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2004.8.5

表紙目次>左利きphoto gallery〈HPG4〉世界初 左手用カメラ/京セラKYOCERA サムライSAMURAI Z2-L

京セラSAMURAI Z2−L

左利きphoto gallery
〈HPG4〉世界初 左手用カメラ/京セラKYOCERA サムライSAMURAI Z2-L

左利きphoto gallery 〈HPG1〉の「世界初 左手用カメラ 京セラKYOCERA サムライSAMURAI Z2-L」に、検索から来られる方が多いので、改めて専用ページを作ってみました。
とはいえ、カメラに関しては素人なので、専門的な紹介はできません。あしからず!

従来、この左手用カメラ、京セラKYOCERA サムライSAMURAI Z2-Lの使用感―使い心地について、他のページでは少しふれていましたが、ここでは十分にふれていませんでした。
これは明らかに私のミスだと気がつきました。
遅きに失した感じは否めませんが、こちらでも紹介しておきます。(2008.8.3)

(初出)2004.8.13(最終)2008.8.3
カタログ・紹介雑誌・取扱説明書
京セラ SAMURAI Z カタログ
SAMURAI Zカタログ 1989年7月世界初左手用カメラ京セラ KYOCERA SAMURAI Z−L発売(レフティやすおの左利き自分史年表参照)
ニュー・コンセプト・カメラの代表選手として登場した初代サムライSAMURAIをよりコンパクトにした二代目がSAMURAI Z
その左手用が「Z−L」。それらの廉価版が89年9月発売の「Z2」、「Z2−L」である。
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カタログZ、Z−L 左:左手用の「Z−L」、右:右手用の「Z」
SAMURAI Z2には、
カラー・アクセントとして、シャッターボタンと、ロゴマーク部分がそれぞれ、「パープル」(ボディはグレー)と「レッド」(ボディはブラック)の2色があり、
またそれぞれに「右手用」「左手用」があった。
カタログZ2、Z2−L
『週刊プレイボーイ』(1990年12月頃?)の記事「ぐぁんばれ、カメラ!!」
このカメラを選ぶのに参考にした『週刊プレイボーイ』のニュー・コンセプト・カメラ特集の記事「ぐぁんばれ、カメラ!!」中の写真を加工。写真はZ2→
カメラといえば、四角い箱型のものという固定観念を破ったのが、斬新なデザインのニュー・コンセプト・カメラであった。当時大いに流行した。
「左利き用のZ2-Lも同価格であるぞ」の一言が決めてになった。
週刊プレイボーイ記事
『モノ・マガジン』1991年4月2日号 No.188「特集/左を制するものは時代を制す/左利きの商品学」
左利き商品特集号におけるサムライの紹介ページ
持ってる持ってる、と心の中で自慢していた。
Z2-L添付の取扱説明書
SAMURAI Z 取説 SAMURAI Z取説取扱説明書は全種類共通

