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BURST!

***2001年4月19日O.A.***
★リコメンド:ニック・ケイヴ&ザ・バッドシーズ★
★★ゲスト:魂列車一号★★
★★★ブラジル音楽特集★★★


ttttttttttttttttttttttttttttttTURNTABLEeeeeeeeee
::::M1.オリジナルラヴ/女を捜せ
::::M2. Nick Cave & the Bad Seeds/The Mercy Seat
::::M3.David Byrne , Caetano Veloso/Dreamworld
::::M4.Tom Ze/Gene
::::M5.Mutantes/2001
::::M6.Pato Fu/Made in Japan
ttttttuuuuuurrrrrrnnnnnnttttttaaaaaabbbbbblllllleeeeee

  こんばんはオリジナルラブ(注:以下「OL」と略す)の田島貴男です。OLプレゼンツバースト!今日は第109回目ですね。
先週は小暮晋也とね、やりましたけども。
今日は、この番組ではお馴染み、魂列車一号・レコードやくざの登場でございます。どんなトーク・どんな音楽が炸裂するか!?乞うご期待。疾風怒濤・ドキドキの一時間!OLプレゼンツバースト!


まずは、OLで「ビッグクランチ」から「女を捜せ」

+++++曲(OL)+++++

はい、OLで「女を捜せ」聴いて頂きました。
僕はですね、OLは今現在、ニューアルバムに向けての作曲中。ずっと毎週毎週、これ言ってるんですけど。
先週まではね、実は「作曲中」と言いながらね、殆ど・・何かね、何を作ってったらいいか(笑)よく分かんなかった所があって。自分のスタジオでね、ずーっと思案して、何にも手に付かないという感じだったんですけどね(笑)。
突然、先週ですね。ちょうど先週位から。この3月下旬から、4月のあたま。僕はもう、パッと閃きました。急速にアルバムのイメージが、ガ〜ン!と。僕のイメージが浮かび上がってきてね。「come up with・・」って言うのかな?英語で(笑)「突然」。分かんないけど(笑)。
あのね、突然浮かんで来ましてね、もう先週は、異常なハイテンションになりました。僕は、自分のプライベートスタジオに、スタッフの誰一人寄せ付けず、一人で黙々と。もう、全部電気も、真っ暗にしてね。真っ暗な中で、音楽ずーっと作ってました。
こないだ、ちょっと前にね、TV番組で、沖縄の漁師さんのドキュメンタリー番組やってたんですけど。沖縄の漁師さん、20年位一人で素潜りでお魚獲ってる、と。夜、漁に出かけるみたいで。夜の9時位から、朝の3時とか4時位まで、一人で、沖縄の海の沖にボートで出掛けて。一人で、その真っ暗な海の中をね、ブダイとか色々、銛でついて何匹も獲って。毎日やってる、と。
それを聞いてね、結構感動したんですけど。「オレもそれだ!」と思ってですね(笑)。何かあの、辰吉のボクシングの試合見て「オレも辰吉」って思っちゃうような勢いで「オレも漁師だ」と思って。
先週、全部電気を消して、真っ暗にして曲作ったらね、ナント!「なかなかコレはいけてるんじゃないか」と思えるような、いい感じの曲が、結果的に出来上がりました。
結構、今、ニューアルバムに向けて、テンション徐々に上がってきたという感じです。

