「まさる!今日は夜勤じゃないの?起きなきゃ〜」
   
まさる刑事は最近多発している車上狙いの捜査を
するため、今日は夜の出勤であった。
  
   
    
「まさるったら!もう起こさないわよ。」    
   
「ぅぅ〜ん。」
  
ばばがいくら起こしても、まさる刑事は起きようと 
しなかった。
   
      
その頃、隣町でも車上狙いが多発していた。
    
「…ちょっと、何してるのよ!」
   
「チッ、邪魔が入ったか。」
   
   
   
   
チャミは偶然、車上狙いと鉢合わせた。   
 
「痛い思いしたくなかったら、どこか行けよ。」   
 
「け、警察、呼ぶわよ。」    
      
  
  
   
「あれほど起こしてくれって言ったのに…
ばばは使えねーなぁ。」 
   
   
   
   
    
  
    
「あぁ、もう顔洗ってねーけど、いいや。遅刻だぜ。」
   
   
   
  
  
急いで出勤しようとしたまさる刑事は、チャミが 
トボトボこちらの方向に向かって歩いているのを 
見つけた。
      
「あっ、チャミだ!おーい、チャミー!こっち、こっち!」
  
   
       
      
「まさる刑事、今、そこで…」  
   
「どうした?チャミ。」  
   
   
  
   
「車上狙いしてる奴がいたの。」    
   
「そうか、でもチャミ、大丈夫だったか?」  
    
「あたいは大丈夫よ。」   
    
    
  
まさるとチャミは久しぶりに会ったので
朝までおしゃべりに花を咲かせた。
勿論その夜、まさるは出勤することはなかった… 
   
                                      
                      つづく   
連続ドラマシリーズ
わるねこ刑事 薄情系