NUMBER GIRL DISTORTIONAL ADDICT
-なんばーがーるでぃすとおしょなるあでぃくと-

//home//
目次(見てきたもの)
2002
ライブツアー「NUM 無常の旅」@札幌 PENNY LANE 24
ライブツアー「NUM 無常の旅」@Zepp Tokyo
ライブツアー「NUM 無常の旅」@広島クラブクアトロ
ライブツアー「NUM 無常の旅」(ロケット元年のフットボールvol.2)@京都大学西部講堂
タダダー!感謝祭@SHIBUYA-AX
LIVE@サンカクヤマ volume.7@下北沢シェルター
RUMTAG 2nd album「SLEEP WALK」レコ発記念パーティー@下北沢BASEMENT BAR
ライブツアー「NUM-HEAVYMETALLIC」@赤坂ブリッツ51
ライブツアー「NUM-HEAVYMETALLIC」@水戸ライトハウス50
ライブツアー「NUM-HEAVYMETALLIC」@宇都宮VOGUE49
ライブツアー「NUM-HEAVYMETALLIC」@前橋 club FLEEZ
縛音不可@渋谷ON AIR WEST
ライブツアー「NUM-HEAVYMETALLIC」@クラブチッタ川崎
「ASAHI SUPER DRY The LIVE G」収録@渋谷タワーレコードSTAGE ONE
「私立探偵濱マイク」収録@横浜CLUB LIZARD
ライブツアー「NUM-HEAVYMETALLIC」@日比谷野外音楽堂
ナンバーガール向井秀徳のクレイジー作曲道場@新宿タワーレコード
G-SPOT TORNADO@秋葉原CLUB GOODMAN
FANCLUB@渋谷クラブクアトロ
MONSTARS 〜neovision liquid vol.3〜@新宿リキッドルーム
VIVA YOUNG! SPECIAL@クラブチッタ川崎
ESP学園卒業記念コンサート Music "Live"Rarry@セシオン杉並
2001
ROCK OF AGES 2001〜SHELTER 10th Anniversary@Zepp TOKYO
MOST NOTORIOUS! VOL.6@新宿ロフト
花博 VOL.13@新宿リキッドルーム
ライブツアー「騒やかな群像」@SHIBUYA-AX
ライブツアー「騒やかな群像」@心斎橋クラブクアトロ
ライブツアー「騒やかな群像」@名古屋クラブクアトロ
FUJI ROCK FESTIVAL 2001@越後湯沢苗場スキー場
ライブツアー「騒やかな群像」@水戸LIGHT HOUSE
ライブツアー「騒やかな群像」@横浜CLUB24
ライブツアー「騒やかな群像」@LIVE SPOT LOOK
ライブツアー「騒やかな群像」@日比谷野音
CLUB SNOOZER@新宿リキッドルーム
SET YOU FREE@高円寺20000V
PHANTOM『けものがれ、俺らの猿と』レコ発スペシャル@渋谷タワーレコード
ナンバーガール映像作品『騒やかな演奏』プレミア上映会@渋谷NEST
パニックスマイルレコ発 LOST BEAT VOL.?@下北沢CLUB QUE
BLACK LIST 009@ZEPP TOKYO
鼓魂彩祭@新宿LOFT
SOUNDFILTER@SHIBUYA-AX
FANCLUB9@新宿JAM
Viva Young!@下北沢CLUB QUE
KING BROTHERS presents 真剣勝負!!! 王様VS侍@SHIBUYA-AX
J.Mascis+The Fog Japan Tour@渋谷ON AIR EAST
ライブツアー「INAZAWA CHAINSAW」@宇都宮VOGUE
ライブツアー「INAZAWA CHAINSAW」@熊谷VOGUE
ライブツアー「INAZAWA CHAINSAW」@F.A.D.YOKOHAMA
ライブツアー「INAZAWA CHAINSAW」@ライブスポットLOOK
2000
居酒屋ロック vol.23 20世紀ロック総括忘年会!
ライブツアー「INAZAWA CHAINSAW」@赤坂ブリッツ
HARAKIRI KOCORONO TOUR@下北沢シェルター
luminous orange featアヒトイナザワ@新宿JAM
W-EXPOSURE TOUR@ZEPP TOKYO
FAN CLUB8@新宿ロフト
極東最前線30@渋谷クラブクアトロ
サマーソニック大阪
向井秀徳ギター道場@新宿タワーレコード
ライブツアー「SAPPUKEI」渋谷クラブクアトロ
ライブツアー「SAPPUKEI」渋谷ON AIR EAST
ライブツアー「SAPPUKEI」横浜クラブ24
ライブツアー「SAPPUKEI」千葉LOOK
WILDSIDE -TRANSFORMER-@新宿ロフト
FANCLUB7@日比谷野音


