◇ ジェントルメン日記 〜深海神社〜◇
4/3 エロサイトと言う名の花束を
どはあ、とうとう一週間ほったらかしてしまった。
この一週間決算の関係でどっぷりお仕事してました。
多分一年で一番仕事したね。・・・当たり前か?
何で3月を決算期としているのかわかりませんが、
おかげで怒涛の如し伝票の量。注文書の数。
まったくもって処理できない!!
他の人にやってもらいましたが。
それほどまでも、ネコの手も、
どっかのキチガイの全然足りてない頭も借りたいほど忙しいのですが、
そんな中、この3月末日にTさんがとうとうこの職場を去りました。満4年でした。
私のことを「存在がエロサイト」とか言いやがりくさった彼女ですが、
こうして去ってしまうとなると、何か物悲しくなってきます。
仕事のことで真剣に話し合ったり、
お昼ご飯食べに行ったり、
巫女服のことがばれたりと、
何か思ったより全然Tさんとの思い出がないですが、
一緒に仕事してきた仲間です。社会と言う戦場を駆け抜けた仲間です。
そう、戦友と呼べるものではないでしょうか。
まあ、色々めんどくさい仕事押し付けたりもしましたが。
〜〜〜
さて、そんなTさんがこのキチガイ上司が蔓延る会社を晴れて抜け出すわけです。
これはある意味おめでたい。
なのでTさんの門出を祝い、自他共に認める
この「エンターテイナージェントルメン べに」さんが
ぱあっと、何かプレゼントしてあげようじゃありませんか。
Tさんが退職することは前々から知ってましたが、
めんどくさいから何も考えませんでした。
月末まであと4日、ってとこで急に思い出しました。
さ、さぁて、何を贈りつけてやろうかな。
うーむ、「巫女服着ませんか券」とかどうだろうか!
・・・
きっとオレも3月末時点で退職になるね。不慮の事故で。
オレの所属する経理部からは、花束を贈ることになってました。
オレも花束代金の出資者の一人ですが、個人的に何か贈ってあげたい。
花束に代わるものを贈ってあげたい!
なにがいいかな・・・?
・・・そうだ!オレとTさんの間で一番話題になったものを昇華させてみよう!
うーん、オレとTさんで一番話題になったもの・・・。
うーん
・・・・
あ
エロサイト!!
もうね、これ、泣ける。
なんで女子社員と一番盛り上がった話題内容がエロサイトやねん。
Tさんにエロサイトを贈る。
これじゃオレはただのセクハラ社員じゃないか。
し、しかしこれしかない。
ジェントルメンは一度決めたことはやり通す!これぞ鑑THEジェントルメン!
退職祝いにエロサイトというのがジェントルメンとしてどうかは置いといて、
とりあえず行動に移してみようと思いました。
〜会社にて〜
オレ
「ねえ。」
T
「なにー?」
オレ
「もう少しでこの会社もやめるじゃん。」
T
「うん。」
オレ
「よし、だからオレが最後にエロサイト見せてあげるよ。」
と、このまま警察に連れて行かれて半年戻ってこなくてもおかしくない発言を、
真昼間の業務時間中に言い放ちました。
うん、この時のオレは間違いなくただのセクハラ社員。
でもそしたらTさん
T
「えー!?ホント?うれしい♪」
あんたはアフォですかと。
オレはてっきり
「えー・・・いいよ。」
と、まるでえた・ひにんを見るような目で冷ややかに言われると思ったわ。
そんなに素直に喜ばんといてーな。
聞くところによるとTさんはエロサイトを見たことがない模様。(そりゃそうか)
ほう、そう、そうなのですね。
ならばいいでしょう、見せてあげましょう、エロサイト!!
〜〜〜
注意点があるのですが、
会社のパソコンでエロサイトを見る、ということです。
仮にも3月月末も近いです、この頃の忙しさだって半端ではありません。
本来なら、家に呼んですっごいのとかやっばいのとか見せてあげられるんですけど、
こんなに忙しいんじゃしょうがないよね。
ちなみに決して部屋にゴミタワーがあるとか、足の踏み場どころか人の居場所すらない、
という理由で家に呼ばないわけではありません。あくまで時間がないからなのです。
会社のパソコンはそりゃウィルス対策はしてありますが、
最近はペスト、スパイウェアみたいなのが蔓延してますからね、
ウィルスソフトにひっかからないから性質が悪いです。
なのでそんな心配がないサイトを探さなくてはいけません。
この忙しい時期、エロサイトでサーバーがやられました、
なんてなろうものなら、それこそオレも3月末付けで退職してしまうわ。
退職理由がエロサイトでな。
会社の伝説になってしまう。
3月の29日。
家に着くのも日が変わる寸前。
あと数分で30日になってしまうというところで、安全なエロサイトを探します。
思えばTさんは女性です。だから女性にも楽しめるようにと、
ホモサイトやゲイサイトも検索しました。
何ていうか、
なにが悲しくてオレは真夜中に一人でホモ画像を捜し求めているのかと。
もうね、変な涙出てきたもん。
こ、これもTさんの為だ、とか思ってもこれはキツすぎる。
最近の仮面ライダーに出てきそうなイケメンブラザーがなぜか裸でポーズとってるわ、
ディカプリオみたいなビューティーマッスルな人がマッチョポーズとってるわ、
おまけに下半身もマッチョになってるわで大変でした。
OK、勘弁してください。
ホモよりも、ゲイの方が検索ヒット件数が多かったのでゲイの方が探しやすかったです。
おかげで「超」が付くほどどうでもいい知識が増えました。
どう言うサイトが安全かは全然わからないのですが、
とりあえずHTML形式が多数あるホームページを三つ探し出しました。
・巨乳物
・パンティ(ちょっと進むと無修正なもの)
そして
・ゲイサイト
と、言う究極のラインナップを携えました。
アドレスを携帯に送って会社へ。
〜〜〜
30日の日は色々あって見せられなかったです。
ムリに見せることもなかったのですが、
真夜中に一生懸命ゲイサイトを探してた自分があまりに不憫なので
心に誓いましたよ。31日はムリにでも見せると。
で、31日。Tさん最後の日。
なんか
「お前、今日帰れると思うなよ?」
と言わんばかりの書類がザクザクとオレの机の上に積みあがっていきます。
もう怒涛の如く仕事に打ち込みましたよ。
オレは絶対にTさんにエロサイトを見せる!
