LLTロゴ さぬきうどん行脚の旅 第2章
<07/2003>


 あれから1年8ヶ月。月日は流れ、都内などにもセルフの讃岐うどんのお店が出現し、気軽に おいしいうどんが食べられるありがたい時代になりました。でもなーんかウソセルフの店とかあったりして(どことは言わないけど、 ダシをタンクに入れときゃいいんでしょ、って感じで肝心のショウガがないとか←ありえない)、やっぱり本場でうどん食べたい感は 大きく、しかも世は讃岐うどんブーム。本でテレビでネットで讃岐うどんネタを目にするたびに「ああ香川行きてー」の思いは つのるばかり。ってことで一念発起して中途半端になっていたノースのマイルをJASの高松行きにチェンジ。今回は、パパン (超麺好き)、姉(妊婦)、姉コドモ(5歳)&私の「いつもママンに怒られてるチーム」という怪しいメンツ。前回と違い レンタカーで(運転→パパン)回るので、どんな山の中だってオッケー!!がしかし、日曜祝日と重なるためお休みの店などが結構 あるし、営業時間が短いところやら麺がなくなり次第閉めてしまうところなど、なかなか条件が厳しいのが辛いところ。そのへんも 考慮して事前に練りに練ったプランを無事にこなすことはできるのか!? 讃岐うどん・2003夏、ヒアウィゴウ!!

JAS機内の松井仕様シート  高まる讃岐うどんへの期待を胸にJASの機内に乗り込んだわたし達の目に飛び込んできたのは「JAL・JAS連合のヤンキース松井まつり」。 そうなんです機内は松井一色。シートのカバーも左写真のようだし、ドリンクのカップも同様の松井イラスト。 姉コドモには松井ステッカーを頂き、チケットの半券を送れば何か松井モノが当たるらしい。巨人&ミスター&松井がチョー大好きな パパン発狂。で、私はといえば、乗りこむやいなや左写真をデジカメで撮っていたら、「ただいま電子機器は使えない時間です」と いきなりデスに怒られ、スタートからちょっとブルーよ。 

谷川米穀店の行列  高松空港上陸後、レンタカーに乗りこみ、まずはナビに谷川米穀店をセット。30分ちょっと山道を走り、そろそろ近くかなと 思ったころ、前方にすごい行列発見!!(左写真)路肩には沢山の車、バスまでも止まってる。そして行列の先の建物には「米」の看板。 谷川米穀店だ!!ひゃーウワサには聞いていたけどこんなに行列を作っているとは。驚きつつも急いで行列に加わる。営業時間が 11:00〜13:00と短いのでこんな行列になるのも無理はないのでしょう。ギラギラの陽射しが照りつけて暑いんだけど、川のそばのせいか 時折涼しい風が吹いたりして、少しなごみます。12時を過ぎた頃、お店の姉さんと思われる人が「おしまい」の看板を持って現れ 列の最後尾に。それ以降に来た人は列に並ぶこともできず名残惜しそうに去ってゆく。13時までやっていると思って油断していると 大変だこれは。あぶないあぶない。

谷川米穀店・「冷たいの」の小  1時間ちょっと並んで店内へ。あーもうすごくお腹空きました。念願の<「冷たいの」の小>をやっと手にする(左写真)。 醤油とお酢とネギと青唐辛子の佃煮をトッピングして軽く混ぜてツルツルツルツル。んまーなんておいしいの!!醤油とお酢のバランスも いい具合にいき、青唐辛子のピリリがたまりませぬ。「空腹は最大の調味料」ってのもあると思うけど、それを差し引いても なおあまりあるこのウマさ。「あーいま私香川にいるのね〜」という実感をここでかみしめる。ゆでたうどんに醤油をだけでなく お酢もかける、というのがステキなところ。今度家でもやってみよう。この青唐辛子の佃煮のほかに普通の唐辛子もあり、いずれも 自家製でたいへん辛いらしく、5分おきくらいにお店のおばちゃんが声をはりあげて「辛いからのせすぎに注意」と促している。 当然、麺も次から次へと打ち、茹でられているので、「つくり置き」なんて言葉は辞書になし。 あっという間にうどんを平らげ、会計を済ませてお店を後に。1時間ちょっと並んで、店内滞在時間は10分弱といったところ。 そして100円、200円のうどんにここまでアツくなるのも我ながら笑ってしまうけど。

