雑記帳
「イネイブラー」を知っていますか?(1999.4.13.
「女性グループ・ネットワークのための組織開発講座」(於・ドーンセンター)の 講義で、CS神戸の中村順子さんのお話を聞きました。(2月26日実施)
その中で、高齢者の仲間づくりを目的に企画運営された活動を評価するワークショッ プをしました。

テーマは、参加している高齢者の中から、シニアリーダーとなる人が現れてこない原 因を考えることにあったのですが、活動の様子を撮影したVTRに登場するお年寄り は、「ここの方は、みんな親切で。」とうれしそうでしたし、ボランティアスタッフ も、楽しそうにお世話されていました。
それを見ながら、お世話する人、される人が はっきり分かれてしまっているのは、確かに問題があるのだろうと感じましたが、そ の一方で、みんな善意の人なのにという思いもあって、私の中でどうすればいいのか の結論は出ないままでした。
そんな時、新聞記事(日経新聞1999.3.29.夕刊、生活家庭欄「女性かわらばん」) の中に「イネイブラー」という言葉を見つけました。
それは、「何がまちがっていたの―愛で支配するひと・イネイブラー」(アンジェ リン・ミラー著ヘルスワーク協会)というアルコールや薬物に依存する人を手助け しようとして、うまくいかなかった人について書かれた本の中の言葉でした。
記事によると、「イネイブラー」とは、心理学やカウンセリングの用語で、「献身 的に尽くし、自己犠牲の精神で手助けしようとすることに、生きがいを見いだすよ うな人」のこと。そして、イネイブラーが、手助けすることで、アルコールや薬物 に依存する人は、いつまでも独り立ちできなくなってしてしまうと。
さらに、記事では、翻訳・出版した夏生悠さんの「実は職場や子育て、夫婦関係で も・・・」というお話が続いています。
この記事と私が感じていた割り切れなさとの関係は、まだうまく整理できていない のですが、興味を持たれた方は、元の記事や、この本を読んで(私も今年2月に発行 されたということは調べたのですが、まだ手に入れていません。)一緒に考えてみて ください。
もとのページに
トップページへ