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2005.7.9

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<左利き・プチアンケート>
第17回 
学校での配膳は左利きの子も伝統的ルールに従うべきか

<左利きプチ・アンケート>第17回 学校での配膳は左利きの子も伝統的ルールに従うべきか

『レフティやすおの左組通信』掲示板でご相談を受けました、学校(幼稚園・保育所など)での配膳は左利きの子も右利きの子も一律に伝統的ルール(左側にご飯茶碗右側に汁物など)に従うべきかどうかについてお尋ねしてみます。
(相談者の場合は、私のアドバイスも参考に話し合いの結果、作法にとらわれずそれぞれ食べやすい配膳にする、とのこと。詳細は、お手数ですが下記のリンクより掲示板をご覧ください。)

和食の場合でも洋食の場合でも、伝統的な配膳のルールでは右利きの人が食べやすい配置となっています。
そこで、左利きの子は腕を交差させて食べなくてはいけない。そのため、つい汁物の入った食器を倒すなどの弊害があるようです。

『*大 手 小 町* WOMEN 発言小町〜左利きの悩み』http://www.yomiuri.co.jp/komachi/reader/200504/2005041500033.htm のなかでこんな意見も出ています。「和食の配膳のままだと食べづらいので、目に付かないようにこっそり影膳の配列に並べなおして食べて、またこっそり戻しておきます。」 <頑なに左手を使うことも無いですよ>

学校などではその子の利き手があらかじめわかっているので、それに応じた方法も考えられるべきかもしれません。反面、ひとつの作法として配膳の正しい方法を教えるチャンスでもあります。
家庭ではそれぞれの方針としてある程度自由に裁量できますが、学校などではどうあるべきでしょうか。

あなたは学校などでも、左利きの子も右利きの子と一律に等しく伝統に従った作法通りの配膳方法で給仕するべきだ、とお考えですか。それとも、それぞれの子に応じた対応をするべきだ、とお考えでしょうか。
以下の中から一番ふさわしいと思うものをひとつお選びください。

*投票者の利き手別で選択肢を用意しています。ご自身でご自分の利き手を右もしくは左と、どちらか判断した上で投票してください。(どちらかの手が不自由等で必ずしも利き手を使っていない人は、実際に使っている手の方で投票にご参加ください。)

*一言言わせて、というお方は投票後に表示されます一番下の「ご意見ボード」をご利用ください。もっと言わせて、というお方は掲示板もご利用ください。貴方のご意見ご感想をお聞かせください。

1(右利きの投票者)伝統に則って右利きも左利きも同じく配膳する、勝手に並べ替えてはいけない
2( 〃 )伝統に則って配膳後、各自で勝手に並べ替えればよい
3( 〃 )伝統に関係なく、最初から利き手に配慮して、子供に対応した配膳をする
4( 〃 )わからない
5(左利きの投票者)伝統に則って右利きも左利きも同じく配膳する、勝手に並べ替えてはいけない
6( 〃 )伝統に則って配膳後、各自で勝手に並べ替えればよい
7( 〃 )伝統に関係なく、最初から利き手に配慮して、子供に対応した配膳をする
8( 〃 )わからない



現在の結果をみる

本文中にもありますように、今回は掲示板での相談を元に、アンケートを作成しました。相談内容および私のアドバイスの詳細は掲示板をご覧ください。

このアンケートは、(2005.6.12−7.9)まで(4週間)に渡って実施されました。
現在、新規投票の受付も行っています。ぜひ投票にご参加ください。順次、経過報告を追加してゆきます。

投票結果(初出締切時)

初出・実施期間2005.6.12−7.9(28日間)総数15(4:11)

1 (右利きの投票者) 伝統に則って右利きも左利きも同じく配膳する、勝手に並べ替えてはいけない 0
2 ( 〃 ) 伝統に則って配膳後、各自で勝手に並べ替えればよい 1
3 ( 〃 ) 伝統に関係なく、最初から利き手に配慮して、子供に対応した配膳をする 3
4 ( 〃 ) わからない 0
5 (左利きの投票者) 伝統に則って右利きも左利きも同じく配膳する、勝手に並べ替えてはいけない 0
6 ( 〃 ) 伝統に則って配膳後、各自で勝手に並べ替えればよい 6
7 ( 〃 ) 伝統に関係なく、最初から利き手に配慮して、子供に対応した配膳をする 4
8 ( 〃 ) わからない 1

