ローマ・食の祭典05
<01/2005>


スペイン階段  本当はパリに行こうと思ったんですわ。エルメスセール狙いで。でも、今年のセール日程が微妙に読めない!!せっかく行ってハズしたらアフォじゃん!! そうこう するうちに「イタリアも行きたいよね・・・」「どうもイタリアでおいしいモノが食べれてないよね・・」なんて会話になり、こうなったらイタリアだろ!と。 しかもローマだろ!!と。MTVのヨーロッパアワードもコロッセオでやってたし!! そうなんですわ。思えば過去に訪れたイタリア旅では空前のイタリアブランド ブームで開店前から店に並んだりして買い物ばかりに時間を取られたり、熱が出て食いだおれの国にいるというのにろくにモノが食べられなかったり。そんな思い出ばかり。 特にローマ。具合悪くなってテルミニ駅でリバースしたこともあったわ(ゴメンよ食事中の人)。今こそそんな過去を清算するときが!! いつでもイタリアに行けるように ここ2〜3年、NHKのイタリア語会話でコソ練してたんだ!!(スタートから6月くらいまでは毎年頑張る)(だから自己紹介とバールでの注文の仕方は自信あり)  しかもエルメスセールを絡めない→成人の日絡みの3連休を使える=ムダに有給取らなくて済む:素晴らしい。
 そんなわけで。久しぶりのローマ行きが決定!! ツアーを物色したところ、いまひとつ惹かれるものがなかったので、ヨーロッパでは「初」の個人旅行にチャレンジする ことに。いろいろ比較検討した結果、エアーはアリタリアにチョク予約、ホテルはJTBを通して(思い出の)テルミニ駅近くのマッシモ・ダゼリオを予約。 ザ・リベンジ・ローマの旅。特に食。お腹を空かして見ておくれやすー。(05年12月記)

 くー久々のヨーロッパ!!朝早い!!しかも気づけばユーロになってから初めてだし!!頭の中を『フニクリ・フニクラ』でいっぱいにしながらいざ成田。アリタリアの カウンターでチェックインしようとしたら、前に並んでるのはジローラモ風のイタリアオトコが3人だし、こりゃアガりますわ。やっぱりアリタリアにして正解。直行便だしねー。 なんて言ってましたの。搭乗するまでは。
 時間通りに飛ばない&着かない、というウワサでお馴染みアリタリア。最初の難関、離陸はほぼ時間通りで、とりあえずは第一関門クリア。が、機内食が機内食が・・・ (2回言ってみた)

アリタリア・機内食1回目  アリタリア・機内食2回目

 左は1回目。こっちはまだよかった。お肉は柔らかくておいしかったし。パスタはイタリアの飛行機なのに?な出来だったけど。で右が2回目。もうどうしたらいいのやら。 なんか色味もないし。
 ヨーロッパ便は長いからお腹が空いたときのために、なんていっておにぎりを調達しておいたんだけど、これがこんなにも功を奏すとは思いませんでしたわ。というのも、 ヨーロッパ便ではだいたいどこでも配られるであろう軽食的なものがクッキー2枚入りかあられの小袋って。しかも「どちらか1コだけ」なんて制限までついて。ガキの オヤツじゃねえんだ!! もう無事に着いてくれればいいや、という心境に達する。
 多少憤りを感じつつも、機体はユーラシア大陸を飛びに飛びローマ到着。到着予定時刻より若干早めでアリタリアにしてはやるじゃないかと。荷物も結構待ったけど、 無事に出てきたし。 人間て変わるもの。かなーり広いココロになっております。これもアリタリアマジックか。 

マッシモ・ダゼリオ部屋内
 空港からはハイヤーでホテルへ。明るいうちに到着できたのも直行便ならではってもんで。まだお金がくずせていないのをいいことに、運転手のイタリアオヤジに ココロならずもチップをはずんでしまったので、がっちり荷物をホテルの中まで運んでもらう。
 部屋(←)はこんな感じでこじんまりしてるけど天井が高いので広く感じます。窓から右を見ればもうそこはテルミニ駅。大通り(カブール通り)沿いだけど、 さほどうるささも感じず。フロントのニイサンはじめ、みなさんすごく感じが良くてなかなか好きになりそうなホテルです。場所も良いし。

