ハイドロ入門  ハイドロは決して怖くはありません!

ハイドロニューマティックによるなまめかしい脚。これは他のクルマではとうてい味わえない独特のものです。

 このページではそんなハイドロニューマティックサスペンションを自分で簡単にメンテしちゃおう!というページです。

ハイドロオイル注入編
シリコン編
タイア編
スフィア交換編
ベルギー特注のスペシャルコンフォート


対策1----ハイドロオイル注入編

 BXのストラットタワーの頂上の部分ちょうどスフィアの内側横下に一円玉くらいの穴が空いています。この穴はサスペンションに注油するためのもので、私も購入時に、「時々ハイドロオイルを注油してください。サボるとすり減ってシリンダー交換ですよ。」と指導されました。

 しかし忘れていて最近まで全然やっていませんでした。(^^;

 最近このことを思い出しマメに注油しています。こんな簡単なことでも前輪のサスの動きが軽くなり、ハンドルも軽く感じます。

 しかし、これが効果は長持ちしません。それはシリンダー上部にゴミや埃が入らないよう、ゴムのシールが付いていますので、目的の場所になかなか到達してくれないようです。毎週車高を上げた状態で、オイルを少しだけ注油します。入れすぎるとあふれてハイドロオイルがタイヤの部分に垂れてきます。ので注意してください。

難易度・・・・レベル1

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対策2----シリコン編

 これは自由人さんITONAMIさんが、やたら詳しいのですがシリコングリス(電子用サンハヤト製)をくだんのスライドベアリングにちょっと塗りつけるという裏技です。

 ちょうどこの部分は、ハイドロオイルが潤滑されない部分ですのでシリコンコーティング効果がかなり期待できます。

 方法は先ほどの注油口と、その反対側の穴が互いに、ゴムで勘合していますので、そのゴムを両方から中に押し込み、同時にシリンダーを守っている蛇腹を下にずり下げます。

 こうするとサスペンションシリンダーがむき出しになりますので、目的の場所にシリコンを塗りつけます。

 私は写真のようなシリコンスプレーを注入してみました。蛇腹をずり下げ、スライドベアリングとゴミよけが写っていますが、このゴムのゴミよけとシリンダーの間を精密ドライバーや千枚通しのような先の細いモノで、少し開き、そこから液状シリコンを流し込みました。ただオイルを流し込んだよりも、さらに柔らかな感触が得られます。効果は意外にも、けっこう長持ちしそうです。これはもっと早くからやっておけばよかったと思いました。

難易度・・・・レベル2

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対策3----タイヤ編。

 もともとハーシュが強いハイドロですが、最近なぜか?という方はまず、タイヤの空気圧をチェックしてみましょう。空気圧が、0.1kg/cm3程、変わっても乗り心地が変化します。

 当然、圧力を高くすると路面のショックをタイヤで吸収しにくくなります。

 ところで、標準のミシュランMXVは、減りは非常に少なくていい(5万キロとの噂もあった)のですが、いかんせん乗り心地は堅いし、ロードノイズもゴロゴロとレベルが高い!これはヨーロッパの人間がタイヤに求める性能そのもので、長持ちして、ウエット性能が高いという条件にはピッタリかないますが、私のような志の低いシロートユーザー?はやはり静かで、快適なクルマを好むわけです。

 そこで私はこの度、DUNLOPのPerforma202 185/65R14に履き替えました。標準のミシュランMXVよりもすこぶる静かで、交換した初日、私はクルマが変わった(笑)のかと思ったくらいです。

 今まで私はうるさいBXを何とかおとなしくさせようとドアにゴムの板を貼ったり、ウエザーストリップを隙間テープで補強したり、耳栓をしたり(事実!)しましたがタイヤを交換したのが一番効果がありました。今までのこの苦労はなんだったのでしょうか?