---------

で、ここん所ずっと、この「リコメンド」でかけたかったアーティストを、今日はかけようかなあと思ってます。
最近ね、今年に入って、一番聴いてる(仕事を離れて、日常的に聴いてる)心から「好きだな〜」と思うアーティスト。
色々聴いてますが、まあ、この番組でも何回か言ってますけども、ニック・ケイヴとパティ・スミス、あとイギー・ポップ、ルー・リード、この辺りですね。あと、ニコとかね。ニコっていうのは、ベルベットアンダーグラウンドに居た、女の子のボーカルです。
最近はそういう「この人は詩人っぽいな」みたいな雰囲気を持ったボーカリスト、アーティスト、シンガーソングライターを割と好んで、というか、無意識的にリラックスして聴きますね。何の衒いも無く、何の気張りも無く、そういったアーティストの音楽が、自然に聴けてしまう体質になってる。・・そういう歳かなぁ〜なんて、思うワケなんですが。
ルー・リードは、この番組、何回もかけてるんですけど。ルー・リード、僕、特にね、晩年(ってまだ死んでませんけどね)全盛期を過ぎたルー・リードの、大ファンで。今言ったアーティストは全部、僕、全盛期を過ぎてからのアルバムの方が、好きですね。あ、ニコはそうでもない、ニコは最近のアルバム聴いてないんで、知らないですけど。
ニック・ケイヴ。ニック・ケイヴは「バースデイ・パーティー」終わったら、随分全盛期過ぎたというイメージもありますけど(笑)。
それでも、一貫して大変カッコイイですね。
先週も言いましたけど、それでこないだ、ニック・ケイヴのアルバムを、全部聴き返してね。
「ニック・ケイヴ、どういう人か知らない」という人、いるかと思うので、説明します。
「バースデイ・パーティー」というパンクの人。
彼は、オーストラリア人でしょうね、きっと。確か。
オーストラリアから、ロンドンにやって来て。伝説のパンクバンドと言われてる「バースデイ・パーティー」にいたアーティストで。
その後一人でソロ活動に入りまして「ニック・ケイヴ&バッド・シーズ」というグループ作って。そのメンバーに、ドイツの「ノイバウテン」←何て言うのかな?インダストリアルロックと言われてましたけど・・そのノイバウテンのブリクサという、ボーカルのリーダーの彼が、ギタリストで入ってた、っていうか。
まあ、ニック・ケイヴは、ロンドンからベルリンに移り住んでね、で、仲良くなったみたいで。
そのブリクサの居る「バッド・シーズ」を連れて一回来日(もう今から15年位前かな?)初来日した時に、僕と小暮で行ったんですけど、ライブ(笑)。後楽園ホールにね。凄い良かったです。
ただね、その当時はね、いまいち何か「雰囲気はカッコイイぞ」っていう事で好きだったんですけど、これね、全部、どこがカッコイイのかよく分かんなかったっていう所があったんですけど。最近聴いてね、明らかに「ニック・ケイヴのここが好きだったんだな」っていうのが、15年経って分かってきた。なにしろね、あの、ハードコアパンクと言われてた当時から、1コもこの、強烈なビートというのを打ち出さないバンドなんですね、ニック・ケイヴって(笑)。何かね、7拍子とか9拍子とか、変なリズムばっかり使うんです。「何でかな?」と思ってて。でね、僕「ディザイア」っていうアルバムを、5年位前に作りましたけど、その時、ジプシー音楽に凄いハマってね。ヨーロッパのジプシー民族音楽、ハマッて聴いてました。トルコの音楽とか、ギリシャの音楽とか色々。そしたら、あのジプシー音楽っていうのはね、9拍子とか7拍子なんですね。今のトルコのポップスとか歌謡曲もね、7拍子とか9拍子とか、凄い変なリズムが沢山あるんです。トルコのリズムボックス、シーケンサーに、7拍子・9拍子が付いてるという話ですけどね(笑)。
ニック・ケイヴは多分、こういったジプシー音楽に凄い影響されてるんだなっていう事が、最近になってよく分かりました。
彼はやっぱり、物凄いインテリだっていうかね・・小説書いてる位ですしね(笑)。聖書についての解説とか、色々やってるんですね。
最近の彼は、大学で講義をやったらしいですけど(笑)何かそれが、ラブソングについての講義だったみたいでね。ラブソングについての講義っていうCDが出ましてね。去年かな?それがね、凄い良い雰囲気なんですね。マイクを前にして、ただピアノと喋りだけだっていう、それだけのCDなんですけどね。1時間位、殆ど喋ってて、2,3曲ポロンポロ〜ン♪と、ピアノ弾いて歌ったりするんですけど、それも非常に雰囲気が良い。
そういう、変わり者っていうか、アウトサイダーっていうか、佇まいが好きなアーティストって、最近自分の中で気にかかってて。
では、ニック・ケイヴで「テンダー・プレイ(Tender Prey)」というアルバムから「マーシー・シート」

+++++曲(Nick Cave & the Bad Seeds)+++++

はい、ニック・ケイヴ&ザ・バッドシーズで「マーシー・シート」でした。
えーとね、こないだニック・ケイヴのホームページを見たんですね。もう最近、凄いファンになっちゃって。
オフィシャルのホームページがあって、調べたら、ニック・ケイヴは、今現在ツアー中でしたね。で、殆ど毎日ツアーしてますね。やっぱね、もう、この人は、放浪人生。ね、オーストラリアからロンドン行って、ロンドンからベルリン、ベルリンから今どこに住んでるか知りませんけど。何かそういう、放浪・旅人生・ジプシー。それで、ジプシー音楽と重ね合わせてるのかな?と思ったりしてますが。
また日本にもね、来て欲しいな!と。来たら絶対、また行こうと思ってます。
という事で、ニック・ケイヴ&ザ・バッドシーズでした