Pastarito Pizzarito/ペンネアラビアータ&マルゲリータ  ひと休み後、早速ゴハンを兼ねて周囲を探検。食べ物屋関係やバールを物色。スーパーも発見。地元に根ざした感じでパンやハム関係、チーズ類も種類豊富&量り売り で、見てるだけで楽しいわよ〜 ぐるぐる回ってたら時間があっという間に過ぎてしまったわ。
 さて、お腹も空いたところでホテル近くにお気軽にイタリアンを味わえると聞いていたPastarito Pizzaritoを発見したので、行ってみる。夜9時近かった のに店は大盛況。名前のとおりパスタとピザが超充実。パスタは、パスタの種類と調理法がいろいろ選べるので、何通りも楽しめます。一応推奨の組み合わせはあるけど、 たとえば「幅広のパスタでペペロンチーノ」なんてこともできるもよう。一応最初のゴハンなので、ベタなところでペンネアラビアータとピッツァマルゲリータにしてみる (左写真)。位置づけ的には日本で言うファミレス的なところなのだろうけど、なかなかどうしてどちらもウマーです。そして私達のテーブルを担当してくれたのが (山咲)トオルちゃん似のニイサン(ネエサン)で、大変香ばしいキャラだったので2度おいしい、てな具合で初日の夜は更けていったのでありました。 ソースとパスタの種類を変えていろいろ試してみたい。チェーン店らしく、けっこうあちこちで見かけたので、なかなかツカえそうであります。

 翌日は朝から日本であらかじめ予約しておいたツアーに参加。ブルガリのアウトレットと一大アウトレットモールカステルロマーノに連れていってくれるというもの。 ホテルまで迎えにきてくれてベンツで連れて行ってくれるのであります。まずはブルガリへ。ローマ市内を抜けてグイングインと高速道路をとばし、その高速道路を ひょっこりそれたようなところにおもむろにブルガリはありました。でも入り口は厳重に鍵がかかっていて、あらかじめ予約してないと入れないんだとか。うやうやしく 入り口を開けてもらい、中に入るとそこにいるのは日本人ばかりなり。おばちゃんの団体などもいらして盛り上がっております。なんとなく予感はしてたけど、売れ線の モノはやはりなく、でもどれもこれも普通に買うよりは格段に安いのですが。で、値段の感覚がおかしくなってうっかりキャラに合わないリングとか買いそうになったんだけど、 すんでのところで我に返る。危ない。店自体はさほど広くないので、30分もいれば十分な感じ。欲しいものがあれば、たいへんよい買い物ができそうですがな。
 次は「カステルロマーノ」へ移動。再び高速道路に乗って降り、のどかな道をしばらくいくと、突如現れる無理矢理ローマ建築チックな一群。そう、カステルロマーノ。 「○時にここね」と駐車場で運転手氏と約束をし、まずはエトロから攻める。かーどれもこれも安いわ。買いたいものはないけど。イタリアブランドを中心に各店を回るも、 購入には至らず。そしてあきらめ気分でのぞいたドルガバでほしかったダウン発見。免税の対象にもなったのでそれを入れて1万5000円くらい。やったー。

autocafe/ピザ&フリット  autocafe/パスタ&サラダ&ライスコロッケ
 一回りしたものの、約束の時間までまだまだあったのでゴハンを食べることに。バールやらリストランテがいくつかあったけど、ローマの街でも何箇所かみかけた イタリアンなファーストフード店のようなautocafeに行ってみることに。上写真左がきのこのピザと野菜のフリット、右はトマトのタリアテッレとサラダとライスコロッケ。 フレンチフライもあったけど、野菜のフリットっていうのが泣かせる。もちろんこっちをチョイス。サラダもドレッシングではなく、酢とオリーブオイルがついてくる、って のがステキだ。チーズもごろごろのってるし。そしてどれもなかなかおいしいのでありました。
 こうして再びホテルまで送り届けてもらいツアー終了。辛うじていいモノもみつかったし、autocafeも楽しかったので、よしとする。

コロッセオ  名所によくある売店
 ローマといったらコロッセオ(上左写真)。何回見ても感動いたします。無条件にかっこいい。まったく至るところに美術品みたいなのがごろごろ転がってるんだから、 ローマってやつぁすごいわ。右の写真は、観光名所のそばには必ずある、お値段高めな売店。でもラインナップがステキで見てる分にはたいへん楽しい。

SIGHT SEEING BUS
 今回、移動はほとんどテルミニ駅からコロッセオはじめ主要観光名所をぐるっと回って再びテルミニ駅に戻る、SIGHT SEEING BUSという、2階建てバスを利用 しました(左写真左側奥)。乗っているのは殆ど観光客なので、スリなどの心配も半減でたいへん安心。思ったより時間通りにバスも来ましたし。
 テルミニ駅前バスターミナルのE乗り場から出発しております。そばにチケットブースがあるので、そこでチケットを買いつつ、ルートをチェック。

