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心霊教室

No.396 2009-05-28

第91回 三顧(さんこ)の礼・中国

レッドクリフという中国の映画がヒットしているのを知っていますか。

あれは三世紀初め、中国が、三人の力のある将軍に三つの勢力に分けられて
治められていた頃のお話です。

三人のだれもが、「我こそは中国を統一するぞ。一つにまとめるぞ」と
戦いを続けていたのです。

そのうちの一人、劉備玄徳さん(りゅうびけんとく)さんは、どうも他の二つの
勢力より劣っていました。

ある時、玄徳さんの家来の一人が言いました。

「諸葛亮(しょかつりょう)という優れた軍師(戦いで作戦を練る人)がいますよ」

教えられたげんとくさんは、しょかつりょうの住まいを訪ねて行きました。ほんとはげんとく
さんの方がエライので、呼びつけても良かったのです。

けれど、りょうはいませんでした。雪深い山道をまた、げんとくさんは訪ねて行きました。
いっしょに行った関羽(かんう)と張飛(ちょうひ)の家来はいやけがさしました。
(留守番の人に言ってあるんだから向こうから来るべきだ)

ところが、げんとくさんは三度目も訪ねて行ったのです。


そして、とうとう会えました。三度も訪ねてくれたげんとくに感激したしょかつりょう
はげんとくの軍師になりました。

諸葛亮(しょかつりょう)はすばらしい軍師でした。諸葛亮のおかげで、何度も戦いに
勝ったげんとくさんは、蜀(しょく)の皇帝になりました。

自分より目下の人にもえばらず、礼儀を尽くすことを「三顧の礼・さんこのれい」と
言います。

すぐれた魂は、人のこころを引きつけるのですね。



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