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投資を始めてからの私の1年

第11章 中華はお好き?:中国株

投資に興味を持つきっかけになった「金持ち父さん、貧乏父さん」と出会ったいきさつ、
株式投資を始めるまでの紆余曲折と失敗談、
それまでにあったいろんなことなど書いてみました。
お暇でしたらご覧下さい。
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『広がる』 ゲーム会仲間
ここで、話題を日本株から少し離れてみる。

もともとは「金持ち父さん貧乏父さん」ではじまったこの投資ロード。
その後キャッシュフローゲーム会に行くことにより、友達の輪は広がっていた。

最初に行ったゲーム会は、ネットワークビジネス(NWB)をやらないと決めてからは行かないでおこうと考えていた。
ちょうどその頃、そのゲーム会で知り合ったメンバーから「新しくゲーム会を開くけど来ない?」とお誘いを受けた。
そのゲーム会のメンバーであるバルさん、athensさんの主催で王子で始めるとのことだった。

このとき、バルさんとはあまり話したことはなく、athensさんも2回目のゲーム会でバンカーをしてもらった程度で実はあまりよく知らなかった。
そしてそもそも王子ってどこ?という状態だった。
(関西でないことはわかったけど、、、)

今まで行っていたゲーム会はもう行かないでおこうと考えていたが、ゲーム自体はもうちょっとやってみたかった。
ただ、やる場所がなくて悩んでいたので、渡りに船だった。
ということで、行ってみることにした。

この後、この新ゲーム会のHPをつくったり、その後、さらにWeb担当という役職までいただくことになってしまうのだが、、、。
そんなことは当初はぜんぜん考えていなかった、、、。


で、結局、ここのゲーム会に居つくことになったのだが、その一番の理由は

 ネットワークビジネス(略すと”NWB”。別名 MLM、マルチ)は禁止!

ということであった。
「NWBをやめる」と決めるまでは、1つの選択肢として積極的に聞いてみようと思っていた。
また、一時はやってみようなんて思ったこともあった。

しかし、結局「やらない!」と決める(この過程は「第3章 ネットワークビジネスのお誘い」を参照)と、今度は勧誘を断るのが面倒になってきた。
(人間身勝手なものである。特に私は、、、)
というわけで、NWBの関係ないゲーム会というのはそのときの私には非常に都合が良かった。

ただNWBに関しては今でも興味はある。(絶対やらないけれども。)
あのシステム自体は口コミをシステム化したものであり、口コミは昔から使われてきた効果的なマーケティング手法であるから。
仕組を知っておくこと自体は悪いことではないと思っていた。

ただ、

・MLM自体がまだまだ未成熟である、あるいは欠陥がある
 (これは私の勝手な思い込みですので、ご意見頂いてもご返事するかはわかりません。)
・既にイメージが悪すぎる
 (マルチ商法は悪徳ビジネスの代名詞になってしまっている)

のようなことがあるため、やる気にはなれないが、興味はつきないのである。


ちょっと話が逸れたが、ゲーム会で「NWBを禁止」とうたうのはとてもうれしかった。
というのも

 ゲーム会 = NWBの勧誘

というイメージが固定化されると、これから投資を勉強したいと思う人も、このNWBの勧誘が嫌という理由で参加をやめてしまうかもしれなかったからである。

これはとても残念なことだと思っている。
投資の勉強をする集まりは世の中ではあまりなく、投資のことを何も知らなくてもスタートできる、このようなゲーム会はとてもいいものだと私は思っていたので。
私はここでいろんな友達をつくり、いろんな話を聞いた。
極端な話、キャッシュフローゲームをしなくてもよくて、人と投資の話をするために行っている状態になっていた。
(途中からCFゲームでなく、モノポリーなどの遊びゲームにはまり出したが、、、)

投資についてよく知っている人には教えてもらい、まだ始めたばかりの人には、今まで私が他の人にしてもらってきたように教えてあげたいと思った。
といってもまだまだ教えられることは知れているが、、、。


そしてこのゲーム会は、メンバーの人柄もさることながら、athensさんの不動産、株の知識、バルさんのビジネス立上げなど面白い話がいろいろあり、私のこれからにもプラスになる集まりであった。


ということで、このゲーム会が私のホームグラウンドになった。
『参加する』 中国株セミナー
梅雨の時期だっただろうか、athensさんからMLでメールが来た。

 「中国株セミナーがあるけど、みんなで行きませんか?」

という内容だった。
athensさんは以前からアジア株の取引を行っており、アジア通貨危機も経験したツワモノであった。
(かなりやられたらしいが、、、)
もちろん中国株は以前からやっており、この時点である程度儲けていたようだった。

正直、中国と言われると得体の知れない怖さがあったのだが、「聞く前に『なんとなく怖いから』というわけのわからん理由で、チャンスを棒に振るのはしたくない!」と思っている私である。
(この好奇心のおかげでNWBの話も聞いたのだが、、、)
今回はathensさんのオススメということもあり、「やはりこれは行ってみなくてはいかん!」と思い、申し込んだ。
(セミナー費用も1,000円でお得だったし)