{田島・以下:田}はい「談話室バースト」の時間です。今日のお客様は、お馴染み魂列車一号です。どうも!
{魂列車一号・以下:魂}どうも!毎度っす〜
{田}イエ〜イ。何してました最近?
{魂}最近ね、レコ買いも相変わらずやってるんですけどね(笑)。今度、ロンドン行くんですよ
{田}エッ!?
{魂}ロンドンに買い付けに行って来ますよ
{田}何ですかそれ!?初耳だけど、俺(笑)
{魂}ええとね、ずっとね、去年の末からレコードを処分しまくってて。カネが大分出来たんですよ
{田}ええ。あ、それでロンドンに?
{魂}いわゆるあの「運転資金」が出来たんですよ(笑)
{田}ハハハハ!!何の「運転資金」だよっ!
{魂}(笑)。それは「レコ買いの運転資金」に決まってるじゃないですか!
{田}ああ。レコ買いのね
{魂}ええ。それでね、来週からロンドンにレコードの買い付けに行って来ようかと思ってますけどね
{田}あ、そうですか、へえ。ロンドンの、ロンドンに行くの?
{魂}ロンドンのロンドンに行きます。エエ
{田}へえ。それは、何系を狙いに行くんですか?
{魂}ええとね、ヨーロピアンジャズがあればなと思ってるんですけど
{田}無さそうだよな
{魂}無いと思うんだよね、これね
{田}うん。カムデンとかさ
{魂}うん。何かね、イギリスってさ、バイヤーが凄い、音楽解って買い付けしてってるんで、、
{田}そうだね
{魂}逆にもう、日本と同じ位の価格で。でも、日本じゃ買えない物があるんじゃないかな!?と
{田}あるかも。ああー
{魂}うん。それをちょっと、期待して行くんですけどね
{田}あと、7インチが沢山あるじゃん
{魂}そう、7インチ!
{田}昔、カムデンに行った時さ、ゴミみたいに7インチがさ、グワ〜ッ!
{魂}フリマとかで、グワ〜!ってあるでしょ!?
{田}あって。あれを1枚1枚、、
{魂}でも、探せないんだよね
{田}でもね、探してる奴は、いる!
{魂}いる!?(笑)
{田}それで「コイツ、バカじゃねーかな?」と思ってさ
{魂}(笑)その「バカ」ですよ!
{田}(笑!)。ホントにね、何か腐ってるみたいな7インチを、1枚1枚全部丁寧に見てる。それがさ、1万枚位あんのかな?
{魂}うん
{田}ス〜ゴイんですよ!
{魂}ハッハッハッハ!!やりてぇ〜!
{田}これを全部、1枚1枚チェックしてるバカ!
{魂}チェックしてぇ〜!
{田}そういう・・魂列車かという(笑)
{魂}(笑)。まあ、色々ね、日本の地方とかもね、レコード探しには、行ってるんですけどね
{田}まだ行ってるんですか!?
{魂}うん。最近はね、でもやっぱ、いつもの事なんですけど、ちょっと高めの良い物を
{田}ああ
{魂}今まで全然聴いた事の無い物を、買うようになってきましたね
{田}あ、そう
{魂}まあ、そんな中でね、今日はまた、こだわりのある作品を紹介しようと思うんですけど
{田}うんうん
{魂}えーと、今回は、ブラジルのアーティストを幾つか紹介したいなあと思っています
{田}はい
{魂}「ブラジル」っていうと、誰を思い浮かべますか?
{田}「ブラジル」っていうとね、えーと、「ボボ」かな?
{魂}何?「ボボ」って。「ボボ・ブラジル」?
{田}ナハハハハ!!・・ゴメンッ!
{魂}(笑)まあ、そういうのもありつつね
{田}「ブラジル」ね。ブラジル・・誰だっけ?
{魂}ブラジルっていうと、やっぱホラ、サンバ・ボサノバっていう所で、アントニオ・カルロス・ジョビンとかね、ジョアン・ジルベルトとか、そういった、あの、、
{田}「浅草」!
{魂}「浅草サンバカーニバル」
{田}そうそう(笑)
{魂}(笑)。まあ、そういうの、ありつつも〜
{田}もう、ギャグがほら、冴え!
{魂}冴えてんのか〜!?(笑)
{田}もうね、凄いこの、キレの悪いギャグ!!・・ゴメンッ!!
{魂}(笑)いいけどさ。それでね、まず1曲目におかけしようと思ってるのは
{田}はい
{魂}えーと、これね「レッド・ホット・リスボン」という、エイズ撲滅キャンペーンで作られたコンピレーションの中から、1曲紹介したいんですけども
{田}はいはい
{魂}えーと、これはまあ、ブラジルの中でも、僕の中で1,2を争うアーティスト、カエターノ・ヴェローゾと、トーキング・ヘッズのデビッド・バーン
{田}ああ!一緒にやってるやつだ
{魂}一緒にやってる曲なんですよ
{田}うんうん
{魂}カエターノ・ヴェローゾって、ブラジルの、、
{田}サイコー!
{魂}1960年代の軍事政権の中で「表現の自由」とかを、凄いあの、、
{田}そうそう。俺、基本的にね、そういう人好きだな
{魂}ね!
{田}(笑)。俺さ!俺、、
{魂}(笑)スイマセン、オレ節語んないで、俺に喋らしてよ、俺に!
{田}そうそう、ゴメンゴメン。でも、作家もさ、そういう人好きなんだよ
{魂}ああ。ニック・ケイヴとかも
{田}ニック・ケイヴとかも、そういえばそうじゃない!?で、こないだ、ミラン・クンデラっていう、チェコスロバキアの作家。彼も、ソビエトからチェコに、何だっけ・・「プラハの春」?
{魂}(笑)、、、
{田}あれで軍事介入したのかな。それで、自分の本が全部、発禁になっちゃって。それでフランスに亡命とかして。その人の本もね、もう、死ぬ程好きなんですよ
{魂}ええ
{田}うん。余談として。。ゴメン!
{魂}ちょっと俺にも喋らしてくれ〜!
{田}(笑)
{魂}で、カエターノ・ヴェローゾっていうのは、1960年代後期に、トロピカリズモ運動の中心人物になってまして
{田}はい
{魂}今日おかけする何組かは、そのトロピカリズモ関係のアーティストという事で
{田}はい
{魂}ちょっと長くなっちゃったんで、早速1曲目をかけたいと思います
{田}はい
{魂}デヴィッド・バーンとカエターノ・ヴェローゾで「ドリームワールド」

