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NHK-FM ◆ ミュージックスクエア

放送日: 2003.06.19
●DJ: 窪田有美
★ゲスト: ORIGINAL LOVE 田島貴男
<踊る太陽>


*注:名前の表記の仕方(敬称略)
●DJ 窪田有美 →(窪田)
★ゲスト スター田島貴男→★田島

*番組の一部です。(ゲスト登場部分のみ)

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(窪田)/窪田有美がお送りしていますミュージックスクエア。ここからはゲストの登場です。今夜のゲストはオリジナルラヴの田島貴男さんです。こんばんは
★田島/どうもこんばんは
(窪田)/よろしくお願いします
★田島/よろしくお願いします
(窪田)/はい。御無沙汰しております
★田島/御無沙汰してます。はい
(窪田)/お元気でしたか?
★田島/元気ですね
(窪田)/今、何かね、前にちょっとボクシングをやってらっしゃったって話を聞いてて、今も続けてらっしゃるんですよね?
★田島/続けてますね。一昨日と、一昨昨日と行って来ましたね。昨日はちょっと、札幌に居たんですが。はい
(窪田)/うん。ねえ。毎日、じゃあ結構、週に2回位のペースで
★田島/今ね、でも、ちょうどプロモーション期間中で忙しくなっちゃって、週に1回って感じになっちゃいましたけど
(窪田)/うん
★田島/去年はね、週に3回とか。月によっては毎日行ってる月とか、ありました
(窪田)/ね。前回お会いした時にちょうど「毎日通ってて」なんて言ってて「う〜、毎日ですか!?」って言ってたような気が
★田島/あ、そうですか!へえ〜
(窪田)/そうなんですよ
★田島/ちょうど始めたばっかりだったかな。去年の?
(窪田)/1年、ちょうどアルバムの時に、来て頂いた時だったんで
★田島/あ、そうですか。じゃあまだ始めたばっかりで、週3回4回の時ですね、確かね。はい
(窪田)/でもなかなか、そこからね、続けてらっしゃるというのが凄いなと
★田島/そうですね。ええ。あの、意地で、と言いましょうか(笑)
(窪田)/(笑)。やめたいなとか、思う時無いんですか?
★田島/いや、全く無いんですよこれが
(窪田)/ああ。楽しいですかボクシング
★田島/1度もやめたいと思った事無い。え、楽しいというかね〜、あの〜、しばらく行かなくなるともう、行きたくてしょうがなくなりますね
(窪田)/あ、体が疼くんですね
★田島/体というかね、気持ちが疼くというか。あの場所に行きたい!という感じですね
(窪田)/はー
★田島/何かね、自分のこの、ある種リフレッシュの場になってて。色んなよどんだ気持ちが溜まってくると、ジムに行って洗い流せるというか。そんな感じなんですよね。本当にね、気持ちがね、キレイになるんですよ
(窪田)/ほー。でも汗って、流した時って本当すっきりしますよね。汚い物が全部流れてった〜みたいな
★田島/そうですね〜ええ。体動かすのがやっぱりね、一番気持ちが軽くなるっていうか
(窪田)/うん
★田島/あとはやっぱり、他に一緒に、一生懸命トレーニングしてる人達を見てね、気持ちが清々するような感じがするんですよね
(窪田)/うん。じゃあ1年間やってらっしゃったら、もう随分締まってね、脂肪とかも無くなってるというか
★田島/そうですね。去年ね、毎日通ってる時は凄かったですよ。でも1週間に1回とかなってくると段々ね、元に戻ってきちゃうんですけど(笑)
