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投資を始めてからの私の1年

第3章 ネットワークビジネスのお誘い

投資に興味を持つきっかけになった「金持ち父さん、貧乏父さん」と出会ったいきさつ、
株式投資を始めるまでの紆余曲折と失敗談、
それまでにあったいろんなことなど書いてみました。
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『聞く』 ネットワークビジネスって?
ゲーム会後の飲み会で金持ち父さんの話題で話していると、ネットワークビジネスの話もあがった。
好奇心旺盛な私はネットワークビジネスに非常に興味があったので、いろいろ聞いてみたところ、次週、講習があるとのことだった。
「じゃあ」ということで、とりあえず行ってみることにした。

講習では、ネットワークビジネスについて基礎から教えてもらえた。
ここでは私なりの解釈を例をあげて説明していこうと思う。
(間違ってたらごめんなさい。)

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NWB社という洗剤『おちるんです』を製造・販売している会社があった。
あなた(ここではAさんとする)はたまたま行ってみたコンビニで「おちるんです」を買ってみた。
使ってみると非常に汚れがおち、手も荒れない。

「めっちゃ、おちるで。これいいやん!」(ちなみにAさん関西人)と『おちるんです』を気に入ったあなた。
友達のBくん、Cくんに勧めてみた。
するとBくん、Cくんも結構気に入り、BくんはB1さん、CくんはC1さんに勧め、二人とも『おちるんです』を買った。
そして、B1くんはB2くんに、B2くんはB3くんにと、連鎖的にB2,C2,B3,C3...とつながり、『おちるんです』はどんどん売れていった。
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いわゆる口コミによって商品が売れる例である。

このことについてNWB社からみると、広告することになしに、B,C,B1,C1,B2,C2...といったたくさんの人に商品が売れたことになる。

では、これをもっと組織化すればどうなるだろう?
例えば、紹介したあなた(A)にも利益が出るようにすればもっと口コミするのではないだろうか?
つまり、この口コミに報酬を与えるシステム(組織)にして、より口コミ(広告)を促進されば、、、儲かるよなぁ〜。

この考えがネットワークビジネスの根本である。


以上、簡単にまとめると、
  • Aの口コミで買ってくれた場合(B,C)にはAに報酬を払う。
  • B,Cの口コミで売れた場合(B1,C1)には、B,Cに報酬を払うが、もともとの紹介者Aにも報酬を払う。
  • これをキャンペーンなどの一時的なもの(よくあるお友達紹介キャンペーン)ではなく、商品が売れた場合には継続して報酬を払う。
こうすると、あなた(A)は、自分のネットワーク下にいる人が商品を買う限り収入を得ることができる。
また、自分が他人に勧めた分だけではなく、勧めた相手(B,C)からネットワークが広がることでも、さらに利益を上げることが可能になる。
そして、その利益を継続して得ることができるのである。


一方で、NWB社としては、あなた(A)のような存在を増やすことで以下のような利点が得られる。
  • より口コミを促進させることができ、広告費を削減できる。
  • ユーザに直接販売できるので、流通がなくなり、実勢価格を下げることができる。
  • それら削減できた費用を開発費にまわすことができる。
といった利点がある。

したがって、あなた(A)にとっても、NWB社にとっても利益を得ることができるのである。
これがネットワークビジネスの基本的考え方である(と思う)。


ここまで書けばわかると思うが、ネットワークビジネスとは”マルチ商法”のことだった。
正確には”マルチレベルマーケティング(MLM)”だそうだ。
正直知らなかった、、、。

私としては「マルチ=悪徳商法」だと思っていたが、ちょっと違うようだった。
ねずみ講っぽいなとも思ったが、これはモノの販売を伴うので、ねずみ講とは異なり法律には触れないらしい。
(中国では違法ですが、、、。)

で、私はというと、「最初に考えた人は賢いなぁ〜」と思ったりしていた。
マス広告うつよりよっぽど確実な方法だと思ったからである。
ということで、私のネットワークビジネスの第一印象は、
「ディストリビュータ(A,B,Cのような人)になることより、ネットワークビジネスをやっている会社(NWB社)の方がおいしい!」
であった。
つまり、ネットワークビジネスの仕組そのものに興味をそそられた。
『調べる』 ネットワークビジネスの表と裏
この講習会の後、実際に何社かネットワークビジネスの説明を聞いてみた。
すると、ネットワークビジネスにはいろんな仕組があることがわかった。
報酬の決め方(レート)であったり、その他特典であったりである。
仕組は会社によって様々であったが、その一例を以下に挙げてみる。