+++++曲(David Byrne , Caetano Veloso)+++++

{魂}ええとね、デヴィッド・バーンとカエターノ・ヴェローゾで「ドリームワールド」でした〜
{田}はい
{魂}凄い美しい声と
{田}そうだね
{魂}まあ、デヴィッド・バーンは、あの独特の歌い方なんですけど
{田}いいね。やっぱこの、デヴィッド・バーンとカエターノがこの音楽をやってるってだけで、俺、買うよ
{魂}買うよね。うん。非常にこの「レッド・ホット」シリーズっていうのは、ロックミュージシャンとブラジルのアーティストが合体して、とか・・
{田}ふーん
{魂}以前も「レッド・ホット・リオ」っていうアルバムでは、、
{田}ありましたね
{魂}ステレオラブと、ハービー・マンというジャズのフルート奏者
{田}あれ、ステレオラブも参加してたっけ、これに?
{魂}参加してましたね「レッド・ホット・リオ」は
{田}あ、そう。へえ〜
{魂}うん。そんな意外な組み合わせが収録されてるCDなんで、僕いつも、発売されると買うんですけれども
{田}うん
{魂}今回はやっぱり、デヴィッド・バーンとカエターノ・ヴェローゾが共演してるというのが、非常に売りだったんで
{田}ふーん
{魂}やられましたね〜。非常にシンプルで、素晴らしい楽曲かなあと
{田}うん。まあ、カエターノの声がいいじゃん
{魂}いいよね。うん
{田}カエターノが歌ってれば、どれでもいいっていう
{魂}何でもいいっていう位。うん
{田}最近ね、俺、そういう音楽の聴き方しかしてない。よく考えたら
{魂}ああ
{田}曲、聴いてないよ(笑)
{魂}「曲」って、なんか、、(笑)
{田}(笑)。だってさ、パティスミスの曲とか、聴いてもしょうがないじゃん
{魂}あ。パティスミスは特にね
{田}だってあの、曲、フツーにギター鳴ってるとか、ドラムが鳴ってるとか
{魂}存在感のあり方とかね。そういう聴き方っていうのは、カエターノの場合って、あるかもしれないね
{田}そうだよ。カエターノはもう、完全にそうじゃないですか。曲もまあ、いいんだけどさ
{魂}うん
{田}何かね、そうですね。え〜、という事で、今日は魂列車一号をお迎えしております
{魂}はい