そして夏のある日、数人のメンバーでセミナーに出席した。
話を聞いてみると中国株は思ったより使えることがわかった。
ちなみに行ったセミナーはユナイテッド・インベスティメント・ジャパンのセミナーです。

この辺の詳細はいずれまた別コーナーを設けたいですが、できるかどうか、、、。
(他のサイトの方がわかりやすいしなぁ〜。)
というわけで、今回は簡単に要点だけ。
(ただし当時の内容なので、状況は変わっていますのでお気をつけください)


●中国株の利点
 1. まだまだ成長する株が多く(2003年夏時点)、インフラ株でも高い成長性を持続している
 2. 元高圧力が大きく、将来的には元の価値が上がる可能性が高い

●中国株のリスク
 1. ストップ安(高)がないので価格変動が激しい
 2. 国策でコロッと状況が変わる(ように感じる)

以下、補足説明。

まず利点から。

 インフラ株(高速道路、電力会社など)でも高い成長性を持続している

について。

日本ではインフラ系の株はあまり大きく動かない株なので、私は基本的にはずしている。
倒産リスクを減らすには良いのだが、あまりに稼げないからである。

しかし、中国ではまだまだ成長を続けている業界であり、しかも国が背後にいるのでつぶれないときている。
(正確には「つぶれにくいだろう」くらいだが。倒産しない企業はないので)
一般的に株のリスクを考えると価格変動リスクが高いが、その中でも倒産リスクが最大で、一瞬にして資産がゼロになる。(実際にはちょっと違うが)
このことを考えると、成長を続けていて、インフラ運営をしている企業は倒産すると国が傾くので、国がつぶさせない。
国の力でつぶれない企業となると、これほど安全な投資先はないと考えることができる。
ただし、「国がつぶれない」、「成長がさらに続く」という前提があるが、いまのところ中国は両方満たしていると思う。

また、

 元高圧力が大きく、将来的には元の価値が上がる

について。

もちろん中国株は円をいったん外貨(元、香港ドル)に変えてから購入する。
つまり為替リスクがある。
ということは反対に為替差益も見込めるのである。
元や香港ドルがあがればもちろん儲けはその分増える。

ちなみに当時は元は米ドルに対して一定の幅しか動かないように国で制御されいた。
香港ドルも米ドルと連動している。
このままだと変わらないが、いつか元は上げるといわれており、その際には為替差益を得られる。

よって、株価が上がらなくても、そのまま持っているだけでも為替差益を狙える。


一方でリスクについて。

 ストップ安(高)がないので価格変動が激しい

ということがある。

気づいたときには利益が吹っ飛んでいたということもありえる。
特に会計制度が未成熟であり(成熟してても問題の多い国もあるけど)、いつ中国版エ○ロ○(○は同じカタカナ。米で話題に)がでてもおかしくない(かもしれない)。
そのときには一瞬で株は無価値になるかもしれないのである。

私のようなサラリーマン投資家では見張っていても限度があり、おそらく見張っていても間に合わず無駄になるだろう。
回避策は銘柄を慎重に選んで、つぶれない銘柄を買うくらいだと思う。

さらに利点でもあるのだが、国の影響が強い(と思われる)ので

 国策でコロッと状況が変わるのも中国である(ように感じる)

会社はつぶれなくても、株式制度が存在できるとは限らない。
(ありえないとは思うが、、、)

そういう訳のわからない不安は依然消えていないことも確かである。
いきなり金利引き上げっていったり、輸出入規制したり、外国企業の待遇を変えたり、いろいろありそうである。
考え出したらキリがない。
しかし、今はWTOにも加盟し、まだまだ開放路線だからそんな無茶はしないだろう。たぶん。

で、私の出した結論は、

・大量の資金を投入することはやめる(100万円以内)
・外貨預金するつもりでインフラ株あるいはそれに近い安定株を買う
・情勢を見ながら基本的にはキープし続ける長期投資で行う

のがよいと判断し、始めることにした。
『乗る』 口座開設パート2
中国株への進出は決定した。
(日本株もよくわかってないのによくやるもんだ。ほんとに、、、)

次に考えるのは日本株と同じく「証券会社」である。
当時、中国株を扱っている証券会社は、以下のとおりである。

東洋証券
内藤証券
藍澤証券
ユナイテッドワールド証券
DLJディレクトSFG証券
ひまわり証券
東海東京証券
岡三証券

※ 当時とは少し名前が違うのもいますね。

ここでは日本株のようにいろいろ悩まず、即決で、

 ユナイテッドワールド証券(UW証券)

に決定した。
手数料が格段安かったのである。
逆に怪しかったくらい、、、。
怖かったので調べたところ、

・ネット専業 + 香港専業
  徹底的にコスト削減。実は社員は十数人らしい。
・親会社が香港
  香港の証券会社を通さないので香港での手数料がかからない。
・本社が沖縄経済特区
  法人税がお得。