(窪田)/え、そうですか。でもやっぱり締まってらっしゃいますよ、肩の辺りとか
★田島/この辺がね。あの、でもちょっと、昨日行かなかったらまた戻ったみたいな感じ
(窪田)/1日で?(笑)
★田島/1日でね。結構ね、そう。でも2日行くとね、やっぱり1度付いた筋肉っていうのは、あんまり行かなくなると落ちるんですけども、ちょっと2日とか3日とか続けて行くと、すぐ戻りますね
(窪田)/うん
★田島/そういうのがまたね、新しい体験だなあと。もう、何たって文科系でこの20年位ね、生きてきたんで(笑)
(窪田)/(笑)うん。もう体育会系ですね、すっかりね
★田島/イヤア〜、そんな事無いですよ
(窪田)/(笑)
★田島/イヤ、まだまだやっぱり文科系だなと思いま、思うわけなんですが。はい
(窪田)/(笑)。さあ、今回のアルバムは、そうやってリフレッシュしながらね、作り込まれた、本当に濃いアルバムですよね。1曲1曲凄く
★田島/はい。そうですね、濃いいですね。ええ。今回は頑張りました
(窪田)/凄いじっくりと話をうかがいたいと思いますけど。まずは1曲お届けしましょう
★田島/はい
(窪田)/ニューアルバム「踊る太陽」からこの曲です
★田島/はい「恋の彗星」聴いて下さい

+++++(オリジナルラヴ/恋の彗星)+++++

(窪田)/ミュージックスクエア。お送りした曲は今夜のゲスト、オリジナルラヴの田島貴男さんのニューアルバム「踊る太陽」から「恋の彗星」でした
★田島/はい
(窪田)/はい。ありがとうございます
★田島/はい。ありがとうございます
(窪田)/宜しくお願いします
★田島/はい。宜しくお願いします
(窪田)/はい。え〜と、昨年3月の「ムーンストーン」以来の、1年3ヶ月ぶりのアルバムになるんですけどもね
★田島/そうですね。はい
(窪田)/これは11枚目になりますね
★田島/はい、11枚目
(窪田)/前作の「ムーンストーン」とは本当に対照的というか
★田島/対照的なアルバムになりましたね。前作は、夜一人でね、落ち着いたような時間に聴くのがピッタリとくるようなアルバムでしたけども
(窪田)/はい
★田島/今回はもっとこう、昼間っから焼肉食う!みたいなね
(窪田)/(笑)
★田島/そういう、勢力の溢れる、生命力のある、躍動的なね、パワフルなアルバム
(窪田)/そうですね
★田島/そういうアルバムを作ろうと思ってね、1年間頑張ってきたわけなんですけど(笑)
(窪田)/今は「恋の彗星」、凄いキラキラしてて、本当にもう、飾りの無いストレートな感じが凄くするんですけど
★田島/そうですね。段々気持ちが盛り上がってくると、どんどんどんどんストレートになって行きますね、表現が。ズバッとしてくるというか
(窪田)/はー。ギミックとか、もうそんなん要らないし〜みたいな
★田島/ええ。逃げ道を作らないというか。あの〜、逃げ道が無し、まあ、ある種覚悟を決めるというか。そんな感じのアルバムに、結果的になったな〜というか
(窪田)/はい
★田島/妙な潔さみたいな。そんなムードが、結果的に立ちこめちゃったなっていう。何かね、作り終わった後、そういう風に感じましたね
(窪田)/うん。はい
★田島/・・・あれっ、椅子が下がった!
(窪田)/あれっ?(笑)大丈夫ですか?
★田島/・・あ、上がった(笑)
(窪田)/今、急に田島さんが小っちゃくなりましたけど(笑)。大丈夫ですか
★田島/(笑)スイマセン
(窪田)/何かこの「恋の彗星」を作った事によって、アルバムの方向性が見えてきたみたいな感じですかね?
