<卒業研究について>
1.法則定立研究 理論的研究 文献研究
実証研究 a.仮説検証研究(実験研究) b.関係探索研究(実態調査研究)
2.個性記述研究 事例研究
※卒業研究の場合は、多くは実証研究を行うことが多いが、なにもたいそうな評価機器や検定方法を用いることを必要としているわけではない。日常診療で用いる簡単な器具や機器で十分であるし、物事の真理を探究していく姿勢が研究そのものである。普段からいろいろなことに興味を持ち、当たり前のことでも疑問を持ち追求していこうという気概がよいテーマや動機付けの助けとなる。
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※この研究を行うことによって何がどう変わるのか、どういう点で社会に貢献できるのか。 |
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※この部分は論文の<はじめに>の部分と重複する。研究に至るまでの医学的な背景、知っておくべき、伝えておくべき基本的事項を書く。同時に研究したい事柄のこれまでの経緯等、研究の流れを理解する助けとなる事項も含む。 |
ワークプランチャート2 研究計画 ※研究の流れ・スケジューリング
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月 日 〜 月 日 (〆切 月 日) |
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月 月 月 月 月 ※大まかな予定を書き入れる。全体の流れがわかるように書くのがコツ。 |
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データチャート ※データ解析をする上での手助けになる。
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<データ解析をする上での注意点>
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例) 健常者群と疾患群、 従来の装具と新しい装具 |
b.2群(2標本問題) c.3、4、・・・、n群 |
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b.標本 c.小標本→ノンパラメトリック法 |
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アイテム・変量 例) 身長・体重・ADL5項目 |
b.2変量(相関分析・回帰分析) c.多変量→多変量解析、数量化理論 |
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計量データ: 例) 身長・体重 計数データ: 例) 男の人数、女の人数 |
計数データの例→分割表(2×2表)における2項目間の関連(χ2検定) |
<統計処理の例>
- A.パラメトリックな方法(計量データの場合→t検定)
- 片麻痺患者に、ある筋力増強訓練を行った場合、行わなかった時と比べて握力に違いは出るか。
- 筋力増強訓練を行わない群をA 被験者数8人 握力の平均値が21.8(SD±3.5)kg
筋力増強訓練を行った群をB 被験者8人 握力の平均値が26.4(SD±3.3)kg
- 1.解析の目的 平均値の差の検定
2.データの種類 2群とも計量データ
3.解析手法 平均値の差の検定(t検定)
4.帰無仮説 μ1=μ2 (AとBの握力に差がない)
対立仮説 μ1≠μ2 (AとBの握力に差がある)
5.有意水準 5%(α=0.05)
6.棄却域 |t|>t0.05 の時 帰無仮説を棄却
7.解析 ※細かい計算は省くが t=2.53
8.自由度 n1=8、n2=8 だから (8-1)+(8-1)=14
t分布表より自由度14のt値は2.145
9.判定 |t |>t 0.05 (14)
10.結論 9.より帰無仮説は有意水準0.05で棄却される。すなわち、危険率5%でAとBの握力には差がある。したがって、筋力増強訓練の効果はあったといえる。
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7.自由度 n1=2、n2=2 だから (2-1)(2-1)=1
χ2分布表より自由度1のχ2値(0.05)=3.84
8.判定 χ2>χ2(0.05)
9.結論 有意水準5%で帰無仮説は棄却された。すなわち、方法と効果に関連性が認められた。
<統計処理の助けになる文献>
「医療のための統計学」 有田清三郎著 医歯薬出版
「バイオサイエンスの統計学」 市原清志 南江堂
「PT・OTのための統計学入門」 渡邊宗孝・寺見春恵・金子翼著 三輪書店
「ビギナーのための統計学」 渡邊宗孝・寺見春恵著 共立出版
「やさしい医療系の統計学」 佐藤敏雄・村松 宰 著 医歯薬出版
「はじめて学ぶ医療統計学」 監訳:折笠秀樹 総合医学社
※面倒がらずに何冊かは読みましょう!