□RUMTAG 2nd album「SLEEP WALK」レコ発記念パーティー@下北沢BASEMENT BAR 02/08/23
ライブから1年ちかく経っているので、記憶に任せて書いている。福岡時代からの盟友ラムタグのレコ発イベントにナンバーガールが参加した。面白かったのは、バンドとしての出演ではなく、メンバー4人が、個人名義でバラバラに出演したところ。4人がバラバラにというのは、最初で最後のことだったのではないか。ぴあのサイトなどにも、「ゲスト:田渕ひさ子」「DJ:アヒトイナザワ」という風に個人個人の名前で載っていたのを覚えている。

会場のベイスメントバー自体も、下北の駅前通りを渋谷方面にずっと行った外れにある小箱で、ライブハウスという言い方はしっくり来ない、演奏ステージが付いた瀟洒なバーといった趣だ。150人くらいだったか、会場はやはり満員だった。その日は他に、BLEACHという沖縄のスリーピースのガールズバンドも出演した。それで入場時に店員が、目当てのバンドを聞いていたのだが、「ナンバーガール!」と元気良く言うのがなんだか憚られて(出てないしな)、「……ラムタグ」と小さく返事したおぼえがある。

入場すると隅っこでDJをやっていたのは中尾憲太郎だったかそれともアヒトだったか。たぶん中尾だったと思う。ブリーチの印象に残る演奏(そして挙動不審でパンキッシュで危うくてちょっと痛々しいベーシストのふるまい)を挟んで、つぎはアヒトのDJ。GSだか歌謡曲みたいなものもかけて、ずいぶん会場のウケを取っていた。そしてラムタグの演奏なのだが、中盤から入れ替わり立ち替わりに3人のゲストが登場し、1曲ずつ共演した。一番手は田渕ひさ子で、大瀧詠一の「さらばシベリア鉄道」を演奏し、ボーカルもやっていた。つづいてLuminous Orangeの竹内さんが、ギターを持たずに1曲唄い(The La'sの「Timeless Melody」という曲だそうだ。相変わらずすばらしいな、インターネット)、3人目が向井だ。やったのはNeil Youngの「Hey,Hey,My,My」で、長くものすごい演奏だったのを覚えている。ブルータルな調子の「ヘイヘーイ」って向井のボーカルが、そして延々と、本当に延々とつづく4人の演奏が気持ちよかった。向井、ハマり過ぎてる。この1曲で気分はすっかりナンバーガールのライブ。もし目当てのバンドを聞かれるのが、会場を出るときだったなら、おれは興奮に任せて「ナンバーガール!」と回答していたかもしれない。


□ライブツアー「NUM-HEAVYMETALLIC」@前橋 club FLEEZ 02/07/01
1年ぶりの関東遠征シリーズ一発目は前橋だ。しかし遠征と言っても上野からヨーイドンで行ってもライブハウスまで2時間15分くらいで行けます。もちろん新幹線とかではなく、普通切符の通勤快速。高崎で両毛線に乗り換えて10分すれば前橋だ。駅の前を太い道がズドーンと走っていて、そこをひたすら北上すると、10分ちょっとでFLEEZ。市街は思ったよりも何もなかった。開演時間(今ツアーは野音以外19:30〜)になったので通りを激走していたら、扇情的な服装をして通りに佇んでいるアジア人女性の一団にぶち当たって、ナンダナンダと思ったらフィリピンパブの呼び込みを全従業フィリッピーナ一丸となってやっているのだった。しかしカバンも持たず手ぬぐいだけぶら下げている薄着のオニイチャンはひと声も掛けられんよ。ちなみに往復で3件のフィリッピンパブを見つけた。

FLEEZは感じの良いライブハウス。チケは完売だが詰め込めばまだ全然入る。ひとつ見つけた裏技を書くと、一番前の方の左側の壁のところには窪みがあって、165センチくらいの高さで、ちょうど女の子が3人並んで入れるような広さの洞穴のようになっている。つまりここにいれば、前列でも周りの大暴れを回避できる。行く機会があったら入ってみて下さい。

