トラック・シミュレータ
今回製作するシミュレータのメリット
・実車の練習はお金と時間がかかる。シミュレータだと自宅で練習できる。
・至る方向(特に上)から見ることができるので、乗車時にイメージがわきやすい。
・クランク、S字、左折タイミングの位置関係を知るための練習向け。
ここで考えているシミュレータはベニヤ板とキャスタだけの単純な台車です。
台車の幅と長さ、車輪の位置を実寸と相似形で製作します。
あまり小さいと脱輪などがわかりにくいので、1/10程度で製作するとよいです。
(再利用:キャスターの位置を4角に付け替えるとタワー型パソコンの台になります。)
大型免許の試験に使用する車両の寸法はおおむね次の通りとなっています。
長さ7,000〜7,800mm(中型では標準的な平トラックの長さ。ちなみにマイクロバスなどの小型バスは7,000mm未満。微妙に長い部類です。)
幅2,250〜2,400mm(中型トラックではワイドといわれる部類)
ホイルベース4,100〜4,400mm
高さ2,300mm
最大積載量5,000kg以上(たいていは5,000〜6,000kgの中型トラック)
一般に使用車種決定時は、試験場では最大サイズを、教習所ではほどほどのサイズを選定する傾向にあることに注意します。
材料表
番号
品名
個数
参考価格
(1)
キャスター(回転方向可変・・・向きが変わる)[前輪用]
2
500円×2
(2)
キャスター(回転方向固定)[後輪用]
2
500円×2
(3)
木ねじ(長さ12mm、直径はキャスターに合わせる)
16
計200円
(4)
ベニヤ板(長さ900mm×幅300mm×厚さ12mm
もしくは長さ900mm×幅450mm×厚さ12mm)
1
800円
ベニヤ板には白ベニヤと黒ベニヤがあります。白ベニヤの方が高く、 黒ベニヤは棘が刺さりやすいです。
ベニヤ板が厚めなのは、木ねじでキャスターを固定するとき、キャスターにあいている穴の大きさにあったねじだと
M4〜M5程度のものになり、最低でも長さが12mm程度でないと手に入りにくいからと、強度の問題です。
キャスターは実寸のイメージを出そうと思ったら、直径0.8m相当で考えてください。1/10モデルだと8cmになります。 でも、これだと高いので直径5-6cmぐらいでよいでしょう。
工具は
、次のものが必要です。
1.ベニヤ板を切るためのノコギリ(もしくは電動ジグソーなど)、
2.木ねじの下穴をあけるためのキリ(もしくは電動ドリル+木ねじ下穴用の刃)
3.木ねじをしめるためのドライバー(たいてい+2番)、
4.そのほか、鉛筆、マジック(ネームペンぐらいの太さ)、大きめの三角定規など
ちなみに、タイヤの切れ角を制限する機能を付けようと思ったら、 キャスターが曲がる先にベニヤ板の切れっ端を当てておくとよいです。
製作準備ができたら、次の図面をみてください。(汚いですが)
これは、免許取得当時のオリジナルのものとほぼ同じです。
(最初はプラモデルを考えたのですが、サイズがいい加減なのと壊れやすいのでやめました。)
シミュレータ製作図面
上がトラックの横面図、下がシミュレータの上面図になります。ようは、タイヤの位置にキャスタを取り付けるだけです。寸法は実物の原寸です。このサイズでは作らないでください(笑)。コースとトラックともに同比率で縮小してください。
(図面が汚い、こんなもの図面とは言えん!などという苦情は受け付けません。絵心がないものでご勘弁を。)
図の中の部品につけた番号は材料表に対応しています。
キャスターの取り付け位置はどうしても板の端にはなりにくいので、多少内側でもかまいません。
この場合、タイヤの軸にあたる部分の外側のボディ面ぎりぎりに、 地面に届かない程度に割り箸かストローなどを取り付けて、わかりやすいようにします。
部分的なコース図(曲線、屈折、方向変換、縦列駐車)
実際のところ、コースはビニルテープを床に引きます。シミュレータ(台車)もラインもきっちり作らないと、使い物にならないですよ。
左折の寄せ具合とハンドルを切るタイミング、曲線路(S字)、屈折路(クランク)、方向転換、縦列駐車を作ります。
1.左折:寸法は特に必要ないので、適当な角を作ればよいです。
2.曲線路:コース図をご覧ください。内半径R=1.0m、幅W=4.0mで3/8周ずつ、入ってから最初は左回りとなります。
3.屈折路:コース図をご覧ください。幅6m以上(短い方が難しい)、幅W=4.5mm、角の面取り部分の内半径1.5m、 角と角の間で直線がずれる差が15mとなります。
4.方向変換:コース図をご覧ください。導入部分が8.0m以上(短い方が難しい)、幅W=5.0m、車庫の奥行きが8.0m、 角の面取りの内半径が1.5mとなっています。
5.縦列駐車:コース図をご覧ください。駐車部分の長さが13.0m、幅が3.0mとなっています。 (著者受験時において、秋田では大型1種・大型2種・大型特殊の縦列駐車は実施されていません。他県ではあるみたいです。)
他の車種
大型特殊についても同様にしてシミュレータを使いました。こちらは後ほど。
(屈折ピン方式による操舵、前後輪が同一ラインを走行、操舵角を本物と同じくするなど、かなり役に立ちました。)
トレーラーについては、本に載っています。(寸法がかなり荒っぽいですが)
「直前版・最新大型トレーラ けん引免許,"有紀書房」 (
文献一覧
をご覧ください。)
正直な話、この本を見たときこの記事を公開しようと決心しました。
また、JAVAを使ったオンライン版のシミュレータ(IT技術を駆使したデジタル版!) が無料で実行できるサイトがあります。「トレーラー・パーク」といいます。(
リンク集
へどうぞ)