 乗り心地も良くなり、「英田舎スペシャルコンフォート」の使用との相乗効果で、しっとり柔らかく、静かなサルーンに生まれ変わりました。

 段差を越えたとき今までは、「ドタン バタン」とかなりでかい音がしていましたが、なんと、このタイヤ、ハーシュネスの音まで低減してくれます。

 シトロエンの人はタイヤはミシュランに限るという人が多いようですが、私は静かで乗り心地がよく、適当に長持ちしてくれるタイヤであればメーカーには全然こだわっていません。

 ただし、美点だけではありません。1つは、ミシュランに比べてロードインフォメーションをあまり感じません。まだあまり攻めていないので、はっきりしたことは言えませんが、柔らかいだけに仕方がないかも知れません。

 もう一つは微蛇における回頭性が悪く、いわゆる中央デッドな感じがします。シトロエンのハンドリングは超クイックで高速走行中に、小銭や通行券を探したりするとすぐにフラフラしてしまいますが、その感覚がかなり和らいだような感じです。ピッと切ってゆっくり曲がるという感覚ですのでスポーティではありませんが、国産とミシュランシトロエンの中間位の性格になりました。

 タイヤ交換は写真の遠藤商事 鶴岡新形支店でやっていただきました。タイヤのホイールからの取り外し、また取り付け、ホイールバランスなど、当日は人手不足気味でしたので、私もじゃましないくらいに手伝いました。

総費用はタイヤ4本+取り付け+バランス含みで50,500円とそんなに高くはありませんでした。

 まあ、しっかり見学しても、自分ではタイヤはバラせないし、たとえタイヤ棒&根性でやったとしてもビッシリ3日位は掛かりそうだということが実感でき、また1つお利口になりました。

難易度・・・・∞  自分でタイヤ棒を使っても何となく出来そうな気がしますが、ここはやはりプロに任せましょう。

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対策4----スフィア交換編

 この問題は、最終段階で高圧窒素ガスが封入されているスフェア(緑玉)がガス抜けした時に発生します。スフェア内の窒素ガスが抜けるとサスペンションのストロークがなくなります。このとき手でクルマを押すとサスペンションストロークがほとんどなくなっているので、当然乗り心地が硬くなります。ガスは4年4万キロ位で抜けてしまうので定期的に玉の交換が必要です。

 私は購入後すぐ(5年目)にフロントだけ交換しました。リアは荷物をやたら積む人以外は寿命が長いようです。交換してしばらくはちょっと堅いのですが、しばらくすると柔らかくなってきました。

 交換方法------まずオイルフィルターレンチを用意します。私はチェーン式のレンチを準備して臨みました。レンチを玉にかけ普通に回しましたがなかなか緩みません。やはり長年の使用で固着しているようです。レンチをしっかりかけプラスチックハンマーでレンチの柄をコン、コンと叩くと、何とか少しずつ緩みました。

 玉には専用のOリングが、付属してきます。OリングにLHMを塗り新スフィアをねじ込みます。手で締められるだけ締めたら、さらにレンチで少し締めて完成です。エア抜きは特に必要ないようです。

難易度・・・・レベル3

 GTIの場合硬い玉がついています。今より柔らかい乗り心地をお望みの方は19TRS用が合いそうです。とりあえずは以下をご参照ください。

 協力は楢林さんです。

(容量/圧/オリフィス径)。

19TRS:F500/55/1.8、R400/40/1.1
TRI:F400/55/1.4、R400/40/1.1
TRI-Break:F500/55/1.65、R500/40/1.1
GTI:F400/45/1.4、R400/30/1.0

注、私はこれについてはあまり詳しくありません。

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対策5----ベルギー特注のスペシャルコンフォート

 ついにきました、スペシャルコンフォート、私はこの特殊な球の存在を知ったのは自由人さんのML FAQの中でした。この中で榊さんが英田舎さんで扱っている旨、記載がありました。

 私のBXはGTIで堅い球が標準です。しかし買うときはみんな同じ乗り心地だろうと購入しました。しかもBXはこの車しか無かったので迷わず購入したわけです。私の車は西武自販の地域代理店の社長が乗っていたありがたい?車で、程度は比較的いい方です。