1.BRUTAL NUMBER GIRL
2.SAMURAI
3.鉄風 鋭くなって
4.Tombo electric blood red
5.INUZINI〜祭囃子
6.TATTOOアリ
7.Abstruct truth
8.NUM-AMI-DABUTZ
?.性的少女
?.delayed brain
?.destruction baby
?.FIGHT FIGHT
?.MANGASICK
?.YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING
?.転校生
16.I don't know
17.omoide in my head
enc1.BRUTAL MAN
enc2.タッチ

後半の曲順はほとんど忘れてしまった。でも演奏曲はこれで全部だと思います。いつもどこでもSAMURAIは盛り上がる。INUZINIの前奏では中憲がフレーズを弾き終えるたびに右手を振り上げて、その様はまるでアダモちゃんのようだった! この曲では、後半のズダダダお祭りモードになるところでの中憲の、「どぅーうん」とプリンが揺れるようなベースがカッコ良いが、ここでもネックの上を滑るように上下移動する中憲の腕がセクシーだ。つまりこの曲の見どころは中憲のぐいぐい動く腕です。INUZINIが終わるとそのまま祭囃子風のインストに繋がった。御輿をユッサユッサかつぐ時のような向井の掛け声が入る。アヒトのドラムがソニックユースのドラムのような祭り太鼓ドラムだった。けっこう長かったから、独立した曲かもしれない。ABSTRUCTは実は、性的少女並みにトランシーな名曲だ。セブンティーンの前には、少女が久しぶりに化粧をして街に出たが、その化粧を見せる相手は彼女の妄想の中の存在だった、というような向井のMC。ブルータルマンはキャタピラ的薙ぎ倒しバージョン。演奏前に客にビールを1,2本手渡す向井。

それと転校生が終わると「ひさしぶりー」という声が上がったが、それが何に対する「ひさしぶりー」だったかというと、つぎの二つが考えられる。

1.「転校生」をライブで聴くことに対して
2.ナンバーガールのライブを見ることに対して

どちらもありそうだが2は恐らくちがう。なぜなら前橋にナンバーガールが来るのは今日が初めてだからである。しかし前橋近郊から来た客が思わず漏らした声だと考えることもできる。しかしそれもちがう。なぜなら「ひさしぶりー」と声を発したのは自分だからである。全ナンバーガールファンが「転校生」をよく聴く人種と聴かない人種の二つに分けられるとすれば自分は間違いなく後者に位置する。だから先の「ひさしぶりー」は間違いなく「転校生」という曲に向けられた声である。なぜ自分がそれだけのことをこれだけかけて説明しているかというと、会場に起きた「ひさしぶりー」の声に対して、田渕ひさ子がニコリと銀微笑したことが原因にある。その時ひさ子は何に対して銀微笑したのか。「転校生」をライブで<ひさしぶり>に聴くことを喜んだ客に対して微笑したのか、それとも前橋というナンバーガールと縁がなかった場所で、久しぶりにナンバーガールを見られる喜びを<ひさしぶり>という声に表して喜んだ客に対して微笑したのか、どちらだったのか。これはあるいは些事と一笑されるかもしれない。しかし前者と後者では、ひさ子の笑顔が向けられた場所が180度異なってくる。つまり前者だった場合、その笑顔が間違いなく自分に向けられた笑顔だと言うことができる。しかし後者となると話が変わる。なぜなら自分は<前橋というナンバーガールと縁がなかった場所で、久しぶりにナンバーガールを見られる喜びを<<ひさしぶり>>という声に表して喜んだ客>ではないからだ。自分が前回ナンバーガールを見たのはまだ2週間前のことであり、これはナンバーガールファン全体の統計を取ったとして、かなり最近の方に分布する数字のはずである。そして何より、自分は<久しぶりにナンバーガールを見られる喜びを<<ひさしぶり>>という声に表して喜ん>だりするような人間ではない。むしろそのような直線的な態度は、自分の腐った自意識が許すはずがない。デート中におしっこがしたいからといって、自分は「おしっこがしたい」と言って上目づかいで相手に助けを求めるような人間ではない。それくらいなら衆目のもとでの失禁を選択する人間である。つまりこういうことである。「ひさしぶりー」と叫んだのは、間違いなく自分である。そしてそれに対してひさ子が微笑したのも事実である。しかし、もしひさ子の笑顔が後者の理由で発生したものであるならば、その笑顔は誤解に基づいた笑顔であり、寸分も自分に向けられてなどいない。架空のナンバーガールファンに向けられた自閉した笑顔でしかない。だとすれば自分はひさ子の笑顔を一身に受けたことがあると正確な意味において断言し、吹聴し、伝承することが困難である。自分が今も懸念し、恐れるのはそこである。