まずは報酬の決め方。

・自分の報酬のレートはネットワークの売上(or人数)によりランクわけされる。

私が説明を聞いた会社の場合について、簡単な例を挙げてみる。
A:300円の売上のネットワーク
B,C,D:それぞれAの内部にある100円の売上のネットワーク
があるとする。(下図参照)
ネットワークビジネスの構成図
この際、報酬のランクを
ランク1:100円以上→報酬レート:1ポイント/1円
ランク2:200円以上→報酬レート:2ポイント/1円
ランク3:300円以上→報酬レート:3ポイント/1円
とする。(実際は異なる。今回は簡単にするため数字は適当)

各ネットワークにはいるポイント(報酬)は
 Aのネットワークは、300円×3ポイント = 900ポイント
 Bのネットワークは、100円×1ポイント = 100ポイント
 C,DはBと同様で 100ポイント
それぞれ得ることになる。

この場合、Aの報酬は

Aのポイント
=(自分のネットワークのポイント)−(自分の配下のネットワークのポイントの合計)
= 900(A)−( 100(B) + 100(C) + 100(D) )
= 600

となる。
このようにランクの差がそのままボーナスになるようになっている。

この仕組は自分の下に1つのネットワークしかない場合(Bのみ)

(100人×1ポイント)−(100人×1ポイント)= 0 ポイント

となり、無報酬となる。
自分の紹介した人ががんばるだけでは報酬は入らない。
自分の直接したの人(ダウンと呼ぶ)を増やさなければ収入は増えない仕組になっている。


次に特典である。
  • ある一定以上の売上をあげるとボーナスがでる。
  • それを数ヶ月続けると、さらにボーナスがでる。
  • 自分の配下のネットワークの1つが、ある一定量の売上で一定期間を超えると、そのグループを独立させることができ、独立元にはボーナスがでて、それは毎月でる。
  • 独立を3つ出すとさらにボーナスを得ることができる。
などがある。
ネットワークビジネスの独立

以上のような特典を積み上げることにより、自分のネットワークを成長させることさえできれば、安定した不労所得を得ることが可能になる。
そして、それを大きくすれば莫大な収入を得ることができる(らしい)。
(すっごい人はディズニーランドを貸しきれるくらい・・・)


ただし、このような良い点だけならば、悪徳マルチ商法ということで悪く言われることはない。
では、なぜか?

その理由のひとつに買い込みがある。

上記のようなランクや特典はある一定量のノルマをクリアする必要がある。
このノルマが問題である。

ノルマがあると人間がんばるものであり、これは会社側からすれば当然である。
とすると、ノルマを超えない限り収入は増えないのでなんとかしてノルマを超えようとする。
その結果、あと少しでノルマクリアであれば、「今回だけ。来月がんばればいいや」と自分を言いきかせて、自分で買い込んでしまう。
ミスタードーナツであと1点で景品がというときに、必要も無いのに、もう1つドーナツを買ってしまうのと同じである。(私だけ?)

ただ、ミスドと異なるのは
ノルマは何回連続といったように連続でクリアする必要がある。
ということである。

もともと先月がんばって無理だったのに、翌月、状況は何も変わっていないのに、クリアできると思うのが間違いである。
で、結局、ノルマをクリアするためにまた無理をする。つまり買い込むのである。
これが積み重なって、自分の部屋が倉庫となるのである。
最近はYahoo!オークションという手もあるようだが、、、。