谷川米穀店 ファイル
所在地 仲多度郡琴南町川東1490
到着時刻 約 11:15
うどんにありついた時刻 約 12:30

やまうち・ひやあつ  谷川米穀店の余韻も消えぬまま、次はやまうちへ。30分弱も走ると、田んぼの中から山道へ入るあたりで、看板発見。そして 交通整理をするおじさんが。ここも車でちょっとしたラッシュで、車を止めるのにも一苦労。山道をちょっとのぼるといきなりお店が どーんと出現。そしてまたも蛇行した行列が。くううーまた待つのか。でもさっきのうどんが消費できていいかも。谷川米穀店で見かけた 顔もちらほら。考えることは皆同じ。裏山に響くセミの合唱もいい加減聞き飽きた頃、ようやく店内に入ることができる。天ぷら関係を 楽しみにしてたのに、すでに売りきれたらしくカゲも形もなく、あるのはちらし寿司が何皿かだけ。残念だぁぁ。ここではひやあつの小を 注文。うーコシがあるぜい。そして1本1本が長い。素朴ながら味わい深いうどんでした。ちなみにここではうどんだけでなく 花やら石やらも売ってます。興味のある方はぜひ。そういや「DEBUYA」スペシャルで石ちゃん&パパイヤがここに行ってましたな。

やまうち ファイル
所在地 仲多度郡仲南町十郷大口1010
到着時刻 約 13:15
うどんにありついた時刻 約 14:00

 さあ次は金毘羅さんに近づきつつ、周囲のうどん屋を一気に制覇する予定。やまうちから20分ほどで前回も感動した釜揚げの名店 長田に到着。行列まではいかないものの、店内は満席状態。でも席も多いせいかほどなく注文&着席できる。ダシにゴマをすり入れて、 うどんができあがるのを待つ。そしてやってきました釜揚げうどん!!前回の感動を寸分も裏切ることのないこのウマさ。麺もさる ことながら、ダシがたまらないぜー。ああもうほんとに他の店に行くことがなかったらもっとたくさん食べられるのに。 名残惜しいので、またもここでお土産うどん購入。でもお土産用のダシはお店でのダシと違うのよ多分。ペットボトルにダシを入れて 帰りたい。あ、写真は前回のを見てください。一緒ですんで。

長田 ファイル
所在地 仲多度郡満濃町吉野1290-1
到着時刻 約 14:30
うどんにありついた時刻 約 14:45

 またも前回とかぶるけど宮武のおじさんの暗算が衰えていないか確かめに行こうとしたら、もっのすごーく行列してやんの。 「どっちの料理ショー」と「美味しんぼ」に出たせいか。この行列に加わっていると、金毘羅参りの時間がなくなってしまうので、 泣く泣くあきらめることに。これは計算外。後ろ髪ひかれる思いで「宮武」を素通りして金毘羅さんを再訪。汗だくになりつつ 階段を上がってお参り。あーコーラがうまいぜ。

山下・天ぷらぶっかけ&きつねうどん&おでん3種  金毘羅さんを後にし、ほど近い山下へ。再び小腹も空いてまいりました。車もスムーズに止めることができ、スムーズに店内に入れ、 うどん(左写真・手前右から時計回りに天ぷらぶっかけ、きつねうどん、そしておでん3種)を注文しておいておでんを選んでいる間に もううどん登場。全てがスムーズ。ああこれが本来のあるべき姿よね。前回のときはこれが当たり前だったのに。うどんを食べるのに 炎天下で1時間以上も並んだり、店にすら入れなかったり(こっちの都合だけど)の1日で若干クジけ気味だったせいか、ここ「山下」 が必要以上に優しく感じました。麺は打ちたてではなかったようだけど、コシはそれなりにあったし。きつねうどんの揚げの ジュワジュワ感が優しさをさらに増長。ダシを飲めばちょっと涙が滲むほどに。ありがとう「山下」。

山下 ファイル
所在地 善通寺市与北町1015
到着時刻 約 17:15
うどんにありついた時刻 約 17:20

 全て予定通りにはいかなかったものの、山下のおかげで気分的にはいい感じで行脚初日の部をシメることができた私たちは、 高松市内へ向かい、前回と同じ全日空ホテルクレメント高松にチェックイン。本日の反省を元に2日目のプランを練り直して、 また新たなるうどん道発見への期待を胸に眠りにつく(本当か?)。ちなみに朝ゴハンのデニッシュは相変わらずうまいす。

