教育分科会 in 沖縄 (1999.11.20)
 1999年の教育分科会は、沖縄での第16回日本アドラー心理学会のプログラムの中で、実施されました。実践交流を中心に、以下のような話し合い等を持ちました。

1.全国アドラー心理学教育実践連絡協議会総会

 分科会の冒頭に、定例となっている全ア教連の総会を持ちました。ここでは、会則の一部改正と、アドラー心理学運動のなかの教育分野での実践交流がより活発化するよう、会員および分科会の参加者に呼びかけがありました。また、役員の改選があり、新役員が決まりました。

2.実践報告
 つづいて、吉濱徳子さん(沖縄)から、小学校での実践のお話がありました。
 「不適切な行動の中の適切な側面を探す」ことをテーマにしながらの様々な取り組みのお話でした。悪戦苦闘しながらアドラー心理学の原則にそった実践を試みられた発表に、多くの参加者からは深い感銘を受けたという声がありました。
 話題提供の2本目は、久高直人さん(沖縄)から、パセージの心理面の目標「私は能力がある」「人々は私の仲間だ」を大切にしながらの中学校での生活の中での実践を、 率直に悩みも述べていただきながら発表していただきました。
3.意見交流

 提供された話題に触発されながら、参加者から様々な意見交換がありました。
 「『不適切な行動に注目しない』というだけでは『冷たい先生』でおわる。コーディネーターとして学級全体の問題としてとりあげ、教師だけで解決するのではなく、子どもたち自身が解決できるようにすることが大切ではないか」 「自分は不適切な行動した子を無視してしまっていたこともあったが、不適切な行動の中の適切な行動を見つけることで、その子と関係が持てることを体験した」 「一人一人の子どもたちに対して『不適切な行動に注目しない、適切な行動に注目する』といった対応をするのと同時に、集団に対して子どもたちどうしの勇気づけをコーディネートしたり、クラスの問題の解決をはかることが必要」 「子どもたちとの関係がぎくしゃくしたときは、『ゴメンなさい』と言うといいと思う。授業に対するニーズを聞いたり、どんなクラスにしたいかを代替案としてとりあげるのも大切ではないか」「子どもと仲良くするという先生の決心を大事にしたい。教師の側から『私は仲良くしたいのですが』という働きかけをするのもいのではないか」などといった、建設的な意見が多く出されました。





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