という具合に、

ネットワークビジネスのシステムに『買い込み』が発生する土壌がある

のであり、それは

ネットワークビジネスである限り、どうしようもない

のである。

さらに、自分の上位に位置する人が悪意を持っている場合、下に買うことを強要することもあるらしい。

そして、最悪の場合は、会社が悪意を持っている場合である。
売るだけ売ってとんずらである。
いわゆる悪徳マルチ商法である。


もうひとつ問題がある。
ネットワークビジネスを説明してもらう場合に必ずとっていいほど言われることに、

ネットワークビジネスの商品は高品質商品で、安価である

というものがある。

説明としては、広告費、流通費がないので、その分開発費に予算をかけることができ、その上安くなるということである。

ただ実際に価格を見ると安くはない。
だからといって、嘘つき呼ばわりするつもりはない。
ただ言葉が足りないのである(のだと思う)。

正確に言うと

高品質商品であり、「他の高品質商品と比べると」安価である

ということである。

広告費、流通費の分はディストリビューター(販売員)の報酬にまわされるので、100円ショップに値段で勝てるわけではないのである。
この一言を言ってくれないことが多いので誤解を生む。
とはいうものの、正直なところ100円ショップ好きの私は高品質(高額)商品に縁が薄く、高品質商品の中で本当に安いのかまでは調べていないので、誤解なのかははっきりとは言えないのだが、、、。

この程度のことであれば、ネットで簡単に調べられるので、これからネットワークビジネスを始めようという人はしっかり調べた上ではじめることをオススメする。

また、はじめるのであれば、事前に以下のようなことも調べることをオススメする。
  • ネットワークビジネスの会社の詳細
    取扱商品、業績、教育システム、今までの訴訟内容など。
  • 自分のアップ(自分のネットワークの上にいる人)
    規模、方針、勧誘方法、うわさなど
  • 商品市場
    取扱商品の市場規模、シェア、対抗商品及び会社など。
特に自分の入るネットワークについてはアップの人の話ではなく、異なるネットワークの人に聞くのがいいかもしれない。
アップ(候補)の人は基本的には良いことしか言わないので、アップの言うことは当てにならないからである。


といった具合に、ネットワークビジネスにはいろいろな側面がある。
(これでも一部であると思う。)
私としては「絶対に良い」とも「絶対に悪い」とも言う気はない。
良いところもあれば悪いところもあるのはなんでも同じだし、悪い面ばかりでは今まで生き延びるはずがないと思っている。
ただはっきり言える事は

良い面、悪い面の両方を知った上で、自分に合うかどうかを決める

ことが良いと思う。


で、結局私がどうしたかは次回にお話します。
(なんとなくわかると思いますが、、、)
『決断する』 結局どうするの?
で、結局、ネットワークビジネスはどうするか?

結論から言うと、やめることにした。

正直、一度やってみようと思ったときもあった。
説明を聞いた後はすごく稼げる気になるものである。
はっきり言って説明がうまい。
興味を持っている人ならやってみようと思ってしまう。

ただ、私は先天的天邪鬼体質である。
(猫かぶってるけど。)
薦められて”ほいほい”とやるのはすごく嫌なのである。
逆にやるなと言われると「なんでっ!」とも思うのだが、、、。

このときはやりたいが主だったので、逆の"やらない"理由を探した。(前の部分参照)
さらに、説明してくれた人には「人に聞かない方がいい。やると決めたときに言うべき」と言われたのだが、ここでも天邪鬼くん登場。
知り合いにヒアリングも実施した。

聞いてみると、ネットワークビジネスを知らなかったのは私だけで、みんな知っていた。
ちょっとショックだった。
自分の世間知らずが認識できたのは良かったが、、、。

で、一番聞いてみて、影響の大きかったのは彼女だった。
「お姉ちゃんがやってた。(中略)やめた方がいいよ」
(もうちょっとかわいく言ってましたが)
とのことだった。

彼女のお姉ちゃんがやってたネットワークの会社は私が説明を聞いた会社と同じだった。
ただこのときには、やってみたい気持ちもあり、それ以上に自分の無知が悔しかった。
そこでまたまた天邪鬼くん登場である。
とりあえず彼女に反論した。
(後で天邪鬼というより餓鬼だったと反省したが、、、。)

とはいうものの、人に言われてやめるのもくやしいし、でもこのまま引っかかる部分を残してはやりたくないし、、、ということで悩んでしまった。
(本来の主旨からずれてきてるが、、、。)
そうこう悩んだ挙句、客観的に考えようと思い、利点と欠点を表にしてみた。
すると簡単に結論が出てしまった。
結論は、

「私にはあわない」

だった。


そのときの経験をもとに私なりのチェックシートを作ってみた。
今悩んでいる人がいたらやってみてもいいかもしれない。

(ただし、私が自分の性格を省みてつくったものですので、何も保証できません。半分冗談くらいの気持ちで見てください。)

