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中国の古典


『易経 上・下』

高田真治・後藤元巳・訳岩波文庫
ISBN 4-00-332011-5(上)
ISBN 4-00-332012-3(下)
上・1988年第22刷(1969年初版)
下・1988年第21刷(1969年初版)
 いわゆる『易』の原典。上巻には60ページをこす解説がついており、これがかなり参考になる。
 洞主の持っている版はかなり古いが、今でも入手可能なはず。

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『淮南子 説苑(抄)』

戸川芳郎・木山秀雄・沢谷昭次・飯倉照平・訳平凡社 中国古典文学大系 6
1988年5月初版第13刷(1974年12月初版第1刷)
 『淮南子』は前漢の武帝時代、中央の儒教化政策に反発した淮南王劉安が道家思想を中心にまとめた一種の百科全書。
 一方の『説苑』は、やはり前漢の劉向が、先秦および漢代の書物から皇帝を戒めるに足る遺文を採録したもの。
 洞主が最初に古本屋で手に入れた「中国古典文学大系」の本だったりします。

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『漢書 1〜8』

班固・著
小竹武夫・訳
ちくま学芸文庫
(1)ISBN4-480-08401-0
(2)ISBN4-480-08402-9
(3)ISBN4-480-08403-7
(4)ISBN4-480-08404-5
(5)ISBN4-480-08405-3
(6)ISBN4-480-08406-1
(7)ISBN4-480-08407-X
(8)ISBN4-480-08408-8
1・1997年12月第1刷
2・1998年 6月第1刷
3・1998年 7月第1刷
4・1998年 1月第1刷
5・1998年 2月第1刷
6・1998年 3月第1刷
7・1998年 4月第1刷
8・1998年 5月第1刷
 『漢書』帝紀・表・志・列伝すべての日本語訳。
 漢代以前の通史である『史記』に対して、前漢時代だけを扱った断代史なのですが、日本語訳で見るとその分量は『史記』以上。
 同じ訳者のちくま学芸文庫版『史記』全8巻以上の幅を取っています(笑)。

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『韓非子 墨子』

柿村峻・藪内清・訳平凡社 中国古典文学大系 5
1982年12月初版第11刷(1968年4月初版第1刷)
 一般には冷徹な法治主義の書として知られている『韓非子』ですが、意見を述べるにあたって大量の寓話や伝説を引用しています。
 童謡『待ちぼうけ』の元ネタが『韓非子』の寓話だというのは御存知だったでしょうか?
 『墨子』の方も一応思想書でありながら、途中に技術書風の記述が入ったり、大国の侵略を防ぐための城の守備方法が書いてあったりして面白いのだが……さすがに全部を読み通してはいません。
 「中国古典文学大系」は絶版になって久しく、洞主は古本屋で手に入れました。

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『黄帝四経』

澤田多喜男・訳注知泉書館
ISBN4-901654-77-22006年8月第1刷
 1973年、長沙・馬王堆三号漢墓から出土した帛書のうち、《老子》乙本と呼ばれる帛書に一緒に書かれていた、四篇の古佚書の全訳。
 戦国末〜前漢初期の「黄老思想=法治主義」という考えについての、貴重な同時代資料の一つ。
 これが史書にみえる『黄帝四経』そのものかについては異論もあるようですが、訳者の解題を読むかぎりでは、やはり『黄帝四経』である可能性が高そうです。
 なにせ元が出土品のため、場所によってはかなり盛大に文字が欠落していますが、それでもいろいろと興味深い内容が見られます。
 定価\5,000と結構な値段なので見送るつもりでしたが、黄帝と蚩尤の戦いに関する記述がのっていると知って、思い切って買ってきました。

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『五行大義』

中村璋八・訳明徳出版社 中国古典新書
平成8年2月12版(昭和48年5月初版)
 南北朝〜隋代の陰陽家・蕭吉が、先秦〜隋までの五行説を収集・整理した、いわば五行・支干などに関する総合解説書。
 中国古典新書版では、原書や著者の解説、一部の書き下し文およびその解説、そして最後に原文の全文が収録されています。
 決して読みやすいとは言えませんが、東洋のマジカルな世界に興味のある人にとっては、ネタの宝庫になるかも知れません。

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『史記 上』

司馬遷・著
野口定男・近藤光男・頼惟勤・吉田光邦・訳
平凡社 中国古典文学大系 10
昭和49年1月初版第7刷(昭和43年2月初版第1刷)
 中国史に欠かせない『史記』の、これまた中国古典を語るに欠かせない「中国古典文学大系」収録のバージョン。
 絶版になって久しく洞主はもちろん古本屋で手に入れましたが、内容を同じままソフトカバーに変えた「中国の古典シリーズ」版は、今でも新刊で手に入ります。
(こちらのISBNは(上)ISBN4-582-33101-7、(中)ISBN4-582-33102-5、(下)ISBN4-582-33103-3。)

