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2005.8.30

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(初出)2004.3.27(最終)2005.11.1/2007.11.16

<左利きプチ・アンケート>
第1回
左利きイメージ調査

第1回 左利きイメージ調査

あなたは、次の○○○に「左利き」という言葉を当てはめたとき、二番目の話し手の言わんとする意味をどう解釈しますか?

A 「どんな具合でした?」
B 「彼の振るまいは、まるで○○○のようでしたよ」

 例えば、「天才」とか「英雄」という言葉をあてはめると、万事うまく行ったことになります―プラスのイメージ。逆に、「大バカ者」とか「まぬけ」といった言葉を入れると、ことがはかばかしくなかったことになります―マイナスのイメージ。さて、あなたの場合は? 次の中からお選びください。

1(私は右利きですが)どちらかというと、プラスのイメージ
2(私は右利きですが)どちらかというと、マイナスのイメージ
3(私は右利きですが)特になし
4(私は左利きですが)どちらかというと、プラスのイメージ
5(私は左利きですが)どちらかというと、マイナスのイメージ
6(私は左利きですが)特になし


結果/ご意見ボードを見る

―スタンレー・コレン著『左利きは危険がいっぱい』石山鈴子訳 “THE LEFT-HANDER SYNDROME” (文藝春秋 1994年1月発行)を参照の上、アンケートを作成しました。

―Weblog「レフティやすおのお茶でっせ」3/12の記事「なんで「左利きイメージ調査」なん?」で、このアンケートについて(企画意図、アンケートの意味、アンケートの結果)書いています。一度ご覧ください。(2004/3/13) [↓参照]
このアンケートは、(2004.3.7−27)まで(3週間)に渡って実施されました。

当アンケートの受付は終了しました。
あしからずご了承ください。

2007年9月21日をもって、初期のアンケート(第1回から21回)
および選択肢があいまいなもの(第25回)は投票の受付を停止しました。

『お茶でっせ』記事:2007.9.22
「過去の<左利きプチ・アンケート>一部投票受付を停止する」(2007.11.16)

投票結果(初出締切時)

実施期間2004.3.7-27

1 (私は右利きですが) どちらかというと、プラスのイメージ 2
2 ( 〃 ) どちらかというと、マイナスのイメージ 5
3 ( 〃 ) 特になし 3
4 (私は左利きですが) どちらかというと、プラスのイメージ 13
5 ( 〃 ) どちらかというと、マイナスのイメージ 13
6 ( 〃 ) 特になし 7

ご意見ボードへの書き込み

2004.3.22

やっちゃん様 なんとなく嫌な感じがする【04/03/07 14:45:34

レディ子様 私は実生活ではほとんど左利きの人間です。その私が言うのも何ですが「左利き」という言葉を入れるだけでマイナス的な受け答えになるとは・・・【04/03/07 17:24:52

マージ様 う〜ん、悩んだけどやっぱり前後の文脈によらないと判断はつかないって感じがします。「左利き」って言葉だけではマイナスもプラスも感じないですし。【04/03/07 23:01:10

れみまるたん様 ブラマイは特になしだけど、歌になりますよね  ♪左利きのあなたの手紙とか、私のカレは左利きとか・・という意味では○かな 【04/03/09 20:33:15

ひゃっぽ様 右利きの人が左利きの人を「ヘタ」とか「不器用」なんて見下してるようなマイナスイメージがありますねぇ【04/03/10 4:56:05

かごめ様 左利き=少数派=人と違う=悪い っていう思考パタンを学校生活で身につけてきたので、どうしてもとっさに否定的に感じます。この思考パタンはなかなか拭えないです。(ちなみに私は右利き)【04/03/14 9:42:52

ととろん様 この文脈から、本当は右利きのかたが何らかの理由で左手を使うことを余儀なくされた。しかし、左利きのように器用に物事をなさっていた。という風に解釈しました。ということで、プラスのイメージですね。【04/03/14 15:48:52

しろあんこ様 左利きと聞くと少数派なのかなと思ってしまい、”変わり者??”なんて思いましたね。でも変わり者っていい悪いというイメージは薄く、私にはニュートラルな意味でした。(ごく個人的にはわたしは変わり者のほうが好きです。相手するのは楽しいし。)【04/03/15 8:53:46

りゅぜ様 左利きの私ですがこの言い回しだとマイナスの印象を受けてしまいました。なんでだろ?うーん・・・【04/03/22 20:41:31

なんで「左利きイメージ調査」なん?