uno e bino・カジキマグロ、クスクス添え  uno e bino・デザート
 今回のテーマは「食」なので、ディナーは頑張りましたわ。まずはuno e binoというレストランに予約を入れる。店名にも「bino」とあるように、ワイン充実の 店でありました。店内はこじんまりとしてるんだけど、カベにずらりとワインが並んでてそのそばでお客さんが食事するものだから、サービスするおねいさんがそのワインに ぶつかって割ったりしてたけど。よくあるイタリア料理のイメージにありがちな「最初のパスタが大盛りでこれですでにお腹いっぱい」てなことはなく、ほどよい量で 前菜からデザートまでさくっと食べられる感じでありました。上写真左はメインのカジキマグロにクスクスを添えたもの、右はデザート。見てもわかるとおり、盛り付けも オサレ風味です。全体的に創作イタリアン、てとこですかね。でも敷居はぜんぜん高くないので、正装していかなくても小奇麗な格好で大丈夫でありましょう。

Santopadre・アマトリチャーナなど  ディナーその2。上の「uno e bino」を若手とするならば、こちらのSantopadreはベテランといったところか。基本的なイタリアンが食べられるらしいです。 「手長エビのグリル」とかが食べたかったのに、ちょうど行った日が市場が休みで魚がないとのことでやむを得ずローマにてなぜか「フィレンツェ風ステーキ」などを注文。そして。 実はワタクシ、ローマでアマトリチャーナを食べるのが密かな願望でありまして、晴れてここでその願いが叶ったのであります。左写真手前がそのアマトリチャーナ。 ちなみに奥は基本のペペロンチーノ。夢にまで見たアマトリはすげー濃厚&超アルデンテでありました。至福。写真中のフォカッチャも激ウマだったのだけど、 食事に響きそうなのであまり食べられず残念。こちらもさほど張り切ってオシャレしていかなくても大丈夫な雰囲気。オーナーと思われるオジサマがいろいろ話かけてきて くれて気を遣って頂きました。どうやらこのオジサマはお客との世間話役で、実質店を取り仕切っているのはシーナ&ロケッツみたいなおねいさんの模様。おねいさんは 意思をはっきり述べないと怒ります。

 さて今回張り切りディナーを2つこなしたのでありますが、見ていると、前菜〜パスタ関係〜メイン〜デザートという教科書通りの食事をしているジモティはあまり いないようで、ワインを飲みながら前菜を食べてたくさんしゃべる→パスタを食べてデザート、あるいはカフェ、といった流れが多い模様。やっぱりイタリアンと いうとパスタとかピザ、のイメイジが強いので、上記の「パスタリート・ピッツリート」とかでサクっと食べる程度でも手っ取り早く満喫できそう、と思ったり。 ただでさえ旅行中は間食が増えてお腹いっぱいになりがちだし(←ワタシだけか?)。

<DATA>
 ☆ uno e bino  住所:Via degli Equi,58 電話:06 446 0702 ※ サン・ロレンツォ地区
 ☆ Santopadre  住所:Via Collina,18   電話:06 474 5405 ※ 日本大使館周辺

 

 ランチ、おやつ、バール関係いろいろ。

D'Angelo/パニーニなど  San Crispino/ジェラート
 上写真左は、スペイン広場近くを散策中に寄ったD'Angelo。やはりパニーニははずせない。サンドイッチ関係も合わせてたくさん種類が並んでいるので チョイスに迷いますわ。場所柄お値段もいいんだけど、立ち飲みで良かったのにおねいさんがご丁寧にも席を用意してくれたので、ますますいいお値段で。 カプチーノ1杯4ユーロって。無理矢理にでも気分を上げておいしく食べる。余談ですが、リナシェンテ近くでトイレ行くために飛び込んだバールのエスプレッソは1ユーロ しなかった。やっぱりこうじゃないとなー。
 右の写真はうまうまジェラート。他でも何箇所か食べてそれぞれおいしかったけど、ここはわざわざ探して行きましたその名もSan Crispino。 トレヴィの泉からちょっと歩いたところなんだけど、わかりづらくて少々ぐるぐる回りましたが。その甲斐あってやっとありついたジェラートは胃に染み渡るおいしさよ。 わかりずらいですが写真左は店名そのままの「サン・クリスピーノ」(蜂蜜とクリーム)とリンゴの組み合わせ。右はサン・クリスピーノとクリームチーズの組み合わせ。 それぞれちゃんと素材の味がいたします。お店のニイサンもカタコトの日本語でしゃべりかけてきてノリも良し。