★田島/そうですね。「ムーンストーン」って前作は、どこまで行っても自分との対話といったような。どこまでも自分との対話というようなアルバムだったんでね、次は外へ繰り出して行くっていうか
(窪田)/うん
★田島/色んな他者に出会って、そこで何かが起こる!みたいなね。そういうようなアルバムにしたいと思って。自分をちょっと盛り上げていこうと思って、ボクシングジムとか通い出したりね
(窪田)/はい
★田島/そういう事思ってる、最初の頃かな、「恋の彗星」って曲が、パッと出来たんですよね
(窪田)/うんうん
★田島/この曲はちょっと、久し振りにね、ポップな曲が書けたな〜と思って、僕も手ごたえを感じて。周りのスタッフも盛り上がってくれたし。この曲がまあ、今回のアルバム「踊る太陽」の、突破口になった曲かもしれないと思って
(窪田)/うん
★田島/で、この曲が合うようなアルバムを作ろうと思って、曲作り始めましたね。うん
(窪田)/うん。そう、こんな本当キラキラッとした感じの雰囲気の曲じゃないですか「恋の彗星」って
★田島/はい。ええ
(窪田)/こういう方向で全部来られるのかな〜と思いきや、そうではない感じの雰囲気の
★田島/曲もありますね
(窪田)/ね。1曲目2曲目とかもまた凄く、本当にロック!
★田島/そうですね。だからあの「恋の彗星」に合わせて、色々曲を書いてアレンジをしていったんですけども、最初はね、手探り状態で
(窪田)/はい
★田島/前作の流れで、サンバのリズムのアレンジにしたりとか、ジャズっぽいようなアレンジにしたりとか、ちょっと大人っぽいムードの曲を書いたりしたんですけども。でも「恋の彗星」の、この疾走感と合わないんですよね
(窪田)/はー
★田島/で、去年はよくね、50年代のロックンロールとかをよく聴いてたんですよ。エルヴィス・プレスリーとかね、ジーン・ヴィンセント、エディ・コクラン、そしてあとはデヴィッド・ボウイの「ジギー・スターダスト」ってアルバムがあって。その「ジギー・スターダスト」とあと、T.レックスの「電気の武者」ってアルバムが、あるんですけども
(窪田)/うん
★田島/まあいずれにしろ、そういうブギーミュージックですね。ブギースタイル・ミュージックをよく聴いてて。次のアルバムはそういう、体が思わず動いてしまうような、シンプルなストレートな表現っていうのが、この「恋の彗星」ともピッタリ合うと思うし、いいんじゃないかっていう事でね
(窪田)/うん
★田島/もう1回、それまで書いてた大人っぽい曲、ちょっと一たん保留にしちゃって。まっさらからまた書き始めて、作り上げたアルバムがこの今回の「踊る太陽」で
(窪田)/うん
★田島/だから今回のアルバムは、僕なりのロックンロールっていうのをね、ちょっとやってみようと思って作ったアルバムですね。はい
(窪田)/1曲目の「ブギー4回戦ボーイ」とかね、本当ドーンドーンって凄い力強い感じの曲調で
★田島/そうですね。この曲はそう、僕のこの1年の趣味が。色んな物にハマリましたけど、ボクシングとかね、岡本太郎さんとか。それが全部詰まったような曲かな〜と思ってますけどね。はい
(窪田)/うん。本当に1曲目からドシッときますよね
★田島/そうですね。はい
(窪田)/そして2曲目がね「ふられた気持ち」っていう。本当に、これまでに無い感じの表現だな〜なんて
★田島/そうですね。これはもうストレートなラブソングで。この曲は最初はね、もっとオールディーズみたいな曲だったんですよね
(窪田)/ほー、そうなんですか
★田島/エルヴィス・プレスリーが歌ってもおかしくないみたいな。リズムも、8分の6拍子で、本当にオールディーズみたいな曲だったんだけど。それをもうちょっと、8ビートっぽく今っぽいリズムにして、作ってったんですけど。で、歌詞がまだ最初は付いてなくて。ああいう、ビートルズの初期みたいな曲もしくはエルヴィス・プレスリーみたいな曲っていうのは、歌詞っていうとやっぱり凄くシンプルな内容の方が、曲にぴったりくるっていうか
