さぬきうどん行脚の旅
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9月の同時多発テロのおかげで、世の中海外旅行は自粛ムード。でも旅には出たい。そんなときこそ国内でしょう!!と
かつて「気分は上々」を見た時から密かに温めていたこの企画「さぬきうどん行脚の旅」を実行することに。
ノースで貯まっていた10000マイルをJASの高松行きに替え、気分は「いい旅夢気分」。 さぬきうどん行脚の恐らく元祖本『恐るべきさぬきうどん』やHPなどでリサーチした「心誘われる店」、「なるべく公共交通機関で 行けるところ(ペーパードライバーなもんで車はムリ)」を調べ上げ、1泊2日でどれだけ回れるか。ついでに小豆島へも行っちゃうぜ! ってことでやってきました香川県。さあ食べまっせー!! |
お昼前に高松市内に到着した私たち。全日空クレメントホテル高松の港が見渡せるステキな部屋にチェックインした後、
すぐさま「さか枝」へ。まだ市内の地理を把握していないのと、予定が詰まっているがゆえの時間短縮の為にホテルからタクシーに
乗る。運転手さんに「さか枝まで」と告げると「オッケーオッケーさか枝ね」の雰囲気。車中、さぬきうどんのダシのうんちくなどを
聞きながら10分くらいで到着。ちょうどお昼どきなのもあって、店内は大賑わい。
さか枝はセルフ形式で、食べたいものを注文し支払いをするとどんぶりに入った麺をもらい、天ぷらなどの具、ゴマやネギをのせ、
どーんと置かれたタンクからいりこダシをダーっとかけて、好きな席を選んで各々食べる、という仕組み。私たちはきつねうどん(小)と
ぶっかけ(小)にゲソ天をのせたものなどを注文(左写真)。きつねうどんの方はタンクのダシだけど、ぶっかけの方はまた別物で、
厨房であらかじめ麺とともに入れて出してくれる。タンクのダシはほぼ透明で、それでいてほどよい味わいで全部飲み干せるし、
麺との相性もぴったり。甘く煮た油揚げとも絶妙。ぶっかけのダシはちょっと濃いめで甘さもあり、こちらも麺とバッチリ。ゲソ天とも
バッチリ。ちょっとゴワつく感じのゲソ天が単品でもうまいのに、衣におツユが染み込むとこれまた素晴らしいハーモニー。
麺はコシのある基本の手打ちうどん、といった感じで、でもあまりにもコシがあるため小サイズでもけっこうお腹いっぱいに。
これで合わせて確か500円ちょっとくらい。安すぎ。家とか仕事場のそばにこんな店が欲しい。最初のさぬきうどん体験はセルフの楽しさもあり、もちろん食べてもうまし、で大満足して終了。食べる間、待っててもらった タクシーに再び乗りこみ、小豆島へ向かうために高松港へ。はっきりいってうどん代よりタクシー代の方がはるかに高い。 |
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こうして船に乗りこみ、1時間ほどで小豆島は草壁港に到着。小豆島といえば「二十四の瞳」ですよ。私はこの為に文庫を読み直しま
したよ。ってことでまずはバスにのって二十四の瞳映画村へ。岬の分教場を再現した建物をはじめ、物語の世界、当時の雰囲気が
うかがえます。壷井栄文学館などものぞいて、見学終了。なんせ文庫を読みなおしたてなので、その点ではなかなか興味深く。 再びバスに乗って、今度はマルキン醤油記念館へ。入園料210円を払って中に入ると、お土産に醤油を頂いてトクした気分。 昔の醤油の作り方などが再現されていたりして、なかなか面白い。売店では各種醤油が売られていて、普通の醤油に加えて 生しぼり醤油や白だしなど、珍しいものもあって購買意欲アップ。そしてここには醤油ソフト(下左写真)という珍品があります。 「えー??」と一瞬思うけど、食べるとキャラメル風味?という感じらしい。早速食べてみる。キャラメル、とまではいかぬまでも ほのかな醤油の風味はなかなか香ばしくておいしい。訪れた観光客の人は「醤油ソフト!?」というほぼ同じリアクションを しながらも、ほとんどの人が食べてました。 その後オリーブ公園をちょっとのぞき、戻りは土庄港から再び高松へ。下右の写真は小豆島のメーカー・肥田牛乳のコーヒー牛乳。 子供の頃、給食で飲んだコーヒー牛乳のような、懐かしい味。
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高松市内に戻ってうどん行脚再開。まずは五右衛門へ。なんでも日本一のカレーうどんが食べられるらしい、ということで
