土地の力を信じ完全主義を貫く高品質への徹底的こだわり
アントゥル・ドゥー・メールから生まれ、ACボルドーを名乗るしかない赤ワイン、シャトー・バレスタールは、
ジャン・シャルル・カステックスさんの完全主義の産物だ。
3回のグリーンハーベストのあと、50人を投入しての選果、そして手作業での除梗という、
尋常な神経ではできない手間がかけられたワインは1ヘクタールの畑からたった1500本という生産量だ。
25ヘクタールあった実家の畑のうち、カステックスさんが10ヘクタールを引き継いだのは1990年。
彼は石灰粘土質という優れた土地の実力を最大限に引き出そうとしたが、手間を考えれば1ヘクタールが限界で、
またそのようなワインは赤字が不可避だと語る。
だがここで品質を妥協したくなかった彼は、自社畑の残り9ヘクタールを実利追求と割り切り、
グリーンハーベストもせず、機械収穫で、バルクで売って稼ぐ。
その資金を、97年が初ヴィンテージとなった1ヘクタールのシャトー・バレスタールに注ぎ込んだのである。
このワインの特徴は何より、清明で高潔な気配であり、しっとりとしてシルキーな質感であり、
すべてに神経が行き届いた精密感である。
その誠実で真面目なワインは、力比べに毒された感性に人間の努力の素晴らしさを教えてくれるだろう。
決して最上とはいえない土地から優れたワインを生み出すためには、何よりも人間の努力が必要。
そしてボルドーという産地は、その努力を可能とし。その結果をきちんと評価する、じつは進歩的で開放的な土地なのだ。
ワイナートより
超限定僅かの入荷です。
(世界中で1.500本のみです)