ご意見ボードへの書き込みに対するコメント

―初出締切までのコメント―2005.7.8現在

へそ不美人様私は右利きですが、このたびの質問は、考え込みました。というのは、私個人としては、3に入れたいのです。しかし、給食婦さんの手間は、これはかなり負担になり、現実問題として、大量の給食をつくる仕事の人に、これは要求できないと思ったのです。よって、心理的には3ですが、現実的アンケートの答えとしては、2に入れました。【05/06/14 22:05:07】

*へそ不美人様 ご訪問ならびに御意見ありがとうございます。
「給食婦さんの手間は、これはかなり負担になり、現実問題として、大量の給食をつくる仕事の人に、これは要求できない」というのですが、私は違うと思います。実際に現場の仕事がどのように行われているのか知らないので、私が間違っているのかもしれませんが。

あらかじめ右用にセッティングされたものを左用に組み直すのなら手がかかりますが、位置だけ変えて左用に既定の数だけセッティングするのですから、手間は同じです。係を決めて重複しないように、混乱しないように明示するなど、いくつか気をつければよいだけのことでしょう。

給仕というのは食べる人のことを考えて整えるのが仕事のはずです。配膳の作法というのは、これは本来そういう考えに基づくものです。食べる人の身になって食べやすいようにセットするのが仕事です。当然、立場の違う人にはそれなりの対応をするのが思いやり、優しさ、心配りです。これが礼というものでしょう。
もちろん、作法を守るのは大事です。しかし、その運用においては人情というものも加味する余裕が欲しいと思います。
孔子の弟子有子(有若)は、「礼の用は和もて貴しと為す」<礼>式作法の運<用>はなご<和>やかなのが大切だ、と『論語』で説いています。
(参照:加地信行全訳注『論語』「学而第一・十二」講談社学術文庫、同著『<ビギナーズ・クラシック中国の古典>論語』角川文庫。この言葉はこのあとに和やかさが大切といっても、なあなあになってはいけない、節度を持って両者がつりあわなければならない、という意味の文が続きます。しかし、根本はまず和やかであることです。)
新渡戸稲造も『武士道』で、礼は限りなく愛に近づく、形だけの礼は偽物という意味のことを書いています。
みんなで和やかに食卓を囲むのが一番だと私は考えます。

何百人もの子供たちを一斉に一律に一箇所で給仕するとなると、個々について対応しにくいかもしれません。しかし、実際には、クラス単位で給食係の子供たちが手伝って給仕配膳されるのではないでしょうか。それなら四十人クラスで四、五人ぐらいです。みんな知っているA子ちゃんにB助くんにC恵ちゃんにD男くんぐらいでしょう。
また、各自で並べ替えるといっても、小学校高学年ぐらいなら自分で判断もつくでしょう。しかし、小さい子の場合は誰かが適切な指導をしてあげないと無理でしょう。いざいただきますという段になって、あれこれ個別指導しているのでは、待たされる他の子にも迷惑です。
最初からわかっていることですから、単に膳を配るだけでなく思いやりの心もいっしょに配って欲しいな、と思います。

わが家では左箸で食べるのは私だけです。いつもご飯茶碗は左側に置かれています。毎度毎度、右に置き換えています。何十年と続けています。それが配膳の基本だと教えられ、それを家人は守っています。こういうことは大事なことです。それはわかりますが、毎度毎度食事のたびにこれでは正直なところ虫の居所が悪い日などお膳ごとぶっちゃけたい気分になります。

規則や作法も大事です。でも、もっと大事なのは人の心ではないかと思います。
毎日やってればそのうち慣れて気にならなくなるんじゃないの、と思う人もいるかもしれません。しかし一概には言えません。あるいは、はっきりとこうこうと言えばいいじゃないの、と言うかたもいるでしょうね。

例えば、だんなさんがあなたのために好意で毎朝靴をそろえて出してくれていたとします。ただいつも左右が逆だったらどうでしょう。
本人は好意です。しかもこれが正しいやり方だと考えています。
私ならありがとうと言ってそっと左右を入れ替えてはいてゆきます。あなたならどうするでしょうか。
まあ、確かに難しい問題であります…。ly

