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中国関連書籍(古典以外)


『石に刻まれた世界  画像石が語る古代中国の生活と思想』

林巳奈夫東方書店 東方選書21
ISBN 4-497-92340-11995年4月第2刷(1992年1月初版)
 後漢時代の墓から発掘された画像石(画像を彫りこんだ石版)の画像を、主題別にわかりやすく解説してくれている本。
 当時の理想の生活や、死者の魂を迎える神々など、面白い図像を多数見ることができます。

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『古代殷王朝の謎』

伊藤道治講談社学術文庫
ISBN4-06-159571-72002年11月第1刷
 1967年に角川書店から発行されていたものの学術文庫版。
 甲骨文と考古学資料をもとに、殷代の宗教やそれをつかさどる王室内の各集団の存在などを指摘しています。
 各時代ごとの甲骨文の内容を追って、祭祀の対象だった神が王系の先祖に組み入れられていく辺りなどは、非常に興味深く読めました。

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『三星堆・中国古代文明の謎  史実としての『山海経』』

徐 朝龍大修館書店 あじあブックス003
ISBN 4-469-23143-61998年6月初版
 中国の四川省・三星堆で発掘された出土品を『山海経』などの記述をもとに解説しています。
 著者も後書きで論理の大胆さを認めていますが、仮説として見ればとてもエキサイティングで、特にいわゆる『縦目仮面』の謎解きは楽しめました。

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『仙界とポルノグラフィー』

中野美代子河出文庫
ISBN4-309-47287-71995年10月初版
 お得意の西遊記や中国の博物誌から説き起こし、洋の東西を問わずどんどん話題を展開していくという、中野美代子氏の本領発揮とも言える博物エッセイ集。
 随所で澁澤龍彦に言及されていますが、内容も西洋への言及が多い分、澁澤龍彦に通じる雰囲気が感じられます。
 収録されたエッセイの中では「龍と博山炉」「ひょうたんの宇宙」あたりをよく参考にさせてもらっています。
 ちなみに表題の一篇は、ポルノグラフィーとしても名高い『金瓶梅』が六朝志怪の仙界譚に通じる構造を持っていることを解き明かしたもの。
 元になった単行本は1989年6月初版。

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『蒼頡たちの宴』

武田雅哉ちくま学芸文庫
ISBN 4-480-08423-11998年5月第1刷
 漢字にかわるべき文字を作ろうと努力した数多の「目玉が二つ足りない蒼頡」たちの歴史を、非常に面白く解説してくれている本です。
 正確には神話・伝説の本ではありませんが、序と第一章には、蒼頡に関する伝説がわかり易くまとめられています。
 神話・伝説に興味のある人だけでなく、中国と西洋の交渉史に興味のある人にもお薦め。

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『中国古代文明の謎』

工藤元男光文社文庫 グラフィティ・歴史謎事典7
ISBN 4-334-70833-1昭和63年10月初版
 多くのカラー/モノクロ図判を収録したビジュアル系文庫シリーズの中の、中国を扱った1冊。
 発掘された木簡から中国を統一した秦による楚の統治の実態を見たり、春秋戦国時代の占い、「鴻門の会」に置ける席次の意味の考察など、春秋時代〜漢代前期までのいろいろな話題に言及してくれています。
 このシリーズには北米大陸先住民族の歴史を扱ったものなど、なかなか面白いラインナップが含まれていたのですが……最近(2000年)、同シリーズを新刊書店で扱っているのを見ましたが、まだ一般に入手可能なのだろうか?

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『中国神話』

聞 一多・著 中島みどり・訳注平凡社 東洋文庫 497
ISBN 4-582-80497-71991年7月第3刷(1989年2月初版)
 1920〜1940年代にかけて活躍した中国の詩人・古典文学研究家である著者の、神話や詩経に関する論考集。
 これもかなり専門的(というか、難しめの)本。
 以前、一度読んでいたのを、伏羲のページを書き直すために「伏羲考」の章を再読しました。
 他に「龍鳳」「姜[女原]履大人考」「高唐神女伝説の分析」「説魚」が収録されています。