 しかしシトロエンと言えばふわふわゆったりを期待していただけに、堅い足まわりはチョットガッカリでした。オヤジの日産の方がまだ柔らかいような感じです。榊さん曰く、そのDSのような乗り心地が衝動的に欲しくなり、迂闊にもつい注文してしまいました。

 メールでの注文後約3週間で私のコンフォートが入荷しました。9800円の四玉で40000円程です。純正が一玉8000円位でしたので、そんなに変わりないと思います。しかも西武自販は送料&代引き手数料も請求しますので、結局同じ位になります。

 交換は例によって、オイルフィルターレンチを玉にかけプラハンでコンコン叩いて回します。リア右は楽に回せますが、左側はマフラーに阻まれてうまくたたけません。結局タイアと一緒についているガードを外して叩きました。このとき車高が上がっているとスゴイ勢いでLHMが噴出しますので、圧力を抜くことを忘れずに。

 コンフォートをねじ込み、手で回せるところまで行ったら、レンチでちょっと締めます。後はタイア&カバーを元に戻し後ろは完了です。

 フロントは楽です。同じくレンチをかけコンコン叩いて外します。コンフォートを取り付け同じようにレンチで増し締めし完了!エア抜きのことは全然考えていません。

その後の変化・・・・第一日目

 ボンネットを上から押すとフワフワ。スポイラーもフワフワ。うん、柔らかい感じ!じゃ乗ってみよう!あれ?なんか前よりピョコピョコするなー。やはり最初は、ゴムがこなれていないようです。実際標準の球に交換したときも、二週間くらいピョコピョコでした。

その後・・・・約1週間後/80キロ

 一週間がたちました。私のBXも、ご多分にもれず、とうとうドライブシャフトのブーツが破れて、二日ほど入院しました。

 工場から帰ってきて、久しぶりに乗ったらなんだかチョット変化していました。体感で少し車高が上がったかな?と思い、車から降りて目視してみると実際は変化がなく、じっくり乗ってみると少しだけフラット感が向上しているような気がしました。まだまだこれからが楽しみです。

その後・・・・約3週間後/200キロ

 やっとコンフォート本来の乗り味に近づいてきたような気がします。というのも私のBXは走行距離が極端に少なくて、一年で3000kがいいところです。従って、本来の乗り味はまだかなり先のことになりそうです。

 段差を越えるとき、今までのGtiの堅い感じが無くなりました。なんだかフワッという感じで越えていきます。路面がうねっているところは、特にはっきり感じます。DSには乗ったことはありませんが40年も前にあんな乗り味とスタイルでデビューしたとはホントにシトロエンには恐れ入ります。

その後・・・・約1ヶ月後/300キロ

 タイヤもおニューの”パフォーマ202%カオス理論@DUNLOP”に交換しますます快適になった我がBX号。私は古いシトロエンには全然乗ったことはありませんが買う前に予想していた、あのイメージどおりの乗り心地になったと思います。(3年間の忍耐がありました。)

 私の走行パターンからして夏は走行距離が、全然稼げませんので約1ヶ月かかってやっと球の馴らしが完了しました。これから、ゆっくり時間をかけて熟成させていこうと思います。

 このスペシャルコンフォートを購入し、かつ、球のインストレーションや内部気圧等、技術的な問題まで輸入販売元であります、「英田舎 新井様」よりいろいろなご指導いただきまして本当にありがとうございました。

 新井さんのおかげで、新しいシトロエンの魅力を発見でき、まだまだこれから大切に乗ってやろうと、改めて決意しました。

 エネルギー、温暖化、オゾン層破壊、ゴミ等、自動車に関わる地球規模での問題は、なかなか解決出来るものではありませんが、1人1人が自分のクルマを、もっと大切に長く乗るようにすれば、少なからずエネルギー消費の問題も解決の糸口が見つかるかも知れません。

 スペシャルコンフォートの購入を考えていらっしゃる方は、私にも相談してくださいね!いいアドバイスが出来ると思います。

スペシャルコンフォート取り扱い 英田舎さんのホームページへ

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