やっちゃん様食する人の身になって個々に給仕配膳するのが、忠恕(ちゅうじょ=まごころと思いやり)の精神=礼でしょう。指導者や給仕人が楽をするために一律に処理するのは、その精神に欠けている。各自で判断せよとは一見民主的ですが、幼い子には荷が重い。やはり大人が膳だけでなく気も配るべきでしょう。【05/06/25 15:33:39】

*やっちゃん様
今回のアンケートは、小さいお子さんをイメージできるかどうかで違った結果になるのかもしれません。小さいお子さんのことを考えれば、やはり大人が責任を持って気を配るべきでしょう。ly

まり様個人的に子供が自分ちに呼んで来た、子供の友達にということなら、わかっているのなら、最初からお友達の利き手に配慮して、その子に対応した配膳をするのが、当然のおもてなしだと思います。しかし、生徒全員が食べるので配膳するという場面では、いちいち特別扱いする方が、タチの悪い状況を作るように思います。たとえ「気を使ってあげる」という動機であっても、みんなの前で、「変わったおともだち」「かわいそうなおともだち」というアピールをされたら悲しいでしょう。【05/07/07 1:21:09】

*まり様 毎度ご訪問並びに御意見ありがとうございます。
配膳の区別=「特別扱いする」という発想がそもそもおかしいと思います。偏見がある証拠です(笑)。知らないうちに左利きは普通ではないという刷り込みができているのでしょう。
私は、こういうところから改革していかなければ、と考えます。
配膳は、右利きには右利き用に左利きには左利き用に、というのは「自然な扱い」だということを知って欲しいと思います。
男性と女性でトイレを分ける、更衣室を分ける、これを特別扱いだとは誰も思わない。それと同じで、右利きには右利き用の配膳、左利きには左利き用の配膳。これも自然な区別です。

本来子供はすべてをありのままに受け入れます。まわりの大人が偏見を持っていなければ、違いがあってもそのまま素直に受け入れるものです。
以下に記すのは何十年か前の私の実体験ですが、例えば、左手で鉛筆や箸を持つとまわりで特別な反応を示す場合がありました。でも、野球やソフトボールで左打席に入っても左手でボールを投げても、そういう反応はありませんでした。これはそういうものだという認識ができあがっているからです。
ところが、これがゴルフだとそうは行かないと言います。左打ちで練習していると、必ずと言っていいぐらい左利きでも右打ちをと忠告してくる人がいるそうです。これはゴルフでは左利きは左打ちが常識となっていないからでしょう。ly 2005/07/08


―初出締切後(2005.7.9以降)の新規投票並びにコメント―

のん様ルールとしての食事のマナーですから、左利きの人も右を使うようにすべきと思います。事実、私の祖母や母などもそういう教育方針でしたし、まわりのかたも、食事のときにはほかの人と同じようにできるのが作法といっているのをよく聞きましたので、私もそういうものだと考えています。親が自然に食事のときだけは右を使うように指導すればできます。ただそれだけのことではないでしょうか、両方使えるようになって逆によいのでは?【05/07/29 15:03:30】

*のん様、のん様、ご訪問並びに御意見ありがとうございます。
私の考えは、違います。「ただそれだけのこと」と言えば、いかにも簡単で当たり前のことのように聞こえます。しかし、みんながみんな「それだけのこと」ができるとは限りません。右利きの人にはごく簡単な自然な動作であっても、そうでない人にとってはそんな簡単なことではない場合もあるということです。
一度試しに右利きの人も左手を使ってみればわかると思います。もちろんできる人もいるでしょう。でも、できない人もいるでしょう。
左利きの人でも同じです。できる人もいればそうでない人もいるはずです。

本来ルールとはごく常識的に誰もが守れるものでなければいけないと思うのです。ごく普通に生活していて、ある人には簡単でも他の人にはつらいものとなるというのは、公平性を持たないルールであり、欠陥でしょう。
「右手」というのを「利き手」と置き換えれば誰にでも守れるルールとなります。食事の際には、利き手にお箸を持つ、のが日本の食事のルール、作法です、と改めれば良いのです。