(窪田)/言いたい事はこれだけだ!みたいな。はい
★田島/曲が、そういう詞の表現・内容を呼んだって所が、あるんですけど
(窪田)/うん
★田島/僕はあんまり、そういった歌詞の書き方を、してこなかったんで、ちょっと挑戦でもあったんですけど
(窪田)/はい
★田島/でも、5分位でバーッと書いたんですよね
(窪田)/もう恥ずかしい!とかは、考えないで
★田島/イヤア。もう最初は、だから、これでいいのかなと思って、分かんなくて。で、友達にちょっと恐る恐る見せたんですよ「これでいいかな?」って。そしたらね、凄く良いって言われて
(窪田)/はい
★田島/え〜と、何て言うのかなあ、良いんだっていう(笑)
(窪田)/(笑)。でも何か、気持ちを代弁してくれるっていうか。こうでないとって。それで伝わるんだっていう感じですよね
★田島/ええ、ええ。「イヤ大丈夫だ」って言われて「あ、そうか大丈夫なのか。じゃあ歌おう」とか言って。で、歌ったんですけどね
(窪田)/はー。凄い、本当ストレートな感じでね。きた〜!っていう曲ですよね
★田島/そうですね(笑)はい
(窪田)/本当にこのアルバム、そう、色んな方も参加されてて。ちょっとじゃあ、代表でメールを読まして頂きますけども。東京都のラジオネームハンプティさんからも。「様々なアーティストの皆さんと共演されてますけども、何か目からウロコ的なエピソードとかありましたか?」って事なんですが
★田島/えーとねえ、もう目からウロコの連続でした。本当に(笑)
(窪田)/(笑)。詞の部分でもね、松井五郎さんとか参加してますし
★田島/はい。あとは町田康さんですね、芥川賞作家の
(窪田)/はい、町田康さんも参加してますし
★田島/あと、ピアノで矢野顕子さんですね
(窪田)/はい
★田島/松本隆さんと。あとは、フォークシンガーっていうか詩人の友部正人さんですね。これは意訳詞をお願いしたんですけども
(窪田)/はい
★田島/いずれにしろね、どの人ともね、本当にね、僕にフィードバックして返って来る物はね、やっぱりあったと思いますね
(窪田)/うん
★田島/え〜と、今回はとにかく、誰かに自分のやってる仕事をちょっと投げ掛けてみてね、そこで相手の方から返って来た事を僕が歌うっていうか
(窪田)/うん
★田島/そういう事をしたかったっていうか。まあ、コミュニケーションしながら作品を作ってく事はどういう事なのかなっていう事を、僕が知りたかった時期だっていうかね
(窪田)/はい
★田島/何かそういう、外へ外へと向かってく仕事の仕方をしたらね、そういうムードがCDの中に録音されるんじゃないかなって。その空気が
(窪田)/うん
★田島/そう思ってね、とりあえず威勢良く、電話を沢山したという(笑)
(窪田)/(笑)。次の曲の「美貌の罠」なんですけど、松井五郎さんが詞を書いて下さって
★田島/はい。松井五郎さんともね、何回もやり取りしながら詞をね、煮詰めていきましたけどね。結局はその「美貌の罠」っていう、ちょっとね、これも昭和40年代の日活の
(窪田)/何かこう、匂いがしますよね。そのもう、ジャケットのこの感じですよね
★田島/そう。ちょっと色っぽいね、映画のタイトルみたいだな〜と思ってね。ええ
(窪田)/そう。艶やかな感じの
★田島/はい
(窪田)/はい。じゃあちょっとこの曲をね、お届けしたいと思います。ご紹介お願いします
★田島/はい「美貌の罠」聴いて下さい

+++++(オリジナルラヴ/美貌の罠)+++++

(窪田)/ミュージックスクエア。お送りした曲は今夜のゲスト、オリジナルラヴのニューアルバム「踊る太陽」から「美貌の罠」でした
★田島/はい
(窪田)/はい。この、間に入ってるパーカッションとね、矢野顕子さんのピアノが
★田島/ピアノソロが。これが素晴らしかったですよ。このテイクも、ピアノソロ良かったんですけど、この1つ前に録ったテイクっていうか(笑)のピアノソロがあって。このソロもまた絶品でね!
(窪田)/あ、じゃあ、どっち使おうか、凄い悩まれました?
