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嘉例川駅(霧島市)2004.4.22撮影

 昨年(2003)の1月、開業100周年を迎えた肥薩線の嘉例川駅は、県内最古の駅舎であり、今年の3月のJR九州のダイヤ改正によって、特急「はやとの風」が停まる駅として新たに脚光を浴びている。この鄙びた木造駅舎そのものの雰囲気も然ることながら、山深い、緑豊かなこのロケーションに魅せられてしまう。駅舎の中でしばらくベンチに腰掛けていると、野鳥のさえずりが自然と聴こえてくる。国道からだいぶ外れているので、喧噪とは縁がない。無人駅であるにもかかわらず、かつての鹿児島本線としての品格が漂っているのを感じるのは私だけであろうか?ホームの土台に眼を向けると、それは堅固な自然石を積み上げて造られているのが分かる。そんな明治の職人の丁寧な仕事ぶりが伝わってくる、この駅の清洒な佇まいが心地よい。


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MAY/20/2004/NO.6