{田}はい。え〜と、後半ですね
{魂}はい。それでね、まあ、カエターノを紹介した所で、そのトロピカリズモ運動の中に、同時期に参加していたミュージシャンで、次紹介するのが、トン・ゼーという
{田}トン・ゼーでしょ
{魂}ええ
{田}トン・ゼー。いいですね!
{魂}いいッスね。で、このトン・ゼーっちうのが、また不思議な縁で・・さっきカエターノとデヴィッド・バーンで共演してたじゃないですか
{田}うんうん
{魂}デヴィッド・バーンが自分でやってる「ルアカ・ボップ」っていう
{田}ルアカ・ボップ、まだあるんですか?
{魂}ありますね。アメリカのレーベルから、トン・ゼーはCDをリリースしたという事で
{田}ああ。なるほど
{魂}何かその、トロピカリズモと、NYのデヴィッド・バーンというのが、うまく結び付いて来てるのも、不思議な関係なのかな、と思って
{田}なるほどね。ああ、結び付きそうだな、だけど
{魂}ええ。で、このトン・ゼーっていうのは、非常にまあ、ある意味アバンギャルドなんだけれども
{田}トン・ゼー凄いね。天才かも
{魂}不思議な魅力があるんですよね
{田}イヤア、凄いッスよ!
{魂}何と表現していいのか、分からないんだけど。さっきも2人で、CDのインナーを見てたんですけど(笑)
{田}見てたけどね。色んな、、
{魂}ワケ分かんないね(笑)
{田}ワケ分からない、自作した楽器でさ。グラインダービルみたいな
{魂}掘削機みたいなね(笑)
{田}掘削機をですね、木の箱に入れて、それを積み上げてね、あの(笑)自動で演奏出来るようにしてるっていう
{魂}ね〜。普通それね、サンプラーに音だけブチ込んでっていう発想になるんだけど
{田}そう「シンセで作れよ」みたいな
{魂}その、生の楽器・・楽器じゃないか。生の掘削機自体を楽器にしてしまうっていう、その、、
{田}(笑)そう。多分あの、電気でこう、まわって、それをぶつかる音に、凄いこだわってるんじゃないですか?あの人は
{魂}そうだろうね〜
{田}何かさっきね。ディレクターの二見君が、ライブ見たら、、
{魂}ね。TVでライブ見たんだって
{田}ドラムセットの横に、その、鉄の電動ノコギリが4基あって
{魂}(笑)それ、曲に合わせながら「ガー!ガー!!ゴー!ゴー!」
{田}それで演奏してる。そう。それ、こだわりがあるんだろうね
{魂}あるんでしょうね。生だから表現出来る、その、何て言う?機械の持ってる音みたいなのがね
{田}ハッハッハッハッハ!
{魂}そんなの別に、誰も求めちゃいないけど(笑)。まあ、古くはね、ドイツにノイバウテンっていう、ねえ
{田}ノイバウテン。ニック・ケイヴ&ザ・バッドシーズのギタリストね
{魂}そうそう。そんなバンドもいたし
{田}ね。はい
{魂}ただ「難解か?」っていうと、難解な音楽では全然無いんですよね
{田}ポップなメロディアスな曲もあったり
{魂}ええ。ただ、存在自体が非常にアバンギャルドなんだな〜っていう
{田}そうですね。オカシイ人。ヘンな人
{魂}ねえ。じゃあ早速、トン・ゼーの曲を聴いて頂きましょう
{田}はい
{魂}1998年に発売されたアルバムから「ジーン」

