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 薩摩の小京都と讃えられる南九州市知覧町。質実剛健な鹿児島の風土にあって、その優美さは格別の感がある。
 ヨーロッパの街並にも似た、統一された、たたずまい。建設省日本の道100選1986.8選定、建設省手づくり郷土賞1986.7受賞、とパンフレットに記載されていた。

左:平山克己氏邸庭園 所謂、枯山水式庭園。背景の母ヶ岳が借景となっており、庭の造りとの連続性が保たれている。ここ武家屋敷群の庭園の中においても、やはり美しさが際立っている。
右:森重堅氏邸庭園 国の名勝に指定されている7庭園の内、他の6庭園は枯山水式であるが、ここのみが築山泉水式である。

左:土蔵のある風景 
右:開聞岳と知覧の茶畑 知覧は茶所として全国的に有名である。

 知覧第18代邑主、島津久峯(1732〜1772)は、かねてより書を嗜んでいたところ、江戸往復の折り京都の青蓮院家に入門し、書の修行に勤しんだ。そして久峯に扈従した家臣らも京都の文化にふれ、名園に感動、京文化にならい、枯山水様式の庭園を持つ屋敷を築造したといわれている。
(参考資料)知覧町郷土誌 知覧町郷土誌編纂委員会(1982) 
(アクセス)鹿児島空港より直行のエアポートシャトルバスあり。鹿児島市内からは山形屋デパートバスセンターからも直行バスが運行している。車の場合、九州自動車道を経て指宿スカイラインに入り、知覧I.C.を下りて、県道23号を知覧方面に向かう。
(入園について)午前九時より午後5時まで観覧でき、年中無休。大人500円 小人300円
(その他)南九州市、知覧は第2次世界大戦当時、特攻基地のあった場所としても知られており、特攻平和会館では亡くなられた1035柱の隊員の 写真や遺品等が展示されている。またミュージアム知覧では知覧の民族資料や歴史的な品々を観覧できる。


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