統計について2

<統計使用において陥りやすい誤り> 

  1. 研究に用いる標本のデータを集める際、そのパラメータが統計処理をする上で十分な意味を持たない。
     →標本の数値の変動が起こりにくいパラメータを使用してしまった。
        
    例、体温
     →臨床的に精度の高くないパラメータを使用してしまった。
        
    例、肺活量、足関節背屈角度のROM値
     →パラメータの単位に注意する。
        
    例、歩行距離を調べるのにmにするか、cmにするか、或いはkmにするか
    ※これらのパラメータは使用すべきでないと言っているのではない。何かの介入を加えたりして、標本を対応させ工夫をすることで十分意味を持ってくることもあることに注意したい。
  2. 得られた標本が正規分布に従わないのに平均値の検定を行っている。 
    これは意外に多い間違いである。生物学的特徴の多くは通常は正規分布に近い曲線になる(例、成人男女の身長、健常人の血圧等)。しかし、
    差が正規分布か不明な場合や、明らかに正規分布から離れている場合などは、平均値の検定やt検定を使わずに、ウィルコクソン符号順位検定などを使用する。
 

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