◇ ジェントルメン日記  〜深海神社〜

12/30  思い出に残ったぼーねんかい

 

 

 

 

 

うん。

なんか「超」の字が100万個つきそうなくらいお久しぶりです。
あ、いや、そのくらい久しいジェントルメン日記の更新です。

いったいどこら辺がジェントルメンなのかと自問自答しなきゃいけないのですが、
こんな年の瀬、そんなこと言ってられません。

12月、ってのは忘年会シーズンとやらで、
とにかく飲み会の予定がバシバシ入りますね。

お酒大好きな人はもうこれにかこつけてバンバン飲み放題ですよ。
ホント、うちの部長がいい例です。

私は普段晩酌とかなんてせず、アルコールの摂取は飲み会のみなのです。

かといってお酒が弱いわけでもないんですが、
まあ、プロの方々には到底及びませんよ、特にうちの部長とか。

 

さて、そんな忘年会シーズン真っ只中、最後に事件がありました。
ホント、サンタさん、プレゼントノーサンキュー!!

前みたいに一応付け加えておきますが、なるべくコンパクトにまとめます。
ってことは、超長くなるって意味なんですがね。

 

〜〜〜

 

社長
「うちの会社って、忘年会とかしないの?」

 

時は12月25日、午後7時。
全ては社長のこの一言から始まりました。

実はこの社長、5月に新しくうちの会社にこられた社長なんです。
なのでうちの会社で年末を迎えるのは初めてなのです。

 

部長
「部署ごとでやっているみたいですが、会社全体ではしないですね。」

社長
「うーん、そうなんだ、なんか寂しいなあ。」

 

どうやら社長、前の会社ではよく飲み会があったみたいなので、
そんなノリで部長に話しかけたらしいのですが、見事な肩透かしをくらったもよう。

 

社長
「オレ、いっつも毎年忘年会3つくらいやってるんだけど、
 今年は一つもないんだよねー・・・。」

 

ほほう、社長はどうやら飲み会がしたいみたいです。
まあ確かに忘年会しないまま年を越すというのは、なんか勿体無いというか、寂しいというか・・・。

おそらく自分が社長と同じ状態なら、なんとしても飲み会を開催しようと目論んでいたでしょう。

社長、あなたの気持ちはよくわかりますよ。
なあに、今年はまだあと6日あります。30日くらいで会場予約すれば、今ならまだ間に合いますよ。

 

って思っとったら、

 

社長
「オレ27日しか開いてないんだ、27日忘年会しよう!!」

 

 

 

 

明後日じゃねえか!!!

 

 

 

 

あのですね、急にもほどがありますよ。ほどが。
今から予約しようとしたって、開いているわけがない。

なんかとんでもないこと言ってんなー、って思ってましたが、
社長は部長と話しているので、どこ吹く風で聞いてました。

 

するとそこへ社長の携帯が鳴りました。

うん、鳴ったと同時に

 

 

部長
「べにや!お前幹事な。」

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ、やっぱりな。

 

 

 

 

 

うん、まあ昔からこういうことやらされてたしね、
いいよ、うん、いいのよ。

経理部を巻き込み社長出席の忘年会を開催するに当たり、部長からいくつか指示が出されました。

 

一つ、個室がある場所。

まあ当然ですよね。個人的にではなく、会社の行事として飲み会を開くわけですから、
周りがわいわいガヤガヤフリーダムだったら落ち着けやしない。

危うくフリーダムな場所を選ぶところだったぜ。クビがつながった。

 

一つ、料理は和風で高級感あふれる場所。

私ら若人のみで飲み会をするなら、それこそ出てくるお酒は酎ハイ、カクテルなどシャレたもの、
出てくる料理は今流行のエビマヨ\(・(ェ)・)/ーーー♪とか、シーザーサラーダとかの
洋風あふれるラインナップの方が喜ばれます。