----- チェックシート -----
□ 過去及び今の友達をなくしても大丈夫、なんとかなる。
  (実際そうなるのでなく、覚悟の問題です)
□ 他人が自分を見る目が変わっても平気。
  親、兄弟、彼女(or彼氏)とも絶縁する覚悟がある。
□ 口はうまい。あるいはうまくなる練習を厭わない。
□ 人見知りしない。あるいは意地でも克服する。
□ 知り合いが多い。特に女性の知り合いが多い。

□ 寛大である。
□ 世話好きである。
□ まめな人間である。
□ かなり忍耐強い。
□ 妬まない。

□ 気に入ったブランドがあるとそのブランドにこだわる。
□ 化粧品などのブランドは健康第一で決める。
□ サプリメントや浄水器など健康には気をつけている。
  (金をかけている)
□ 100円ショップはあまり行かない。
  「安物買いの銭失い」なんてもってのほか。
□ どんな理由があっても、必要ないものは買わない。

□ 目先の利益にとらわれない。
□ あまい誘惑に打ち勝てる。
□ 怪しい宗教にははまらない。
□ しかし、興味はすごくある。
□ 彼女(or彼氏)にふられてもすぐに気持ちの切り替えできる。

---以下はおまけ---
□ 訪問販売のおじさんはきっぱり断れる。NHKの集金も。
(例えばです。お金は払いましょう)
□ 保険のおばさんの勧誘には、ライフプランだけたててもらって、結局入らない。
□ 英会話の勧誘でお姉さんが来たら、お金がないことを計算してみせて、納得して帰ってもらうことができる。
□ 学生運動のお兄さん方に大学の講義中に割り込まれても、「邪魔だから帰って」と切り出せる。(今はそういう運動がなさそう)
□ 仲の良い人に投票をお願いされても、「ごめん、俺、××党はきらいだから」ときっぱり言える。

チェックできない項目が3つ以上(おまけ除く)ある場合は、やめた方がよいと思う。
少しからいと思われるかもしれないが、ネットワークビジネスをやめることにした人間が作ったものなので、それはしょうがないだろう。

リストは、ネットワークビジネスを知らない方(以前の私)には不思議な質問があるので、少し説明を。
ネットワークビジネスは絶えず購入してもらわなければ、特典が得られなくなり、労力の割に儲けが少なくなる。
そのため、絶えず購入する必要のある消耗品が取扱商品として理想的である。
洗剤、シャンプー、石鹸、浄水器(カートリッジ含む)、化粧品、サプリメントなどである。
そういった理由でチェックリストはできているので、違うタイプのネットワークビジネスならばあてはまらない部分もある。

おまけはイメージしやすいように意気込みを具体例にしてみた。
最低限これくらいはできないとねぇ〜。
(ほとんど冗談です。)


質問は裏返すと私がネットワークビジネスをやめた理由になる。(おまけ除く)
私は、
  • 100円ショップ好きで、安物買いがすき。
  • 洗剤、シャンプー、石鹸については、特にこだわりがない。
  • ブランドへのこだわりは少ない。(スポーツ用品除く)
  • サプリメントは嫌い。
  • 化粧品は論外。
  • 浄水器も金がかかるので、特にいらない。必要ならばミネラルウォータでいい。
  • いろんなものを比較して物を買いたい。
  • 彼女に弱い。
などなど。という人間であり、チェックリストにはあわなかった。
好きでないあるいはこだわりのない商品を口コミする気にはなれない。
個人的には電気製品などは好きでこだわるのだが(最近ではそれらも取扱商品としてある)、こういったものはいろんなメーカーをみて悩むのが楽しいのであり、決められるのは面白くない。
また、これらはOEMでありネットワークビジネスが開発費に予算をあてて、良いものをつくるという基本的考えに反している。
(もともと買い替え頻度が少なくてネットワークビジネスの商品として向かないが、、、。)

※ しつこいようですが、上記チェックリストについては一切責任はもてないので、結果に対しての苦情・問合せは一切受け付けません。
また、内容についてもあくまでも私の私見なので問合せいただいても対応できません。
(ただし、「これもリストに必要!」というは検討します。)
ご了承ください。


以上のような感じで、ネットワークビジネスは私の投資プランにはもういない。
そそくさと舞台の裾に消えていった。
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