★田島/ええ、イヤア、物凄い悩みました。僕とかね個人的には、この前のソロも「良いですよね!」とか言ってたんだけど
(窪田)/はい
★田島/これはベースがウィル・リーで、ドラムがクリス・パーカーっていう、ニューヨークの
(窪田)/初めてニューヨークの方で。ね、初めてだったんですよね海外でレコーディング
★田島/そうですね
(窪田)/いや全然何回もされてるもんだと思ってたんで、意外でした
★田島/ええ、ええ。で、そのクリス・パーカーもウィル・リーもね、その1コ前にテイク録ったソロが、スッバラシイ!グレイト!アキコ!とか言って、もう物凄い盛り上がってんですよ
(窪田)/(笑)はい
★田島/で、僕もこのリズム録りをしてギター弾きながら「凄いソロでしたよ」とか言ったら、「やり直す。私」とか言って(笑)
(窪田)/え、何で?ご本人は気に入らなかったの?
★田島/気に入らなかったみたいで。で、もう1回弾いたソロを。まあ、こっちも素晴らしかったですけどね
(窪田)/はい
★田島/これも素晴らしいと思ったんですけど、相当迷いました。ええ
(窪田)/うん
★田島/海外の一流ミュージシャンとね、初めて僕やりましたけど。その中で、ひょうひょうと普通にピアノ弾いてる矢野顕子さんていうのはね。本当に個性的なピアノを弾くなあと、改めて思いましたね
(窪田)/うん、そうですよね。続いて、その後に入ってる「のすたるぢや」なんかもね、そうですよね。凄く、でも本当、日本の風景が思い浮かぶ
★田島/はい、そうなんですよ。この曲はね、矢野さんにピアノ弾いて頂けるって事が決まってから書いた曲で。イントロのあの、ちょっとほら、童謡みたいな音階、あのフレーズっていうのは、矢野さんのピアノをイメージしながら、僕がメロディー書いたんですよね
(窪田)/はい
★田島/ああいう童謡っぽい、東洋っぽい音階っていうのは、矢野さんの場合、ソロにしろ曲のフレーズにしろ、色々織り交ぜてやってらっしゃるんで。で、僕はそういう曲をあんまり書いた事無かったんでね。ちょっとこれは良い機会だと思って書いて
(窪田)/はい
★田島/で、曲が出来上がってきてニューヨークでレコーディングしたんですけどね。歌詞の世界は、色んな方向性考えられたんですけど、やっぱりこれはね、日本の風景だろう
(窪田)/うん
★田島/日本の、夏だか秋だか分かんないけど、そういう。富士山とかね
(窪田)/何かこう、そう。多分、凄い田舎。田舎っていうか、山がある場所が何となく
★田島/そう。古い学校の校舎とか
(窪田)/そうですね
★田島/ええ、あの、こう、え〜、特急の止まらない駅の商店街とかね
(窪田)/(笑)
★田島/何かね、そういう景色が見えてくる歌詞がいいな〜って。そういう風なイメージで書いた事も、今まで無かったんですけど。どちらかというと僕は、街の中の景色っていうのを、詞の題材にしてたんですけど
(窪田)/うんうん
★田島/それが新鮮でね。僕はよくね、昔、引越ししたんですけど
(窪田)/引越し好きなんですか?