ですが今度の相手はおじいちゃんです。
身も心も古いのです、そんな方々にエビマヨ\(・(ェ)・)/ーーー♪なんて出そうものなら

「わしをなめておるのか、キリシタンめ!」
とか言われ、翌日あたりに後ろから肩を叩かれそうです。もう来なくていいよとか言われそうです。

ですので社長のようにお年を召した方でも、
安心して食することのできる刺身や鍋の方がよいとのことです。

正直、私には刺身をつまみに酒を飲むって感覚が理解できないので
自分のためにも刺身を出すような場所は遠慮したかったんですが、
ここはジェントルメンとして、和風な店をチョイスすることにします。

 

〜〜

 

そんなわけで、私幹事の元、経理部+社長=13名で忘年会をこの27日に開催することに。

先ほど部長に注意されたことを胸に、店をチョイス。
まあ、チョイスとか偉そうなこと書きましたが、ただ部長が「この店は無難」ってところに電話しただけですがね。

 

1件目−

べに
「あの、27日に個室で宴会したいのですが・・・。」

店員
「申し訳ございません、27日は全て埋まっておりまして・・・。カウンターの方なら開いてるのですが・・・。」

 

お前、13人にカウンターに座れって言うんかい、なかなかチャレンジャーだな。

座れるわけねーだろーが。

 

べに
「そうでしたか、わかりました、ありがとうございましたー。」

 

2件目−

べに
「あの、27日(略)」

店員
「もうこの日はいっぱいなんですてー。申し訳ないですー。」

べに
「そうでしたか、わか(略)」

 

3件目−

 

プルルルルルルル♪

プルルルルルルル♪

プルルルルルルル♪

プルルルルルルル♪

プルルルルルルル♪

プルルルルルルル♪

プル(略) 

 

電話にでんわ。

 

そんなわけで部長指定の店全滅です。

 

べに
「部長ー、部長が言ってた店全部ダメでした。」

って言ったら、 

部長
「おう、今思い出したけど、オレ、27日町内の集まりあったいや!」

 

ダメじゃねーか。

 

根本的に27日はダメということになりましたので、
社長には「場所が取れなかった」と説明し、今年の忘年会はあきらめてもらうことに。

 

でもですね、社長にわけを説明することを、幹事の私が引き受けてしまったばかりに、
とんでもないことになってしまったんですよ。

 

べに
「(略)・・・ということですので、残念ですが忘年会の方は・・・。」

 

社長
「そうかー、場所がないんじゃしょうがないな。」

べに
「はい・・・。」

社長
「よし、じゃあべに君、二人でどこか飲みに行くか!!

 

 

 

 

 

 

 

 

え゙?

 

 

 

 

 

 

なんですか、このドラマで浮気を許さないと言っている妻が浮気の鬼だったみたいな急展開ぶりは。

ってか何でオレが社長と二人で。
でもですね、でもですよ。

そもそも、断れるわけねーだろーが!!!!

ですからね、もう心の中で涙一杯に貯めて、

 

べに
「はい!ありがとうございます!是非行きましょう!」

 

と、100万ドルの笑顔で返事しました。あのときのオレ、偉い。

店は部長がまたチョイスしました。
二人ってことなので、高級感とか個室じゃなくてちょっと小粋な場所にしてもらいました。
長州小力な場所じゃなくてよかった。

それと、二人はあまりにも重苦しそうなので、
私より年上なのですが、私より後に入った人を誘いました。無論、拒否権なしで。

多分、一番泣きたかったのは彼ではなかろうか。

 

〜〜〜〜

○ 味どころ さんぽく

一件目はこのさんぽくさんです。
会社から場所は近いのですが詳しい場所を調べようと地図帳開いたら、
このさんぽく、民家より表示が小さかった。大丈夫かよ。

店内は薄暗く、地図帳どおり狭く、座敷のとなりはすぐトイレという悲惨極まりないところでしたが、
特に小汚いみたいな印象は受けませんでした。よかった、小粋な場所で。よかった、小力な場所じゃなくて。

カウンターも人が一杯でしたが、まあ最初から座敷に座るつもりでしたからね。

このさんぽくは焼き鳥が有名な場所だそうです。
でもキムチが美味かったことしか印象に残ってません。

それと、人情味あふれるお店なためか、

べに
「すみませんー、焼き鳥と〆張鶴(日本酒)くださいー。」

って言うと、


「はい、お待ちどうー。」

 

って、お前客だろうが。

 

