「女性グループ・ネットワークのための組織開発講座」(於・ドーンセンター)の
講義で、CS神戸の中村順子さんのお話を聞きました。(2月26日実施)
その中で、高齢者の仲間づくりを目的に企画運営された活動を評価するワークショッ
プをしました。
テーマは、参加している高齢者の中から、シニアリーダーとなる人が現れてこない原
因を考えることにあったのですが、活動の様子を撮影したVTRに登場するお年寄り
は、「ここの方は、みんな親切で。」とうれしそうでしたし、ボランティアスタッフ
も、楽しそうにお世話されていました。
それを見ながら、お世話する人、される人が
はっきり分かれてしまっているのは、確かに問題があるのだろうと感じましたが、そ
の一方で、みんな善意の人なのにという思いもあって、私の中でどうすればいいのか
の結論は出ないままでした。
そんな時、新聞記事(日経新聞1999.3.29.夕刊、生活家庭欄「女性かわらばん」)
の中に「イネイブラー」という言葉を見つけました。
それは、「何がまちがっていたの―愛で支配するひと・イネイブラー」(アンジェ
リン・ミラー著ヘルスワーク協会)というアルコールや薬物に依存する人を手助け
しようとして、うまくいかなかった人について書かれた本の中の言葉でした。
記事によると、「イネイブラー」とは、心理学やカウンセリングの用語で、「献身
的に尽くし、自己犠牲の精神で手助けしようとすることに、生きがいを見いだすよ
うな人」のこと。そして、イネイブラーが、手助けすることで、アルコールや薬物
に依存する人は、いつまでも独り立ちできなくなってしてしまうと。
さらに、記事では、翻訳・出版した夏生悠さんの「実は職場や子育て、夫婦関係で
も・・・」というお話が続いています。
この記事と私が感じていた割り切れなさとの関係は、まだうまく整理できていない
のですが、興味を持たれた方は、元の記事や、この本を読んで(私も今年2月に発行
されたということは調べたのですが、まだ手に入れていません。)一緒に考えてみて
ください。 |