山越・かけ&釜たま  さあ行脚2日目スタート。あいにくの雨模様。まず目指すはいきなり本日のメイン・釜たまで有名な山越でっす。 なんでも1時間並ぶのは当たり前らしく、ここ如何によってその後の予定が変わってくるので開店時9:00の到着を目指し、 気合を入れて8:00にホテル出発。予定通り9:00頃到着。駐車場には傘が置いてあって、「ご自由にどうぞ」とありがたい心遣いが。 店の前にはすでに行列ができております。でもわりと進むのが早く、20分ほどで順番がやってくる。当然ここは念願の釜たま (写真右。左はかけ)ですよ。あつあつのところをもらい、ダシをかけて、ネギをのせてガーっとまぜて、つるり。・・・ くわーうまー。なにこの衝撃。うますぎるー。卵が半熟気味になってかきたま汁状態。ツルツルシコシコ。麺も打ちたてで喉ごし バツグン。朝ゴハン食べたばっかりなのに進む進む。終盤は七味を加えてみたら、これまたよし。こりゃ1時間も並ぶわな。 「はじめてのれんをくぐられる方へ」というしおりも置いてあり、メニューから値段、システムまで載っていて初心者にもやさしいの がステキなところ。大満足で店を出たら、外の行列は私達が並んだ時の倍以上になっていたので、朝イチで訪れて正解かも。 雨も上がっていて、これは幸先よしか!?

山越 ファイル
所在地 綾歌郡綾上町羽床上602-2
到着時刻 約 09:00
うどんにありついた時刻 約 09:20

前場製麺所・かけ&半熟卵天  次に目指すは前場製麺所。山越から10分ほどで到着。近い。近すぎる。1時間並ぶ計算だった山越が予想外に早く終了して しまったので、まだ朝ゴハンもうどんも消化できてないし!!よって、車を止めても誰も降りようとせず。それでも1つでも多く の店を回りたい気持ちがカラダを動かし、そろりそろりと店内へ。ここは「宇宙一のダシ」と「半熟卵の磯部揚げ」がポイントだ そうで。気づけば今回初の完全セルフ。どんぶりに入ったうどんをもらい、ゆがいて、天ぷらをとる。おおなんと!半熟卵天が 最後の1コ!!危なかったぜー。そしてダシを入れて、薬味を入れて、お会計。さてさて宇宙一のダシはいかに。ズズズズズ。 うむ。宇宙一がどんなもんなのかはよくわかんないスがカラダに優しいいりこダシ。そして半熟卵天。うまー。ダシとよく合うねえ。 もう最後の1コだけあって冷たくなってたけど、これが揚げたてだったらもっとうまいだろうに。麺は時間帯も悪かったせいか、 ちょっとコシがなくて残念だったのだけど、それでもウチのあたりで出てくるのよりは数段おいしいと思われます。

前場製麺所 ファイル
所在地 綾歌郡綾歌町栗熊東420-2
到着時刻 約 10:00
うどんにありついた時刻 約 10:03

なかむら・ネギ切り台 なかむら・かけ&ゲソ天

 ここまでトントン拍子できているので、当初の予定からはずしていたなかむらプランを急遽復活!のうれしい誤算。これまた 前場製麺所から10分ほどで到着してしまい、行列もまたさほどすごくなく。ムダにジャンプなどしてうどんの消化につとめる。 さてこの「なかむら」。マニアな方はとっくにお気づきだと思いますが、畑からネギをとってきて己で刻む、というあの究極セルフの 店でございます。現在は台の下にネギが置いてあるので、畑まで行かなくてもいいのだけど、ネギ切り台は健在(写真左)。 ある意味憧れのネギ切り台。ここでネギを刻んでいる姿を写真に収める人多数(当然私も撮った)。ちょうどゲソ天の揚げたてが 運ばれてきたので思わずゲットして「かけ」の小にのせる(写真右)。ゲソ天うまー。ダシもうまー。麺もピチピチツヤツヤ。