私たちとカウンターの途中に座っている人が、中継ぎをしてくれて、
料理とか持ってきてくれるんですよ。うーん、あったかい。

とりあえず時間は20時半を過ぎました。この店には2時間いたことになります。

その間、社長の知り合いの話とか、社長の会社方針とか、重役の気に入らないところとか、
そんな話をずっと聞かされました。

私が無理矢理呼んだ人、Kさんって言うんですが、Kさんは箸をおいて
社長の話を相槌打ちながら熱心に聞いてました。さすがだ。

対する私は箸なんて休む暇ありません。肉食い刺身食い、焼き鳥食い、キムチ食いでイヤッホー!
キムチウマー。

社長の話なんて口モグモグしながら首を縦に振ってただけでしたからね。

なんかホント、マジで社長をなめているとしか思えなかった。
すぐさま「もう来なくていいよ」って言われてもおかしくない。

 

でもまあ社長も大分話しただろう、話したことで日ごろのうっぷんも晴れたんじゃねぇ?
だからもうやめましょうよ、飲み会お開きにしましょうよ、頼むから!!

 

そんな願いもどこ吹く風で、

 

社長
「よし、次に行くか!!」

と、無慈悲な一言。
この平和主義が唱えられて久しい時代に、戦地に飛ばされる気分を味わおうとは。

移動手段のタクシーを呼びに行きました。
行きましたが、行って帰ってきたら、

 

 

酔っ払いA
「おはーー!社長さんですかい!!」

酔っ払いB
「オレこの店知ってる!よーし、ここ贔屓にするぞー!」

 

 

なんか社長、酔っ払い達に名刺配ってました。

 

 

 

何酔っ払いと打ち解けているんだ!!

 

 

 

 

でも、こういうのが商売の基本なんだろーな、とか思い、遠い目でその光景を見てました。
ごめんよ、Kさん、オレ他人の振りしてて。

 

酔っ払いたちとの交流も深まり、二件目に行くということでさんぽくを去りました。

お会計は6000円くらいですかね。
あんまり触れませんでしたが、結構飲み食いしたんですよ。だから安いんじゃないかと思います。

 

〜〜〜〜

○ 居酒屋 ごろえん

 

二件目、ごろえんさんへタクシーで移動。

ここもうちの部長が勧めた場所だそうです。

うちの部長は超が100万個付きそうなほどの酒豪で、
なんかちょっと体調が悪くなれば、

部長
「うーん、風邪引いたかな。酒が足りないんだな。」 

とか言い出す人です。飲まずに寝ろよ。

そんなわけで、飲み屋も色々渡り歩いてるので情報豊富なのだそうです。

ここでは、一杯ずつ、一品ずつしか頼みませんでした。
社長がカラオケ行こうとか言い出しましたから。

お会計を払って 店を出た直後、

 

社長
「なんか便所行きたくなったな。」

 

って言って、社長、道の真ん中でチャック下ろしました。

 

 

じゃ〜〜・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何やってんだ社長!!!!

 

 

 

 

べに
さっき店でやってくればよかったじゃないですかあ!!!!

社長
「いいんだよ、そんなの。」

 

私とKさんは周りの人に見られないように体を張って社長を防護しましたが、
丁度、信号が赤になったので車がとまりました。

 

そしたら社長がね

 

 

社長
「お、あの母ちゃん、オレのチョンポ見て今頃興奮しているな!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何言ってやがるんだ、尿の歯切れが悪いくせに!!

 

 

 

 

 

 

 

ホント、一社を担う社長がこんなんですからね、酒の力は恐ろしいです。

 

 

 

〜〜〜〜〜

○ カラオケスナック 瑠夢(るーむ)

 

社長がカラオケと言うのでお望みどおりカラオケです。
ただのカラオケではなく、女の子がいる場所、とか言うのですが、
残念ながらそういう場所、一線を越えた場所しか知らないので案内できませんでした。

なので行き当たりばったり、適当な店に入ることに。
それがこの店、瑠夢です。

がちゃっとあけると、そこにはメイドさんがいました。

OH!めいーどさん。

このメイドさん、Rさんというのですが、

Rさん
「私、こう見えても五歳児の母なんですよー。歳も結構いってますよ、若作りしてるんです!」 

 

そんなこと、わざわざばらすな!

