西山経

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名称

住処

外観

種類

シン羊

銭来の山

羊のごとくで馬の尾、その脂はひびをいやすのに良い。

トウ渠

松果の山

山鷄のごとく、黒い身、赤い足、あかぎれをいやすに良い。

肥イ

太華の山

六つの足、四つの翼、これが現れると天下おおいに旱する。

ゴウ

ユ次の山

禺のごとくで長い臂、よく投げる。

タクヒ

ユ次の山

梟のごとく、人面で一つの足、冬にあらわれ、夏はかくれる。その羽根をつけると雷もこわくない。

谿辺

天帝の山

狗のよう、その皮を席にすれば悪気をよせつけぬ。

天帝の山

鶉のごとく、黒い文、赤い翁、これを食うと痔によろし。

カク如

皐塗の山

鹿の如くで白い尾、馬の足、人の手、四つの角。

数斯

皐塗の山

鴟の如くで人の足、これを食うと首のこぶに良い。

ビン

黄山

牛の如くで蒼黒く、大きい目。

鸚鵡

黄山

フクロウの如く、青い羽、赤い喙、人の舌、よくしゃべる。

鸞鳥

女妝の山

キジの如くで五彩の文あり。これが現れると天下は太平である。

鳧ケイ

鹿台の山

雄鷄の如くで人面、鳴くときはわが名よぶ。これが現れると戦いが起こる。

朱厭

小次の山

猿の如くで白い首、赤い足、これが現れると大戦が起こる。

長右

長右の山

禺(さる)の如く四つの耳、その声は人がうめくよう。

山の神

ケン山よりライ山に至るまで

うち、十人の神々はみな人面で馬身、他の七人の神々はみな人面で牛身、四つの足、一つの臂で杖をもっていく。これは飛獣の神々である。

挙父

崇吾の山

禺の如くで、文のある臂、豹の尾、よくものを投げる。

蠻蠻

崇吾の山

カモの如くで一つの翼、一つの目、つがいになると飛ぶ。これが現れると天下に洪水あり。

鐘山

人面で竜身、この神が欽ピとともに葆江を崑崙の南で殺したので、帝は二人をヨウ崖で成敗せられた。

欽ピ

鐘山

欽ピは化して大きな鶚となった。雕の如くで黒い文あり、白い首、赤い喙、虎の爪、その声は晨鵠のよう。これが現れると大戦がおこる。

シュン鳥

鐘山

鼓が化したもの。鴟の如く、赤い足でまっすぐな喙、黄色い文があって白い首、その声は鵠のよう。これが現れるとその邑はおおいに旱する。

ヨウ魚

観水

鯉のごとく、魚身であって鳥の翼をもち、蒼い文があって白い首、赤い喙、つねに西海にでかけては、また東海に遊び、夜に飛ぶ。その声は鸞鷄のよう。その味は甘酸っぱく、これを食うと狂をいやす。これが現れると天下はおおいにみのる。

英招

槐江の山

馬身で人面、虎の文あり、鳥の翼をもち、四海をめぐる。その声は榴のよう。

天神

恒山

牛の如くで八つの足、二つの首、馬の尾、その声は勃皇のよう。これが現れるとその邑に戦がおこる。

陸吾

昆侖の丘

虎の身で九つの尾、人面で虎の爪、この神は天の九部と帝の囿時を司る。

土螻

昆侖の丘

羊の如くで四つの角、人を食う。

鶉鳥

昆侖の丘

帝のあらゆる器物・服飾を司る。

長乗

ラ母の山

天の九徳でその状は、人の如くでシャクの尾がある。

西王母

玉山

人のようで豹の尾、虎歯でよく嘯き、おどろの髪に玉の勝を乗せ、天のワザワイと五残を司る。

神?

玉山

犬の如くで豹の文、その角は牛のよう、その声は犬のほえるが如く、これが現れるとその国はおおいにみのる。

セイ遇

玉山

キジのようで赤い、これは魚を食い、その声は鹿のようで、これが現れるとその国に洪水おこる。

ソウ

章莪の山

赤い豹のごとく、五つの尾、一つの角、その声は石をかち合わせるよう。

畢方

章莪の山

鶴のごとく、一つの足、赤い文、青い質に白い喙、鳴くときはわが名よぶ。これが現れるとその邑に妖しげな火がおこる。

天狗

陰山

狸のごとく、白い首、その声は榴榴のよう。凶をふせぐによろし。

ゴウエツ

三危の山

頂上に住み、牛の如く、白い身に四つの角、そのあら毛は蓑をひろげたよう、人を食う。

三危の山

一つの首に三つの身、ラクの如く。

耆童

キ山

その声はつねに鐘・磬のよう。

帝・江

天山

黄色い嚢の如く、赤いことは丹の火のよう、六つの足、四つの翼、こんとんとして面も目もないが、歌舞にくわしい。

翼望の山

狸のごとく、一つの目で三つの尾、その声はいろいろの物まねができる。これは凶をふせぐによろしく、これを服用すると黄疸をいやす。

キヨ

翼望の山

烏のごとく、三つの首、六つの尾、そしてよく笑う。これを服用すると夢にうなされることがないし、凶をふせぐによろし。

山の神

崇吾の山より翼望の山に至るまで

羊身で人面、祠の供え物としては美しい玉を用い、うずめる。

神チ

剛山

人面獣身で、一つの足、一つの手、その声はうめくよう。

ばけもの

中曲の山

馬の如くで白い身、黒い尾、一つの角、虎の牙と爪、声は太鼓の音のよう、これは虎・豹を食う。剣難をふせぐによろし。

窮奇

ケイ山

頂上にいて、牛の如く、はりねずみの毛、声は犬のほえるよう。人を食う。

孰湖

エンジの山

馬の身に鳥の翼をもち、人面で蛇尾、好んで人を抱き上げる。


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