★田島/全然好きじゃない。引越しっていうか、転校ですね。子供の頃
(窪田)/あ。はい
★田島/その、転校した時の記憶
(窪田)/あ、ちょっと寂しく懐かしく、前の学校の事を思う事とか。懐かしい友達とか
★田島/ええ、そうですね。それを舞台にですね、書くのもアリか、みたいに思って書いたのがこの「のすたるぢや」で
(窪田)/うん。ひらがなでまた「のすたるぢや」ですからね。これもまたね、新しい感じが
★田島/そうですね。これは、昭和初期の文学者とかが、こういう書き方をしてて、面白いなと思って。こういう風な書き方しちゃったんだけど
(窪田)/はい。この曲はね、田島さんの作詞なんですけども。1曲「Hey Space Baby!」という曲、松本隆さんの詞の曲があって。これ本当、面白い詞の世界ですよね
★田島/ええ。これはね、松本隆さんの面白系の歌詞。色んなパターンがあるんですけど、松本さんの。ちょっとイタイ感じの歌詞とか、あとは凄く女の子っぽい
(窪田)/せつな系の歌詞。はい
★田島/せつな系な歌詞とか。色んな方向があるんだけども。はっぴいえんどの頃にやってたような、ちょっと面白い感じのね。細野晴臣さんが歌ったら、丁度良いような
(窪田)/(笑)
★田島/ビートルズだったら、リンゴ・スターが歌ったら丁度良いようなね
(窪田)/コミカルな感じの
★田島/そう。ああいう歌詞がいいなあっていう事で、松本さんにお願いしたらもうね、狙い通りというか。素晴らしい歌詞が出来上がってきて
(窪田)/ねえ。なかなかこの表現の仕方ね、ありそうで無いというかねえ。本当に
★田島/そう。「タマネギを作って一生暮らしたいと思っちまったぜ」
(窪田)/うん。私の中では本当に、ウディ・アレンの映画の世界だななんてね、思っていて
★田島/そうですね。ウディ・アレンっぽいですね。ええ、ええ
(窪田)/うん。あの何か、ちょっとコミカルな感じの女性がいて、っていう。凄い良いカップルがいて・・っていう雰囲気だったりするんですけども
★田島/そうですね。はい
(窪田)/あと、そう。これは絶対きいておかないと。マーヴィン・ゲイの「I Want You」を日本語に訳した曲を「欲しいのは君」というタイトルで歌ってらっしゃいますよね
★田島/はい、ええ。これはね、カバーで、ライブでやってたんですよね。英語でカバーしてたんですけども、アルバムに今回入れたくなって。アルバムに入れるなら日本語に訳して歌いたいなと思って。まあ、自分でいい感じで訳せたらいいんですけど、友部正人さんのね、素晴らしい意訳を、僕は知ってしまってたんで
(窪田)/はい
★田島/友部さんがね、ボブ・ディランの詞とか、トム・ウェイツの詞を意訳してる本を、僕持ってて。あと「ラヴ・ミー・テンダー」ですね、エルヴィス・プレスリーの。あの詞を意訳して、友部さんが自分で歌ってる曲があるんですけど、それも素晴らしい訳でね
(窪田)/うん
★田島/あくまでも意訳なんですけど。翻訳じゃなくて意訳。友部さんなりの訳し方ですね。それをこの「I Want You」でやって頂けないかなと思って、お願いして。で、すぐ出来上がってきて。即OKが出て、出来上がってきたのがこの「欲しいのは君」なんですけど
(窪田)/はい
★田島/はい。これはもう素晴らしいですね
(窪田)/ね。何かもう、トリビュートっていう感じの雰囲気ですよね
★田島/そうですね。あの、何て言うのかなえーと、「こういう事を言っていたんだ!」って。まあ、あの(笑)、英語で歌っている時も、訳詞をとりあえず見ながらこう、何となくイメージしながら歌ってましたけども。でも、友部さんってフィルターを通す事によってね、物凄く生々しくなったっていうか。ズドーンと胸に突き刺さる言葉になったっていうのがね、やっぱり凄いと思いましたね
(窪田)/うん。私も、オリジナルの方の詞を見ながら「あ、こういう事だったのか〜」ってね、思う部分が凄く多かったんで(笑)
★田島/(笑)はい
(窪田)/これちょっとね、オリジナルの方もね。英詞を読んで、こっちもね、見てもらいたいですよね
★田島/そうですね。はい
(窪田)/で、アルバムラストがですね、何か本当に「え、これでアルバム終わるの!?」っていう感じの雰囲気で終りますよね(笑)
★田島/はいはい。ええ
(窪田)/凄い、今までに無い、本当凄くシャウトな感じの
★田島/そうですね、はい。盛り上がって終わる
(窪田)/ね、盛り上がって。祭りな感じで
★田島/ええ、祭りな感じ。シャイニー!って叫んでます、最後。シャイニー!シャイニー!