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『中国神話人物資料集 三皇五帝夏禹先秦資料集成』

中島敏夫・編汲古書院 愛知大学文学会叢書 VI
ISBN 4-7629-2660-4平成13年3月31日発行
 多数の文献から三皇五帝および禹の名前の出てくる箇所を全てを引用したすばらしい本。
 漢文の読解のできる研究者を対象にした学術本なので、素人の洞主は、使いこなすにはほど遠い状態です。
 価格も \18,000+税、と、かなりのお値段ですが、これだけの内容を考えれば当然の値段でしょう。

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『中国神話伝説集』

松村武雄・編 伊藤清司・解説社会思想社 現代教養文庫875
ISBN 4-390-10875-11992年5月第34刷(1976年2月初版)
 1927〜28年(昭和2〜3年)に出版された松村武雄・編『支那神話伝説集』を、伊藤清司氏が再編集した本。
 中国の神話・伝説を集めた本としてはもっとも入手しやすく、このジャンルの本では一番最初に入手した本だったと思います。
 関係書の増えてきた現在では物足りないところもありますが、内容はかなり意訳されていて読みやすく、入門書としては値段も手ごろでお薦めです。
 ……しかし、残念ながら出版社の倒産により絶版となってしまいました。

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『中国の神獣・悪鬼たち 山海経の世界』

伊藤清司東方書店
ISBN 4-497-86171-61988年第2刷(1986年初版)
 『山海経』の「山経」部分を中心に、古代中国の神獣・幻獣のあり方について書かれた良書。
 四目、六手の蚩尤の姿が二頭の獣を合成した姿ではないか、という説は、この本で知りました。

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『中国の神話』

白川 静中公文庫
ISBN 4-12-200711-91998年6月第6版(1980年2月初版)
 中国神話の古い姿を、甲骨文などを参考に復元している、かなり専門的な本。
 内容をしっかり理解するには、ノートでもとりながら読み進める必要がありそうです。
 とはいえ、いろいろと興味深い指摘も多く、古代中国(特に春秋時代以前)のことに関して興味のある人は、挑戦してみるといいかもしれません。

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『中国の神話・伝説』

伊藤清司東方書店
ISBN 4-497-96498-11996年9月第1刷
 中国神話を集めた本の中では、これが一番読みやすく、また収録されている物語の選択もツボを押さえてあるように思えます。
 すべての項目に出典が記されているため、調べたいけど原典に当たるのはちょっと、という人にもお薦め。

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『中国の巫術』

張紫晨・著 伊藤清司、堀田洋子・訳学生社
ISBN4-311-30032-81995年12月初刷
 主に中国少数民族に伝わる巫術(呪術)の内容や意味を解説した読み応えのある本。
 どちらかといえば民俗学の視点から書かれた本ですが、民間信仰としての巫術について詳しく書かれています。
 割合は少ないながらも道教や文化一般への巫術の影響についても解説されています。

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『中国遊仙文化』

王涌豪・兪コウ敏・著 鈴木 博・訳青土社
ISBN 4-7917-5831-52000年8月第1刷
 永遠の生命を求める神仙思想の変遷とその影響を、帝王の不老不死への欲望や迷信の横行、また自己鍛錬や精神修養、来世ではなく現世を肯定する信仰など、功罪とりまぜてかなり広範囲に研究した本。
 いわゆる一般読者向けの解説本ではないので読みごたえはかなりありますが、資料を列挙する論文調では無いため、読んでいてお手上げになることはありませんでした。
 仙人の原形が山上から火葬によって昇天する魂につながることや、魏晉南北朝時代に士人達に隠棲がはやると、歓楽や売名行為のために隠棲するものが出てくる風潮など、興味深い内容が豊富にありました。
 この方面に興味があって、読書にそれなりの自信のある人にはおすすめ。

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『道教の神々』

窪 徳忠講談社学術文庫
ISBN 4-06-159239-41997年5月第4刷(1996年7月第1刷)
 神々の解説が豊富なだけでなく、道教の歴史・現状に関する記述やいろいろな神明表など、手ごろで資料性の高い本。

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『龍の話 図像から解く謎』

林巳奈夫中公新書
ISBN 4-12-101118-X1993年2月第1刷
 主に考古資料をもとに、龍のデザインや性格の変遷をまとめた本。
 個人的には納得できない所もありますが(龍と竜巻の関係とか)、古代の「帝と龍」の関係や、青銅器の龍に見える茸型(トックリ型?)の角と甲骨文字の「龍」字の関係など、面白い指摘がいくつもされている本です。

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