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関東ブロックや全国の高校演劇の情報をお知らせします。
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関東大会 −さいたま会場− レポート |
群馬県代表校の活躍 講評につきましては、抜粋して箇条書きにさせてもらいました。私の聞き間違いやメモがとりきれなくて不十分な部分もあるのですが、ご容赦ください。 伊勢崎工業高校 『あの大鴉、さえも』 竹内 銃一郎 作(既成作品) ○ 劇紹介 舞台上には上手から下手にかけて塀が続いており、その中央にはハリ紙の貼ってある勝手口。また、塀の左右中央のあたりから、ぞれぞれ巨大な蛇口がつきだしている。 登場人物は3人の独身作業員。協力して巨大な板ガラスを運んでいるが、作業はすべてマイムで行われるので、演技力とチームワークが必要とされる。このガラスを届けるべきポルノ女優の三条ルミ(あるいは元少女歌手の三条はるみ)の家を探し求めて、大ガラスの耐え難い重さに苦しめられながら3人が右往左往するという不条理劇である。そして3人がたどりついた先は…。 ▽ 講評より(講師は俳優で日本工学院専門学校演劇科講師の青木勇二先生) ・役者のセリフの落とし方や間の取り方がうまい。舞台装置や衣装などもその演技とトーンがあっていて良かった。 ・装置の塀が時代がかっていて古い感じがした。勝手口も含めてもっと現代風でも良かったのではないか。 ・塀から突き出た2つの大きな蛇口が妙にリアルだった。ここまでデフォルメするなら、勝手口のハリ紙も思い切って大きく書いても良かったと思う。 ・効果音のバランスが気になった。それが人物の頭の中に浮かんだ音なのか、ただのBGMなのか、考えて使いわけよう。 ・不条理劇では、最初に場面設定を観客に信じ込ませて欲しい。最初の登場シーンで、3人の役者は軽妙なテンポでガラスを運び込んできたが、もっとガラスの重さ・厚さ(暑さ?)、極限状態を感じさせて欲しかった。 ・芝居のテンポは一定でなくて良いので、もっと変化をつけよう。「押すなよ」「引っ張るなよ」などと言うセリフの部分も、押す・引っ張るのアクションをしっかりしてからリアクションを。 ・私(講師)の個人的な好みとしては、ラストの部分〔3人が勝手口から敷地内に入ると、左右の蛇口から水(に見立てた小さい玉)が流れだし、勝手口両側の塀が前に倒れてガラス張りの塀が残り、逆光の中に3人の影が浮かび上がる〕は、逆光よりも、敷地の向こうにどこまでも続く空間を表現して欲しかった。無限の宇宙を表現しても良いくらいに思う。 □ m-rockfieldより一言 大会一番の芝居で、寒さの中やって来た観客席がまだ暖まっていない中での上演だったので、大変だったでしょう。しっかりとした練習に裏付けられた役者の力量の高さは、今回の出場校の中でもトップクラスだったと思います。講師の先生からは細かい指摘もありましたが、それもレベルが高いが故に、もっと先を望んでしまう、といったところから来るものでしょう。新入生がたくさん入って、来年も質の高い芝居を見せてくれることを期待しています。 共愛学園高校 『破稿 銀河鉄道の夜』 水野 陽子 作(既成作品) ○ 劇紹介 阪神淡路大震災の2年後、神戸の高台にある、とある高校の雑然とした演劇部室が舞台。部室の下手側に出入り口がある。3ヶ月後に受験を控えたカナエとサキ。だが、カナエのほうは何故か受験勉強に気が乗らない。面談に出て行ったサキと入れ替わりに同級生のトウコが入ってくる。演劇部の思い出話に花を咲かせる二人。楽しく充実していた日々の思い出から抜け出せないカナエ。しかし、観客はやがて意外な事実に気づかされる。実はトウコは一昨年の大震災で…。 「そんな。カムパネルラ、僕、君といっしょにまっすぐ行くんだよね。」「ジョバンニ、いっしょに行けない。でも、みんながカムパネルラだ。君の出会うすべての人がカムパネルラだ」 旅立つトウコに残されたカナエは新たな決意を固めるのであった…。 ▽ 講評より(講師は舞台美術家の内山勉先生) ・非常に印象に残る芝居であった。 ・部室までソデ幕をせばめて芝居に丁度良い間口を作っていた。小道具の配置も良くリアリティがあった。 ・幕開き後のカナエのおどりはいらないのでは。 ・役者のセリフが狭い空間にしては大きすぎるので、人間関係がかえって遠くなってしまう。 ・セリフが投げかけになってしまう。ワンテンポ早くセリフが入ってしまうところが随所にあった。セリフの間はそれぞれ違う。相手の言葉に反応する瞬間(息をのむ→吐く)のリズムを大切に。 ・プロセニアムからトウコが登場してきたが、作られた劇空間の中から登場させたほうが良い。去っていく場面も、普通の人間のようにドアから去るのではなく、ユーレイとしてふさわしい特別な場所を設定して欲しかった。 ・大震災がモチーフになっている芝居なので、どこで、いつの時代なのかという社会的な背景がわかるような工夫(焼け跡、空いっぱいの星…)も欲しい。 □ m-rockfieldより一言 いつもながらの力強い作品のできばえです。その特徴の「強いセリフ」が、内山先生に指摘された「声が大きすぎ」につながってしまったのかもしれませんが、見る者に強烈なインパクトを与えてくれた芝居であることは確かです。全編関西弁の芝居でしたが、私には何の違和感も感じませんでした。周囲の期待度が高く、「また共愛の創作劇がみたいな」なんていう勝手なリクエストもそこここで聞かれたりして、いろいろなプレッシャーの中で大変でしょうが、完成度の高い芝居を作り続けてくれていることに感謝します。 |
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第41回関東高等学校演劇研究大会(さいたま会場) |
2006(平成18年) 1月14日(土)15日(日) 埼玉県 さいたま市 「彩の国さいたま芸術劇場」 出場校(○印は創作) 群馬県 共愛学園高校 『破稿 銀河鉄道の夜』 水野陽子 作 群馬県立伊勢崎工業高校 『あの大鴉、さえも』 竹内銃一郎 作 栃木県 栃木県立宇都宮女子高校 『振り上げすね打ちもう1本!』 志津利美香 作○ 作新学院高校 『TUBASA』 大垣ヤスシ 作○ 長野県 長野県松本筑摩高校 『回転木馬とジェノサイド』 木村哲 作○ 長野県岡谷南高校 『変身』 フランツ・カフカ 原作 スティーブン・バーコフ 作 埼玉県 埼玉県立秩父農工科学高校 『サバス・2』 秩父農工科学高等学校演劇部+若林一男 作 筑波大学附属坂戸高校 『絶対矛盾的緑望論序説〜ようこそグリーンマン パラダイス〜』 筑波大学附属坂戸高等学校演劇部 作○ 埼玉県立草加東高校 『DELETE』 コイケユタカ 作○ 新潟県 新潟県立柏崎高校 『あなたのおうちはどこですか』 内山ユニ 作○ 新潟県立新潟高校 『夏芙蓉』 越智優 作 |
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新着情報 |
● 今年の関東大会 ◇ さいたま会場 平成18年1月14日(土)・15日(日) 彩の国さいたま芸術劇場(埼玉県 さいたま市) ◇ 甲府会場 平成18年1月21日(土)・22日(日) 山梨県民文化ホール(山梨県 甲府市) |
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