日時:2000年3月17日(金)13:30〜15:30 場所:ドーンセンター 担当:藤田ひろみ 1.女性とグループ まず第一に女性にとってグループはエンパワーメントの場だということです。 それは、女性がマイノリティーであるからです。マイノリティーは社会において は力を奪われています。マイノリティー同士が支えあえるグループという場にお いてエンパワーメントが可能なのです。 私がやっているグループは、女性が自信を持って、自分らしく生きるためのト レーニングや話し合いを行っています。それをやっているのは「女性が分断され ている」という思いがあるからです。つまり、女性は、役割は果たしていても、 自分のしたいことがわからなかったり、自信が持てなっかったり、言いたいこと がうまく言えなかったりします。でも、日常の場ではそれを話題にしたり、考え たりすることができないのです。 そんなことないわよ、とか、考えすぎとか、言われます。ホントは多くの女性が 同じ様な悩みを持っているのに、話せる場がないのです。だから私は、そんな女 性たちが思いを話せて、自分に気づけるようなグループを続けているわけです。 私がグループにこだわる理由はもう1つあります。それは、私自身がグループ によって回復したからです。 私とグループとの出会いは1993年9月、ウィメンズセンター大阪で河野貴代美の 講座に出たのが始まりです。 そして96年11月、高槻市の女性センター主催の講座で、出逢えた仲間 たちに、もっと勉強を続けましょうと声をかけて、以来今のグループを続けてい ます。 2.CRグループとは WIN−Lのみなさんは、グループのリーダーということで、直接CRをする 事はなくても、CR的な話し合いや聴き方につて知っておいた方がよいとおもい ますので、CRについて、お話します。CRとは日本語では「意識覚醒グループ」 と呼ばれています。歴史的には1960年代第二期フェミニズム運動の中で、中 流階級の女性たちが何の不自由もない生活の中、何かおかしい、違うと自分探し をしながらお互い話し合いをしたことに始まります。 CRにはいくつかのルールがあります。(参考資料:田上時子「CRを実践するために」) 難しいのは、思いを話し、共感しあう場であるということです。議論をし、結論をだす ことは目的ではありません。意見を言わない、助言をしないというのは大切なルールです。 また、秘密を守ることも重要なルールです。 女性たちが支え合いエンパワーするため には、CR的関係が重要だと思うのです。ひらばの関係であるし、意見を言ってその人 の決定する力を奪わないけれど、しっかり受容してあげる・・・ということで、後ほど、 このCRを体験してもらいたいと思います。 3.ワークショップ「あなたが選ぶリーダーの条件」 これからみなさんにリーダーの条件を10お渡しします。自分が重要だと思う 順に並べて下さい。(並べ方は1列ではなく、ひし形、ダイヤモンドランキング という)1枚のカードはあまります。後で、自分のランキングについて発表して もらいます。 カードの中味は「完璧を期待しない」「新しい力を磨こう」「自分をほめてあ げよう」「変えられないこともある」「目標をさだめよう」「堂々と歩こう」 「言いたいことはきちんと言おう」「自信を保とう」「決断しよう」「コミュニ ケーションは確実に」でした。 4.体験CR グループのリーダーとしてしんどい点、よかったこと、ストレスの解消法につ いて話し合いました。 グループにこだわったために、個人の思いが出にくかったのがちょっと失敗だ ったかなと、今になって思っています。でも、それぞれに忌憚のない話し合いが できてよかったです。 参加者の感想から:ワークショップの感想: ○条件の選び方、順位のつけ方に個々の性格があらわれていた。やはり、つねに 自分が意識していることが上位にくるようだ。 ○一年後にこのシートを見直した時、どう感じるかが楽しみ。 体験CRの感想: ○話すことで自分の今の到達点が整理できた。 ○ゆっくり人の話を聴く側に徹しようとすると、自分の気分もゆっくりとしてく るようだ。 ○ここでなら言える、という場があるのはいいことだと思う。