―2004.03.12付「お茶でっせ」記事―
何でこんなアンケートやったん、と疑問に思われる方もあるのではと思い、説明してみます。

企画意図どうしてこのようなアンケートを試みたのか。→「左利き」について考える機会を持って欲しかったから。

3/7付記事「左利きイメージ調査」のコメントでも書きましたが、一言で言うと、まず一番に「左利き」について考える機会を持って欲しかった、ということ。
大部分の人(特に「左利き」でない人)はふだん「左利き」について考えることはまずないでしょう。そこで、この機会にちょっと考えてもらおう、と思ったのです。「左利き」に関して自分はどんなイメージを持っているか、何を知っているか、「左利き」ってなんなんだろう、と考えてみて欲しいということです。

私は常々考えて来ました。多くの方に「左利き」について関心を持っていただきたい、そのためにはどういう方法があるのか、と。
なぜ関心を持って欲しいのか、というとそれはやはり「左利き」がこの世の中で十分にその権利が保障されていないと感じるからです。

(もちろん他にも権利が侵害されている人々がいるでしょう。しかし、それは私の立場で言えること、あるいは私が言わなければならないこと、ではないのです。それはそれぞれの立場の人がまず率先して訴えるべき事柄です。私はまず私自身が関わりのある問題を優先します。)

「左利き」に対しても、個人をありのままのその人そのものとして尊重するひとつの人権としてとらえる必要があると思います。 
コメントの最後にも書いたように、「左利き」も社会全体で考える必要がある事柄なのです。

たとえば、ユニバーサル・デザインという考えがあります。これはノースカロライナ州立大学(米)のロナルド・メイスによって提唱されたもので、従来のバリアフリーの概念とは違い、できるだけ多くの人が利用可能なように製品、建物、空間をデザインすることで、あらゆる人が快適に暮らすことができる社会をつくろうという考えです。
「ひでゆきの左利きの小ネタ部屋」の「左利きとユニバーサルデザイン」 によるとこの「ユニバーサルデザインの7原則」の中の「原則2:利用における柔軟性」として「2b.右利き、左利きのどちらでも利用できる。」と明文化されているそうです。

「左利き」の問題は、単なる「左利き」の人による「右利き」の人に対するイチャモンや愚痴でも、無作法者の行儀知らずでもなく、無精者の横着でもないのです。

アンケートの意味何が知りたいのですか。→「左利き」と聞いたときの反応の仕方。

何かが最初に心に浮かんだ人、何も浮かばない人。
最初に浮かんだイメージをそのまま正直に投票する人、最初に浮かんだイメージに修正を加える人。たとえば、最初に浮かんだイメージとこのアンケートを企画した人の意図するであろうイメージとを比べて投票に修正を加える人―合致したものに変える人、逆に答える人―。
漠然としたイメージではなく、この状況をより厳密に再生して判断しようとする人。

といったように、いろんなパターンで考える人が出てくると思います。
それぞれに下す判断は違ってもその過程が似た人がいるでしょう。

「左利き」という言葉一つで、その人の経験や考え方により、いろんな思索が行われるはずで、自分の思想、信条といったものも明らかになるのではないでしょうか。もちろんそれは人には見えないもので、その人個人の心の中にしか見えないけれど、意外な自分に会えたという人もおられるのではないかと想像するのです。
そういう機会を持つことで、「左利き」に関しても興味を持ってもらえるかもしれない。

アンケート結果途中経過を見てどうですか。→予想に近い。

1(私は右利きですが)どちらかというと、プラスのイメージ・・・・0
2(私は右利きですが)どちらかというと、マイナスのイメージ・・1
3(私は右利きですが)特になし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
4(私は左利きですが)どちらかというと、プラスのイメージ・・・・6
5(私は左利きですが)どちらかというと、マイナスのイメージ・・8
6(私は左利きですが)特になし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5

この程度の数字でものをいうのは危険ですが、それなりに傾向が出ているかもしれません。
少なくとも「圧倒的に+プラスイメージ」というわけではない、というのはわかります。また逆に「圧倒的に−マイナスイメージ」ということでもありません。
確かに「圧倒的に+プラスイメージ」というのも今の世の中では怖い。何事も中庸が一番とも言えますが、現実にいいイメージが強いという事柄も存在しないわけではないので、どちらともいいかねる結果が出ているのはいいことなのか、少し疑問です。

特に、自分を否定することにもつながりかねない「−マイナスイメージ」を左利きの人自身が持っているというのは、やはりつらい。
この辺の複雑な事情を左利きではない人たちに知ってもらいたいものです。 

「左利きの人の被害妄想さ」、と簡単に片付けて欲しくないのです。もし被害妄想であったとしても、ではなぜそのような心理になるのかという点を考えて欲しいものです。火のないところに煙は出ない、とも言います。原因があるはず。
そういう考えを持って見ていただきたいものです。

