女性情報ゼミナール2008  

2008年5月17日(土)、ドーンセンターにおいて、女性情報ゼミナール2008を開催しました。 

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講義
 私たちが紐とき、紡ぎ、創る女性情報   講師:木下みゆきさん(大阪府立女性総合センター情報総括チーフ)
1.前回のゼミナールのふり返り 〜得たもの、課題 など〜

 青木玲子さんの講義や、ワークショップなどを記録した前回のゼミナールの報告書を活用して、
ネットワークによる情報共有の状況や、コレクションの活用、ファンドレイジングのこと、
日本の女性センターが公立であることの意味、そして、政策を支える情報といった課題が確認された。

2.「情報」について考える拠りどころ

 使い手として、情報とは、「メッセージを受けての知識に何らかの変化をおよぼすもの」という定義が紹介された。
 また、提供側として、「こういう情報がほしい」と自覚している顕在的なニーズである“Demands”と、潜在的なニーズである“Needs”についての話があった。ここでは、ご自身が頭痛を訴えて、診察を受けた際の医師の対応を例に、顕在的な“Demands”に応じる対処療法ではなく、潜在的な“Needs”に気づき、それに対応することこそが、専門性であるということが語られた。

3.女性センターの情報担当者としての経験で獲得した情報観

 具体的な事例や資料をもとに、活動・政策と資料の相関や、女性センターの情報機能が他館種の図書館とはどう違うのか、女性情報の「創造、発信、提供、活用」のあり方などの話があった。
 そして、情報に関するキーワードとして「目的意識」の必要性にも触れられた。
 
4.これからの課題

 最後に、ネット時代に対応する情報の残し方や女性情報の活用をいかに展開していくか、等の課題が提起された。


ワークショップ
  女性情報を社会資源とするために
  ファシリテーター:LEO-NET 堀 久美

「女性情報とは、女性問題解決のために必要な視点をもって
収集、組織、蓄積、提供する全ての情報」
ということを、具体的にシステム化し、社会資源にすることを目的に
・自治体の男女共同参画施策のために
・チャレンジ支援のために
をテーマに、グループに分かれ、ワークショップを行った。

1.情報収集:テーマに関わる情報には、どのようなものがあるかを考える

2.組織化の第一段階:情報をグループ分けしてみる

3.提供:収集した情報は、どのような人やところに、どのような時に、どのような形で提供できるかを考える

4.組織化の第二段階:提供イメージから、もう一度、必要な情報を考え、情報のグループ分けを再検討する

5.蓄積・更新:情報はどのように蓄積していけばよいか、また、更新していけばよいかを考える


グループでの検討結果を発表し、参加者で共有した。

テーマに関わる情報をあげることや、情報の蓄積や更新については、割とスムーズに進んだものの、どのような人やところに、どのような形で提供できるかを、具体的にイメージすることができるかどうかが、一つの課題となったように思う。



木下さんの講義は、現在、大阪府男女共同参画推進財団やドーンセンターが直面している状況を踏まえ、しかしながら、それを越えて、女性情報に関わる立場からの講義でした。
参加者にとって、女性情報の意味や課題が明確になる講義だったのではないでしょうか。

ワークショップは、テーマごとに、女性情報を社会資源とするためのシステムを検討するという無謀とも言えるワークにチャレンジしたのですが、
参加者に助けられ、社会資源とするために乗り越えるべき課題を、いくらかでもみつけることができたのではないかと思います。

女性情報を社会資源にするためには、まだまだ考えていかなければならないこと、やらなければならないことが、たくさんあります。
今回のゼミナールが、その課題を参加者が共有し、それに向けて、それぞれが考えていくきっかけになれば、うれしいです。

遠く関東からの参加者をはじめ、女性情報についての知識や思いを共有する人々に、ご参加いただいたことで、充実したゼミナールなったと思います。
木下さん、参加してくださったみなさま、ありがとうございました。

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