1990年12月30日、購入
(大阪日本橋の有名カメラ屋チェーン店で左手用は3人目!)
専用アクセサリの案内ページ
私は、グリップストラップ(左手ホールディング用)、カメラケース(ソフトタイプで左右共通 手前の白っぽいのは「パープル用」)、を持っている。
のちにクローズアップレンズ(名刺を画面いっぱいに撮影できる)を購入。
取説 専用アクセサリー
Z2−L価格票価格票 実売価格は3万円ぐらいだった。
Zの方はもう少し高かった。
金額的にも機能的にも、手が出なかった。
とにかくバカチョンしか使ったことがなかったので、これで十分だった。
【主な仕様】
形式 ズームレンズ付35mmフルオートAF一眼コンパクトカメラ
画面サイズ 17×24mm
レンズ 京セラズームレンズ25〜75o F4.0−5.6 (10群12枚)
シャッター形式 プログラム電子シャッター(4秒〜1/500秒)
シャッターレリーズ 電子レリーズ方式
露出制御 プログラムAE
測光方式 TTL中央重点、スポット測光自動切換(SPD素子使用)
測光範囲 EV3〜EV18(ISO 100)
フィルム感度 DXフィルムを使用―感度設定範囲ISO25、50〜3200に連動 DX以外のフィルムはISO100に固定
オートフォーカス検出方式 TTL位相検出方式、レリーズボタン半押しでピント合わせ、合焦時に合焦ランプ(緑)点灯
測距範囲 f=25mmのとき1.0m〜∞、f=75oのとき0.7m〜∞
オートフォーカス検出範囲 EV2〜EV18(ISO 100)
フォーカスロック レリーズボタン半押し状態でピント合焦後フォーカスロック(連続撮影のときを除く)
AEロック れーリーズボタン半押し状態のとき、ピント合焦後露出を固定(連続撮影のときを除く)
露出補正 ±2EVの手動露出補正可(Z、Z−Lのみ)、逆光自動補正、自動日中シンクロ機構付
電子音 ピント合焦時(連続撮影のときは最初にピントが合ったときのみ)とセルフタイマー作動中に電子音発生。電子音のON/OFFの切替可
ファインダー 一眼レフ式ファインダー、視度調整機構付(+1D〜−4D)
・視野率83%、・倍率0.47〜1.42倍(無限遠)
ファインダー内表示 フォーカスフレーム、合焦ランプ(合焦時点灯、ピント検出不能時点滅)、ストロボ警告ランプ(ストロボ撮影警告時点灯、内蔵ストロボ充電中点滅)。
表示パネル ストロボ自動発光モードマーク、夜景モードマーク、スローシンクロモードマーク、強制発光モードマーク、連続撮影マーク、セルフタイマー3コマ連続撮影マーク、バッテリーチェックマーク、フィルムカウンター、フィルム給送/巻戻しマーク、デート表示、写し込み確認マーク、電子音マーク、
(以下Z、Z-Lのみ
多重露出マーク、5重露出マーク、インターバル撮影マーク、高速連写マーク、露出補正表示
フィルム巻上げ 内蔵モーターによる自動巻上げ、オートローディング方式、カウンター"1"までの自動空送り機構付、連続撮影は最高約2コマ/秒(AF作動含まず、当社撮影基準による)高速連写時は最高約4.5コマ/秒Z、Z-Lのみ、AF・AE作動含まず、ミラーUP状態、当社撮影基準による)
フィルム巻戻し オートリターン/オートストップ方式
途中巻戻しボタンによる途中巻戻し可
フィルムカウンター 自動復元順算式、99まで表示
多重露出(Z、Z-Lのみ) マルチボタンにより撮影可
インターバル撮影(Z、Z-Lのみ) 10秒から23時間59分59秒間隔でインターバル時間設定可能
80回までのくり返し撮影設定可能
セルフタイマー 電子クォーツ式制御 作動時間…10秒 作動表示ランプ付、途中解除可
ストロボ フラッシュマチック方式 ズームに連動 撮影範囲 望遠時0.7m〜3m、広角時1m〜3m(ISO100、ネガカラー) 充電時間約3.0秒(常温、新品リチウム電池使用時、当社撮影基準による)モードボタンにより、スローシンクロ、日中シンクロ撮影可
電池 6Vリチウム電池(2CR5)1個使用、メモリーバックアップ用リチウム電池内蔵
50%ストロボ使用で役700コマ撮影可(常温、当社撮影基準による)
電池チェック 電圧低下時バッテリーチェックマーク点滅
撮影コマ数 フィルム1本当り基本的に撮影できるコマ数
12枚撮りフィルム―24コマ、18枚撮りフィルム―36コマ、
24枚撮りフィルム―48コマ、36枚撮りフィルム―72コマ
デート機能 液晶表示式クォーツ時計内蔵
写し込み…2020年までの年・月/日・時・分/写し込みなし/月・日・年/日・月・年 日付け・時刻は自動修正
フィルター径 φ43mm(ねじ込み式)
寸法 63(幅)×108(高さ)×118.5(奥行)
重量 カメラ 460g(電池別) 6Vリチウム電池2CR5 約40g 
京セラ SAMURAI Z2-L
正面
上部が飛び出し式のフラッシュ。
フラッシュの下の右側のへこみに、ホールディングの際、中指以下の指をかけて、握るようにホールドする。
SAMURAI Z2-L 正面
右側
右上がスライド式のスイッチ
スイッチを入れるとフラッシュが飛び出す。
ロゴや文字の下のアクセントの色がこの「レッド」と「パープル」(ボディはグレー)の2種類ある。
下の真ん中やや左よりのへこみの部分にホールディングの際に左手の親指がかかる。
SAMURAI Z2-L 右側
うしろ
液晶画面の下の操作ボタンの数が、機能の差でZの方が多い。
下の方にフィルムの種類がわかるように、窓がついている。
SAMURAI Z2-L 後ろ
左側
シャッターボタンとロゴの横のアクセントの色が「レッド」と「パープル」の2種類ある。
シャッターボタンの横にあるのが人差し指で操作できるズーム・レバー。
グリップストラップ(ここにもSAMURAIの文字が)のポッチリにレンズキャップをとめておける。
SAMURAI Z2-L 左側
スライド式スイッチ「オンon」の状態。
先に説明したポッチリにレンズキャップを留めてある。レンズキャップには紐をつける穴もあるので、紐でグリップストラップにくくりつけて使用している。
SAMURAI Z2-L スイッチON
可変式ズーム最大の状態。
SAMURAI Z2-L ズーム
左手でのホールディングの状態。
気持ちよく手に収まる感じ。
シャッターボタンの位置もぴったり人差し指に。
SAMURAI Z2-L 左手ホールディング
同じく、左手でのホールディングの状態。
親指が右側の下のへこみに添っている。
SAMURAI Z2-L 左手ホールディング
以上 2004.8.13
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左手用カメラ、
京セラKYOCERA サムライSAMURAI Z2-L
の使い心地(使用感)

「京セラKYOCERA サムライSAMURAI Z2-L」に関する記事:

『左組通信』から
「レフティやすおの左利き自分史年表」<1989(平成元年)35歳/1990(平成2)36歳>の項
「左利きphoto gallery〈HPG1〉愛用左手用/左利き用品・愛蔵左手用/左利き用品」
『お茶でっせ』から
2004.8.5 今は昔 世界初左手用カメラ、京セラ サムライSAMURAI Z2-L


<左手用「京セラKYOCERA サムライSAMURAI Z2-L」
 を使ってみて思うこと>

【左手用カメラの使用感】

左手専用カメラ、「京セラ・サムライZ−Lシリーズ」の廉価版である「Z2−L」を私が手に入れたのは、もう17,8年前の、1990(平成2)年の暮れ、36歳のときでした。

これが私が初めて手に入れた左手・左利き用の道具でした。

カメラ店でこのカメラを見せてもらい、手にしたときのことは、まるで昨日のことのように覚えています。


初めて手にしたのに、まるで何年も前から使っていたかのように、手にも身体にもピタッとくるのです。

左手に持つと、自然にシャッターに指が掛かります。
左目にファインダーをあてる。
即、シャッターが切れる…。

そのフィット感は、ぞくぞくするくらいに感動的なものでした。

「完璧」という言葉はこういうときに使うものだ、と実感しました。


それまでのカメラでは、カメラを持って構えるときもシャッターを切るときも、カメラも身体も、なぜか他人のもののような、ガラス越しのような隔絶感?(というのでしょうか)、違和感がありました。

ところがこのカメラには、そういう壁(障壁)が感じられませんでした。

その後、実際に使っていても、全くしっくりと馴染んでいて、
「自分が写真を撮っている」
「自分の写真が撮れている」という実感があります。


自分という「主体」を感じさせる、とでも言うのでしょうか。

もちろん素人写真ですから出来栄えは、しれています。
でも、同じ不出来ではあっても、自分で納得の行くものとなります。

(以下略)

<左利きとカメラについて>

利き手では、反復練習で身につく作業より、心の作業を!

(略)

一眼レフカメラでは、少し事情が変ります。

右手で保持しながら、左手でレンズを動かしてピント合わせ等を行います。

この作業は結構微妙なものです。

言ってみれば、ギターの弦を押さえるような役割でしょうか。

楽器演奏と同じように、両手を同時に活用する作業であり、そういう意味から言いますと、一見、利き手の違いなどはあまり問題ではないかのように思われます。

実際にそういう考えを持つ人もいます。

しかし、左利きと音楽のテーマで考察したときにもお話したように思いますが、右利き人がなぜ利き手で、直接音を出す源である弦を扱うのか、という点から考えますと、

これはやはり、利き手が心(感情・魂など)とつながるものだから、情動としての演奏に欠かせない、ということではないかと思うのです。


同じように、カメラの場合も、反復練習で身につく機械的な調節作業よりも、

心の動きをダイレクトに反映する肝心要の作業である、被写体を画面に捉える手の動きと、その瞬間を逃さずシャッターを切る指の動きにこそ、

利き手を用いるべきではないか、と思います。



そう考えてきますと、

左利きの人にとっては、左手で保持し、シャッターを切ることができる、「左手用のカメラ」が便利であり、必要だといえるでしょう。

 ・・・

「心は利き手につながっている。」

これが以前から何度も言っていますように、私の持論です。
だからこそ、利き手で作業することが肝要なのです。

一概に、「右手を使うほうが便利にできているから、右手で」とはいえないのです。

それは所詮、右利きの人の論理にすぎません。

誰だって、自分の得意の形でやりたいものです。

左利きには、左利きの論理があるのです。

他人の立場を尊重できる、そういう本当に心優しい人間になりたいものです。

---
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第144号(No.144) 2008/8/2「<左利きQ&A>(21)カメラと左利き」
「左利き講座<左利きQ&A>(21)カメラと左利き」より転載


あらためて書いておきたいことは、私の左利き活動はこのカメラとの出会いがきっかけだったということです。

このカメラを使ったことで、私は左利きは左利き用の道具を使わなければいけない、と考えるようになりました。

自分の能力を目いっぱい活かしたいなら、自分の身体に合った道具を使わなければダメだ、と実感したのです。

慣れたら、どうとか言う人もいます。
しかし、それは本当の使い勝手の良さを知らないから言えることです。

「本物」を知っている人は、決してそんなことは言いません。

「弘法筆を選ばず」ということわざがありますが、それは嘘です。
本当にいいものを知っている人は必ず道具を選びます。

左利きの人は左利き用の、あるいは左手用の道具を探してでも使ってみましょう。

最初は戸惑いもあるかもしれません。

それは何事でも同じです。
パソコンだって、最初から便利な道具として使いこなせたわけではないでしょう。

しかし、一度使ってみれば手放すことはできなくなります。
同じことです。

まだ、お使いでない方は黙ってだまされてみてください。
決して後悔はしないはずです。
(2008.8.3)
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