私のサイトの訪問者の投票ということで当然偏向はあるようですが、それなりに何か見えてくるものがあると思います。
その辺を読み取っていただけたらと考えています。

左利きイメージ調査 結果報告

実施期間 2004年3月7日〜27日(3週間)
投票総数 43 (右利き10/左利き33)
投票結果 総計  +15:−18:なし10
      
1 私は右利きですが どちらかというと、プラスのイメージ 2
2  〃 どちらかというと、マイナスのイメージ 5
3  〃 特になし 3
4 私は左利きですが どちらかというと、プラスのイメージ 13
5  〃 どちらかというと、マイナスのイメージ 13
6  〃 特になし 7

―結果から思うこと
投票数が決して多くないので調査サンプルとしての有意性についてはなんとも言えません。ほぼ半々と考えてよいようです。確かに数字としては右利きの人で−マイナスが多くなってはいますが、絶対数が少なく、これだけではなんとも言いかねるところです。

私の印象では、投票者の意見を総合して考えると何かが見えてくるようです。
それは目には見えないけれど確実にあると思われる、なにかマイナスイメージを伴う左利きを取り巻く悪い空気のようなものです。
そしてそれは右利きの人にも左利きの人にも共通して見られるもののようです。

−の意見
(左利きの人)
・なんとなく嫌な感じがする
・左利きの人間です。その私が言うのも何ですが「左利き」という言葉を入れるだけでマイナス的な受け答えになるとは・・・
・右利きの人が左利きの人を「ヘタ」とか「不器用」なんて見下してるようなマイナスイメージがありますねぇ     
・左利きの私ですがこの言い回しだとマイナスの印象を受けてしまいました。

(右利きの人)
・左利き=少数派=人と違う=悪い っていう思考パタンを学校生活で身につけてきたので、どうしてもとっさに否定的に感じます。

一方、+の意見を見ると、左利きの人自身が自らの左利きという性質を肯定的に認めた結果、という傾向が見られたように感じました。

+の意見
(左利きの人)
・アンケートの答えは+です。 
(右利きの人)
・本当は右利きのかたが何らかの理由で左手を使うことを余儀なくされた。しかし、左利きのように器用に物事をなさっていた。という風に解釈しました。

なしの意見: 
・「左利き」って言葉だけではマイナスもプラスも感じないですし。

―最後に一言
この目には見えないけれど確かに存在していると思われる左利きを取り巻く悪い空気のようなもの、左利きのマイナスイメージを作っている要素のひとつに、私は「(左利きの)矯正」という言葉がある、と考えます。

「矯正」とは、
「欠点などを正しく改めさせること。まっすぐに直すこと。/「歯列―」「非行少年を―する」」三省堂国語辞典 

まさに間違いを正す、過ちを改めるという意味で使われるべき言葉です。
かつて左利きによる筆や箸の左手使いが無作法である、間違いであるとされた時代にあっては、正しい用法であったかもしれません。
しかし左利きが生来のもので、個人のひとつの性質と考えられるようになった現代において、右手使いを試みるという行為を「矯正」と呼ぶことは、左利きに対しなんら知識を持たない人に誤った先入観を与えかねません。

私はこの言葉を使わないようにして欲しいと考えています。
それだけでも、左利きに対するイメージが変わってくるような気がしています。

※参照右手使いへの変更(矯正)について―レフティやすおの左利き私論 2―
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<左利きプチ・アンケート>目次

↓ 過去に実施したアンケートはこちらから ↓

<左利きプチ・アンケート>目次

〜過去に実施した主な<左利きプチ・アンケート>
第1回 左利きイメージ調査
第2回 左利きで困ったこと(物理的バリア編)
第3回 左利きの子に右手使いを試みるか否か
第5回 左利き?と思うのはどんな仕草ですか
第7回 左利きでも字は右手で書くべきか
第11回 「利き手(左利き)の矯正」という言葉をどう思いますか
第17回 学校での配膳は左利きの子も伝統的ルールに従うべきか
第29回 左手での毛筆(習字/書道)は是か非か?
第32回 非利き手使い指導を受けたことがありますか

○最近のアンケート○
第34回 あなたの父母は右利きor左利き?
第35回 新版・利き手調査第2回―エディンバラ利き手調査
第36回 利き手は変えられると思いますか
第37回 新版・利き手調査第3回―H.N.きき手テスト
第38回 LYグランプリ2006 があったら…
第39回 新版・利き手調査第4回-chapman利き手テスト
第40回 スポーツで左利きは有利だと思いますか
第41回 新版・利き手調査第5回 マクマナスの利き手テスト
第42回 左利きの日はどっちがいい?
第43回 タレントさんの左手使いは気になりますか
第44回 じゃんけん、ポン!はどっち?
第45回 左利きのための生活技術指導者・コーチは必要か?
第46回 利き手テストと意識の一致度は?

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