カレー好きの私としてはチェックしないわけにはいかぬ。もちろんのカレーうどん(左写真)、そしてきつねうどんを注文。
待ってました!のカレーうどんは、カレーライスのうどんバージョン、の様相。カレーのおツユ、というよりもうどんになめらかな
カレーがかかっているのです。麺は一瞬柔らかいかとおもいきや、「グニグニ」という感触でまたおもしろい。ちゃんと噛まないと
喉までつながってしまいそう。カレーは具も形がなくなるまで煮こんだ感じで繊細でなめらか。ほのかな辛さ。
麺を食べ終わるのとともにカレー部分もなくなる、本当にカレーライスのようなバランス。
このカレーにはこの麺が確かに合うかも。きつねうどんの方は、おなじみのいりこダシにふっくら
甘い油揚げ。麺はおなじくグニグニ、のもの。外がすごく寒かったので、冷え切った身にたいへん優しく感じます。
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五右衛門を出てその足で鶴丸へ。一説によるとここの麺は絶品らしい。別のカレーうどんを試してみたくなったのと、
天ぷらを試してみたいことより、カレーうどんと「冷天」(左写真)というものを注文。こちらのカレーうどんは、まさにカレー味の
おツユ。薄すぎず濃すぎず、のほどよさで飲んでもおいしい。玉ねぎが多めなのは、玉ねぎ好きの私には好印象。麺は「グニグニ」
しながらも「コシ」のある、また別の食感。一方の「冷天」は、麺に濃い目のおツユをかけた「ぶっかけ」に、エビ・カボチャ・
インゲンなどの天ぷら各種がのったもの。天ぷらは揚げたてのサクサクでおいしく、おツユともぴったり。すでに1件行った後なのに
まだイケるというのは「絶品」といわれるゆえ?さすがに晩ゴハンにうどん2杯でお腹もいっぱいになり、ホテルへ戻る。が、まだ開いていたホテル内のケーキ屋でケーキを買い、 部屋で食べるという暴挙を。あー胃の中にどれだけの小麦粉が入ったことやら。 |
2日目スタート。金毘羅さんへ向かう前にホテルのカフェで朝ゴハン。高松へ来て初めてまともな食事でうどん以外のものを食べる。
デニッシュがサクサクですごくおいしくて全種類食べたい衝動にかられるも、この後のうどん行脚のために泣く泣く3種に絞る。
満足朝ゴハン後、高松駅より特急に乗って金毘羅さんへ。おっとー金毘羅まいりの前にうどんを一杯、ってことで駅からタクシーで
長田へ。
こちらは釜揚げうどんで有名、ということで当然釜揚げうどん。うまいーーー!!。麺もダシもうまい!当然相性最高。
麺はピチピチ、シコシコ。釜揚げのために生まれてきたような麺で、いくらでもたべられそうな勢い。ダシは濃い目でほのかな甘さで、
ゴマをたっぷり入れてますます風味アップ。もうほんとにうまいよ。ここは釜揚げともう一種類(ザルうどんだったかな。
すみません忘れました)の二種類のみで、それだけで勝負してるところからも自身のほどがうかがえるわ。思わず帰りがけにお土産
うどんも購入。
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さて、感動の長田の目と鼻の先にあるのが元祖「しょうゆうどん」の小縣家。長田で購入したお土産うどんをなんとなく
隠しつつ、店内へ。しょうゆうどんとジャコ天うどん(左写真)を注文。麺がやってくるまでに大根をおろして待っているのが
基本らしい。運ばれてきたツヤツヤのうどんに大根おろしをのせ、すだちをキュッとしぼり、しょうゆをたらり。
んんぅー絶妙。すっきりしたおいしさ。麺はツヤツヤのシコシコ。麺本来のおいしさを味わうのには「しょうゆうどん」がいちばん、
というけど本当にそうかも。ジャコ天うどんはぶっかけうどんにジャコ天がのったもの。揚げたてのジャコ天はあつあつでおいしく、
こちらもうまうま。お土産用に、うどんと醤油と大根とすだちがセットになった至れり尽せりのものも売られてました。
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| 小縣家からタクシーに乗り、香川といえばここ、の金毘羅さんへ。ながーーい階段をこつこつこつこつと上り、お参りしてきました。 「幸せの黄色いお守り」というウコンで染めたという真黄色の、どこかで聞いたことのあるような名前のお守りなどを購入したり、 おみくじをひいたり。犬の石像前でひいたおみくじにはミニ犬のおまけつき。上ってきたら下らねばならぬわけで、階段をまた こつこつと下りふもとまで。がっつり食べたうどんを消費するにはちょうどよい運動となったに違いない。 |