時代は変わります。科学が進歩し、今までの常識が覆されることもあります。
昔はタバコは嗜好品であり、食事の際でも、同席者に断り、同意があれば自由に吸っても問題はありませんでした。しかし今では、問答無用で禁煙を要求されます。タバコの害が明らかになりみだりに人前で吸わないことが常識となったからです。

人にはそれぞれもって生れた利き手という能力があり、それを生かすのが自然なことであり、かつまた、本人の能力を最大限に発揮できる良い方法である、という考えが新しい常識になりつつあるのが、現状です。
新しい常識に沿ってルールを合わせるべく変えていくことが必要です。時代の認識に合わせて人の意識も変えてゆきましょう! ly(2005.7.31)

レフティやすお本来ルールとはごく常識的に誰もが守れるものでなければいけないと思います。ごく普通に生活していて、ある人には簡単でも他の人にはつらいものとなるというのは、公平性に欠けるルールであり、欠陥です。「右手」を「利き手」に置き換えれば誰にでも守れる普遍的なルールとなります。食事の際には、利き手にお箸を持つ、配膳もそれに従うのが日本の食事のルール、作法です、と改めれば良いのです。人にはそれぞれ持って生れた利き手という能力があり、それを生かすのが自然で、かつまた、本人の能力を最大限に発揮できる良い方法なのです。【05/07/31 15:48:56】

・配膳における左利きの子への対応については、以下の記事をご参照ください。
「レフティやすおの左利き私論3・左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ―その6―左利きの子にやさしい環境を整えよう

※和食の配膳例(従来からの右利き例
[左  奥] 副菜▲ [右  奥] 主菜■
[左手前] ご飯○ [右手前] 汁物●
[手前中央] お箸 ←
左利き例)―レフティやすお私案―
[左  奥] 主菜■ [右  奥] 副菜▲
[左手前] 汁物● [右手前] ご飯○
[手前中央] お箸 ⇒
※従来からの配膳方式の左右を入れ替える。意外に忘れやすいのが箸。向きを変える。利き手で取り上げ、非利き手で受け、利き手に持ち替えるのが作法。

2005.7.31

―その後の変化―

1(右利きの投票者)伝統に則って右利きも左利きも同じく配膳する、勝手に並べ替えてはいけない 1 +1
2( 〃 )伝統に則って配膳後、各自で勝手に並べ替えればよい 1
3( 〃 )伝統に関係なく、最初から利き手に配慮して、子供に対応した配膳をする 4 +1
4( 〃 )わからない 0
5(左利きの投票者)伝統に則って右利きも左利きも同じく配膳する、勝手に並べ替えてはいけない 1 +1
6( 〃 )伝統に則って配膳後、各自で勝手に並べ替えればよい 7 +1
7( 〃 )伝統に関係なく、最初から利き手に配慮して、子供に対応した配膳をする 4
8( 〃 )わからない 2 +1
 (投票数変動確認日:2005.11.1)
2005.7.31より、総数5票の増加。(1)、(3)、(5)、(6)、(8)番がそれぞれ一票ずつ伸びています。
(初出)2005.7.8(最終)2005.11.1
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<左利き・プチアンケート>他のページ案内

第1回 左利きイメージ調査  
第2回 左利きで困ったこと(物理的バリア編) 
第3回 左利きの子に右手使いを試みるか否か 
第4回 貴方の好きな左利きの呼び名は何ですか? 
第5回 左利き?と思うのはどんな仕草ですか 
第6回 生まれ変わってくる時は右利きor左利き?
第7回 左利きでも字は右手で書くべきか?
第8回 左と右を間違うことがありますか 
第9回 左手(左利き)用ハサミを知っていますか
第10回
 過去のアンケートで最も興味深いのは何ですか
第11回 「利き手(左利き)の矯正」という言葉をどう思いますか
第12回 左利きの人は器用だと思いますか

第13回
 推理物のテレビ・ドラマの〈左利きが犯人〉をどう思いますか
第14回 貴方の利き目は右左どちらですか
第15回 あなたのまわりに左利きの人はいますか
第16回 左利きと右利きとどちらが得だと思いますか
第18回 コンビニで左手・左利き用ハサミなど左利き用品は買えるか
第19回 (国際)左利きの日を知っていますか
第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう

(最新アンケート!−現在表紙で実施中−)

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