+++++曲(Tom Ze)+++++

{田}はい。えーと、、
{魂}トン・ゼーで、アルバムの1曲目「ジーン」という曲を聴いてもらいました
{田}いいですね、これ!
{魂}うん。何か不思議だね、これね(笑)
{田}うん。イヤア「天才かも!」と思いますよ、うん。この彼の、溢れ出る変なアイディアっていうのは、何なんでしょう?
{魂}ねえ
{田}だって、20年位ずっと、変なアイディアばっかり思い付いてるでしょ?
{魂}ずーっと考えてるんだろうねえ
{田}そうだね。きっと
{魂}うん
{田}よく飽きない!
{魂}で、詞とかは、全然分かんないんだけど
{田}うんうん
{魂}詞とかも、何か難解な事を。トロピカリズモの人達の中でも、一番難解な事を歌ってたりとかしてる人らしいんですよ
{田}歌ってるんだって!?へえ〜。「ジーン」って何でしょうね?「お寺」でしょうか?(笑)
{魂}ねえ(笑)冴えてるじゃないッスか〜、オヤジギャグ
{田}(笑)冴えてるでしょ!このオヤジギャグ。もう、ダメギャグね〜、体に染み付いてきたから。俺
{魂}ねえ(笑)「寺院」ね。「ジーン・ペイジ」ってやつですよね〜、コレね!
{田}何だソレ(笑)
{魂}はい。
{田}ハッハッハハハハ!!!
{魂}まあ、あの、トン・ゼー。ちょっとねぇ、、
{田}ちょっと、要チェックですね!これ
{魂}気になりますね〜。毎日聴きたいとは思わないんだけど
{田}ウソ。俺、毎日聴いてもいいよ
{魂}うん。イヤ、たまに聴くとね「やっぱりワケ分かんないな〜」っていう所が、非常に魅力的なアーティストですね
{田}そうですね。うん。ザッパっぽいね、ちょっとね
{魂}そうだね。そういった感覚も非常に持ってて
{田}はい
{魂}はい

---------

{魂}で、続いてそのまた。トロピカリズモ運動の中で、どちらかと言うと、そのトン・ゼーとかカエターノよりも若い世代で「ムタンチス」というバンドを紹介したいと思います
{田}ムタンチスね。はい
{魂}これ、過去にもバーストでオンエアされてるとは思うんですけど
{田}かけましたよ、うんうん
{魂}今日おかけするのは、ちょうどタイムリーな「2001年」という曲なんですが
{田}タイムリー・・・古いな
{魂}これが、先程紹介したトン・ゼーとムタンチスのメンバーのヒタ・リーの共作の楽曲
{田}あ、そうなんだ
{魂}うん。で、アルバムはね、これもう大分古くて、1968年に作られた・・1969年かな?・・に作られたアルバムなんですけど
{田}へえ。「2001」ってさ、もう60年代的なアイディアだな、よく考えたら
{魂}そうだよね、うん。だから今更「2001」なんて付けるアーティストは、いないだろうけれども
{田}いないね、うん。BS2000っていたじゃん
{魂}あ、いたね(笑)
{田}でもあれは、わざとなんでしょうね。「2000」って事自体が古いもん
{魂}うん。古いのを逆手に取ってる
{田}そうそう
{魂}・・で、ムタンチスなんですけど
{田}はい
{魂}このジャケット(笑)
{田}このジャケさ(笑)これさ、イカシ過ぎ
{魂}イカシテルよね
{田}うん。だってさ、まずこの衣装ですけど。これは明らかにマタドールでしょ?
{魂}マタドールですね
{田}マタドール!
{魂}闘牛士。はい(笑)
{田}光の衣装を身に付けて
{魂}で、ヒタ・リーは花嫁衣裳を着てるワケですよ(笑)
{田}そうですね(笑!!)
{魂}「そんなバンド、いね〜よ!」っていう佇まいなんですけど
{田}そうそう。それで、もう一人のこれ、何でしょうね?
{魂}何だろうねえ?
{田}これね、分かった。タージマハールのさ、、
{魂}ああ!(笑)
{田}インドの宮殿の、お仕えしてる人
{魂}はい。これ、何なんでしょうね?サージェントペパーズの
{田}「サージェントペパーズのカン違い版」!?
{魂}「カン違いバージョン」と、僕の中では、捉えてるんですけど(笑)
{田}ええ、そうですね。でもこの、マタドールの衣装。闘牛士の衣装ですけど、これが、あまりにもリアリティーがあってさ(笑)
{魂}(笑)
{田}凄いちゃんとしてるんですね
{魂}してるんだよね
{田}メチャメチャちゃんと・・。これ、どうやって借りたのかな?と思って
{魂}ねえ!
{田}貸衣装屋さんにあるのか?こんなにちゃんとしたマタドールの衣装が!
{魂}(笑)
{田}高いと思うんですよね、多分これね。ちゃんと作ったら
{魂}(笑)いいよ別に。高いとかそんな話は!
{田}(笑!)イヤイヤ
{魂}で、裏ジャケもヘンなんだよね〜!
{田}アッハッハッハハハ!!
{魂}もう、ワッケ分かりませ〜ん!
{田}裏ジャケは、これさ、何だっけ?あのホラ、ハードコアバンドのさ、、えーとあれ、、リンプビズキットの次だとか言われてる・・
{魂}ああ。・・え!?
{田}スリップ、、?
{魂}スリップノット
{田}スリップノット!・・に似てねえ?(笑)
{魂}(笑)どうだか分かんないですけど。まあ、ある意味、宇宙人みたいな格好になてますけどね
{田}そうですね。エイリアンになってます
{魂}うん。音的にはサイケデリックっていうか。ね、あの、バンドサウンドとサイケデリック観が融合したみたいな
{田}うん
{魂}やっぱり、ちょうどサージェントペパーズの影響とかが大分、ブラジルにも入ってた時期なんじゃないかな
{田}そうですね。ブラジルのサイケバンドって感じかな
{魂}そうですね、うん
{田}いいですよね。こういう感じ
{魂}はい。じゃあ早速、ムタンチスで「2001」
{田}はい