 

ま、でもそこそこ可愛かったので問題なし。
とくに社長がお気に入りで、

社長
「あなた本当に可愛いね!うちの子供に似ているし!」

Rさん
「本当ですか!?」

社長
「ちなみにうちの子供、32歳ね。」

 

Rさんちょっと不機嫌になりました。
社長、Rさんのこと嫌いなんですか?

 

社長
「オレの知り合いが『ルージュ』って店やっててね、名前が似てるからこの店にしたんだよ。」

と、社長がこの店『瑠夢(るーむ)』を選んだ理由を話しました。
Rさんはへーって感じで聞いてました。

時間も過ぎ、会話も弾み、社長はカラオケ歌わせといて
オレとKさんは酒飲んだり社長のボトル飲んだりでイヤッホー!!

社長が歌い終わったときだけ

べに&Kさん&Rさん
「おおーー!パチパチパチパチ!!社長、上手いですねえ!!」

としてました。

まあ社長は

社長
「うそつけ!全然きいてねーくせに!!」

って言いました。ここで「はい。」って言ったらリストラダイレクト。

 

ここで社長がまた名刺を取り出しました。
名刺交換って形で、私達もRさんの名刺をいただきました。

もらった直後に、

社長
「オレ、あんたから名刺もらったかなー。」

って言うんです、もらってたじゃねーか。 

さらには、

社長
「この店は『るーむ』、って読むのかー。
 オレの知り合いが『ルージュ』って店やっててね、名前が似てるからこの店にしたんだよ。」

って言うんです。

Rさん
「社長、またその話ー?それさっき聞いたよー。」

ごめんなさいね、Rさん、俺達、その話4回目です。
瑠夢に入る前に聞かされました。

〜〜

社長が飽きたのか、タクシーを呼びました。
どうやらお開きのようです。

ここが一番楽しかったです。
Rさんが「社長、萌え〜って言ってよー。」って言ったので
「おじいちゃんにそんなこと言わすなよ」って思ったり、
オレ、わざわざ店から出て入りなおして
「お帰りなさい、ご主人様」って言ってもらったりと。

さてー、いくら五歳児の母といえど、まだまだきっと20代なはず。
折角メイドの格好してるのなら、写真撮るしかないでしょう!!

なのでツーショットのお願いしたらさくっとOK。
まあそういう店なんでしょうし。

いえね、一件目からここまで全部社長のおごりだったので文句いえないんですが、
社長、Rさん連れて外でてっちゃったんですよ、

 

左からRさん、社長、べに
Kさん写す

 

 

ちょっと待てよと、オレの5番目くらいに大事なメイドさんを連れて行くなよと。
当然1番は巫女さんです。

まあRさんも客商売のプロ、社長が最重要人物と知ってちゃんとエレベーターまで付き添っていき、
社長から離れた瞬間、オレとRさんで二人で撮りました。今日きてよかった。

 

ちなみに、今日はたまたまRさんメイドと、ギャル系な女の子の二人だけだったんですが、
普段は女子高生や、チャイナドレスの人がいるからまた来てね、とのこと。

来るとも!!!!!

 

〜〜〜〜

 

翌日。

無理矢理付き合わせたKさんにめちゃくちゃお礼を言いました。

さて、上でも紹介した社長スキャンダル写真。
私のツーショットも合わせて、経理部みんなに見せました。

そして先輩が一言。

 

Y先輩
「あれ、Kさんは一緒に写らなかったの?」

って言ったらKさんが、

 

 

 

 

Kさん
オレも写りたかった・・・。

 

 

 

 

ごめんね、Kさん。

来年新年会があるから、そのとき社長が乗ってくれるといいね。
そしたらオレも行くから!!

 

不安一杯だった社長との飲み会ですが、結構楽しかったですわ。
いつリストラダイレクトされるかわかりませんでしたが、
ノリのいい社長なのできっと大丈夫でしょう。

今度また連れてってほしいです。

できればそのときは、道の真ん中で立ちションなんかしないでください。

( ゚∇゚)ノシ