イギリスでアンティークを買う
                        小関由美/新潮OH!文庫



そもそもイギリスに興味を持ったのは、はるか昔の小学生。シャーロック・ホームズシリーズを読んでからである。
それから早○年。その間もずっと興味はあったけど、最近になって更に関連本を読むようになったのは、この本が原因なんだ!
まったく別のことが原因で、アンティークに興味を持ち出していた私は、ある日この本を見つけたわけですよ。
紀行物も好きなこともあり、何の気なしに読んでみたならば。
「いやーん、カワイイ〜〜!アンティークってこういうのもありなの??欲しいなあ〜〜!イギリスって、いいかも!!」
となってしまった次第です。

アンティークと言うと、所謂「骨董」。お高くて、よくわかんなくて、騙されたりしそう!というイメージがあります。
が、この本で紹介されるのは、いわゆる「コレクタブルズ」。もっと簡単にいうと「アンティーク雑貨」と呼ばれるもので、気軽にお小遣い程度で買える物がメイン。(中にはそれなりの値段がするものもあるけど)
かわいくて、安いという、女の人にはたまらなく魅力的な品々が紹介されてます。
この小関さんが主に収集されてるのが、50年代・60年代のコレクタブルズ。(だけに限らないけど)
カクテル・ピンから陶器、布物、インテリアと幅広く集めているそう。で、アンティークを求めて、イギリス中のアンティークマーケットに行ってるとのこと。その様子を交えつつ、素敵なアンティーク雑貨の数々が紹介されている。

この本の魅力その一はこの旅の記録(?)。
イギリス国内の、ありのままの姿がいきいきと伝わってくる。ロンドンのみならず、地方の美しさ、のんびりさなどなど、旅ならではの味わいがあますことなく描かれている。
意外だったのが、イギリスの食事のこと。「食事はマズイ、食べられるのはお茶とスコーンだけ」と、よく聞くけれど、そのイメージをまったく変えてくれた。地方のパブの料理なんて、食べてみたい!と思うほど。
(小関さんは別に「ロンドン―おいしいものを探す旅」「イングランド―ティーハウスをめぐる旅」という本も出していて、そちらを読むと、この印象は更に強くなる!特にティーハウス。行ってみたいな〜〜〜)
魅力その二は、もちろんカワイイアンティークたち!なんかデザインがしゃれてて、素敵!
いいなー、欲しいナーと、使い道も実物を見たことも無いのに思ったり、お土産にもなるかもなーと、行く予定もないのに考えてみたりして。また、私はもともとアール・ヌーヴォーが好きなんですが、この本でアール・デコの魅力も知りました。
それとこの本で知って、いずれは欲しいのが、スージー・クーパーのカップ。もともとはウェッジウッドのデザイナーだった人で、日本でも薔薇をモチーフにしたシリーズが人気。(でも私が欲しいのはドット柄のものなんだけど…)
でも下手に手を出すのが怖くて、今はネットなんかで眺めているだけだったりして(笑)いずれは、ね。

それからこの本は、イギリスのガイドブックとしても使えます。(アンティーク・ツアー以外でも使えると思う)
出発準備、ロンドン及び地方のアンティーク・マーケットの紹介、そしてイギリスのオススメスポット!
読んでるだけでも、行きたくなるような素敵な場所が満載。博物館はもちろん、ロンドン・ズーにスーパー事情まで載ってて、イギリスの別の一面が見えてきます。

アンティークに興味が無くても、イギリスが好きもしくは興味があるなら、オススメの一冊。
旅のお供だけでなく、これを読んでイギリス気分を味わうのも一興。
お気に召したら、同じ作者の「イギリスでアンティーク雑貨を探す」(JTB)もどうぞ!さらにイギリスの魅力に浸れますぞ。
それにしても、スージー・クーパーのカップ。私もほしいな〜〜〜!


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