バレンタインがダメならホワイトデーだ!!(爆)
エロ師匠特別企画(笑)
長期連載(しかも期間限定)「キールのホワイトデー」第2回。
さぁ、いってみよー!!

−あらすじ−
一人孤独に買い物していた男やもめ(嘘)キールの身に降りかかった災難。
それはホワイトデー。
知った衝撃は店で弁償した「いなかのたまご」1個がよく表していた。
以上!(オイオイ)

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「キールのホワイトデーA」〜「キール、兄貴を頼ってみる」の巻〜


 今日は3月6日。
 キールが「いなかのたまご」1個をお店でお買い上げしてから5日が経った。
 とりあえずメイのプレゼントを!
 と思ったキールはそれとなくメイに聞いてみたりした。
 がしかし!!

「え?私の欲しい物?」
「ああ」
「そうだなぁ―――キールがずっと側にいることかな?」
 顔を真っ赤にして笑みを浮かべるメイに、キールは思わず心の中で歓喜し、そして嘆いた。
(俺だってメイがいれば―――っ!!ああ、可愛いぞ、メイ!が、ホワイトデーはそれぢゃダメなんだぁぁっ)
 ちょっと性格が壊れつつあるキールである。
 それ以上聞くこともできず、ちょっと理性を吹っ飛ばしてメイをお姫様抱っこして寝室へ移動。

――――2時間後。

「あ、やん、キールっ」
「メイ――」

(って、んな場合ぢゃないだろぉぉぉ!!)
 メイの悦ぶ顔を見ながら、思わず自分にツッこんでしまうキール。

 やっぱりこのオチなのね。

 キールは心の中で滂沱の涙を流したのであった。

−その日の深夜−

 メイが完全に眠ったのを確認し、ぬき足さし足忍び足で家を抜け出したキールは飛空魔法でとある家のドアを時間完全無視で叩いていた。
「兄貴っ!!兄貴起きてるんだろ!!」
 起きてる訳がなかった。
 既に時刻は午前に近い4時なのである。
 真面目に働くちょっとおドジなキールの兄、アイシュ=セリアンは当然ご就寝な訳で。
「兄貴っ!!」
 どんどん強く叩いても、アイシュは気づかないのは当然である。
 がしかし、メイのことで頭が一杯なキールはそこまで考えが回らなかった。
 ということで。
「ちっ。仕方ない、強行突破だ!!―――ファイアーボールっ!」
 どごぉぉぉん。
 派手な爆発音と共に、ドアが見事破壊され、一緒に壁も無くなっている。
「よし。兄貴っ!!兄貴どこだっ!!」
 両手を腰に当て、結果に満足顔のキールはずかずかと家の中へと入る。
 
 と、目の前に見えたのは。
「兄貴っ!」
「きぃぃるぅぅぅ」
 と目をぐるぐる回して炭まみれになったアイシュの姿であった。

 合掌。

 本日の出費。
 アイシュの家の修理代 代金は後に大工屋さんから請求。
 お疲れさまー。


−続く−

Illustrated by T.Misaki

さしえはこちら(笑)

−続く−

【ひとこと】
どうでしょ?少しはすすんだ?(どきどき)



【御崎より】
ええ、物語は順調に進みつつあります(笑)。
キールがアイシュを頼るなんて…人格的に成長したのね。ほろり(違)。
……あ、しまった、表に置いてるのに、途中ちょっと裏かも(爆)。