ということで、他の証券会社も真似して欲しいくらいのうまい戦略だった。

あんまり良いことばかり言うとUW証券の回し者と思われそうなので、ちょっと悪い点も。

・特定口座がない
  まだ売ってないので関係ないが後々が面倒。
・サーバが弱い気がする
  使ってみてわかったことだが、かなりむかつくときがある。
  (最近はまだましになったかも。)

以上のようなことで、疑念も消え、書類取り寄せてさっさと口座開設を行った。

これで対中国への臨戦態勢ができた。


※ ここでちょっと現在(2004年)のUW証券のお話。
 UW証券では口座を作った当初は口座管理手数料は無料だったのだが、2004年から2,000円/年かかるようになってしまった。
 私はそれほど売買しないので、管理手数料値上げは痛かった。(ToT)
 それでもUW証券はお得なんだけどね。
※ さらに2007年時点では、口座管理手数料はなくなり、売買手数料が上がった。(>o<)
『絞る』 銘柄絞込み
口座開設が終わり、資金100万円を口座にいれた。
これで対中国株準備は完了である。

となると、当然、次は

 銘柄選択

である。
日本株の場合は、得意分野を攻めることにして、

 電機業界

を検討した。
しかし、中国のIT事情は伝わってはくるものの正直よくわからない。
変動も激しいし、もう既に上がってしまった感があった。

では、どうするのがよいのか?
そもそも中国株の利点で書いているが、中国はインフラ株が安定かつ成長しているのである。
そのことを考えれば狙いはおのずと絞れてきた。
 電力会社、石油会社
そして、中国では株式会社化して上場している
 高速道路会社
であった。

また、インフラではないが、あれだけ広い国土である。
当然、車が必要不可欠!
マイカーブームがきていることを考えると
 自動車株
も狙い目であった。

というところで、以下の銘柄がリストアップされた。
 華能国際電力
 大唐国際発電
 浙江高速道路
 江蘇高速道路
 深セン高速道路
 安徽高速道路
 ペトロチャイナ
 駿威汽車

よく見ると、ほとんどがセミナー推奨銘柄だった、、、。
セミナー聞いて選んだの当然そうなるのは仕方がないのだが、、、。


満遍なくたくさんの銘柄を買うのは私の投資スタンスではないので、ここから3つ以下に絞り込むことにした。
最終絞込みにむけて私のキーワードは、やはり、

 車  インフラ

であった。

あの馬鹿でかい国土を考えると絶対に中国は車社会になると思ったし、本来インフラ株の安定性を考えての中国株である。
ここで「車」だから、そのまま「駿威汽車」では芸がなさすぎ。
(芸をしたいわけでもないが、、、)
そして「インフラはどうする?」と言う感じなので、

 「車」+「インフラ」=「高速道路」

という結論に達した。(うーん、単純)

高速道路としては候補は4つあったが、
(ほんとは上記銘柄にはないが、四川高速道路もあるので5つから選択)

 江蘇高速道路
 深セン高速道路

を買うことに決めた。

理由は簡単。
上海から香港の間にある高速道路だから。
中国の発展はやはりこのあたりの地域だと思う。
ここが完全に飽和したところで、内陸に向かうことになる。
政府としてははやくから内陸に向かいたいようであるが、外資の影響が大きいのでまだまだ内陸へは進めない。
また、「浙江高速道路」は条件的には良かったが、既に上がっていた感があり、主道路に対して別ルートができることもあったので、今回は見送った。
『購入する』 高速道路をつくろー(中国のです)
ということで、合言葉は

 「高速道路をつくろー!」

(ってどっかの政党の族議員みたいなことを言ってしまう。)
で中国株はスタートすることにした。

ここで、いざ注文をしようとしたとき、今までとは違う違和感があった。
なんなんだろうと思いながらも、気にせず注文しようとしたところ、それが何かわかった。

 円じゃないんだっ!

かなり新鮮だったし、自分がかなりお馬鹿であったことにも気づかせてもらえた。

というのも、実は注文の金額を入れようとしたとき、株価が
 2.575
という表示だったので、2,575円と勘違いしてしまったのだ。

その場合、この銘柄の単位株は2,000株なので
 「5,150,000円???買えねー!」
とか思ってしまった。
 「中国株は小額からでもできるはずなのになんでだーーー!」
とも思った。
今思い出しても恥ずかしい限りである。
あやうくUW証券に電話するとこだった。

もちろん気づいた後は簡単。
2.575 HKドルだとすると、為替はだいたい14〜15円/1HKドルなので、15円で計算して、

 2.575 × 15 × 2,000株 = 77,250円 余裕で買える!

ということで納得。

その後は、自分の口座情報を見て香港ドルへの換金後の金額の正確なものを確認した。
(やっぱり余裕で買える)
そして、資金の半分はストップ安時にナンピン買いするための資金として残すつもりであったので、2〜3HKドルの銘柄なら50万円で10,000株(5単位株)程度買えるとわかり、

 江蘇高速道路 6,000株
 深セン高速道路 4,000株

買った。

この中国株は後に大きく成長してくれた。

※ 香港H株はたいてい2,000株が単位株。
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