軽く運動(?)した後は再びうどん。またタクシーに乗って宮武へ。こちらは「ひやあつ」や「あつあつ」など、
ステキなネーミングで麺とダシの熱さがそれぞれ選べるのと、会計の際のおじさんの暗算がポイントだそうで。『恐るべきさぬき
うどん』でしくみを知っていた私は、この変わったネーミングで注文するのを楽しみにしておりました。予習どおり「ひやあつの小」
と注文し、端に置かれた天ぷらコーナーへ。それぞれの箱に何種類もの天ぷら、さつま揚げなどが山と積まれている中から、
かき揚げやさつま揚げ、ゲソ天などをチョイス。運ばれてきた「ひやあつ」は冷たい麺に熱いダシをかけたもの。待っている間に
すりおろしていたショウガを加えて、ほどよい温度になったダシをすする。もはや「飲みなれた」いりこダシ。
ほんっとうまいなぁダシ。うちの方(埼玉)ではなかなかお目にかかれないから、一升瓶にでも入れて持って帰りたい気分。
麺はコシが強く、たいへん食べごたえあり。この麺だからダシが負けてしまうのでは、と思いきや、不思議とダシともマッチ。
かき揚げもダシが染み込むとこれまた絶妙。そして、もう一つの名物・おじさんの暗算。食べながら注目しておりました。
帰りがけに「ひやあつの小とあつあつの中とかき揚げとさつま揚げ」などと食べたものを申告すると、すかさず「××円」と
おじさんから合計額が告げられ、その額を支払って帰る、という仕組み。天ぷらの詳細の値段がわからないので本当に合っているか
どうかはナゾ(スミマセン)だけど、本当に鮮やかな暗算ワザ。
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こうして金毘羅さんを後にし、電車に乗って再び高松市内へ。予定がスムーズに進んだお陰で、空港へ行くまでにまだ少々時間が
あるということで、ダメ押しで高松市内のうどん棒へ。こちらは変わりダネうどんもあり、ということで「チャンポンうどん」
(下左写真)と天ぷらうどんと、店内の張り紙を見て釘付けになってしまった「ジャコめし」(下右写真)を注文。チャンポンうどんは
野菜などがたっぷりで、小麦攻めになったカラダにはありがたく、ゴマ油の風味が効いていて新鮮な味わい。天ぷらうどんはエビ天の他
に数種の野菜天がのってます。前日の鶴丸もそうだったけど、「天ぷらうどん」というとイコールエビ天、のイメージがあるもの
の、こちらで天ぷらうどん、というとこういう形態が多いのですかね。香川最後のいりこダシを味わう。麺はここまでくると、正直
ありがた味が薄れてきてるだけど、これでも普段食べるうどんに比べるとおいしいんだろうなー。ジャコめしは白飯の上にたっぷりの
ジャコ、のりをまぶしたもの。ジャコは山椒が効いていて、ジャコ自体がなんか大ぶり。が、さすがにお腹いっぱいのため、
あまり食べられず、「これを全部混ぜ込んでおにぎりにしたらおいしいのでは」ということで果敢にお持ち帰り仕様にしてもらいました。
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| こうして怒涛のうどん行脚が終了。いろんなうどんを食べたけど、この2日間で印象に残ったのは長田の釜揚げうどん。 そしてシステムも楽しいさか枝。ここは天ぷらやダシを変えてぜひいろいろなパターンで食べてみたいもの。 もちろん好みもあるし、時間帯などによって出来の違いもあるらしいので、一概には言えないけど、こんなところです。 高松市内はさか枝をはじめ日曜が休みの店が多いので、今回のような土日の1泊2日、という日程だと若干辛いところ。 本当は最後のシメとしてさか枝にもう一度行きたかったー。さすがに最後の方は「うどんは当分いい」という気分だったのだけど、 不思議なもので、翌日の月曜にどうしてもきつねうどんが食べたくなり、お昼に食べてしまった。もともとうどん好きだったけど、 ますますうどんの魅力にとりつかれたかも?高松空港内にもうどん屋さんが数件入っていて、ここは香川ならではですわね。 |
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参考までに今回訪れた店(訪問順) ・さか枝:高松市番町5-2-23(日赤近く) ・五右衛門:高松市北古馬場(ライオン通り) ・鶴 丸:高松市古馬場9-34 ・長 田:仲多度郡満濃町吉野1290-1 ・小縣家:仲多度郡満濃町吉野1298-2 ・宮 武:琴平町上櫛梨1050 ・うどん棒:高松市亀井町8-19 |