そんなセクハラ行為を達成するためにオレは仕事に燃えました。
3月はTさんのいる業務部も忙しいので、Tさんも夜遅くまでいるとのことでした。
まあ、結局オレもTさんも時間が出来たのは0時回ってから。
もう4月1日じゃねーか。
T
「べに君、見にきたよー。」
オレ
「おー。・・・・って、あれ?」
Tさんの後ろにはW係長が。
W係長
「オレも見に来たよ。」
オレ
「そ、そうですか・・・。」
ま、まあ当初の予定は遂行できるからいいか。
そんなわけで、エロサイト鑑賞会、開始!
Tさんへ贈る!
エロサイトという名の花束を!
はじめにまずパンティ(無修正付き)サイトを開きました。
ザザザザッと、怒涛の如く表示されるエロ画像。
エロサイト広告バナーもあって、
「人妻との出会い」
とか
「無修正、おっぱいいっぱい」
とか訳わかんない文字の羅列がところ狭しと表示されます。
何やってんだ?オレ。
当然Tさんの反応は
T
「うわあ、すごーい!」
だったんですが、
「何見てんの!?アヤシイやつ?」
と、我が経理部の先輩お姉さま方が後ろにおられました。
うん、ばっちり見られた。
このままイラクや北朝鮮に連れて行かれてもなんら文句は言えなかったんですが、
今はエロサイトが先です。
続いて、巨乳サイトを開きました。
ここには動画も置いてあったので、まあ軽く説明をし(ダウンロードに時間がかかる)、
いよいよ本命、ゲイサイト。
なぜか探しているだけで涙が出てきたゲイサイトです。
オレ
「じゃ、次、ゲイ画像。」
いやね、そしたらさ
T
「いや、いいよ!男のはいいよ!」
オレ
「え?何で?」
T
「別に見なくていいもん。」
とか言うんですよ。
ここでブチギレですよ。
あのな、オレはあなたの為に真夜中にゲイ画像を探し回るという、
我に返った瞬間自殺を考えてもおかしくない行為をやってたんだぞと。
折角いいのを見つけたというのに、見なくていいですか?
ふざけんなーーー!
と、明らかにオレが勝手なことをしたくせにそれにイチャモンつけるという、
今時いない当り屋みたいなことを考えてしまいました。
オレはどうしてもTさんにゲイサイトを見せたい!
見せるんだ!!
ですからTさんが見なくていいなんて言った時、こう言いましたもん。
オレ
「うるさい!見ろ!!」
もうね、オレは何様のつもりですかと。
このときのオレはただのセクハラ魔神。
で、びしっと、ゲイサイトを開いたわけですよ。
もょっと、仮面ライダーに出てきそうなお兄さんの裸画像が出てきたわけですよ。
びろんと、ディカプリオみたいな外人がいろんな意味でマッチョな画像が出てきたわけですよ。
みなさん
「うわー・・・」
とか結構微妙な反応してくれました。
写った画像が微妙だから仕方ないのか・・・?
で、
T
「すごいね・・・。」
と、それこそえた・ひにんを見る目つきで言われました。
泣いていい?
さて。
これでオレの用意したエロサイトは見せ終わりました。
そう、オレはTさんにエロサイトと言う名の花束を手渡したのです!
さあTさん、これを励みに新しい社会でも頑張ってくれ!!
って思ったらあんた、
T
「ふーん、べに君っていっつもこういうの見てるんだね。ありがとう、楽しかったよ。」
いや待て、ちょっと待て。果てしなく待て。
あんたの為に特別にチョイスしてきただけだ。いつも見てるわけじゃない!
ましてやゲイサイトなんて今回初だ!
そしてTさんはオレの肩を叩き、こう言いました。
T
「ま、これからもエロサイト見て頑張ってね。」
うるせー!お前早く帰れ!!!!!!!!!
〜〜〜
半ば自己満足になってしまいましたが、Tさんに何とかエロサイトを見せることができました。
なんか、折角渡した花束を「趣味が悪い」って理由で目の前でゴミ箱に捨てられた気分です。
ものすげー後悔した。やっぱお別れにエロサイトってのが良くなかったですね。
次回気をつけます・・・。
( ゚∇゚)ノシ