+++++曲(Mutantes)+++++

{田}はい。えーと、ムタンチスで「2001」
{魂}2001年、聴いてもらいました
{田}イヤア、いいですね〜!
{魂}ねえ。何か、凄いブチ込まれてるよね、色んな要素が(笑)
{田}ブチ込まれてる。うん。何かこの、アホアホ感もね
{魂}(笑)
{田}これね、歌詞もね、アホアホでいいですよ、凄い
{魂}面白いでしょ?
{田}「私の血はガソリンだ。流れてれば苦痛は無い・・」とかさ。何かよく分かんない(笑)
{魂}(笑)。まあね、トン・ゼーも絡んでるっていう所でね
{田}そう。最後ずっとね「宇宙飛行士、宇宙飛行士・・」って言い続ける(笑)
{魂}(笑)「宇宙に行ってる感」は、あったよね、でも。音的にネ
{田}あったあった。うん

---------

{魂}はい。続いて最後に紹介するのは。これはまあ、トロピカリズモっていうよりも、どちらかと言うと、今のブラジルの音楽シーンにいるバンドで
{田}うん
{魂}「現代のムタンチス」と、一部では言われてる「パト・フー」という4人組の
{田}パトフ。。ポトフじゃないの?
{魂}ポトフじゃないですね〜
{田}イヤア、今また言っちゃった!ヤバイ!もう(笑)
{魂}(笑)。で、パト・フーはまあ、ブラジルの中でも・・ムタンチスって、1995年以降非常に、ミクスチャーのはしりだとか、そういった評価を受けてて、ムタンチストリビュートというCDが、ブラジルでリリースされて、、
{田}ミクスチャーって、何でそんなに最近重要なんだ?俺なんか、さんざんミクスチャーしてるぞ!
{魂}うん。してるよね、、
{田}(笑)
{魂}だから「ミクスチャー」ていう表現が、使い易いから使ってるだけであって、、
{田}な〜んでさぁ、ドラゴンアッシュだけがミクスチャーなんだよ!
{魂}イヤ、よく分かんない(笑)
{田}(笑)
{魂}そう、噛みつくなよ〜、んな
{田}ああ、ゴメンゴメン。・・はい
{魂}(笑)。それで、ええ、何だっけ・・。パト・フーなんですけど
{田}はい。・・・・レッドホットチリ〜がミクスチャーで、何でオレがミクスチャーじゃない?誰だってやってんじゃん、ミクス・・・・はい。
{魂}(笑)はい。ええ、で、パト・フーなんですが。これは、ブラジルの中でも今、レニーニだとか、カルリーニョス・ブラウンだとか、どちらかと言うとパーカッシブなサウンドを中心に、かなり世界的に注目されてますけれども
{田}うん
{魂}パト・フーって、どちらかと言うと、非常にポップなバンドで。これが、あれですね、マナ・マナをサンプリングしてるというか
{田}へえ〜
{魂}マナ・マナを入れつつ「メード・イン・ジャパン」という曲で、日本語で詞を歌ってるという曲なんですよ
{田}あ、そうなんだ。ヤバそうだな
{魂}全然やばくはないんだけど。あ、ブラジルっていうイメージと、ちょっと違うなぁっていう音があるんで
{田}へえ
{魂}これを聴いてもらいましょう。えー、パト・フーで「メード・イン・ジャパン」

