アルカン エチュード「鉄道」Op.27
- ナナサコフ(Nanasawa Artivulates<98>)(4:24)○-△
コンピュータ演奏。
というわけで当然メカニカルの部分(指回り?)では問題ないのだが、使っている音源がイマイチなのか、おもちゃのピアノみたいな音がして、そこらへんがちょっと残念。
また解釈的にも多少私の好みに合わないところがある。中間部の、スタカティッシモのついた4分音符から始まる左手のフレーズ、ここはぜひ強調して欲しいところだが(他の2盤でそうしている)、右手に埋もれ気味になっている。
テンポが(相当速い)作曲者の指定よりもさらに若干速いのも疑問。これも音にリアリティを欠く一因になっているように思える(むしろ他の2盤くらいに遅めの方がよいのではないかな)。
最後のffでの畳み込みは迫力があってなかなか良い。
- 中村攝(Escalier<89>)(4:54)△
技術的には相当つらい。特に高速に動き回る右手の16分音符はほとんど弾けてないと言ってもいいくらい。しかしインテンポをキープし、躍動感・迫力があって「鉄道」の雰囲気はまずまず出ている。(私もこのCDでこの曲を知り、好きになったのだから)曲の魅力は一応伝わると言っていいだろう。敢闘賞というところ。なおライナーよるとこれが世界初録音。
- L.マルタン(Marco Polo<90>)(4:53)△
技術的には中村盤より多少上だが、五十歩百歩というところかも。やはり右手の16分音符が苦しい。この曲を人間がまともと弾くにはアムラン級のテクニシャンを持ってこなければいけないということか。
実は(ナナサコフ盤が出るずっと前、既出CDの出来にどうにも満足できなくて)私もこの曲をコンピュータ打ち込みで自動演奏させていた。実はその演奏が一番好きかも(笑)。
[CD聴き比べ][HOME]