(窪田)/(笑)。これでアルバム、凄い楽しい感じで終わって
★田島/ええ、そう。「輝く君に出会いたい」って。これは、町田康さんの作詞なんですけど「こいよ」っていう曲で
(窪田)/はい
★田島/今回のその1曲目と最後の曲、これどっちがどっちでも良かったんですよね。迷ったんですけどやっぱり「シャイニー 輝く君に出会いたい」っていう言葉でね、このアルバムを終えたいという感じで、これがラストナンバーになりましたけど。はい
(窪田)/うん。凄くあの、もう1回またアルバム始めたい!みたいな感じのね、ラストを飾る
★田島/そうですね。これはなかなか、いけてるブギーナンバーではないかなと、思ってるんですがね。ええ
(窪田)/うん。叫んでるところの田島さんの顔が
★田島/これは、かなりシャウトしました
(窪田)/でしょうね!
★田島/ええ、頑張りました。もうね、一番最後の「シャイニー」っていう所はね、僕の最も高いキーの、そのもっと更に上のキーなんですよ。限界でしたこれが(笑)
(窪田)/(笑)。これ、どうしましょうか?ライブ
★田島/ライブはもうね、ライブのテンションでちょっと、歌い切っちゃおうかなと思ってますけどね。ええ
(窪田)/ええ。そう、この曲も聴けるでしょうか。ライブは今月の下旬から7月の下旬にかけて、全国ツアーでございます
★田島/はい
(窪田)/6月下旬に神戸、広島、そして7月上旬に名古屋が2daysありまして、渋谷、そして中旬から福岡、大阪、仙台、下旬に渋谷となります
★田島/はい
(窪田)/そして8月には野外のね、ライジングサンに北海道で出演されるという事と。あともう1つ、7月3日木曜日にNHK総合の11時15分から「夢・音楽館」。桃井かおりさんのね、司会の番組に出られると
★田島/はい。クレイジーケンバンドとね、一緒に
(窪田)/はい。これ楽しそうですね。また、どうなるんでしょう
★田島/そうですね、ええ。これは楽しみにしてます、自分も。
(窪田)/(笑)。こちらの番組の方も楽しみにして下さーい
★田島/はい
(窪田)/はい。じゃあ最後、アルバム2曲目に入ってる、最初に話にも出て来た「ふられた気持ち」を聴きながら、お別れになるんですけども
★田島/はい
(窪田)/ミュージックスクエアのリスナーの皆さんに一言、メッセージを貰ってもいいですか
★田島/えーと〜、今回のこの「踊る太陽」というアルバム、これはね、自分ではね、ちょっと甘酸っぱいほろ苦い、あの〜、とても甘酸っぱいほろ苦いロックンロールアルバム。良い物をちょっと作ったかなと思ってますんで、これ是非とも皆さん、聴いてみて頂きたいと思ってます。はい
(窪田)/はい。もうジャケットも素晴らしいですから(笑)
★田島/ジャケット、これ僕、題字・・僕が書きましたこれ「踊る太陽」
(窪田)/あ、本当ですか。「踊る太陽」田島さん、書いてます
★田島/墨で。今回、自分で書きたい位思い入れがあるんですけど
(窪田)/うん
★田島/ね。もしよかったら、お手に取ってみて下さい
(窪田)/はい
★田島/(笑)
(窪田)/(笑)ありがとうございました。え〜、今夜はオリジナルラヴの田島貴男さんでした。どうもありがとうございました
★田島/はい。ありがとうございました
(窪田)/では最後、このアルバム「踊る太陽」から、この曲を聴きながらお別れです
★田島/はい。「ふられた気持ち」

+++++(オリジナルラヴ/ふられた気持ち)+++++

(窪田)/ミュージックスクエア今夜のゲストは、オリジナルラヴの田島貴男さんでした。イヤア、いつも以上に飛ばして頂きましたね。今回のね、今月下旬から始まりますライヴも、テンション高い物になるんでしょうね。楽しみです!
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