+++++曲(Pato Fu)+++++

{田}はい。嶺川貴子の新曲で「メード・イン・ジャパン」でした〜(笑)
{魂}はい(笑)って感じだよね
{田}何なんだコレ!?
{魂}分かんないね〜
{田}これ、日本に住んでたんじゃないの?
{魂}多分ね、日系の人が入ってるんじゃないですか?
{田}そうだよね〜、この歌詞も
{魂}ねえ
{田}だってさ、これさ、色んな問題を言ってって、最後にオチがね「色んな問題は、NASAが解決してくれる」って言ってるんですけど、ずっと(笑!)
{魂}(笑)
{田}「NASAは私達についてる」だって!(笑)何だよソレ
{魂}でも、何かその、マナ・マナだったり、ポップ感だったり
{田}うんうん。でもコレ「渋谷系」じゃん
{魂}渋谷系だね、これね(笑)
{田}うん
{魂}何かそういうのを、全部ミクスチャーしてるっていう感覚が、ムタンチスに近いっていうか
{田}凄いな。ブラジルにも影響してるゼ、渋谷系はよォ!
{魂}(笑)
{田}おい!
{魂}そういうまあ、ごった煮感が
{田}やっぱ、俺らのやってる事って間違ってなかったんだよ!ナンテ。そんな事ない?!間違ってた!・・とかいって(笑)
{魂}(笑)。まあ、こういったごった煮感が、非常に面白いと思って。ねえ
{田}うん。でもこれ、写真もなんかさ、凄いの。この(笑)
{魂}でも、いけてないんだよね〜
{田}いけてない(笑)
{魂}そう。だから、そのムタンチスのジャケットもそうなんだけど、いけてないっていう所が、非常にヨロシくて
{田}なるほどな。うん
{魂}パト・フーにしても、そうなんだけど
{田}ポトフね(笑)
{魂}ちょっとね、コレどうなの!?っていう、ビミョーな所にあるっていうのがね
{田}あ、これさ、このポトフーのロゴの真ん中に、日の丸が描いてある
{魂}日の丸が描いてあるんだよね
{田}ポイントかもね
{魂}うん。ちょっと、日本人マーケット意識してるぞ〜みたいな
{田}ああ、意識してるんだ
{魂}うん
{田}でもね、歌詞ね、ちょっとどうにかしろ!
{魂}(笑)
{田}ハハハハハ。イヤイヤイヤ
{魂}まあ、そんな感じでね。今日はね、ブラジルの音楽シーンを紹介して参りましたが
{田}ああ。どうもどうも。はい


{田}はい、お送りしてきましたOLプレゼンツバースト!如何でしたでしょうか
{魂}はい
{田}えーと、色々なその、ブラジルの最近までの音楽について、魂列車が紹介してくれました
{魂}何かね、ボサノバとかサンバだけじゃなくてね、色んなブラジルの音楽の楽しみ方があると思って
{田}そうですね。だけど、この最後のポトフーね
{魂}イジョーに気に入ったみたいだね(笑)
{田}イヤ。っていうかね、かなり僕に、大きな波紋を呼びましたね
{魂}(笑)
{田}だってな、渋谷系っぽいサウンドはさ、要するに「ブラジルのボサノバの間違った解釈」だったワケでしょ?
{魂}うんうん
{田}これを、もう一回間違った解釈して(笑)この、、
{魂}(笑)更にね!
{田}この、更に違うモンにして。これはね〜、何つうのかなぁ、大きな波紋を!
{魂}何かその誤解感も含めて、多分、面白いんだろうね
{田}そうかもね。ムタンチスとか
{魂}ね。
{田}そうね
{魂}うん。ムタンチスが当時、もしかしたら真剣にやってたのかもしんないんだけど。このファッション性とか
{田}これ、真剣なのかな?
{魂}分かんないんだけど。それも全て、ね。情報が伝わって来ないが所以の誤解だったりとかするので
{田}なるほど。でもさ、ひょっとしたらさ「米米クラブ」みたいなものかも。ブラジルにとっては
{魂}ものかもしんないんだけどね
{田}だってさ、近くない!?
{魂}近いかもしんないね
{田}ひょっとしたら、米米CLUBの「ファンク・フジヤマ」とかあるじゃん
{魂}うん。そういう部類かもしんないんだけどね
{田}あれさ、聴かそうよ。こういうアメリカ人に
{魂}(笑)
{田}「カッコイイ」「ヤバクない!?」とか言うよ
{魂}流行るかもしんないけどね。だからね「日本のレアグルーヴ」っていう、そんな発想になるかもしんないけどね(笑)
{田}(笑)うん
{魂}まあ、そんな感じでね。色んな音楽を探していって欲しいなと思ってますんで。また紹介します
{田}はい。っていう事で、この番組では、ハガキを大募集しております。リクエスト感想何でも書いて送って頂きたいと思います。宛先は(注:略)。今日のゲストは、魂列車一号でした
{魂}は〜い。どうも〜!
{田}はい。また来週。OLの田島貴男でした。バースト!
{魂}バースト!


Thanks to linn!

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