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『史記 1〜8』

司馬遷・著
小竹文夫・小竹武夫・訳
ちくま学芸文庫
(1)ISBN 4-480-08201-8
(2)ISBN 4-480-08202-6
(3)ISBN 4-480-08203-4
(4)ISBN 4-480-08204-2
(5)ISBN 4-480-08205-0
(6)ISBN 4-480-08206-9
(7)ISBN 4-480-08207-7
(8)ISBN 4-480-08208-5
1・2000年 2月第6刷(1995年初版第1刷)
2・1995年11月第1刷
3・1998年 4月第2刷(1995年初版第1刷)
4・1998年10月第2刷(1995年初版第1刷)
5・1995年 5月第1刷
6・1995年 6月第1刷
7・1995年 7月第1刷
6・1995年 8月第1刷
 こちらは小竹文夫・小竹武夫両氏による『史記』の全訳(ただし「表」は序文のみ)。
 「三皇本紀」は収録されていないものの、漢のチョ小孫(「チョ」は「ころもへん」に「楮」のつくり)が補筆した部分が訳出されています。

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『詩経・楚辞』

目加田誠・訳平凡社 中国古典文学大系 15
昭和50年12月初版第5刷(昭和44年12月初版第1刷)
 中国神話関連を調べていて、どうしても一度『楚辞』を読んでおきたくなり、神保町で入手しました。
 翻訳はかなり意訳してありますが、詩の内容をつかむにはちょうどいい感じです。

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『春秋左氏伝 上・中・下』

小倉芳彦・訳岩波文庫
(上)ISBN 4-00-332161-8
(中)ISBN 4-00-332162-6
(下)ISBN 4-00-332163-4
上・1996年第10刷(1988年初版第1刷)
中・1996年第9刷(1989年初版第1刷)
下・1996年第8刷(1989年初版第1刷)
 あの関羽も愛読したという『左伝』の全訳。
 史料としては前漢時代の偽書説もあるようですが、春秋時代の歴史説話の宝庫としてはなかなかおいしい本です。

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『書経』

野村茂夫・訳明徳出版社 中国古典新書
昭和49年6月初版
 抄訳ながらマイナーな古典の和訳を出してくれている、中国古典新書の一冊。
 本書も抄訳ですが、主要な篇は押さえられており、解説も比較的わかりやすいと思います。

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『山海経 中国古代の神話世界』

高馬三良・訳平凡社ライブラリー
ISBN4-582-76034-11994年初版
 同社の「中国古典文学大系」と「奇書シリーズ」で出ていた『列仙伝・神仙伝・山海経』の『山海経』の部分が、いわば「シングルカット」されたもの。
 こんな渋い(笑)古典がこんな安価(購入時の本体価格854円)で比較的容易に手に入るのは、本当にありがたい。
 ちなみに、元の本に収録されていた『列仙伝・神仙伝』も、平凡社ライブラリーに入っています。

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『捜神記』

干宝・著 竹田 晃・訳平凡社 東洋文庫 10
ISBN4-582-80010-61992年12月初版第22刷(1964年1月初版第1刷)
 晉の時代に書かれた、最初期の志怪小説集。450話をこす説話の集大成でもある。
 個人的には267話『首なし太守』の話が、妙にツボにはまりました(笑)。
 2000年1月に同じ訳者で平凡社ライブラリーにも収録され(ISBN4-582-76322-7)、今から購入するならこちらの方が多少リーズナブルでしょう。

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『楚辞』

星川清孝・著 鈴木かおり・編明治書院 新書漢文体系
ISBN4-625-66332-6平成16年6月初版
 『新釈漢文体系』を元にコンパクトにまとめた新書シリーズの一冊。
 屈原の作とされている主要作品と、屈原の弟子とされる宋玉の二篇を収録。
 手頃で良いのだけれど、解釈部分などに誤字・脱字が目立つのが残念。

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『平妖伝』

馮夢竜・著 太田辰夫・訳平凡社 中国古典文学大系 36
1987年5月初版第13刷(1967年11月初版第1刷)
 春秋時代、越王・句践の兵に剣術を伝えに来た九天玄女と白猿の化身・袁公の出会いを導入に、老狐の変化・聖姑姑、その子左黜児と胡媚児、卵から生まれた(!)蛋子和尚、道士の張鸞といった登場人物が、宋の仁宗皇帝の時代の王則の乱をクライマックスにさんざん世間を騒がせ回る(笑)、一大妖術伝奇小説。
 全訳の「中国古典文学体系」版はもちろん入手困難ですが、後半が抄訳ながら、ちくま文庫からも佐藤春夫訳(こちらは作者を羅貫中としています)の上下巻(ISBN4-480-02742-4、4-480-02743-2)も出ています。
 中国文学における妖術の使われ方を知りたい人は必読。

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『穆天子伝・神異経・十洲記・博物誌』

諸子百家叢書 上海古籍出版社
1995年2月第2次印刷(1990年10月第1版)
 通販で購入した、中国で出版された本。
 古典の書物を「四庫全書」や「正統道蔵」などの古書の影印(写真製版)で出版したシリーズの一冊のようです。
 体裁はほぼB5版程度で、一見、日本の同人誌のような製本ですが、本当に「中身で勝負」という感じです。
 ただ、このサイズで1ページに上下2段、原書の4ページ分を縮刷してあるため、小さな文字が半ば潰れてしまっているのが残念な所。
 『十洲記』だけはおぼつかないながらも読み通しましたが、他の部分はかろうじて拾い読みした程度です。