□縛音不可@渋谷ON AIR WEST  02/06/11
今日明日とON AIR WESTで行われるfra-foaのイベント「縛音不可」に、ナンバガールが出るというので行ってきた。12日のオープニング演奏が54-71だというのはぴあなどで知っていたが、11日に関してはぴあやそれに類する情報誌、ナンバーガールのサイトにも出ていなかった。おれが出演を知ったのは6日のクラブチッタのライブで貰ったチラシで、ライブ後にやうさんが見せてくれた。チラシが詰められたビニール袋はおれも貰っていたけれど、おれの袋にも、そしてやうさんの知人の袋にもそんなチラシは入っていなくて、こういったシークレット気味の告知のチラシを限られた枚数だけ直前のライブで配るということは前にもやったらしい。そういうことをやるのは、もちろん直前まで出演が決まらなかったということではなくて、ウエストのナンバガファンの量をコントロールしたかったということなのだろうが、ゲリラ的というか妙なやり方だとは思う。

結局7日に、久しぶりにCNプレイガイドを使って券を買った(ぴあは知らんがローソンは完売だったみたいだ)。ウエストは初めて。横に広がった奥行きのない会場だ。対バンライブというよりfra-foaの前座という感じなのであっさりした内容だった。

1.鉄風 鋭くなって
2.SASU-YOU
3.NUM-AMI-DABUTZ
4.delayed brain
5.FIGHT FIGHT
6.EIGHT BEATER
7.I don't know

中盤でもう1曲やったかもしれず、その場合はすみません。聴衆は前半分がナンバガファン、そして中間にきれいに一本空隙が走って、後ろ半分がfra-foaファン(スーツ姿の人がけっこういた)。後者は決してナンバガに冷淡ではないのだがしかしテンションの差はいかんともしがたい。自分はエイトビーターまで後ろ半分にいたが、ラストのI don't knowが始まると、別な意味でいかんともしがたくなって前線に走った。しかし演奏の途中、ふと怖いもの見たさで後ろを振り返ると、まるで別世界のようにdry&heavyな風景が広がっていておれは慌てて前方に再集中した。そんな訳でこういうライブはいろいろ大変だ。

細かいことを書いておくと、鉄風はいつもより若干スローテンポ。SASU-YOUはタイトでトランシーなバージョン。「オイオイオイオイ」という聴衆の掛け声のないナムアミは久しぶりだった。恒例になりつつあるファイトファイト曲中のMCは、「この後はfra-foa。それまではナンバーガールの演奏でお愉しみ下さい」というような感じだった。それとこの曲を初めて聴いたのはセシオン杉並でのライブだったが、それまで体験したナンバーガールの新曲に初めて触れる瞬間のなかで、一番強烈に気持ちを揺さぶられたのを覚えている。中でも間奏の向井ソロは、54-71のスカム氏の影響をうかがわせるストイックで何かが呻いているようなギターソロで、それはよく言われるナンバーガールの進化を肌で感じた時間だった。しかし野音あたりからか、この向井の間奏ソロの部分が、「性的少女」のイントロのような演歌調のメロディで演奏されていて、ファイトファイト原理主義のおれはすこし納得が行かない。これではこの楽曲のキモである「持続する緊張感」を損なっている気がするのだがどうか(そんな細かいことをだれに聴いているのか)。ラストの2曲間はノイズの嵐で連結していて、嵐の中で向井は道玄坂がどうこう、と唱えていた。

久しぶりに見るfra-foaは、危うさや妖しさが抜けて元気で快活な音楽になっていた。正直拍子抜けした。しかし3曲目からは聴き覚えのある感じに。聴いていて思ったのは、フラホアは前奏やソロでのギターの音色とか、ところどころにエモを思わせる要素があるのに、ボーカルが乗った途端にそういう部分が漂白されて、単純な音楽になってしまうということで、ナンバーガールファンの立場から言えばちょっと勿体ないと思う。2曲目ではギターの音が1、2分出なくなるトラブル。中盤、本来MCをする場面で、三上ちさこがマイクの前で何も喋らずに、ただ息をハアハアと荒げていて、その呼吸音はマイクを通してそのまま会場に流れた。とてもイヤらしい感じだった。それはその音がエッチだったという意味でもあるが、それ以上にわざわざマイクの前でそんな声を出さなくてもいいではないかという、あざとさに対する感情を指す。(萌え)要素や設定を売りにするのなら、音楽もマニアックにやってほしいというおれの願いでもある。


 
<-TOP//Next->