なかむら ファイル
所在地 綾歌郡飯山町西坂元1373-3
到着時刻 約 10:30
うどんにありついた時刻 約 10:45

中北・かけ&イワシフライ  再び高松市方面へ。時間の許す限り高松エリアの店を一気にやっつける作戦(もはや何かと戦っている)。 とはいっても朝から立て続けに3件制覇で胃はかなーり重い状態。コンビニに寄ったりして時間を微妙に稼いでみたり。 でもアイス食べてたりする。
 そうこうするうちに高松市内に入り、ナビに従いちょっと細い路地をカクカク、と進むと中北出現。駐車場スペースは広くないし 空いていないので、少し離れたところに車を停め、歩いて店まで行くのがよいよ、とジモティらしきおじさんが教えてくれたので その通りにする。ちょうどお昼時だったけど、店内では数名並んでいた程度で、程なくうどん注文。がしかし、ここの名物だという イワシ天がないじゃーん!!と思ったら、ちょうど揚げたてが出てきたよ。しかし「イワシ天」と聞いていたけど出てきたのは 「イワシフライ」。おや天ぷらじゃないのか?まあそんな小さいことは気にしない。揚げたてイワシフライは肉厚でジューシイ。 うまーーーいー!!DHAバンザイ!!さてこのイワシフライ、お値段は「時価」なんだそうで。きゃードキドキ。でも高くても 200円まで、というかわいいものらしい。この日のお値段は170円也。で、肝心のうどん。どんぶりにうどんを入れてもらい、自分で 熱いOR冷たいダシをかけるシステム。暑かったので冷たいダシをかけてみたけど、ちょっと生臭く感じたので、やはりいりこダシは 熱い方がいいかも、と少々後悔。麺は素朴風味でモチモチ。

中北 ファイル
所在地 高松市勅使町1012
到着時刻 約 12:30
うどんにありついた時刻 約 12:35

中西・かけ&揚げ物  つづいて中西へ。看板がどどーん、と掲げてあるので非常にわかりやすーい。店内は町の食堂風。どうやら最初に手にする どんぶりの種類によって自動的に麺が何玉か決まっているらしい。揚げ物関係もいろいろあって楽しいぜ。ここでは コロッケとうずらの卵フライをチョイス。麺はしっとりモチモチ。ダシも間違いなし。ここまでくると感想がもうワケわかりません。 ヨネスケにはなれねえ。朝早くからやっているらしいので、数多くうどん屋をめぐりたいときには必須でしょう。

中西 ファイル
所在地 高松市鹿角町899-3
到着時刻 約 13:10
うどんにありついた時刻 約 13:15

あたりや・生醤油&ひやひや  さてお次はあたりや。パチンコ屋の駐車場内にあるというナゾの立地で有名なこちら。信号を曲がってバイパスに入ってすぐ、 パチンコ屋発見。「これか?」などと言ってるうちに通り過ぎてしまい、1回目はパチンコ屋の敷地内にすら入ることができず。 やはり初心者には厳しいのか!?やはりちょっとやそっとじゃうまいものにはありつけねえ。 ぐるりと一回りしてきて再び パチンコ屋に挑戦。今度は無事に敷地内進入に成功。そして地下(?)へと坂を下ると、おおおありましたあたりや!! しかし、 「麺がなくなり次第終了」らしい。微妙な時間帯なのでドキドキしながら店内へ。辛うじて麺はあるものの熱いダシがないらしく、 選択肢は「生醤油うどん」か「ひやひや」のみ、ということでそれらを注文。 そういや本日はいりこダシばっかり飲んでたので、生醤油うどんは初。正直いりこダシに飽きてきたところだったので、生醤油うどん は大正解。新たな気持ちでうどんに挑むことができました。パンチの効いたコシ抜群のうどんに醤油&すだちがベストマッチ。 味がかわったせいか、立て続けに食べてるのにまだおいしく食べられることの不思議さよ。

あたりや ファイル
所在地 高松市上天神町507-1
到着時刻 約 14:15
うどんにありついた時刻 約 14:20

 こうして高松市内を後に、空港へ。途中、飛行機の時間まで時間があったため、空港近くの「道の駅」で立ち寄り温泉。 温泉とはいっても健康ランド状態だったけれど、束の間の休息がとれて心身ともにリフレーッシュ!!
 今回も新たにたくさんのおいしいうどんに出会えて、幸せな旅でございました。 それぞれのお店で個性があるし、まだまださぬきうどんは奥が深いと痛感。 それと今回はレンタカーだったので、いろいろなところへ足が伸ばせたのも勝因(勝ったのか?)。 谷川米穀店などは電車+タクシーでは辛いわよねやっぱり。
 また行くぜー 待ってろさぬき!!それまで「麺通団」プロデュースの「東京麺通団」などでシミュレーションしときます。