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『孟子 上・下』

小林勝人・訳注岩波文庫
(上)ISBN 4-00-332041-7
(下)ISBN 4-00-332042-5
上・1999年9月第42刷(1968年2月第1刷)
下・1999年9月第35刷(1972年6月第1刷)
 性善説で知られる儒家の基本書。
 しかしさすがは「天命が革まる=革命」という概念を発明したといわれる人だけあって、「性善説」という語感の柔らかさとは一味違った気合いが入っています。
 神聖視された古典の記述より、自分の理想を真実とみなす態度は、ある意味、理想主義者の行き着く果てかもしれません。

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『酉陽雑俎 1〜5』

段成式・著 今村与志雄・訳注平凡社 東洋文庫 382,389,397,401,404
1・ISBN4-582-80382-2
2・ISBN4-582-80389-X
3・ISBN4-582-80397-0
4・ISBN4-582-80401-2
5・ISBN4-582-80404-7
1・1994年1月初版第4刷(1980年7月初版第1刷)
2・1994年1月初版第4刷(1980年11月初版第1刷)
3・1994年1月初版第4刷(1981年5月初版第1刷)
4・1994年1月初版第4刷(1981年9月初版第1刷)
5・1990年9月初版第4刷(1981年12月初版第1刷)
 唐の段成式が「飲食の余暇、思い出すままに(自序より)」書き綴った大博物誌。
 体裁は奇譚・怪異譚の膨大なエピソード集となっており、ちょっと志怪小説の香りもして(笑)なかなか面白い本です。
 大量につけられた訳注は、それだけでも資料的価値が高いのですが、今ひとつ本文の意味をつかむ助けになっていないところもあるような気がしました。

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『聊斎志異』

蒲松齢・著 柴田天馬・訳角川文庫
1・ISBN4-04-218001-9
2・ISBN4-04-218002-7
3・ISBN4-04-218003-5
4・ISBN4-04-218004-3
1・平成元年6月改版20版(昭和44年2月改版初版)
2・平成元年6月改版15版(昭和44年7月改版初版)
3・平成元年6月改版13版(昭和44年8月改版初版)
4・平成元年6月改版12版(昭和45年2月改版初版)
 角川文庫のリバイバル・コレクションで再版された『聊斎志異』の全訳。
 柴田天馬訳は、原文にルビをふる形の翻訳が、原文の調子と意味とを同時につかめていい感じでした。
 洞主は入手しそこねたため、関帝の蚩尤討伐についての注を参照するために久しぶりに図書館で借りてきました。
 やっぱり、これは面白い本です。

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『列子 上・下』

小林勝人・訳注岩波文庫
(上)ISBN 4-00-332091-3
(下)ISBN 4-00-332092-1
上・1999年7月第6刷(1987年1月第1刷)
下・1999年7月第6刷(1987年4月第1刷)
 『老子』『荘子』と並ぶ道家思想の基本書。
 主役(?)のはずの列禦寇(列子)が、師や友人にたしなめられる、狂言回しのような立場で説話に登場してくるのが特徴です。
 長年にわたって補作されてきたらしく、章によって主張に矛盾があるものの(このあたりについては上巻の訳者解説に詳しい)、面白い寓話や説話が豊富です。
 「黄帝第二」「周穆王第三」「湯問第五」などに、古帝王や神話的なことについての説話があります。

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『列女伝』

荒城教臣・訳明徳出版社 中国古典新書
平成元年3月第5版(昭和44年2月初版)
 前漢の劉向の著とされる、歴代の女性の伝記を集めた書。
 なにせ封建道徳全盛時代の本なので、女性に対する見方はいささかつらいところも多いのですが、危険を見通して夫や子供に絶妙のアドバイスをした女性の記録などは、なかなか面白い話が収録されています。
 春秋戦国以前のエピソード集としても読めます。

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『列仙伝・神仙伝』

劉向・葛洪・著 沢田瑞穂・訳平凡社ライブラリー
ISBN4-582-76019-81993年9月初版
 同社の「中国古典文学大系」と「奇書シリーズ」で出ていた『列仙伝・神仙伝・山海経』のうち、『列仙伝』と『神仙伝』の部分を「シングルカット」したもの。
 漢代〜晋代に信じられた仙人・真人の記録がたっぷり読める。
 同じく平凡社ライブラリーに入っている『山海経』とあわせて、お薦めです。

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『論語』

金谷 治・訳注岩波文庫
ISBN 4-00-332021-21996年10月第56刷(1963年初版第1刷)
 古典中の古典、「四書」の筆頭に上げられる、孔子やその門人達の言行録。
 読んで見て最初に感じたのは、「言行録」という体裁のおかげか、思ったより面白い本だということ。
 弟子をからかってみたり、機知に富んだ受け答えをしたり、孔子の意外に茶目っけのあるキャラクター(笑)が感じられました。

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