'Gusto/ピッツァ・マリナーラ他  とあるバールのオレンジジュース

 上写真左はSIGHT SEEING BUS の「ara pacis」という停留所(トレヴィの泉の1つ前)のすぐそばにある'Gustoでのランチ。歴史的建物っぽいので 一瞬わかりづらいけど、なんだかものすごく繁盛してまして。確か2時頃に行ったのに30分くらい待ちました。そしてパリス・ヒルトンみたいな女子がいっぱいで、 ローマの最先端セレブが集まるところ、のように見えたね私には。ここはピッツァやらサラダやら普通のメニウの他に、量り売りのコーナーがあってフリットやサラダや グリル野菜のお惣菜の他にデザート類が並んでいて、各自食べたいものをお皿に盛り付けて係の人のところに持っていくと、重さを量ってレシートを渡してくれて、 食後にまとめて会計、という仕組み。このお惣菜たちがウマーで。ちょっとずついろいろ食べられるし。上写真左はそのお惣菜量り売りプレート&ピッツァ・マリナーラ。 ええそうです。面倒くさいのでティラミスとシーザーサラダをいっしょにのせました。ティラミスもウマーでしたわよ。そして今回、わりとどこでもガス入りの水をよく 飲んでいたのだけど、ここのガス入り水がいちばん美味でしたわ。ビンに入ってただけなのでどのメーカーなどはわからないのだけれど。
 右の写真はトイレを借りようと入ったとあるバールのオレンジジュース。これでビタミンCも補給だぜ。色も濃厚だし、きっとレモン何個か分のビタミンが摂れるに 違いない(?)。この添えてある砂糖がまたなんともオサレだよ。ここのバールはレジで欲しいものを言ってお金を払い、レシートをもってバリスタの人に注文のものを 作ってもらうシステム。レジ係のオンナの人がロッテンマイヤーさんみたいな人で、怖そうなオーラを発していたのだけれど、 「スプレムータ ディ アランチャ ペルファボーレ(=オレンジジュースください)」とイタリア語講座でやったとおりに注文したら、「あらあなたやるじゃない」 みたいな態度になり、急に優しくなった(ように思われた)ので、ビタミンCを補給しつつ、日本人だってカプチーノ以外も注文できるんだぜ、ってところを見せたいとき にもお試しあれー(本当か?)。

焼き栗屋台  とあるバールのカプチーノ&ホットチョコレート

 上写真左はあちこちでみかける焼き栗屋台。甘くて香ばしくて、歩きながら食べるのにもってこい。右の写真は、これまた飛び込みで入ったバールのカプチーノと ホットチョコレート。なんとこのバール、ホットチョコレートの種類がいくつもあるのです。ざっと数えても30種類以上(下写真左がその一覧)。もういろいろあって さんざん悩んだ挙句、いちばん基本みたいなのを注文してしまったんだがさ。コーヒーものが多かったので、チョコレートはたいへん新鮮でございましたわ。 そして、かなり個人的なのだけど、ここのおねいさんが歯列矯正中でして。同じく矯正中のワタクシの歯を指差して何か言ってるなと思ったら、矯正仲間だったという。 コトバは通じなくてもココロは通じ合った(・・・多分)瞬間でありました。店名は失念しましたが、確かコルソ通りからクローチェ通りに入ってまもなく、の 辺りと思われます。目印は下右写真↓のコイツ。
とあるバールのホットチョコレート一覧  バール入り口のマスコット犬

<DATA>
 ☆ D'Angelo   住所&電話:失念。スペイン広場近くクローチェ通り沿い。
 ☆ San Crispino 住所:Via Della Panetteria,42 電話:06 679 3924 ※ トレヴィの泉近く
 ☆ 'Gusto    住所:Piazza Augusto Imperatore,9 電話:06 322 6273 ※ スペイン広場近く

イタリア食材
 こうしてあっという間に過ぎ去った3泊5日。短いながらも今回の目的「食」はなかなか堪能できたのではないかと。もちろん、食べ忘れたモノなんかもあるんですがね。 ダメ押しで空港で食べた魚のフリットとかもウマウマでまだまだイタリアの食は奥深そうであります。スーパーで食材もしこたま購入いたしました(左写真)。なんせ今回は ジップロックやらプチプチやら持参で買う気マンマンでしたのよ。パルミジャーノとかも安いしさー。パスタも安いので、スーツケースに入るだけ購入。これらでしばし おうちイタリアまつりだぜ。
 今回、買い物関係はさほど重視していなかったけど、ちゃんとコンドッティ通り近辺はおさえましたぜ。ちらほらセールも始まっていて、グッチなどは通るといつも 店の前で行列ができておりました。全般的に値段はリラ時代よりユーロになって物価が上がってる感じ。プラダなども、前ほど「安い!」と思わなかったし。かつて イタリアでなんでも安く感じたのも遥か彼方。アレッシイは安かった。日本の雑貨価格。
 冬のヨーロッパだから寒いかな、と覚悟していたのだけど、むしろ寒さが増してきていた東京あたりに比べたら暖かいくらいでございました。やっぱりイタリアは楽しいなー。 また行ける日までイタリア語講座でコソ練しておきますわ。