部
本堂内部の聖徳太子像 本堂内部の閻魔大王の像
鐘   楼 地泉回遊式庭園
「天下遠望の庭園」(比叡・比良を一望) 庭園の中央部
垂水の瀧音 不動岩(安眠の座石)



(「デジカメ紀行」へ)